実家がゴミ屋敷になってしまった原因や対策方法を徹底解説
投稿日:2017年06月20日 更新日:2023年08月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
久しぶりに訪れた故郷、実家にたどり着くなり目に入ったのはゴミ屋敷と化してしまった家屋とその土地。この話を他人ごとだと思っていると、明日は我が身かもしれません。
高齢化が進むにつれ、認知症を患うお年寄りも増えていますが、認知症の症状の一つに「なんでも集めてしまう」「物を捨てられない」というものがあります。
また、一見健康そうな実家の両親も、体力がないことばかりが原因ではなく、認知症を患うことで実家をゴミ屋敷化してしまう可能性は大いにあります。
里帰り中、実家がゴミ屋敷になってしまったのを見てしまったら、実家の親に家を片付けてほしいと思い説得するかもしれません。
ところが、親というものは子供の説得に中々応じてくれないものです。そこで、里帰り中に実家の両親を説得し、実家のゴミ屋敷問題を解決するための方法をご紹介します。
「ゴミ屋敷に住みたい!」と思う人は滅多にいないと思います。しかし、ゴミ屋敷に住んでいる人はたくさんいますよね。
そんな時、自分には理解ができないからといって頭ごなしに怒るのではなく、原因を明確にしましょう。そうすることで今後、ゴミ屋敷にならないための対策も立てやすくなります。
では、実家をゴミ屋敷にしてしまう原因とは何なのでしょうか?
そこで、ゴミ屋敷にしてしまう人の「心理」と「病気」という観点から原因をお伝えします。
ゴミ屋敷にする人の心理を4つ紹介していきます。心理的なことが原因で物を捨てることができなくなっている場合は、非常にデリケートな問題になるので、専門家に相談するなど、慎重に扱いましょう。
ゴミ屋敷にする人の1つ目の心理的要因は、日常のストレスが原因です。
仕事や家庭環境などで強いストレスを抱えている人は、無気力状態になってしまうことがあります。生きるために最低限の行動しか起こさないため、ゴミを処分しなくなります。心を許してコミュニケーションを取れる相手がいない1人暮らしの人に良く見られる状態です。
ゴミ屋敷にする人の2つ目の心理的要因は、衝動買いによってものが増えていくことが原因です。
買い物をしている時だけがストレスの発散になる人は、衝動買いをしてしまいます。普通なら、その分いらないものを捨てようという気になりますが、物を捨てる行為をもったいないと感じる人や、ゴミが増えていくことがストレスに感じない人の家は、あっという間にゴミ屋敷になってしまいます。
ゴミ屋敷にする人の3つ目の心理的要因は、周りに物をたくさん置くことで、孤独感を紛らわしている人です。
1人暮らしをしている人の中には、とてつもない孤独感を感じる人がいます。そんな人は部屋に自分だけがいる状況よりも周りに物があるほうが落ち着くのです。こうして孤独感を紛らわすために、ゴミを放置するようになります。
ゴミ屋敷にする人の4つ目の心理的要因は、ゴミを捨てる行為をもったいないと感じることが原因です。
子供のころ物を大切に扱うように大人に教わりましたが、その感情が間違った方法に強くなってしまう人がいます。そういった人たちは、使ったチリ紙や腐っている食材なども捨てることはもったいないと感じてしまい、結果ゴミ屋敷になってしまいます。
実家のゴミ屋敷化は、病気が原因の可能性もあります。体力的な問題からゴミを捨てることができなくなる人やADHDという障害をお持ちの方、認知症の方はゴミ屋敷の家主になっていることがあります。
また、認知症の場合は、日付や曜日感覚がなくなりゴミの日がわからなくなってしまったり、物を集める収集癖が出てしまうケースがあるので、病気に気づかなければ家庭やご近所トラブルの原因になるかもしれません。
すこし、身内の方の様子がおかしいなと思ったら、一度専門家に相談することをおすすめします。
認知症とゴミ屋敷について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
実家のゴミ屋敷を放置しておくと、害虫が発生したり、ご近所トラブルになるなど多くの問題が発生してしまいます。
その中でも、特に気を付けていただきたいのが、ご家族の関係性が悪くなってしまうことです。
何度も説明したのに片付ける気がなかったり、話し合いがうまく進まないことが原因となり、喧嘩をしてしまって、そのまま絶縁状態になってしまうケースもあります。
ご家族の関係性を悪くしないためにも、ご両親にゴミ屋敷に住むことによってどれほどのデメリットがあるかを知ってもらいしょう。
次に、実家のゴミ屋敷を解決する10つの説得材料をお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
久々の里帰り、意気揚々と実家に向かうとそこには信じられない光景が待ち構えていました。
実家の玄関周りにあふれる季節感のないゴミ、扉を開けると漂う異臭、そしてその中で無気力に寝そべる実家の親…その光景を他人事だと思いますか?
「ゴミ屋敷」と聞いて、それはテレビのワイドショーの中だけの過激な話と考えている人も多いかもしれません。
しかし、超高齢化社会となっている日本では、意外と身近な話なのです。
実家がゴミ屋敷となってしまい慌てている方は、まずは実家をゴミ屋敷化させてしまった両親を説得し、実家のゴミ屋敷を解消していく方法を考えていきましょう。
まずは実家のゴミ屋敷を解決する10つの説得材料をお伝えし、その後説得の方法を解説します。
親のゴミ屋敷についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ゴミ屋敷が出す臭いや害虫・害獣による被害は、実家の親だけではなく近隣住民へも及びます。
実家のゴミ屋敷化が進んでしまい、近隣にまで迷惑をかけてしまっている場合には即座に実家のゴミ屋敷を解消しなくてはいけないことを実家の親に説明しましょう。
ゴミ屋敷では、物の位置がどうなっているか把握できません。もしかすると、包丁やハサミなどの刃物が床に放置されている可能性があります。
そんな状況のゴミ屋敷となってしまった実家に高齢の親が暮らしていることで、いらぬ怪我を負ってしまったり、最悪死を招く怪我や事故を発生してしまう可能性もあります。
ゴミ屋敷で生活するのは危険だということを改めて実家の親に認知させましょう。
実は、ゴミ屋敷にさらにゴミを増やす他人がいるという事実をご存知でしょうか。
「これだけゴミがあるなら少しぐらい増えてもわからない」、このような気持ちでゴミ屋敷に不法投棄する人も少なくありません。
実家に見知らぬものが増えていっていないか、親に確認してもらいましょう。
また、度々ゴミ屋敷は放火犯に目をつけられやすくなってしまいます。
ゴミがバリケードになり姿が隠しやすいこと、燃えるものが沢山あり火をつけるのが容易というのがその理由です。
実家を火事で焼失させないためにも、いち早く実家のゴミ屋敷化を解消する必要があるでしょう。
実家がゴミ屋敷になってしまうと実家では人間らしい最低限の生活が送れなくなってしまいます。
ゴミに囲まれているだけだから生活に支障はない、このように考えているゴミ屋敷の住人も多いかもしれません。
しかし、酷いゴミ屋敷になると睡眠のためのスペースすらなくなります。
お風呂場も、キッチンもトイレもゴミだらけ、こうなってしまうと実家では毎日ゆっくりお風呂に入り暖かい作り立てのご飯を食べ、きれいな寝具で眠りまた明日の活力とする、そんな当たり前の生活が送れなくなるのです。
実家が落ち着ける場所ではなくなってしまったという悲しみを、素直に実家の親に伝えてみてください。
説得材料1の「実家のゴミ屋敷化は近所迷惑 | ネズミなどの害虫が発生」から派生してゴミ屋敷の住人は周囲から孤立してしまうという問題点もあります。
実家の両親が近所から爪弾きされているのを見るのは、子供としてとてもつらいことです。
子供である自分が毎日面倒を見ることができない分、近隣住民にお世話になることもあるのだから、という方向で実家の親を説得してみましょう。
ゴミ屋敷は地震などの災害時において、実家の親が倒壊する家屋から逃げ遅れる可能性を高くします。
ゴミが廊下や通路に置かれてしまっているため、逃げるための通路が確保されていないことが原因です。
地震などで実家の親が命を落としてしまう確率を少しでも下げるために説得を試みてみましょう。
高齢となった親がゴミ屋敷に住んでいる状況では、介護してもらうことが難しいということも挙げられます。
「介護になったら老人ホームか子供に引き取ってもらう」という考えをしている実家の親もいるかもしれません。
ですが、現実的には現在どちらも難しいことが多く、行政のサービスを上手に活用しながら介護してもらう人が多いのです。
ホームヘルパーやデイサービスの職員が来ても、ゴミ屋敷ではお世話をしてもらえないかもしれません。
現実に起こりうる「将来への不安」も問題点として考えることで、実家の親を説得しやすくなるでしょう。
ゴミ屋敷は、カビやハウスダスト、害虫や害獣の温床になります。
そんな状況を続けることは、精神的にも身体的にも非常に悪影響を及ぼします。また、害獣などによる病気の感染やハウスダストによる呼吸器系の疾患が発生する可能性が高いです。
病気になることを気にしていない親だとしても、高齢ということを考えれば、いつどんなことが原因で命を落としてしまうかわかりません。
親に長生きしてほしい気持ちを伝えることも、説得材料の一つとなります。
結婚することが決まったのに、実家がゴミ屋敷だから恥ずかしくて親を紹介することができない。
そう考えられる人もいらっしゃるでしょう。
そんな時は正直に親に対して、自分の気持ちを伝えることも大事なことです。親も子供の結婚相手に会いたい気持ちはあると思いますし、現在の生活状況が良くないことを自覚するかもしれません。
親に成長した姿を見せるためにも、話し合いをする勇気を出してみましょう。
親もいつかは亡くなってしまいます。その後、身内で遺産相続が行われますが、実家がゴミ屋敷の場合、物の位置が把握できないことをはじめ、ゴミの処理から始めなければいけません。つまり、あなたやほかの親族が苦労することになります。
必要以上の労力を使用しないためにも、この機会に親に自分の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
自分の住居としては興味のなかった場所かもしれませんが、子供のためならと理解してくれる親もいると思います。
この10の説得材料を踏まえて、実家のゴミ屋敷問題を解消するために、実際に実家の親と話し合いを重ねてみましょう。
実家の親を説得する際には、以下の3つのポイントを押さえてください。
頭ごなしに決めつけてしまって怒鳴ったり、説教になってしまうと親は納得せず、解決にはつながりません。
ゴミ屋敷化した実家をいち早く何とかしたいと気持ちも焦るでしょうが、ゴミ屋敷は一朝一夕で解消できるものではありません。
何よりも、実家の親が「ゴミ屋敷問題の解消に納得する」ことが解決への第一歩です。実家の親が納得していなければ、いくらきれいに片づけても再び実家はゴミ屋敷となるでしょう。
そして特に説得に必要な要素は第3者の介入です。親子だけでは感情的になってしてしまう話し合いも、冷静な他人が介入することでスムーズに話が進むこともあります。
ここまで、ゴミ屋敷になってしまう原因と両親を説得させる方法をご紹介してきましたが、最近、実家がゴミ屋敷になっていることに気が付き、焦っている人もいるでしょう。
実家がゴミ屋敷になってしまった場合には、まず最初に家族全員でこの問題に対する認識を共有する必要があります。事実を正確に把握することで、解決のための第一歩を踏み出すことができます。
焦る気持ちを持ったまま、両親と衝突してしまうのはお互い苦しいことだと思いますので、まずは情報をしっかり集めるようにしてください。
実家がゴミ屋敷になってしまったら、自分1人で問題を抱えるのではなく誰かに相談しましょう。焦っていることでご自身の視野が狭くなっている可能性もあるので、相談相手から良いアドバイスをもらえるかもしれません。
また、誰かに相談することで気持ちに余裕が生まれます。気持ちに余裕がないと、小さなことでイライラしてしまったり、喧嘩をしてしまいますよね。無駄な衝突は、避けるほうが良いです。
実際に実家がゴミ屋敷になってしまった人はあなただけではありません。
焦る気持ちや動揺してしまう気持ちを一度落ち着かせるためにも、実家がゴミ屋敷になってしまった人の片付けブログを読む事をおすすめします。
ブログでは、ゴミ屋敷の片付ける手順や注意点など、経験から得た内容を知ることができますし、一度ゴミ屋敷の片付けの流れを知るだけでも、気持ちの余裕は大きく変わります。
また、実家のゴミ屋敷の片付け方を知りたい方は、この下の記事にも書いているので、是非チェックしてみてください。
「実家のゴミ屋敷を片付けよう」と説得をしても納得してくれない、または納得しても親だけでは片付けられないというケースは多くあります。
ここでは、実家のゴミ屋敷の片付け方を4つご紹介したいと思います。
両親が寝ている時や少し外に出ているとき、こっそり1室だけ実家のゴミ屋敷化した部屋を片付けてみましょう。この際、部屋にあったものを勝手に捨てるのではなく、親が納得するまでは一時的に保管しておく方がいいでしょう。
とにかく実家のどこか1室だけ片付け綺麗にし、「綺麗な空間は気持ちがいい」ということを思い出してもらうのです。
ここがこんなにきれいになったのだから、他の部屋も片づけられると説得し、実家のゴミ屋敷を解消するきっかけにしてみてください。
ゴミ屋敷の住人の意見として、「他人にとってはゴミでも自分にとっては財産である」と主張する人もいます。
実際に、いらないものを捨てさせようと分別させると、どれもこれも捨てられないし必要だから置いてある、といって片付けが全く進まないことがあります。
そんな時はとにかく、「使用しないものはゴミ」ということをゴミ屋敷化した実家の親に認識させるのです。
実家が敷地の広い一軒家であれば、とりあえず使わないものは敷地の隅に集めて置き、「半年動かさなかったものは処分する」と決め、実際に半年後それを実行します。
さすがに半年も使わなかったものを「ゴミではない」と言い張るのは難しいですから、説得する側としてもスムーズに片付けが進んでいくでしょう。
もしかすると、ゴミ屋敷に住む実家の親は「片付けとは必ず物を捨てる行為であるのだから、ゴミ屋敷を解消する為には実家に収集したものすべてをゴミとして捨てる必要があるのでは?」という不安感を抱えているのかもしれません。
そこで実家のゴミ屋敷を整理整頓するだけで、本当に捨てるのは生ゴミなどのゴミと明らかなもののみという約束の元、実家の親とともに片付けをするという選択肢もあります。
生ごみやお弁当のゴミなどにおいが出るものを優先して捨て、実家の親が捨てないでほしいと考えるものはきれいに整頓して実家においておきましょう。
実家のゴミ屋敷の解消を自分たちだけで片付けるのは非常に大変です。
そこで実家のゴミ屋敷の片付けをゴミ屋敷の業者に依頼するというのも一つの方法です。
ゴミ屋敷の業者に依頼すれば、自分たちの負担を最大限に減らして実家のゴミ屋敷を解消する事が出来ます。
残して欲しいものは何か、どれくらいの期間をかけて片付けて欲しいかなど細かい要望も伝えておく事も出来るので便利です。
しかし、ゴミ屋敷の片付け業者に依頼した場合、ゴミの量にもよりますが、なかなかの費用がかかってしまうことをご理解ください。
実家のゴミ屋敷を業者に依頼して解決することも1つの方法であることはお伝えしましたが、業者の選び方を知っている方は少ないかと思います。
また、悪質なゴミ屋敷の片付け業者に依頼して、トラブルになることは避けたいですよね。
ここでは、実家のゴミ屋敷を片付けてくれる業者を選定する時のコツを3つお伝えしていきます。
コツを知らずに依頼すると、トラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
実家のゴミ屋敷を業者に依頼する際には、まずゴミ屋敷の片付けの相場を理解しましょう。
ゴミ屋敷の片付けの相場を知っておく事で、明らかに高額な見積もりを見極める事が出来ます。
実家のゴミ屋敷の片付け相場は、下記のように間取り別となっています。
間取り | 料金 |
---|---|
1K | 60,000円~100,000円 |
1DK | 80,000円~200,000円 |
1LDK・2DK | 100,000円~300,000円 |
2LDK | 120,000円~400,000円 |
3LDK | 140,000円~500,000円 |
ゴミ屋敷の片付けの場合、間取り自体が大切なのではなく、部屋にある物の量(物量)によって決まってきます。
広い間取りでも物量が少なければ、実家のゴミ屋敷の片付け費用は安くなるということです。
また、ゴミ屋敷の場合ニオイや汚れが床や壁にこびり付いているケースが多くあります。
そのような場合では、下記のようにオプション料金を支払って作業してもらうという事が多いです。
作業内容 | 費用 |
---|---|
床上清掃 | 35,000円〜 |
浴室清掃 | 55,000円〜 |
汚物撤去 | 20,000円~ |
消臭剤や除菌剤の散布 | 12,000円〜 |
畳の撤去 | 4,000円〜 |
オゾン脱臭/消臭 | 35,000円〜 |
害虫駆除 | 20,000円〜 |
実家のゴミ屋敷を業者に依頼する際のコツの2つ目は、業者の対応をチェックする事です。
業者の対応は問い合わせをした時から始まっています。電話の受け答えから現場にお見積りに来てもらった時の対応まで、すべてをチェックしましょう。
髪型や言葉遣いなどが悪い場合には作業も雑になる可能性があります。妥協せずに厳しい目で選ぶようにしましょう。
実家のゴミ屋敷を業者に依頼する際のコツの3つ目は、お見積り書をもらう事です。
お見積り書をもらわずに実家のゴミ屋敷の片付け作業を開始されてしまうと、作業終了時に高額な追加料金を請求されてしまう可能性があります。
お見積り書をもらった上で、追加料金が発生するならばどのようなケースなのか?を聞くようにしましょう。
ご紹介した様々な方法で実家のゴミ屋敷を解消した後は、再び実家をゴミ屋敷にしない活動が大切になります。
再度実家をゴミ屋敷としないよう、次のような意識をもって実家との付き合い方を考えていきましょう。
実家がゴミ屋敷になってしまった現実に直面したとき、つい親を責めてしまった人もいるのではないでしょうか。
しかし、実家がゴミ屋敷になってしまったのは両親だけの責任と言い切ることはできません。
「親なんだからしっかりしてくれないと!」と考えてしまいがちですが、年とともに動かなくなる体を無理やり動かし、実家の維持の為に清掃を続けるというのは健康であっても大変なことです。
時々しか実家に来ない子供に「なんで実家をゴミ屋敷にしたの!」なんて責められて、気分のいい親はいないでしょう。
実家との物理的な距離がそんなに離れていないのであれば、自分の顔を見せるためにこれからは少し里帰りの頻度を上げてみてください。
その時、何か手伝えることはないか聞き、実際に手伝い、実家のゴミ屋敷化を食い止めましょう。
子供のやることは親の責任とはよく言いますが、「高齢の親を思いやり実家で手助けすること」は子供として家族としての責任ではないでしょうか。
そして実家を再びゴミ屋敷化させないための里帰りでは、ただ親の健康を気遣うばかりではなくこんな点に注意し、実家の現在の環境を見極めてください。
『実家がゴミ屋敷化する前触れ』
実家に里帰り中、上記項目のいくつかに当てはまる場合には、実家が再びゴミ屋敷化する前触れと捉えることができます。
もしまた実家がゴミだらけになってきていたら、実家に里帰り中には積極的に親と一緒に片付けをし、「またゴミ屋敷になったらどれほど大変か」という話を説教ではなく世間話として片付けをしながら話してみてください。
ゴミ屋敷を作り出す心理の裏には、寂しさが隠れていることがあります。寂しい気持ちを少しでも埋めるために物を収集し、ゴミに囲まれた生活を自ら望んで送ってしまうのです。
ゴミ屋敷を作ってしまった実家の親には、子供たちが自立してしまって寂しいという心があるのかもしれません。
実家と自宅の距離が遠く、なかなか里帰りは難しいという方は実家のインターネット環境を整え、いつでもテレビ通話できるようにしておくというのも一つの手です。
テレビ通話なら親の背後にある実家の環境も見えますし、何より親子ともにお互い元気であるかどうかが一目でわかります。
実家が遠いから何もできない、とさじを投げてしまう前に、実家の親に対し自分たちができることを考え、実行してみてください。
「実家がゴミ屋敷になってしまったけれど、両親と揉めたくないから放置しておこう」と考える人もいるでしょう。
しかし、ゴミ屋敷には、害虫の発生や放火の危険性、災害時に逃げ遅れてしまう可能性もあります。
また、ご両親が亡くなられた後の遺産相続時に、ゴミの処理から始めないといけないことになります。この時に苦労するのは、ご自身です。
今、実家のゴミ屋敷を放置することを選択してしまうと、将来後悔するのは、あなたです。
楽な方に逃げたい気持ちはわかりますが、1度しっかりと「実家のゴミ屋敷」という問題に向き合ってみましょう。
実家がゴミ屋敷になってしまったことで帰りたくないと思う人もいると思います。
しかし、自分が大人になるまでしっかりと育ててくれた親を助けてあげる気持ちで一度話し合うことをおすすめします。
実家のゴミ屋敷を片付けるには、費用や時間を大きく消費してしまうことになりますが、自分が気持ちよく帰省できるようにするためにも、行動してみましょう。
ご兄弟やご親戚と相談して、一緒にゴミ屋敷を片付けるという方法もあります。
ご近所トラブルなどになる前に、実家をきれいな状態にしてあげましょう。
全国にゴミ屋敷の片付け・掃除を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して実家のゴミ屋敷の片付け・掃除を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
実家がゴミ屋敷となってしまったその時、家族は怒るよりもまず、実家の親の気持ちに寄り添う心が必要となるでしょう。
今回の記事では、ゴミ屋敷になってしまった際に親を説得する10つのポイントや、どのように説得をすればいいか(決めつけない、怒鳴らない、第三者を介入させる)などをご紹介してきました。
また、説得に応じてもらえない場合として1部屋だけを片付けてみることや、業者の手を借りるということもあります。
高齢の子どもたちが巣立って、実家には親だけで住んでいることも少なくありません。このように親だけの生活は寂しく、子供たちが思っているよりも大変で、不便なものです。
せめて一年に1回、大型連休だけでも実家に立ち寄り、お互いの近況を報告し合いゴミ屋敷になることを防ぐことにもつながります。
記事を読んでゴミ屋敷に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
ゴミ屋敷清掃のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリではゴミ屋敷清掃について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問にゴミ屋敷清掃に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。