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投稿日:2017年06月29日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
テレビなどでよく見る自宅にどんどん物を溜め込んでしまういわゆる「ゴミ屋敷」が問題となっています。
「ゴミ屋敷」は、見た目の不衛生さだけではなく、道路にまでゴミがあふれ出ていたり、ゴミが原因で害虫や悪臭が発生したり、火災が発生するなど深刻な問題を引き起こしています。
これだけ多くの「ゴミ屋敷」が増えている中で対策はどのようになっているのでしょうか?
テレビなどで家の敷地内いっぱいにゴミを溜めてしまい、家主が玄関から出入りが出来なくなっている状態の家を見かけます。
このような状態になっていても、さらにいろんな物を集め続け、自分の家の敷地内では収まり切れなくなり公共の道路などにもあふれ出していますね。
このような「ゴミ屋敷」が全国で問題となっています。
テレビなどで見ていると他人事のように感じてしまいますが、実際に自分の家の近くの住人が「ゴミ屋敷」に住んでいる人は対策に困っている人も多いのではないでしょうか。
害虫の発生や悪臭などで日常生活に大きな支障が出ている場合、早急な対策が必要です。
直接本人に苦情を言ったとしても解決されないという現状のときに何かできる対策はないのでしょうか?
ゴミ屋敷問題で難しいところは、個人の敷地内にあるものなので勝手に処分することが難しいという点です。
周りからみればあきらかに「ゴミ」であっても、本人にとっては「必要なもの」と主張されることも多く、話し合いによる解決が難しいということもあります。
また、「ゴミ屋敷」を取り締まる法律というものもないため、財産権の関係から勝手に撤去することもできないのです。
「ゴミ屋敷」を取り締まる直接的な法律はありませんが、全国でこのような「ゴミ屋敷」の問題が増えてきているため、独自で条例を制定し対策に乗り出す自治体が増えてきました。
例えば東京都の足立区では「足立区生活環境の保全に関する条例(通称:ゴミ屋敷条例)」を全国初で施行しました。
指導、勧告ののち、正当な理由もなく命令に従わなかった場合は、代執行ができるとしています。
「行政代執行」とは、義務者が行政上の義務を履行しない場合、行政庁が自ら義務者がなすべき行為を行うことをいいます。
つまり、指導や勧告を行ったにも関わらず、命令に従わなかった場合は、(都道府県)市が代わりに撤去できるということなのです。
すべての自治体でこのような条例が定められている訳ではありませんが、一人で悩まずに行政や警察などに相談し、行政を巻き込んだ対策を取ることが有効であると言えます。
ゴミ屋敷の数について統計はありませんが、国土交通省が2009年に全国の市区町村を対象に行った調査の項目の中に回答のあった市町村のうち21%にあたる市町村で「ゴミ屋敷問題がある」と回答しています。
事業主に対しては、廃棄物処理法や悪臭防止法などの規制はありますが、家庭内の一般ゴミに対する法的な規制は現在のところありません。
所有者が「ゴミではなく財物」と主張した場合は、財産権の問題があり対策に苦慮しているというのが現状です。
そんな中、多くの自治体が参考にしているのが足立区の「足立区生活環境の保全に関する条例」です。
足立区では、条例に基づいた苦情、相談があった500件のうち、ゴミ屋敷については141件ありそのうち69件が解決したといいます。
また、ゴミを片付けただけで解決ではなく二度とゴミ屋敷にならない状態にするまで粘り強く対応しているそうです。
自分からゴミを集めてゴミ屋敷にしてしまう人だけではなく、高齢や認知症などで仕方なくゴミ屋敷となっているケースも多いそうです。
条例を制定し、実際に成果をあげているという背景がある反面、ゴミの処分をすることが困難になっている高齢者や認知症患者に対しての継続的な支援などが必要になるなど難しい問題があることもわかります。
ゴミの撤去費用についても、足立区だけではなく地域の自治体から協力の申し出があり費用を負担した例もあるようです。
このようにゴミ屋敷問題は条例を制定し、実行するだけでは解決できないということがわかります。
しかし、手をこまねいているだけではなく前向きに対策をしている自治体が増えているのです。
足立区の例にもあったようにゴミ屋敷となってしまった原因が大きくわけて2通りあります。
ゴミを自ら必要なものとしてどんどん集めてきてしまい、手のつけようもない状態にまでなってしまった場合と高齢や認知症などが原因でゴミを処分することができなくなりゴミ屋敷となってしまった場合です。
自分で集めてきている人の中には、自分でゴミを片付ける能力がある人もいるかもしれませんが、精神的な疾患などでそれが難しい人もいるかもしれません。
そのような場合は、家族などの協力が必要になります。判断する能力がない人には、周りの人が福祉などに相談することをおすすめします。
最初の一歩を踏み出したあとは、ゴミの撤去作業が必要になります。
しかし、手の付けようもない状態になっているゴミ屋敷のゴミを個人で処分するのは不可能です。
その場合は、ゴミ屋敷の清掃を得意としている業者に依頼しましょう。
ゴミ屋敷を自分で片付けや清掃することができれば良いですが、なかなか難しいのが現実です。
ここからは、ゴミ屋敷の清掃をしてくれる業者について解説していきたいと思います。
ごみ屋敷の片づけは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片づけは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片づけを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片づけに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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足立区での例でもあるとおり、せっかくゴミ屋敷の清掃を行ったとしても、またゴミが溜まってしまう状況になってしまったら、意味がない行動になってしまいます。
ゴミ屋敷になってしまった原因を見極め、それにあった対策を取ることが必要になります。
自分でゴミを集めてしまう場合は、定期的にゴミを溜めていないか確認する人が必要になるでしょう。
また、精神的な疾病が原因で物を集めてしまう場合には、治療や継続的な見守りも必要になります。
高齢や認知症などが原因で、自分でゴミの処分ができなくなっている場合には、介護保険などを利用し、ヘルパーさんに定期的に来てもらい部屋の清掃を行ってもらうなどの対策が必要になります。
家族だけでは、何ができるのかわからないということもありますので、行政や福祉などに相談しながら対策を講じておきましょう。
ゴミ屋敷となっている部屋や家を持ち主が自ら改善させてことは困難です。
また、近隣に住んでいる場合でも、個人的に苦情を伝えても解決に至ることはほとんどありません。
ゴミ屋敷自体を取り締まる法律は現在ありませんが、自治体が条例を制定し対策を取るようになってきました。
ゴミ屋敷で悩んでいる人は、一人で解決しようとはせずに行政や警察などを巻き込み解決の方法を一緒に考えていくようにしましょう。
ゴミ屋敷の清掃は、個人で行うことは殆ど不可能です。
自分たちでやらなければ…と考えすぎず、専門の業者に依頼して片付けを行ってもらう方が良いでしょう。
費用はかかってしまいますが、数日間で作業が終わることを考えれば、時間に対してお金を支払ったと思いましょう。
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