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投稿日:2017年06月17日 更新日:2023年09月20日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
ぬいぐるみや雛人形・五月人形など、各家庭に1つは人形があるかと思います。
特にお子様のいる家庭では、人形やぬいぐるみをたくさんお持ちの方も多いのではないでしょうか?
しかし、お子様が大きくなったり、汚れたりして人形を処分しようと考えたとき、どのように処分すべきか迷ったことはありませんか?
人形には魂が宿っているといったことを耳にすると、ゴミとして処分するのは少し後ろめたいような気がしてしまいます。
特に雛人形や五月人形は、子供の災厄を請け負っているという背景から、どうしても捨てられないという方は多いはずです。
さらに、人形やぬいぐるみは処分するタイミングや方法がわからないことが多いですよね。だからと言って、押し入れでホコリをかぶっているようでは、人形のためにはなりません。
今回は、正しい人形の処分方法である、人形供養の仕方をお教えします。
古くなった人形やぬいぐるみを処分したい時や、子供が独り立ちし、雛人形や五月人形を処分したい時など、ゴミとして処分するのは心苦しいですよね。
人形には魂が宿るともいわれていますし、捨てようとすると目が合ってしまっている気がしてなかなか捨てられないということもあります。
そのような場合には、人形供養をして正しく処分することになります。
人形供養とは、今まで大切にしてきた人形に感謝の気持ちを込めて、お経をあげたり、お焚き上げをしたりしてお別れをすることをいいます。
人形供養の仕方はいくつかあり、どの方法で人形供養をしても同じような効果があります。
ここで大切になるのが、「きちんと今までの感謝の気持ちを込める」ということです。
特に雛人形や五月人形は、子供の災厄を代わりに受けてくれていた人形なので、「今まで身代わりになってくれてありがとう」という気持ちをもって供養するようにしましょう。
どんな人形でも、少なからず想い入れがあると思います。
「いつも一緒に遊んでくれてありがとう」「イライラしたときにひっそり愚痴を聞いてくれてありがとう」など、なんでも構いません。
今までの人形との思い出や感謝の気持ちを感じながら人形供養をするようにしましょう。
最も一般的な人形供養の方法として、「神社やお寺で供養する」という方法があげられます。
人形供養を行っている神社やお寺に人形を持ち込み、お経をあげてお焚き上げをしてもらいます。
持ち込みができない場合は、郵送で対応してもらえる神社やお寺もあります。
神社やお寺で人形供養を行うことのメリットは、きちんとお経をあげて供養してもらえるという点があげられます。
もちろん、供養の専門家であるので、人形を雑に扱うこともありませんし、お焚き上げなどを行い、適切に供養してもらうことができます。
一方で、神社やお寺で人形供養を行うデメリットとしては、供養料がかかるという点があげられます。
神社やお寺での供養の場合、人形やぬいぐるみの大きさや量によって、供養料がかかります。
神社やお寺ごとに供養料は異なり、1体ごとに供養料が必要となる場合や、既定の段ボール1箱あたりで供養料が変わる場合などがあります。
通常、供養料は5,000円〜30,000円程度かかるとされています。
「供養料はお気持ちで」としている神社やお寺もありますが、その場合は一般的な供養料である1,000円〜5,000円程度を包むとよいでしょう。
供養料は、人形への感謝の気持ち、供養を行っていただく神社やお寺への感謝の気持ちですので、「お金がかかるのは嫌だな」と思うことがないようにしましょう。
神社やお寺に依頼する際には注意しなければならない点もあります。
まず、神社やお寺によっては、雛人形や五月人形、日本人形などが飾られているガラスケースは供養の際に持ち込めない場合があります。
その場合、人形のみは処分できますが、ガラスケースは自身で処分することになります。
供養できる人形や供養に関する注意点などについては、神社やお寺のホームページなどで確認することができます。
次に、人形供養の受付日が決まっている場合があり、いつでも持ち込めるわけではないという点です。
もちろん、毎日受け付けている神社やお寺もありますが、どの神社・お寺も毎日受け付けているというわけではありませんので、必ず確認が必要です。
また、有名な明治神宮などでは、年に1回「人形供養祭」と呼ばれる人形供養の行事があります。
日本各地から多くの人々が訪れ、厳かな雰囲気の中人形供養が行われます。
神社やお寺によっては人形供養の行事が行われている場合もありますので、参加してみてもよいかもしれません。
自分の周りの寺社で人形供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、人形供養を実施しています。
オコマリで人形供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用も、どんな大きさのダンボールの箱に入れても1箱たったの8,000円で受け付けており、ダンボールの中に何個雛人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
続いては、自分で人形供養を行う方法です。
人形供養とは、感謝の気持ちを込めてきちんとお別れをすることですので、必ずしもお経やお焚き上げが必要なわけではありません。
そのため、きちんとした手順で行えば、自身で人形供養を行うことも可能です。
自分で人形供養を行う場合は、きれいな和紙や布の上に人形を置き、塩をまいて清め、敷いていた和紙や布でくるみ、お焚き上げをします。
お焚き上げができない場合は、市町村のルールに従いゴミとして処分します。
自分で供養する場合は、費用がかかることはありませんが、きちんと人形への感謝の気持ちを込めて行う必要があります。
自分で人形供養を行う際にも注意点があります。
人形によっては、燃やしてはいけない部品がついていたり、ゴミとして処分するには分別が必要となったりする場合があります。
特に電池を必要とする人形やプラスチック製品が付属されている人形を供養する際は注意が必要です。
大きな人形やガラスケースに入った人形などは、そのままでは通常のゴミとして処分できない場合もあります。
例えばガラスケースに入った人形を自分で処分する場合は、ガラスケースを枠・ガラスに分け、枠や人形に関しては燃えるごみに(材質によります)、ガラスに関してはある程度小さく割って新聞紙や布などに包んで燃えないゴミとして出すことができます。
詳細は各自治体で異なりますので、自分で処分が可能か事前に調べておく必要があります。
また、お焚き上げをする場合は、臭いや煙などが発生する場合もありますので、周囲への配慮が必要となります。
最後は生前整理・遺品整理業者に依頼して人形供養する方法です。
近年では、残された家族が困らないよう、自分の死を意識したときから身の周りを整理する方が増えてきました。
特に人形やぬいぐるみは思い入れの多い品であることが多く、遺族が処分に困る品でもあります。
もしも生前整理を行う予定がある場合は、生前整理をきっかけに人形供養を行うことをおすすめします。
生前整理業者は、お部屋にあるもの一つ一つ丁寧に取り扱い、依頼主の希望があれば供養も行ってもらえます。
また、生前整理業者に依頼するメリットとしては、自身で供養してもらいたい人形を指定できる点や、この人形を棺に入れてほしいなどの希望をのこしておくこともできます。
生前整理業者の基本料金には、供養の費用が含まれている場合が多く、希望すれば供養の場に立ち会うこともできます。
生前整理と人形供養を行いたい場合は、生前整理業者に依頼する方法がおすすめです。
もしも人形の持ち主が亡くなってしまった場合でも、遺品整理業者に依頼することで、人形供養を行うことは可能です。
遺品整理業者も、生前整理業者と同様に、全ての品を丁寧に取り扱い、必要に応じて供養を行うことができます。
生前整理や遺品整理を依頼する予定がある方は、生前整理業者や遺品整理業者に人形供養をお願いするようにしましょう。
ほとんどの生前整理業者や遺品整理業者では、人形供養を行うことが可能です。
しかし、生前整理業者や遺品整理業者に依頼する場合にも注意が必要です。
それは、全ての品を基本料金内で供養できない場合もあるということです。
確かに生前整理や遺品整理の基本料金に、供養料が含まれていることがほとんどですが、供養できる量が決まっていたり、指定の量よりも多くの品を供養する場合は追加料金が必要となったりする場合があります。
基本料金内でおさめたい場合は、供養できる量を確認しておくようにしておきましょう。
今回は、人形供養の仕方をお伝えしてきました。
捨てられずに押し入れの中にしまい込んでいたり、処分方法がわからず手元に持ち続けてしまったりする方も多いのではないでしょうか?
押し入れの中でホコリをかぶってしまうよりも、感謝の気持ちを込めて人形供養をするようにしましょう。
どの人形供養の仕方が良いかは状況に応じて変わってくると思いますので、一番最適な方法を選ぶようにしましょう。
記事を読んで人形供養に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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