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投稿日:2017年06月16日 更新日:2022年04月13日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
ゴミ屋敷の部屋のニュースを見る度に「どういう性格の人がゴミ屋敷になりやすいんだろう?」と気になりませんか?
仕事が忙しくて片付けができない」「ストレス解消に買い物をする」などの性格を持つ方は、ゴミ屋敷化しやすいと言われていますが、実はそれだけではありません。
今回は、ゴミ屋敷にしてしまう性格の特徴を紹介し、ゴミ屋敷を片付ける方法を説明します。性格以外にもゴミ屋敷化してしまう要素があるので、ゴミ屋敷になってしまう原因を知りたい方は必見です。
テレビなどでときどき取り上げられる「ゴミ屋敷」。いまや日本中にその数を増やしているといわれています。
ゴミ屋敷になりやすい性格も徐々に知られてきており、その多くが強度のストレスで発症する精神疾患と無関係ではないとの報告もあります。
ゴミ屋敷の住人の性格の特徴としては、どのようなものがあるのでしょうか?
よく言われているゴミ屋敷の住人の性格の特徴としては下記の通りです。
ゴミ屋敷となってしまう背景には、居住者の孤独や寂しさがあります。
これに加えて、戦争を体験した高齢者には「もったいない」精神が強く残っており、なかなかモノが捨てられません。
彼らの歴史的な体験が深いストレスとなって、各地にゴミ屋敷を作り出しているのかもしれないのです。
片付けが出来ない老人を持つご家族の方は、実家が汚いと感じたら一緒に片付けるなどの対処をするようにしましょう。
性格以外にも、性別でゴミ屋敷になりやすい・にくいがあります。
ゴミ屋敷になってしまう割合は7:3で女性が多いといわれています。
女性の方が性格的にストレスに弱いともいわれていますが、仕事が忙しすぎて片付けの時間が取れない人も少なくありません。疲労度が強すぎて家では何もできない、という女性もいます。
また、依存心が強く、行動力に欠ける性格を持つ女性がゴミ屋敷を作り出してしまう傾向が強いとされています。
女性は他人にバレるのが恥ずかしくて、大掃除をすることが出来ずにいることも悪循環となっているようです。ゴミ屋敷になりやすい人の中には、片付けられないという人がいます。
部屋を片付けるとは、持ち物を所定の場所に収め、必要のないものを捨て、空間を心地よく保とうとする行為です。
片付けができない人の多くは、モノに優劣をつけることができなかったり、分類が苦手で、片付けようとしても集中力が続かなかったりします。
単に性格的に怠惰である場合もあるのですが、ゴミ屋敷になってしまうほどに片付けられない場合、なんらかの病気を発症している可能性があります。
精神疾患であるADHD(注意欠陥多動性障害)やうつ病などが代表的な例です。
落ち着きがない、忘れ物が多い、集中力がないといった場合にはADHDの可能性があります。
また、認知症の発症によってゴミをゴミとして認識できなくなることもあり、ゴミ屋敷となってしまうこともあります。
セルフネグレクトという、近親者の死のような強いストレスから生活意欲を失ってしまうという症状もあるため、片付けられないことと精神的なストレスとは深い関係性があるのです。
聞きなれない言葉ですが、溜め込み障害とは、アメリカ精神医学会でも正式に認められた精神疾患のひとつです。
発症率は2%~6%といわれており、米国では600万人もの患者数に上るとされています。
ホーディング障害(Hoarding disorder)とかディオゲネス症候群(Diogenes syndrome)などとも呼ばれています。
古新聞一枚でも価値ある情報であり、自分の人生・歴史を彩るものと考えてしまって捨てられないのが溜め込み障害の特徴です。
ゴミやガラクタを集めてきたり、猫を大量に住まわせていたり、溜め込み障害の方には、それが他人の迷惑になるという認識がほとんどありません。
むしろ、捨てることに罪悪感があるため、どんどんゴミが増えていきます。
また、通販などの買い物に依存する場合も多く、購入した物品が使われないまま積み上げられていたりします。
溜め込み障害の発症者には、幼児期に大切なものを剥奪された経験があったり、災害などで家族を失う経験があったりします。
溜め込み障害の人は、心の喪失感をゴミで埋めようとしているといわれています。
性格的には優柔不断で、ものごとを先延ばしにする傾向が見られます。
また、溜め込み障害の発症者の50%には、家族にも溜め込み障害を発症している人がいるため、遺伝的な要素もあると考えられています。
さて、ここまでは性格的な面も含め、ゴミ屋敷になってしまう人の特徴を見てきました。
ゴミ屋敷は、溜め込まれたゴミが不衛生であるばかりでなく、火事の原因や虫の発生源となることから、住人はもとより、近隣への被害の拡大が懸念される問題です。
日本では個人の財産権が強く、よほどのことがない限り法的措置が講じられないため、行政による対応も遅れがちです。
また、住人の方が精神疾患を発症していたり、認知症になっていたりする場合には、成年後見人を指定するところからはじめる必要があるなど、ゴミの片付けとはいえ、さまざまな対応が求められます。
ここからはゴミ屋敷を片付ける方法についてご紹介していきましょう。
性格や病気などでゴミ屋敷になっているのでなかなか困難ではありますが、もっとも費用がかからないのが自分で片付けることでしょう。
そして、ゴミを片付けることは、それまでの考え方や性格を改めることに繋がることから、再びゴミ屋敷に戻ることが少ないといわれています。
自分で片付けるときには、事前に、絶対に必要なもの・残しておくものをリストアップし、それ以外は捨てるくらいの気持ちで取り組む必要があります。
最初に行うのは粗大ごみを片付けることです。
大きなゴミを撤去することで、部屋の様子が変わるためです。
細かいゴミから片付けはじめると、かけた時間の割に片付いた感じが薄いため、途中でやる気がなくなってしまいます。
ただし粗大ごみは、事前に地域の粗大ごみセンターに申し込みをする必要がありますので、あらかじめホームページなどで処分の方法や料金を確認してください。
粗大ゴミの料金などは以下の記事で解説しています。
地方を問わず、全国どこでも出来る方法です。オコマリでは地域ごとに最適な業者も無料相談で派遣しています。
次に段ボール箱とゴミ袋を用意し、段ボール箱のなかにゴミ袋を入れ、液状のものが漏れないようにしておきましょう。そして、それらを3種類に分けます。
目の前にあるゴミの山を、この3種類の段ボール箱にどんどん入れていきます。
ゴミ屋敷には、ペットボトルに飲み物が残った状態で放置されていることが多いのですが、これらを見つけるたびにキッチンで捨てていたのでは効率が悪いため、ひとつにまとめておいて後で流します。
まずは玄関と寝室を片付け、健康的に生活できる空間を確保にすることが大切です。
家族で住んでいる場合、ゴミ屋敷の最大の被害者はお子さんです。汚い生活環境であることが知られてしまうと、いじめの原因となることもありえます。
早め早めに対処して、お子さんにとって良好な環境を回復しましょう。
片付けも段取り良くゆっくりと行えば、モチベーションが下がることなく終わらせることが可能です。
先程は自分自身で片付ける方法を紹介しましたが、やはり性格にしても病気にしても、自分で行うのは非常に困難です。
最近では、ゴミ屋敷を片付けるサービスを提供している清掃業者が増えていますので、そのような業者に依頼するのも一つの手です。
ゴミ屋敷を清掃業者に依頼して片付けてもらえば、自分では殆ど何もせずにいられるので楽です。
業者さんの片付けるスピードは自分でやるよりも何十倍の早さですので、急いでいるようなケースでもオススメです。
秘密保持やプライバシー保護に力を入れている業者もありますから、まずは電話相談をしてみて、自分にあった業者を選びましょう。
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心してゴミ屋敷清掃を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
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現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
ゴミ屋敷になりやすい人には、忙しいから・面倒だからと掃除を先延ばしにする性格の人から、片付けられない・溜め込んでしまうという性格の人まで、さまざまな理由があります。
また、ADHDや認知症、うつ病といった疾患からゴミ屋敷になってしまう人も多いという傾向が見られ、強いストレスとこれらの疾患は無関係ではありません。
そしてゴミ屋敷は、住人の健康を損なうだけでなく、近隣をも巻き込むトラブルへと拡大しがちです。
ゴミ屋敷になる前にできることはいろいろあります。ゴミが増えてきた、悪臭がするといった段階で、専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。
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