不用品回収にかかる費用相場についてわかりやすくご説明します。
投稿日:2017年07月25日 更新日:2023年04月09日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
不用品回収費用の相場って曖昧な部分が多いと思いませんか?
確かに回収する不用品の量や大きさ、運び出す場所や環境等によって違ってくることはわかるのですが、もう少し明確な相場が知りたいと思いませんか?
そんな風に思っている方の為に、不用品回収費用の相場について伝授していきます。
不用品回収の相場において、どのような内訳で料金が決定するのか知っておくことで、ぼったくられることを防いだり、提示された料金に納得することができます。
今まで、不用品回収業者を利用したことがない人は、その内訳がわからないと思いますので、不用品回収の相場の決まり方について、料金の内訳の3つを解説します
不用品回収相場の料金の内訳の1つ目は、人件費です。
不用品の運搬や回収後の清掃などがこの人件費に入りますが、不用品が重かったり、エアコンの取り外しや回収後の清掃などは、オプション料金が別途必要になりますので、お気を付けください。
一般的に1時間当たりの相場が3,000円~5,000円程度になります。
業者によって少し価格が変わってくるため、事前に確認しておきましょう。
不用品回収相場の料金の内訳の2つ目は、処分費です。
不用品の回収料金は、回収する品によってまちまちですが、廃棄には必ずお金がかかることをご理解ください。
気になる方は、不用品回収業者に電話で処分したい品を伝えておくことで、おおよその見積もりを出してくれるでしょう。
なお、処分するものが多い場合はパックプランなどによる方法を使うことで安く費用を抑えることができるかもしれません。
テレビや冷蔵庫など各品にいくらくらい処分費がかかるのか知りたい人は、下記の「不用品回収の費用相場」をご覧ください。
不用品回収相場の料金の内訳のつ目は、車両費です。
ゴミを運搬するための車両の手配やガソリン代などがこの車両費になります。
したがって、使用する車両の大きさ(ゴミの量)によって車両費も変わりますが、軽トラック1台で約3,000円程度、2tトラック1台で約10,000円程度必要になると考えておきましょう。
不用品回収費用の相場は、回収する不用品の量や重さ大きさ等によっても変わってきます。量によってお得なプランもあり、料金体系も様々です。
不用品の量によっては、各自治体の粗大ごみ回収日に申し込む方法もあります。
各自治体の粗大ゴミに出す場合と、不用品回収業者に依頼する場合の2つの費用・相場について解説します。
不用品が1つや2つの場合や、所定の場所まで自分達で持ち込むことが可能であれば、各自治体へ粗大ごみ回収の受付をして、指定日に出すというやり方が一番安くすみます。
料金は、各自治体によって違いますが、大きい物で1つにつき、約500~1,000円。小さい物ならば、1つにつき、約300円で持っていってくれます。但し、所定の日に自分達で運び出さなければいけません。
また、「家電リサイクル法」によって定められた、冷蔵庫やテレビ、エアコン等は、粗大ごみには出せません。
数が多い場合や家電リサイクル法で定められた家電がある場合、大変な労力になるので、多少の出費がかかっても、業者に依頼する方がよいでしょう。
ここからは不用品回収業者の費用相場を部屋の間取り別と車両の大きさ別にご紹介していきたいと思います。まずは下記の不用品回収業者の費用相場をご覧ください。
部屋の広さ | 基本料金の相場 |
---|---|
1R | 15,000〜90,000円 |
1DK | 25,000〜110,000円 |
1LDK・2DK | 36,000〜180,000円 |
2LDK・3DK | 44,000〜220,000円 |
3LDK・4DK | 59,000〜250,000円 |
4LDK・それ以上 | 60,000〜300,000円 |
車両の大きさ | 基本料金の相場 |
---|---|
軽トラ | 15,000〜60,000円 |
2t車 | 35,000〜85,000円 |
4t車 | 56,000〜180,000円 |
見て頂いた分かるように、部屋の広さが大きくなればなるほど、車両は車両の大きさが大きくなればなるほど費用が高くなっていくのが分かります。これは大きくなるほど処分する不用品の量が増えていくからです。「不用品回収の相場ってどうやって決まる?料金の内訳を紹介!」でもお伝えしたように、処分費が多くなれば自然と費用も高くなっていってしまうのです。
部屋の間取り別と車両別のどちらが安いか?という点については、どちらが安いという事はありません。利用者に分かりやすいように部屋の間取り別にしているか、車両の大きさ別にしているかの違いとなるからです。
下記には実際の不用品回収業者の料金表の比較をまとめてみましたので、確認してみましょう。
不用品回収業者の費用相場は、単品での価格設定と、お得なパック料金を設けている場合が殆どです。また、1回の集荷に基本出張費が発生します。
単品の引取り費用の品目の合計金額が、7,000円~12,000円以上になれば、基本出張費が無料になる業者もあるようです。
下記の表は、不用品回収業者3社の単品の引き取り費用の相場の比較表です。
業者A | 業者B | 業者C | |
---|---|---|---|
基本出張費 | 3,000円 | 無料(合計7,000~12,000円以上の場合) | 3,000円 |
テレビ(液晶) | 4,000円~ | 無料回収 | 2,000円~ |
DVDレコーダー | 500円~ | 500円 | 500円~ |
冷蔵庫 | 6,000円~ | 4,000円~10,000円 | 4,000円~ |
電子レンジ | 1,000円~ | 500円 | 1,000円~ |
ガス台 | 500円~ | 500円 | 1,000円~ |
トースター | 500円~ | 500円 | 300円~ |
炊飯器 | 500円~ | 500円 | 500円~ |
ポット | 500円~ | 500円 | 500円~ |
洗濯機 | 6,000円~ | 3,000円 | 3,500円~ |
乾燥機 | 5,000円~ | 3,000円 | 3,000円~ |
エアコン | 4,000円~ | 無料回収(取外し6,000円) | 3,000円~(取外し5,000円) |
ファンヒーター | 1,000円~ | - | 1,000円~ |
電気ストーブ | 1,000円~ | 500円 | 1,000円~ |
扇風機 | 1,000円~ | 500円 | 500円~ |
掃除機 | 1,000円~ | 500円 | 500円~ |
加湿器・空気清浄機 | 1,000円~ | 500円 | 500円~ |
時計 | - | 500円 | - |
タンス(大) | 6,000円~ | 6,000円~ | 3,000円~ |
タンス(中) | 5,000円~ | 4,000円~ | - |
タンス(小) | 4,000円~ | 2,000円~ | |
本だな | 5,000円~ | - | 2,000円~ |
仏壇 | - | - | 20,000円~ |
ベッド シングル | 4,000円~ | 別途見積 | 8,000円~ |
ベッド セミダブル | 6,000円~ | 別途見積 | 10,000円~ |
ベッド ダブル | 7,000円~ | 別途見積 | 12,000円~ |
TVボード・収納テーブル | 2,000円~ | 3,000円 | 1,000円~ |
こたつ・ちゃぶ台 | - | 1,500円~2,000円 | 2,000円~ |
鏡台・姿見 | 4,200~ | 1,000円~ | - |
布団一組 | - | 5,000円~6,000円 | - |
かけ布団 1枚 | 500円~ | 1,000円 | 1,000円~ |
シャンデリア | 2,000円~ | 1,000円~ | - |
電気スタンド | 1,000円~ | 500円 | 500円~ |
ダイニングチェア | 500円~ | 1,000円~2,000円 | 1,000円~ |
ダイニングテーブル | 4,000円~ | - | 3,000円~ |
ソファ 一人掛 | 3,000円~ | 別途見積 | 3,000円~ |
ソファ 二人掛 | 4,000円~ | 別途見積 | - |
ソファ 三人掛 | 5,000円~ | 別途見積 | 7,000円~ |
ローテーブル | 2,000円~ | - | 1,000円~ |
カラーボックス | 500円~ | 500円 | 500円~ |
ミシン・編み機 | - | - | 1,000円~ |
電子ピアノ・エレクトーン | 10,000円~ | 8,000円~15,000円 | 15,000円~ |
ピアノ | 12,000円~ | 25,000円~ | - |
キーボード | 3,000円~ | 500円 | - |
ギター | 1,000円~ | 500円 | - |
自転車 | 500円~ | 2,000円 | 1,000円~ |
電動自転車 | 2,000円~ | - | - |
ゴルフバック | 1,000円~ | 3,000円 | 2,000円~ |
スーツケース | 1,000円~ | - | - |
マッサジチェア | - | 8,000円~ | 8,000円~ |
物干し竿 | 500円~ | 500円 | - |
備考 | シングルパックお任せパック等お得なパック料金有 | トータル金額が25,000円以上からお得なパック料金有 | 定額パック等お得なパック料金有 |
回収してもらいたい不用品の各品目の金額の合計に基本出張費を足したものが全体の不用品回収料金になります。合計金額が高くなる場合、お得なパックを勧められます。条件が良い方を選ぶようにしましょう。
また、不用品を回収する場所の住宅環境や休日回収等、別途費用が発生する場合があり、この場合の費用相場について下記が相場の目安になります。
このように業者によって料金表には大きな違いがあることが分かるかと思います。不用品回収の相場は業者毎に全く異なるので、まずはお見積もりをしてみるのが最適な行動だと考えます。
不用品の回収費用が10万円や20万円と言われたら、びっくりしてぼったくられているのではと疑ってしまう人もいるでしょう。
しかし、結論から言えば不用品の回収費用が10万円を超えることもありますので、一概にぼったくられているとは言えません。
例えば、1R全体がゴミで埋まっていたり、1Rの物をほとんど処分する場合は10万円を超えるでしょう。
また、1部屋に大型の粗大ごみが数多くある場合も10万円程度は必要になります。
見積もりを取った際、もしぼったくられているのではと不安になった場合は、別の不用品回収業者にも見積もりを取ってもらいましょう。
悪質な業者を避けたい人はぜひ下記の「不用品回収業者の選び方|ぼったくられないようにするためには」をご覧ください。
不用品回収の相場が都道府県によって変わるのかどうか変わるのか気にされる方もいらっしゃいますが、基本的に大きく変わることはありません。
むしろ不用品回収にかかる費用は、各業者が個別で設定していることが多いため、どの業者を利用するのかということが大切になってきます。
ただし、遠方の不用品回収業社のホームページを見てみると、1番費用相場が安かったからといってその業者に依頼をしてしまうのも止めましょう。
不用品回収における費用は安く済むかもしれませんが、出張費や車両費が高くなるため、結局、近所の業者よりも費用が高くなってしまうことがあるからです。
不用品回収業者の相場についてお伝えしてきましたが、次に不用品回収業者をどのように選んだらよいのか知っておきましょう。
不用品回収業者といっても沢山あり、どのように選べばよいのかわからないと思います。
中には無料だの、どこよりも安いだのと広告しておいて、来てもらったら、色々と条件を言ってきて、本来の料金よりも高い10万円や20万円などの高額な料金を請求してくる悪徳業者もいるので注意が必要です。
まず、選び方のポイントとして下記の5点を抑えておきましょう。
どんなに安い料金設定を広告していても、サービスが悪かったり、態度が良くなかったりする業者もいますので、口コミや、電話での対応等をよくチェックして、安心して任せられる業者を選びましょう。
また、軽トラックで、「不用品無料で引き取ります」とアナウンスしながら廻っている業者には要注意です。
殆どが違法営業だと言われています。無料という言葉についつい呼び止めて不用品をトラックに運んでもらった後に、料金を請求される場合があるのです。無料といいながら、実際は料金を取られてしまうのです。
その他、不用品回収についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事も併せてご覧くださいませ。
家族が他界した時は、所持品の処分が必要になります。1人暮らしをしていた親が亡くなった時などは、家1軒分をまとめて片付けなければならない場合もあり、大変な労力がかかります。
かといって、家族の遺品を不用品回収業者にまとめて引き取らせるのは気が引ける・・・という人も多いことでしょう。
そこで、遺品整理業者に依頼するという方法があります。遺品整理業者は文字通り遺品の整理を専門にしている業者です。
遺品を丁寧に仕分けしてくれ、不用品であっても丁寧に梱包して回収してくれます。外からは中が見えないタイプのトラックを使うなど、プライバシーにも配慮してくれます。
料金は、家の広さと対応人数から算出されるのが基本です。不用品回収業者と比較すると、その価格はやや高めです。
1Kなら4万円程度、3LDKなら20万円を超えることもあります。それでも、故人の膨大な遺品を丁寧に整理し、必要なものと不用品とに分け、部屋の清掃までしてくれるというサービスは魅力的です。
きめ細やかな対応は、他の業者にはないものです。
最近は、いわゆる「終活」が話題になっていることもあり、生前に身の回りのものを片付ける「生前整理」をする人も増えています。遺品整理業者は、生前整理にも対応している場合が多いので、興味のある人はぜひ連絡してみましょう。
全国に不用品回収を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して不用品回収を行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
不用品回収費用の相場について、まとめてみました。
不用品回収を誰かに依頼することは、普段あまりしない事なので費用相場が気になるところですよね。
大体の不用品回収相場を知った上で、不用品回収業者に相談するのと、何も知らないで相談するのとでは、雲泥の差があります。
こちらも知識を得た上で不用品回収業者の人たちと会話する方が、不用品回収業者もごまかしが出来ない相手だと思うはずです。
こちらでまとめた不用品回収費用相場を参考に、納得のいく不用品回収業者を遺品整理業者も含めて選んでみてください。
また、不用品回収について詳しく知りたい方はこちらの記事も併せて御覧ください。
不用品回収のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは不用品回収について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に不用品回収に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。