両親と離れて暮らす場合、両親が高齢になってくると子どもも心配になるものです。

また自分自身が高齢になってきて、新たな生活の場を探したいということもあるでしょう。

今は高齢化社会が進行している現状であるため、高齢者向けの住宅も増えており、高齢になってからの生活の場が見つけやすくなっています。

しかし高齢者向けの住宅は様々あり、それぞれ違った名称で呼ばれることも多いため、各住宅にどのような特徴があるのかが把握しにくいというのも事実です。

そこで今回は、高齢者向けの住宅の一つである、介護付きマンションについて見ていきます。

目次

• 介護付きマンションとはどんなもの？
• 介護付きマンションの入居条件は？
• 介護付きマンションの費用は？介護保険は使える？
• 介護付きマンションのメリットとデメリット
• 介護付きマンションへの引っ越し前に生前整理を
• 「介護付きマンションとは」まとめ

介護付きマンションとはどんなもの？

介護付きマンションとは、その名の通り介護サービスが受けられるマンションです。

基本はマンションと変わりがないため、一般的なマンションと同様に生活することができます。しかし高齢になってくると、いつ何があるかわからないものです。

そういった万が一の場合でも、管理人やスタッフが常駐しているため安心です。

またマンション自体に医療を受けられる施設がある場合もあります。もしそういった施設がない場合でも、病院と提携していることがほとんどなので、病気になった時も安心できます。

このように介護付きマンションは、マンションでありながら様々なサービスが受けられる、入居者にとっても、その家族にとっても安心感のあるマンションだといえるでしょう。

介護付きマンションの入居条件は？

非常に安心感のある介護付きマンションですが、介護付きというだけあって入居するにも厳しい条件があるのではないかと思われるかもしれません。

しかし介護付きマンションの特徴として、要介護度にかかわらず全ての人を受け入れるようになっています。もちろん介護が必要でない場合も入居可能です。

しかし年齢には条件があり、多くの介護付きマンションでは50歳以上という条件が設定されています。マンションによっては年齢が前後することもあるので、事前に確認しておいてください。

しかし年齢の条件はあるものの、夫婦で入居する場合はどちらかが50歳以上であれば入居可能となっています。

つまり介護付きマンションに入居することは、それほど難しいことではないということです。

介護付きマンションの費用は？介護保険は使える？

介護付きマンションに入居する際には条件も気になるかと思いますが、やはり費用も気になるところです。

介護付きマンションの入居に必要な費用は、マンションの設備や立地によっても違いますが、高いところだと数千万円ほどになります。また管理費も必要となります。

介護付きマンションにも様々あるため一概には言えませんが、入居に必要な費用や管理費は一般的なマンションよりも高くなる傾向にあります。

というのも、介護付きマンションでは様々なサービスを行うための設備があったり、管理人やスタッフが常駐したりしています。その分一般的なマンションよりも費用が掛かってしまうのです。

また介護付きマンションであれば、入居の費用に介護保険を利用することができるのでしょうか。

実はこれはできません。

介護付きマンションはサービスを受けることができるものの、マンションとして扱われます。そのため介護保険は利用できないのです。

しかし介護付きマンションに入居している中で利用するサービスにかかる費用は、介護保険を利用することができる場合があります。

サービスを利用する際には介護保険が適用されるのかを確認しておきましょう。

介護付きマンションのメリットとデメリット

介護付きマンションがどのようなものを見ていきましたが、ここでメリットとデメリットをまとめて見ていきます。

介護付きマンションのメリット

まず介護付きマンションのメリットを見てみましょう。

何度か書いていますが、介護付きマンションには管理人やスタッフが常駐しています。そのため万が一何かあった場合でも安心できますし、家族との連絡も取りやすくなります。

またマンションによっては共同の施設などがあり、同じ入居者との交友を深めることができます。

通常のマンションではご近所付き合いも薄くなっているため、介護付きマンションならではのメリットと言えるでしょう。

また介護付きマンションは建物が新しい場合が多いです。つまり内部の住宅設備も新しい場合が多く、お風呂場でのヒートショックなど、高齢者を襲う危険性も軽減されます。

介護付きマンションのデメリット

介護付きマンションはサービスが充実しているためデメリットは多くありません。

しかしサービスや設備が充実しているがゆえに、入居費や管理費が高くなってしまうことがデメリットだと言えるでしょう。

介護付きマンションを選ぶ際には、入居時の費用を比較して検討すると良いです。

介護付きマンションへの引っ越し前に生前整理を

もしも介護付きマンションに入居するとなった場合、新たな住居に住むわけですから、引越しをすることになります。

もちろん全ての持ち物を持っていくことも可能ですが、引越しを機に生前整理をして持ち物を選定してから引っ越すことをおすすめします。

新たな生活の場ですから、持ち物を整理してすっきりとした気持ちで入居したいものです。

またあまり考えたくはないことですが、いずれ来る最期の時に備えて持ち物を整理しておくことも大切なことです。

生前整理は自分自身で行うこともできますが、生前整理業者に依頼をすることで負担を減らすことができます。

介護付きマンションでの新たな生活を、生前整理を行って新たな気持ちで迎えましょう。

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「介護付きマンションとは」まとめ

介護付きマンションとはどのような住宅なのかを、費用や条件、メリット、デメリットの観点から見ていきました。

介護付きマンションは非常にメリットが多い住宅ではありますが、費用が高くなってしまうというデメリットもありました。

介護付きマンションの中には、受けられるサービスが少なくなる代わりに入居の際の費用が安いというものもあります。

選択肢は数多くありますので、比較検討をして、快適な住まいを見つけてください。

そしてこの機会に生前整理を行って、すっきりとした生活を送ってみてはいかがでしょうか。

記事を読んで介護関係のマンションに関してもっと知りたい！と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。

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