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投稿日:2017年06月16日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
家から溢れ出るほどのゴミ。大量のゴミを抱えるゴミ屋敷とその住人は、テレビなどでも時折世間を騒がせています。
ゴミ屋敷の住人はただ「片付けられない」というだけでここまでゴミを肥大させてしまったわけではありません。
ここではゴミ屋敷の住人になってしまう人の特徴と、彼らが抱える病気について見ていきたいと思います。
ゴミ屋敷とは、ゴミを積んだ情愛で放置された居住用の建物や土地のことをいいます。
住人が内部にゴミを運び込み、それが整理も処分もされないままに溢れ返ってしまった建物です。
溜め込んだゴミから悪臭がしたり、虫の温床となったりすることもあり、あまりに酷い状態の場合、近隣の住民の通報により行政が対処に動くこともあります。
しかし肝心の住人は、自分たちが悪いことをしたという意識が低い印象です。なぜ彼らはゴミを溜め込んでしまうのでしょうか。
ゴミ屋敷には危険度レベルが存在し、状態によって次のレベル1~5に分類されます。
レベル1:標準的な家
レベル2:非常に散らかっている
レベル3:プロによる整理整頓や清掃が必要
レベル4:レベル3の事項に加えて、医療や家族の問題が存在する可能性がある
レベル5:レベル4の症状だけでなく、メンタルヘルス・防火・地域安全の各専門家や地主の介在が必要
驚くことに、ゴミ屋敷の住人の多くが自分の家の中にあるものを「ゴミではない」と主張しています。
そうした場合、行政などが介入することは難しく、強制的に敷地に入ってしまうと住居侵入罪に問われることにもなりかねません。
しかし近年医学的な見地から、ゴミ屋敷の住人たちがゴミを溜め込む行動は「強迫性障害」によるものだという見解がなされました。
彼らの行動は、集めたものがなくなってしまうことに強い不安を感じる「強迫性貯蔵症(ホーディング)」とされます。単に「片付けられない」「だらしがない」ということではなく、心理的な要因があるのです。
ゴミ屋敷の住人は「片付けるのが面倒」「やる気が起きない」「何とかしようと思うが、なかなか取りかかれない」と、ゴミを溜め込むに至った様々な理由を語ります。
実はここに精神疾患としての心理的要因があるのです。
例えば、ゴミ屋敷を作り出してしまうのは高齢者に多く、その多くが独り身の一人暮らしです。
今までは普通の生活を送ってきたはずが、配偶者との離婚や死別、一家離散などによって大きな孤独にさらされます。
その孤独に対するストレスから精神が不安定になり、不安や寂しさに心が耐えられなくなった結果、うつや統合失調症に発展することがあります。
その他、ゴミ屋敷を作ってしまう精神疾患として、様々なものが挙げられます。
ゴミの中に大切なものがあるかも知れない、だから捨てられないという脅迫観念。
認識の障害により、日常生活を送ることが困難。
気力がわかない・掃除ができないという気持ちがあり、できない自分に強い罪悪感を抱く。
日常生活を送るための意欲を失い、自分自身の世話ができなくなる。
ゴミ屋敷の住人には、浪費癖がある、寂しがり屋、孤独が嫌いといった特徴があります。時にはお金を使って他人を惹きつけようとするほどです。
また、集めることに執着する人や、ゴミを溜め込むことに対して自制が効かない人も多く見られます。
社会で強いプレッシャーに耐えながら常に緊張感の中で生活している人ほど、家では自分を甘やかしてしまい、その結果ゴミ屋敷を生み出すという行為に走ってしまうのではないでしょうか。
その場合、脳の機能障害も疑われます。このように、ゴミ屋敷の住人といっても、一概に迷惑行為としてその生活を続けているわけではないのです。
精神疾患が原因でゴミを集めている人たちに対し、周囲の人はできるだけ手を差し伸べ、普段からコミュニケーションを取る必要があります。
前述のようにゴミ屋敷の住人には孤独が嫌いという性質の人が多く、常に誰かといたいと思っています。
そのような人たちに気持ちのうえでも寄り添うことはそれだけでメンタルケアの一環にもなりますし、何より認知症など深刻な病気の発見にも繋がります。
ゴミ屋敷の問題については、近隣住民から自治体の環境整備担当に相談が寄せられることが多いそうですが、普段からそのように関わっていれば、また見え方も変わってくるのではないでしょうか。
そして、不用品は溜め込まず早めに片付けることが大切です。例えば片付けのプロに依頼すれば、時間と手間をかけずスピーディーに元のきれいな部屋に戻すことができます。
次は専門の業者を介してゴミを片付ける方法を紹介します。
ごみ屋敷の片付けは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片付けは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片付けを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片付けに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
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ゴミ屋敷は単に不衛生なだけではなく、住人の精神疾患にかかる重大な要素の隠れ家となっています。心の病気である場合、それに合ったメンタルケアが必要となります。
また、不用品の処分に関しても同様です。「片付けようと思うが、どこから手を付ければいいのかわからない」という意見が多く聞かれますが、迷った場合は専門業者に任せてしまいましょう。
ゴミ屋敷を解決するには自分たちだけで悩まず、他の人にも頼るようにしてみてください。そうすることで、より素早くゴミ屋敷を解決できるはずです。
記事を読んでゴミ屋敷に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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