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投稿日:2017年07月24日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
どんな人でも高齢になると介護が必要になる可能性があります。
そこで疑問に思うのは「介護にはどのような種類があるのか?」、「介護にはどれぐらいの費用が必要になるのか?」といったことです。
ここではこのような介護サービスに対する疑問に対して説明していきます。
介護保険が適用される介護サービスは、大きく3つに分けられます。
その3つとは「居宅サービス」、「施設サービス」、「地域密着サービス」です。
以下にこれらのサービスの細かな内容と費用を表にして説明していきます。
介護保険とは、2000年に施行された国の社会保障制度の一種で、満40歳を過ぎたら介護保険料を納付し、介護が必要になったら定められた介護サービスを受ける場合に限度額内の利用であれば、介護サービスの利用者は介護料金の1割(収入によっては2割)を負担するというものです。
2000年以前の時点では、市区町村などの自治体が介護サービスの種類や提供機関を決定する措置が取られていたため、利用者が希望する介護サービスを受けられるとは限りませんでした。
また、老人医療の現場においては、介護を理由とした一般病棟の長期入院が問題化したため、長期にわたって介護を必要とする人を受け入れる施設が不足していました。
少子高齢化の影響により、要介護者が増加し、介護期間は長期化する一方で、介護者の不足や高齢化などの問題を社会全体でサポートする必要が出てきたために創設された制度が介護保険制度です。
介護保険保険を利用して介護サービスを受けることができるのは、65歳以上で介護や支援が必要と認定された第1号被保険者と、末期がん、関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症など16種類の特定疾病が原因で要介護認定を受けた40歳から64歳までの第2号被保険者となります。
介護保険サービスの利用限度額・東京都の例 | |
要介護状態区分 | 一か月の支給限度額 |
要支援1 | 50,030円 |
要支援2 | 104,730円 |
要介護1 | 166,920円 |
要介護2 | 196,160円 |
要介護3 | 269,310円 |
要介護4 | 308,060円 |
要介護5 | 360,650円 |
【参考・参照サイト】みんなの介護
居宅サービスとは、介護サービスの利用者が現在の居宅に住んでいる状態で受けることのできる介護サービスのことを言います。
居宅サービスの種類は大変多く、居宅サービスの中には「訪問サービス」、「通所サービス」、「短期入所サービス」、「その他のサービス」があります。
居宅サービスの利用料金は、利用者の要介護度と利用日数、利用時間、居室の設備によって異なってきます。
訪問介護サービスは、訪問介護はサービスの内容と利用時間、訪問看護はサービスを提供する施設と利用時間ごとに利用料金が設定されています。
短期入所サービスは入所する施設の居室が個室である場合は多床室よりも利用料金が高額になり、居宅療養管理指導は回数が増えると1回あたりの利用料金が安くなるなどの料金形態がとられているため、一概に一回当たりいくらと決まっているわけではありません。
そのほかにも通所サービスや短期入所サービスを利用する場合には、食費などの自己負担額が別途に必要になることがあります。
居宅サービスの費用と自己負担額の目安 | |||
分類 | 介護保険適用サービス | 費用の目安 | 事故負担額の目安 |
訪問サービス | 訪問介護(身体介護中心、20分未満) | 1,800円(1回) | 180円(1回) |
訪問介護(生活支援中心、20から45分未満) | 2,700円(1回) | 270円(1回) | |
訪問看護(20から30分未満) | 4,000円(1回) | 400円(1回) | |
訪問入浴介護 | 13,500円(1回) | 1,350円(1回) | |
訪問リハビリテーション | 3,200円(1回) | 320円(1回) | |
通所サービス | 通所介護 | 7,000~12,000(1回) | 700~1,200円(1回) |
通所リハビリテーション | 7,000~140,00円(1回) | 700~1,400円(1回) | |
短期入所サービス | 短期入所生活介護(ユニット型個室の場合) | 7,500円~10,500円(1日) | 750~1,050円(1日) |
短期入所療養介護(ユニット型個室の場合) | 8,800~11,000(1日) | 880~1,100(1日) | |
その他のサービス | 特定施設入居者生活介護 | 5,000円(1回) | 500円(1回) |
居宅療養管理指導 |
施設サービスには「特別養護老人ホーム」、「介護老人保健施設」、「介護療養型医療移設」の3つの種類があり、これらの施設の入居条件に当てはまる要介護者に対してサービスが提供されます。
特別養護老人ホームでは、主に食事や入浴、排せつなどの日常生活を送るのに必要な介護サービスが提供されますが、介護老人保健施設と介護療養型医療施設では介護とともに医療ケアやリリテーションなどのサービスが提供されます。
施設種別 | 初期費用 | 月額費用の目安 | |
介護サービス費 | その他生活費 | ||
特別養護老人ホーム | なし | 20,000~30,000円 | 30,000~100,000円 |
介護老人保健施設 | 25,000~35,000円 | 65,000~120,000円 | |
介護療養型医療施設 | 25,000~45,000円 | 67,000~130,000円 |
地域密着型サービスの利用料金は、利用者の要介護度や施設の種類、居室などの設備によって異なってきます。
小規模多機能型居宅介護や夜間対応型訪問介護などのサービスは1ヵ月単位の定額制で計算されますが、夜間対応型訪問介護は1ヵ月の基本料金に利用回数単位が加算されて計算されます。
認知症対応型通所介護は利用回数単位で計算され、そのほか地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型老人福祉施設入所者生活介護、認知症対応型共同生活介護は日時単位で費用が設定されています。
このように、利用料金の計算方法はさまざまなので、信頼できるケアマネージャーとよく相談して、必要とする介護サービスを適切に受けることができる施設を選ぶようにしましょう。
なお、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型老人福祉施設入所者生活介護、認知症対応型共同生活介護を受ける場合には、介護サービス利用料金のほかに、食費や水道光熱費などの日常生活費が必要となるので、注意しましょう。
分類 | 介護保険適用サービス | 費用の目安 | 自己負担額の目安 |
訪問・通所型サービス | 小規模多機能型居宅介護 | 115,000~212,000円(1ヵ月) | 11,500~21,200円(1ヵ月) |
夜間対応型訪問介護 | 100,000円(1ヵ月)+3,500円(1回) | 1,000円(1ヵ月)+350円(1回) | |
定期巡回・随時対応型訪問看護 | 9,300~30,500円(1ヵ月) | 930~3,050円(1ヵ月) | |
認知症対応型サービス | 認知症対応型通所介護 | 6,300~10,200円(1回) | 630~1,020円(1回) |
認知症対応型共同生活介護 | 250,000~280,000円(1ヵ月) | 25,000~28,000円(1ヵ月) | |
施設・特定施設型サービス | 地域密着型特定施設入居者生活介護 | 165,000~250,000円(1ヵ月) | 16,500~25,000円(1ヵ月) |
地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護 | 192,000~280,000円(1ヵ月) | 19,200~28,000円(1ヵ月) |
介護サービスの料金はサービスを提供する事業者によって異なります。
さらに同じ事業者に訪問介護を依頼する場合にも、夜間は料金が割高に設定されているなどのケースがあります。
また、要介護者の要介護度によっても異なり、施設サービスの場合は施設の設備や、基準以上の人員が配置されているなど手厚い介護を受けることができるかどうかなどの条件によっても料金に違いが出てきます。
介護サービスを受けることが決まったら、生前整理を行うことをおすすめします。
介護を受け始めるときに生前整理を行うと、まるで死への準備をするようで縁起でもない、と思われる人もいるかもしれませんが、生前整理は実はこれからの生活を快適に過ごすための前向きな活動です。
生前整理を行い、不用品の処分を行うことで、介護サービスを提供する側もされる側も、ストレスの少ない、快適な介護生活を送ることができます。
必要な物のありかを介護を提供する側、される側、双方がきちんと把握しておくことで、よりスムーズにお互いの意思の疎通が可能になり、友好的な関係を築く助けにもなります。
生前整理を始めると、意外にも不用品が多かったり、住まいが広すぎて高齢者や家族だけでは対処できなかったりすることもあります。
そのような場合には、生前整理の専門業者に作業を依頼することをおすすめします。
生前整理による不用品の処分の方法には、「捨てる」、「譲る」、「売る」の3つがあります。
生前整理業者は、不用品を仕分けし、捨てるものは指定の処分場に運搬、譲るものは譲渡先のお宅へ運搬、さらに業者が古物商の許可を持っている場合には査定と買取までを短時間かつスムーズに行うことができます。
しかも、業者によっては女性スタッフの派遣や、生前整理後の住宅の清掃などのサービスをオプションで行ってくれる業者もあるため、納得のいく生前整理を行うことができます。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている生前整理業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
介護の種類には自宅に住みながら介護サービスを受けることができる居宅サービス、通所介護、特別養護老人ホームなどに入所して受けることができる施設サービス、介護が必要になっても、住み慣れた地域で生活を続けることができる地域密着サービスの3つがあり、さらにその中で細かな種類に分けられていることがお分かりいただけたと思います。
また、各介護サービスの種類により、利用料金の計算方法が異なるので、複数のサービスを並行して受ける場合には利用するサービスの料金形態をきちんと把握することが大切です。
信頼できるケアマネージャーに適切なケアプランの作成を依頼し、介護保険制度を賢く利用して、快適な介護生活を送ることができるよう工夫しましょう。
記事を読んで介護と費用に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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