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投稿日：2017年06月09日 更新日：2021年03月30日
ゆーすけ ｜片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
近年社会問題化になっているゴミ屋敷。他人ごとですまされないこともあるようです。
例えば、相続した実家がゴミ屋敷だったり、売却しようとした賃貸物件がゴミ屋敷だったりする場合も多くなってきています。
いつ自分の身にも降りかかってくるかもしれないゴミ屋敷問題。ゴミ屋敷条例や空き家対策特別措置法により、相続などで得たゴミ屋敷は売却することが得策の場合があります。
そして、ゴミ屋敷を売却する時には、買主とのトラブルを避け、高く売却するためには、ゴミを処分するのが不動産販売の鉄則です。
今回は、ゴミ屋敷を売却する時のゴミの処分方法についてお伝えします。
そもそもゴミ屋敷とはどのような状態の家を指すのでしょうか。
テレビなどで放映されているのでイメージ的に掴めると思いますが、ゴミ屋敷には屋敷全体がゴミに覆われている状況と賃貸物件などの一室で、足の踏み場もない程、ゴミが散乱している状態を言います。
ゴミ屋敷と同じく社会問題化している孤独死や孤立死と深い関わりがあると言われていますが、平成21年に国土交通省が調査したところによると全国の250市町村でゴミ屋敷が確認されています。
また、全国ではゴミ屋敷予備群と言われている件数が1万件以上だと言われています。
綺麗好きな人もいれば片づけが苦手な性格の人もいます。
また、生まれつき脳に疾患があったり、認知症や精神疾患などにかかったりして病的に片づけができない人、そして、物に対する価値観の違いで物を集めるのが好きな人などゴミ屋敷になる理由は、人それぞれです。
ゴミ屋敷には大量のゴミが山積みになっているため、悪臭やネズミ、ゴキブリなどの害虫などの発生により、近隣住民が健康被害に遭う恐れがあります。
また、電化製品の放置などで火災が起きる恐れもあります。
社会問題化しているゴミ屋敷ですが、ゴミ屋敷自体が私有地のため取り締まる法律の制定が難しく、現時点では自治体単位の「ゴミ屋敷条例」で対応しているのが現状です。
ゴミ屋敷を売却する理由については、以下のことが考えられます。
この中で一番多いパターンは「ゴミ屋敷を相続したが、持ち家があり、住む必要がない場合」でしょう。
もちろん相続放棄をしてゴミ屋敷自体を相続しない方法もありますが、相続した場合には売却するのが一番多いでしょう。
近隣住民に影響を及ぼすゴミ屋敷ですが、このゴミ屋敷を売却する場合にはどのような方法があるのでしょうか。
ゴミ屋敷の売却方法では、概ね次の方法があります。
それでは、それぞれの売却方法とそれによるメリットデメリットを見てみましょう。
この方法は何もせずそのままゴミ屋敷を売却するので、一番手っ取り早い方法です。
相続などでゴミ屋敷を手に入れた場合には、相続税などの費用がかかりますので、売主としては、なるべくゴミ屋敷に費用をかけずに売却したいと考えますね。
しかし、もし自分が買主の立場ならば、ゴミ屋敷のまま購入するでしょうか。
ゴミが大量にあるゴミ屋敷は当然のことながら売却してもなかなか買主が見つからないのが現状です。
では、ゴミ屋敷が売れない理由としてはどのようなことが考えられるのかをあげてみます。
ゴミ屋敷の住民が家屋の中のものをゴミだと認識していなくても、山積みにされたものは他人にしてみればゴミでしかありません。
また、誰しも、住宅を購入する時には、ゴミまで購入したいとは思いません。
人間は、第一印象という視覚や臭覚などで物事を最初に判断しますので、悪臭がし、ゴミが山積みされたゴミ屋敷を見ると心理的に嫌悪感を示します。
また、ゴミによるトラブルが発生するため、住宅を買主に明け渡す場合には、ゴミをゼロにするのが住宅販売の常識です。
ゴミ屋敷の場合でなくてもゴミが残っている住宅は買主に敬遠されます。まして、ゴミ屋敷となる処分費用は、一般的に50～100万円位かかるために、売却したいと思っていても敬遠されます。
それでも売主がゴミ屋敷の処分費用が払えない場合などの時に、不動産会社の中でも、ゴミ屋敷のまま購入してもらえる買主を探してくれる場合もあり、立地条件など買主の希望に沿えば、ごく稀にゴミ屋敷ごと買い手がつく事もあります。
その場合には、売却できたとしてもかなりの値引きが必要となります。
では、ゴミ屋敷を片づけずに売却する時にはどのような費用がかかるのかを見てみましょう。
ゴミ屋敷を売却する時に発生する費用には、ゴミ屋敷の状態によって次のようになります。
まず、ゴミ屋敷にある大量のゴミを処分するための「ゴミ処分費用」がかかります。
また、ゴミ屋敷のゴミを処分したとしても、長年ゴミが溜まっていた家屋には悪臭がつき、部屋の汚れや破損などしている場合には、「リフォーム費用」がかかります。
そして、リフォームでは修理できないような場合には、解体して更地にするための「解体費用」が必要となります。
その他には、「精神的費用」を請求される場合もあります。
ゴミ処分費用やリフォーム費用、解体費用は、実施的に見積もりを行えば算出できる金額ですが、精神的費用については個人差にもより価格設定がつきにくいことが多くあります。
やはりゴミ屋敷を高く売却するためにはゴミ屋敷のゴミを片付けて、部屋を空にすることが重要です。
しかし、ゴミ屋敷のゴミを片付けて、ハウスクリーニングを行ったとしても長年にわたりゴミ屋敷化した住居には、臭いが染み付いています。
臭いがあると物件価値が下がり、買主はなかなか現れません。また一時的な効果だけの消臭リフォームなどを行った場合には、住居後に買主との間でトラブルが発生する事が多くあります。
やはりゴミ屋敷を高く売却するためには、建物自体に付加価値がなければ、ゴミ屋敷を解体し更地にして販売することがおすすめです。
駅に近かったり、敷地の間口が広かったりと立地条件が良い場合には、更地にすることで高く売却できます。
しかし、ゴミ屋敷を解体して更地で売却をする場合でも、解体業者はゴミの処分まで行ってくれませんので、ゴミ屋敷のゴミ処分が最低限必要となります。
ゴミ屋敷のゴミを処分するには、次の2つの方法があります。
では、方法を1つ1つ見てみましょう。
この方法は料金は発生しませんが、かなりの労力を必要とします。
ワンルームマンションなど狭い部屋だけの処分方法には、良いかもしれませんが、一戸建て住宅がゴミ屋敷だった場合には、自分や家族での処分は時間や肉体的労力が必要となります。
また、ゴミ屋敷からでる悪臭やネズミ、ゴキブリなどの害虫による健康被害、電気製品などからの発火の恐れなどがあるなどの二次災害が起こることも考えられます。
ゴミ屋敷になった場合には、労力や健康面を考えて、やはり専門業者に依頼をしてゴミ処分を行うことが、効率よく処分できる方法です。
売却するゴミ屋敷のゴミ処分を業者に依頼する場合には、次の2つの業者があります。
片付けする専門的な知識を持った人がゴミの処分を行ってくれますので、作業する時間は短くて済みます。
しかし、不用品回収業者の中には、無許可営業を行う業者が多くいます。それにより、不法投棄による環境問題や不適正処理による火災などの災害が発生するという危険性があります。
また、依頼者への処理費用の高額請求によるトラブルが多く起きています。
ごみ屋敷の片づけは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片づけは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片づけを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片づけに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか？
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心してゴミ屋敷清掃を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
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問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
孤独死や孤立死など核家族化で進む現在のご時世では、突然に、相続でゴミ屋敷を所有してしまうことは考えられることです。
普段から、遠方に住んでいる一人暮らしの両親や親類縁者がいる人にとっては身近な問題です。
この記事は、相続などでゴミ屋敷を所有し売却する場合の方法と、売却する時のゴミの処分方法を説明しています。
売却方法には、ゴミ屋敷のまま売却する方法が一番簡単ですが、ゴミがあるままだと買い手がつかないことや買い手がついてもかなりの値引きを強いられること。
また、その他の売却する方法では、ゴミ屋敷のゴミを処分する必要があり、売り主が自らゴミを処分する方法は時間的にも肉体的にも大変な作業であり、売却するゴミ屋敷のゴミ処分方法には向いていないこと。
さらに他の処分方法として回収業者に依頼することや遺品整理業者でのゴミ処分方法もご紹介いたしました。売却するゴミ屋敷のゴミ処分には様々な方法があります。
現在、売却するゴミ屋敷のゴミ処分を検討している人は信頼できる業者に依頼できるように相見積もりをすることをおすすめします。
記事を読んでゴミ屋敷に関してもっと知りたい！と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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