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投稿日:2017年03月14日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
遺品整理ではリサイクル品が多く出てきます。家電や家具、衣類などリサイクル品として買取してもらえるならばしてもらいたいというのは当然でしょう。
しかし、遺品整理で出てきたリサイクル品もすべてがすべてリサイクルできる訳ではなりません。残念ながら古いものになってしまうと、処分せざる得ないようなケースも多々見受けられます。
今回はそんな遺品整理に際して、出てきた遺品をリサイクルする方法や、リサイクル品が買取できなかった際の処分方法について解説していきたいと思います。
オコマリは、遺品整理を始め生前整理やゴミ屋敷清掃、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。遺品整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの遺品整理のサービスの詳細ついては、「遺品整理|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
遺品整理時によく出る4種類のリサイクル品があります。
上記は、遺品整理で出るリサイクルの代表的な4つのものです。これらは遺品整理時に上手くリサイクルしてくれる業者が見つかれば、売却してそのお金を遺品整理の費用・料金に充てることができるのです。
それでは上記で挙げた遺品整理のリサイクル品について、リサイクル品として買取してもらう際のコツなどを解説していきたいと思います。
ちなみに、貴金属やブランド品などはリサイクル品としては定番ですが、「定番すぎる」「遺品整理ではあまり出てこない」という理由で省略しています。
遺品整理のリサイクル品の1つ目は、家電です。家電は生活している部屋には必ずある存在です。遺品整理の際には様々な家電が出てきますが、これらをリサイクル品として買取してもらうには下記のような条件を満たす必要があります。
遺品整理で出てくるリサイクル品としての家電は、製造から10年以上経つような古いものがほとんどです。家電好きな方であったり、たまたま新品の家電を買った方でない限りは、上記の条件を満たす家電が遺品整理のリサイクル品として出てくる可能性は低いのが現状です。
とはいえ見つかりさえすれば、買取してもらえる可能性はあります。もしリサイクル品として買取されなくても、自分たちが使うようで持ち帰るのも良いでしょう。家電の耐久年数は約10年くらいと言われてはいますので、その期間であればまだまだ使える家電が多いはずです。
処分するのは最後の手段だと考えて、遺品整理で出てきた家電をリサイクルできるか考えてみましょう。
遺品整理のリサイクル品の2つ目は、家具です。遺品整理をしていると必ず出てくるのが家具です。しかし、家具は遺品整理のリサイクル品としてはあまり活躍しません。もちろん、自宅に持って帰って使うのであれば非常に活用できるでしょう。しかし、買取してもらいたいというのは正直難しいのが現状です。
家具は家電と異なり、どんなに新しい家具でも未使用レベルでないと遺品整理時のリサイクルとしての買取は難しいと覚えておきましょう。
「まだ使ってないのにもったいない・・・」と思うかもしれませんが、残念ながらしっかりとしたブランドの家具でない限りは買取は諦めた方がよいでしょう。自分たちの部屋で使う方が圧倒的に良いと考えてください。
遺品整理のリサイクル品の3つ目は、衣類です。遺品整理のリサイクル品としてよく聞かれるのが衣類ではありますが、これも家具同様にブランド品でない限り買取が難しいのが現状です。
衣類の中には「着物」を挙げられる方もいらっしゃいますが、着物は1着50万円するようなものでも買取がなかなか困難なのが現状です。リサイクル品の買取価格は受給のバランスで決定しますが、残念ながら着物については需要がそんなに無いので買取価格も一気に下がるのです。
遺品整理のリサイクル品として衣類を売りたいのであれば、フリマアプリやオークションアプリを活用する方がよっぽど良いと思います。
遺品整理のリサイクル品の4つ目は、趣味のものです。遺品整理のリサイクル品としての趣味のものは、趣味のものが何かによって随分変わってきます。
例えば瓶の蓋をコレクションしている人については、残念ながら遺品整理のリサイクル品としての買取は難しいでしょう。逆にブランド品を趣味のものとしている場合や、レアなフィギュアを趣味のものとしている場合にはリサイクル品として買取してもらえる可能性は高まります。
趣味のものの価値は遺族にはなかなか分からないこともあるかと思いますので、遺品整理業者や専門の買取業者に査定してもらうようにしましょう。
遺品整理でリサイクル品として出さずに、ご遺族自身で処分してしまうという方もいらっしゃるかと思います。
故人が旅立たれた後、様々な遺品が出てきますが、その処分方法も多岐に渡ります。先ほどお話しした遺品整理でよく出る4種類の遺品について、種類別に処分方法を見ていきましょう。
家電の処分の際には「家電リサイクル法」という法律に気を付けなければなりません。
家電リサイクル法の対象になっているのは、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機で、「家電4品目」と言われています。
これらは処分方法が法律で決められているため注意しましょう。ここでは「家電4品目」とその他の家電の処分方法についてご説明していきます。
家電リサイクル法とは、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の家電4品目のリサイクルを推進するためのものです。
「消費者はリサイクル料金、収集・運搬料金を負担する」「販売店は家電を製造メーカーに引き渡す」「製造メーカーは家電を引き取ってリサイクルを行う」という、リサイクルの役割を分担する義務を課しているため、消費者は適切な対応を行わなければなりません。
具体的には、購入した販売店か製造メーカーに引き取ってもらうか、特定引き取り場所に持っていく必要があります。
また、引き渡しの際には郵便局で手続きする家電リサイクル券が必要になるので準備しておきましょう。リサイクル料金はメーカーによって異なるので、事前に確認しておきましょう。
家電4品目以外の家電は「小型家電リサイクル法」に準じて整理を進めましょう。
小型家電リサイクル法は、デジタルカメラや携帯電話などの小型家電から、空気清浄機や電子レンジなどの中型家電、石油ヒーターや電動自転車などの大型家電など多岐に渡ります。
こちらは、各市町村で回収する品目や回収方法が異なるため、処分の際には一度お住まいの自治体に問い合わせましょう。
また、家電は需要も高いので、身近で欲しいと思っている方もいるかもしれません。知人や友人に譲るのも一つの方法として検討しましょう。
小さい家具は、金具などを分別することで普通ごみとして処分できる場合があります。
普通ごみで出せる条件としては、1辺が30cm以内の燃える素材としている自治体が多いです。
椅子や小さいテーブルなどの中型家具も、解体することができれば普通ごみとして処分できます。
しかし、大型家具や解体困難な場合は、各自治体に粗大ごみとして回収してもらいましょう。
電話での手続きや、コンビニなどで引き取り券の購入、家具を運び出す作業は必要となりますが、費用を低く抑えることができます。状態が良ければ知人に譲ることなども検討しても良いかもしれません。
着物や背広などは上質な素材でできている物もあるので、まずは形見分けをしっかりと行うことをすすめします。
衣類をごみに出す場合は、自治体によって分別のルールが様々です。
普通ごみとして処分できる自治体や、資源ごみとして分類しているところ、ナイロンやポリウレタンなどの化学繊維は資源ごみとして扱うところもあり、こまかく指定されています。
また、衣類は重ねると思いの外かさばるもので、自治体によってはごみの量に応じて処分費用が生じる場合もあります。
衣類をごみとして処分する場合には、自治体のルールを確認しましょう。
もし状態が良ければ古着屋などで買い取ってもらうことで費用を抑えることができるでしょう。また、海外に寄付したりネットオークションで販売するという方もいるようです。
趣味の物は故人によって多岐に渡るので処分方法も様々です。リサイクル品として特によく出てくるのは、釣り竿、本、骨董品、絵画だと言われています。それぞれの処分方法を見ていきましょう。
釣り竿を処分するには粗大ごみで出す必要があります。しかし、小さく裁断できれば不燃ごみで出せる場合もあります。
釣り竿を引き取ってくれる釣具店もあるようなので、処分に困った際には連絡してみましょう。
本は基本的に資源ごみとして出せる自治体が多いようです。
古本屋に持っていくと買い取りや引き取りで対応してもらえる場合が多く、専門書の場合は思いの外高値で売れることもあるようです。また、図書館などは不要な本を募集しているところもあります。
骨董品はその大きさから粗大ごみとして扱われることが多いようです。
ただし、骨董品は価値の高いものも多いので、処分する際には慎重に検討しましょう。一度リサイクル業者に査定依頼をするのをおすすめします。
絵画はほとんどの場合普通ごみとして出すことができます。
額縁に関しては、大きさや素材によって粗大ごみに分類されるか、不燃ごみとして扱われることが多いでしょう。絵画も骨董品と同じく高価な場合があるので、一度リサイクル業者で査定されることをおすすめします。
遺品整理のリサイクル品について、ご遺族自身で遺品を処分する方法をご説明してきました。しかし、リサイクル業者や遺品整理業者に依頼するメリットは多くあります。どのようなメリットがあるのかをご説明します。
故人が旅立った後、残されたご遺族は遺品整理以外にもやらなければならないことが多くあります。
例えば、ハウスクリーニングの依頼や不動産会社との手続き、葬儀の手続き、資産の整理など対応は多岐に渡ります。
遺品整理は不用品の運び出しだけでなく、処分の手続きや遺品と不用品の仕分けなど、体力的にも精神的にも負担の大きい作業です。
ご遺族や親族が多くいらっしゃり役割分担できているのであれば良いかもしれませんが、負担が大きすぎる場合には遺品整理業者やリサイクル業者に依頼するメリットは大きいでしょう。
遺品の中には状態の良いものがあったり、価値のある上質な物品が眠っている場合があります。
しかし、遺品整理は余裕のないなかで行うことが多く、遺品のもつ価値を考慮できないまま処分することになるでしょう。
リサイクル業者や遺品整理業者に買い取りの依頼をすることで、もしかしたら遺品整理の費用を賄えるかもしれません。
一つひとつの遺品処理費用は安いかもしれませんが、遺品整理で排出される遺品の量はかなり多くなります。
もちろん遺品の状態が買い取り可能である必要はありますが、無料で引き取りをしてもらうだけでも経済的な負担は軽減されます。
遺品の状態に応じて、遺品整理業者やリサイクル業者の活用を検討しましょう。
遺品は故人と生活をともにしてきた物品であり、処分する際に迷いが生まれることもあるでしょう。
遺品整理をしなければならないと焦りつつも、故人を思って遺品の仕分けや処分が進まない方も多いようです。
しかし、すべて形見受けすることは現実的に難しい場合がほとんどですよね。
遺品の状態が良く、遺品整理業者やリサイクル業者に買い取ってもらえれば、また別の場所で大切に使用されるかもしれません。
故人としても、遺品が処分されてしまうより他の人に使ってもらった方が嬉しいかもしれないですよね。
もし処分するにも気が引けると感じる場合には、リサイクル業者の利用を考えてみても良いでしょう。
ご自身の負担や費用のバランスを考えた上で遺品整理業者やリサイクル業者に依頼することを決めたとします。
残念ながら遺品整理業者のなかにはトラブルを起こしてしまうような悪徳業者も存在しています。
遺品整理業者やリサイクル業者を選ぶ際に注意しなければならないことがあります。業者選びの際に注意するべきポイントを見ていきましょう。
遺品整理業者には、遺品整理専門業者とリサイクルや不用品回収の一環として遺品整理を行っている業者があります。
遺品整理を専門で行っている業者は、遺品整理の経験や実績があるので安心して任せられることがメリットです。
故人を偲びながら遺品整理を行ってくれる優良な業者も多いです。
しかし、遺品を整理で行っている業者にはデメリットもあります。そのデメリットとは、リサイクル業者と比べると販路が少ないことです。
もちろんリサイクルの側面でもしっかりとした販路を確保している遺品整理専門業者もありますが、リサイクル業者では買い取ってもらえるかもしれない物も処分の対象になるリスクがあります。
依頼する際には買い取りを積極的に行ってくれる業者なのか確認しましょう。見積もりを依頼する際に、買い取りをしてくれるのかを確認するのも良いでしょう。
遺品整理業者やリサイクル業者を選ぶ際には、ちゃんと認可されている業者なのかを確認しましょう。
リサイクル品を買い取って販売する場合には「古物商許可証」が必要です。
遺品整理でトラブルが起こってしまってはご遺族の負担がますます増えてしまうことになります。信頼のできる優良業者をしっかりと選定し、遺品整理をスムーズに進めましょう。
遺品は個人の生活のなかで長年使われていた物が多いです。
使い古されて使用感のある物の場合、よほど高価な物や希少な物でなければ、基本的には買い取ってもらえません。リサイクル業者も利益が出る物でないと買い取りはしないと心得ておきましょう。
また、孤独死などの場合は遺品に臭いがついてしまっていることも多く、リサイクル業者のみならず遺品整理業者の処分も断られる場合があります。
その場合は特殊清掃業者に依頼する必要が出てきますので、遺品の状態に応じて業者を選定しましょう。
遺品整理業者やリサイクル業者の見積もりの段階で買い取ってもらえるかを確認しておくと良いでしょう。
遺品として骨董品や絵画など一見して価値が判断できない場合は専門の買い取り業者に査定を依頼しましょう。
遺品整理業者やリサイクル業者は例え優良な業者であっても、専門的な需要のある遺品を正確に査定できない場合があります。
本来の価値で買い取ってもらうためには、専門業者に依頼して適正な買い取り価格を出してもらうのが好ましいです。
遺品整理でよく出るリサイクル品と、その処分方法、遺品整理業者やリサイクル業者の選び方をご説明しました。
遺品整理は遺品の仕分けなども大変ですが、なにより遺品の処分方法が複雑であり、心も身体も疲弊してしまうかもしれません。
遺品整理は、ご遺族にとって故人にしてあげられる最後の親孝行です。できるだけ穏やかに故人を送り出せるよう、遺品整理業者やリサイクル業者などの利用を検討し、負担の少ない方法を考えておきましょう。
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