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投稿日:2017年06月28日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
今ではよく耳にするようになった孤独死。本来なら絶対に当たり前にしてよいことではなく、地方や国が解決しなければならない課題の一つです
そこで、今回は孤独死について再検討を行いつつどのような人が孤独死をしやすいのか、そして本当に増加傾向にあるのかをお伝えしていきたいと思います。
現代日本における孤独死とは「誰にも認められずにひっそりと亡くなる」ことです。
孤独死が目立ち始めてメディアで取り上げられる回数が非常に増えたことから、多くの日本人に知られた言葉となっておりましたが、1980年代ぐらいからすでに似たような事象は発生しています。
そのころからマスメディアは実は取り上げていたのです。
ただし、取り上げ方はマスメディアによって異なり、当時は都市部などの人口密度が高い地域において誰にも気づかれることなく死亡することを「都会の中での孤独な死」として、孤独死と扱っていた傾向のほうが強かったのです。
しかし、阪神淡路大震災や東日本大震災において地域コミュニティが破壊され、多くの方が孤独に追い込まれて死亡するケースが続発しました。
さらには高齢化社会が加速していることから、「高齢化社会と孤独死」とか「震災による孤独死」といったニュアンスで様々なメディアが報道するようになって、多くの日本人がこの言葉を共有するようになりました。
特に、震災の記憶を薄れさせないために様々な番組が定期的に放送され、この震災による悲惨さの一つとして、地域コミュニティの破壊から孤立してしまいひっそりと亡くなってしまう孤立死がたびたび放送されるようになり、危機感を持っている人も増えているのが実状です。
このように明確な定義が無いのが孤独死という言葉なので、時代によってとらえ方は異なりを見せています。そのため、一般大衆的な認識がこの言葉における認識であると思っていただければよいでしょう。
孤独死には明確な定義が無いため、場所や辞書によっては解釈が異なり、考え方や捉え方ももちろん異なってきます。
似たような言葉で「孤立死」というのもありますが、使われ方も似通っているので、明確な差がなくあやふやな状態なのです。
このようにあやふやな状態が続いている理由は政府が孤立死や孤独死の定義を定めていないのが原因なのですが、今のところ政府ではあえて定めないことを決めているようで、おそらく今後の日本ではこのような定義されていない状態が続くのだと思われます。
その理由とは「定義化によって、その枠に漏れる方の支援ができなくなる」というものです。
これは厚生労働省に確認した人の記載によるものですが、この考え方が国の考え方と思っていただいて良いのではないでしょうか。
言葉を定めてしまうことで、支援できるかできないかが変わってしまうということが発生してしまうのは事実な実情では、今のままのほうが精力的に動けるならば特に明確に決める必要はないのかもしれません。
下記に孤独死をしやすい人の特徴を記載いたしますので、ご覧ください。
このように、いろんな特徴が出てきました。これらの中でいくつが当てはまったのかで孤独死する可能性が変わってきます。
以前と比べるとこれらの特徴に当てはまる人は確実に増えたのではないでしょうか。
実際に、孤独死してしまう人口は増えています。このような特徴を持っている人も増加していると考えられます。
孤独死しやすい年齢については40代や50代といった中年男性にも多くなっていると言われています。
もともとは、孤独死とは「老人が孤独にひっそりと亡くなる」というイメージが付いていましたが、最近ではその考え方は間違いであり40~50代の独身中年にこそ多いものであると解説する人もかなりいます。
この年代の人たちは老人世帯の方々よりも独身者が多く、糖尿病といった病気になってしまうことで、離職や休職をしている状態になると人間関係が希薄になってしまって孤独死になってしまうケースが多くなっております。
協会孤独死対策委員会各社が持ち寄った孤独死のデータをまとめたものを見てます。
60代の男性が圧倒的に多いのですが、40代と50代、そして70代が横並びになっています。たしかに、40代から50代の男性も危ないことが見てとれました。
つまり、60代以降の方が対象というわけではなく今の日本は40代以降の人で環境が整ってしまっている方は非常に危ういということが分かります。
そのため、特徴としては40代以降の男性で一人暮らしの方となり、そこに当てはまるなら要注意ということになるでしょう。
2000年後半に入って孤独死が社会問題となりました。
ネット社会が加速度的に進み、さらには人と合わないでも仕事ができるようになってきています。これらに当てはまる人は増加し続けると言われているのです。
実際に、増加している状態なのかを調べている研究機関というのは多くあり、そのデータがいくつか公表されているので、参考にしてました。
その参考データの一つとして有効なのが「東京都 23 区内における1人暮らしの者の死亡者数推移」から出されたデータや、孤独死対策委員会各社が持ち寄った孤独死支払案件データです。
実際に、東京都内での孤独者数の推移をグラフ化してみましたので下記をご覧ください。
東京23区内で自宅で死亡した65歳以上の1人暮らしの人数
具体的な数値が出ているわけではありませんが、今では3万人は孤独死に該当するとされ、2040年には年間20万人を超えるとも言われております。孤独死の地域別の分析結果というものも開示しています。
データでは東京25.9%、東京以外の関東33.2%、北海道と東北8.0%、中部6.6%、近畿11.8%、中国と四国と九州14.5%となっており、関東圏でだいたい60%となっていることが分かります。
特に、東京が圧倒的な数字になっていることから、人間関係が希薄になる大都市になればなるほど確率が高まっていることがよく分かります。
九州や中国地方のデータの約半数が福岡で発生していることから、都市部での孤立死が圧倒的に多いのでしょう。
特殊清掃とは事故死や変死体といった物が発見されたときに、その場所を清掃して、消臭・消毒・害虫駆除・供養といったことを行います。
またそれ以外にも、状況次第ではリフォームや家屋解体まで行うことになります。
この特殊清掃を葬儀社がとり行っている場合はその正装に加えて、死体の処置や病院での納棺又は自宅での納棺を行ってくれて、火葬場までの搬送まで含めてくれることもあるでしょう。
孤独死の場合は、遺体の発見が遅れてしまったことで、部屋の中に腐敗臭や体液が溜まってしまったものを処理すると考えていただければよいでしょう。
物が散乱するケースも非常に多いので、現場作業は感染予防といった対策をしっかりと行って、専用のゴーグルやマスクをして防護服といった物も用いることがあります。
このような特殊な装備を着て行う作業であるため、作業総額はもちろんそれなりのものとなってしまいます。
それを嫌がって個人で行う方もいるようですが、虫が大量に沸いていることも多く、血液に触ることで感染症を引き起こす危険性もあるので、個人で対応するのははっきり言ってお勧めできないのです。
これからの社会は確実に孤独死が増えると言われているため、マンションやアパートのオーナーサイドも対策として入居者の「孤独死」備える保険に加入する方々も増えており、対策も急務となっております。
特殊清掃が必要になった場合、悪臭や害虫により周辺住民の方に迷惑を掛けてしまうので「緊急でとにかく早く対処して欲しい!」という要望が多いと思います。
しかし、いくら緊急とはいえ、焦って業者を選んで悪質な業者に依頼してしまっては意味がありません。
では、なるべく時間を掛けずに安心できる業者を選ぶためにはどうすれば良いのでしょうか?
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孤独死とは人間関係が希薄な都市部で発生するものという認識が強かったのですが、震災による被害の一つとして取り上げられることで都市部でなくても孤独死する人がいるということが知れ渡りました。
しかし、データにしてどうなっているのかを確認すると、まだまだ都会部が圧倒的に多いのが現状です。
都市部にはいかに人間関係が希薄な人が多いのかが解ってきてしまいます。
また、孤独死の現場では消臭・消毒・害虫駆除を行う特殊清掃ということも紹介していきました。
今回、孤独死をしてしまうかもしれない特徴をたくさん提示させていただきましたが、そこに当てはまることが多ければ多い人ほど、考え方を改めなければいけないのかもしれません。
記事を読んで孤独死に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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