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投稿日:2017年09月17日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
高齢者福祉施設をご存知でしょうか。
特に両親が高齢になってきて、施設の利用を検討している人などは、よく耳にするかもしれません。
しかし、この高齢者福祉施設がどのような施設なのは知らない人も多いかもしれません。
実は高齢者福祉施設という言葉は一般的ではありません。高齢者福祉施設は施設の総称として使われることが多く、様々な種類の施設をひとくくりにして「高齢者福祉施設」と呼んでいるのです。
では高齢者福祉施設にはどのような種類の施設があるのでしょうか。また各施設の特徴にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、そのような点を明らかにしていきたいと思います。
高齢者福祉施設とは数種類ある施設の総称として使われています。では高齢者福祉施設にはどのような施設が含まれているのでしょうか。
高齢者福祉施設には、養護老人ホーム、軽費老人ホームA型、B型、ケアハウス、都市型軽費老人ホームの5種類の施設が含まれています。
これらの施設には大きな違いがあり、適した利用者も変わってきます。各施設の特徴から、その違いを見ていきましょう。
高齢者福祉施設に含まれる5種類の施設にはどのような違いがあるのでしょうか。
養護老人ホームは自立した生活ができるものの、経済的な理由などから在宅での生活が困難な高齢者、または家庭の状況で介護する家族がいない高齢者が入所する高齢や者福祉施設です。
入所条件は65歳以上で、生活保護を受けているといった経済的な問題がある場合や、介護が必要な状態にもかかわらず介護する家族がいない場合など、様々な条件が設定されています。
養護老人ホームでは日常生活のサポートや介護などのサービスが受けられますが、医療サービスはそれほど充実していません。
また居室は基本的に個室となっています。施設によっては相部屋の場合もあります。
高齢者福祉施設の2つ目は軽費老人ホームです。この軽費老人ホームはA型とB型の2種類があります。
A型、B型ともに、家庭の事情によって家族との同居が困難な高齢者や、頼る家族がいない高齢者が入所するための高齢者福祉施設となっています。
A型とB型の違いは入所条件にあり、60歳以上を対象としていることに違いはありませんが、A型は月の所得が35万円以下の人に限ります。B型については、制限がありません。
またA型は日常生活をサポートしてもらえるサービスが受けられますが、B型は自炊が基本となっているので、サポートは最小限となります。
この軽費老人ホームは、1990年以降は新設されておらず、徐々にケアハウスに建て替えられているため、施設数は年々減少しています。
しかし既存の施設によっては定員に空きがある場合もあるため、全く入所できないわけではありません。
軽費老人ホームに取って代わる存在となっているのがケアハウスです。
以前は高齢者福祉施設の中でも、軽費老人ホームのC型と呼ばれていました。
ケアハウスは自炊ができないほどになっている高齢者や、自立した生活に不安がある高齢者を対象とした高齢者福祉施設です。
入所条件は60歳以上で、上にも挙げたように自炊ができない場合や自立した生活に不安がある場合となっています。
受けられるサービスは、食事や入浴といった日常生活のサポートとなっています。
また介護が必要な高齢者を対象としたケアハウスもあり、そういった施設では介護サービスも受けることができます。
ケアハウスの施設数は高齢者福祉施設の中でも多いので、入所しやすいと言えるでしょう。
都市型軽費老人ホームは、特殊な軽費老人ホームとも言える施設です。
都市型軽費老人ホームは、自立した生活に不安があり、家族の介護が受けられない高齢者を対象とした高齢者福祉施設です。
入所条件は60歳以上で、日常生活を自立して行うには不安がある高齢者となっています。
この都市型軽費老人ホームは、軽費老人ホームA型、B型とどのような違いがあるのでしょうか。
軽費老人ホームはその名の通り、費用を抑えた高齢者福祉施設です。
しかし都市部になると地価などの影響で費用を抑えることが難しくなります。そこで居室の面積を、その他の種類の施設よりも狭くすることで料金を抑えているのが都市型軽費老人ホームです。
高齢者福祉施設とひとくくりであっても、施設の種類によって様々な特徴があり、入所条件やサービス内容も違います。
また施設によってサービス内容も変わってくるでしょう。
各施設の違いをしっかりと確認しておくことで、数種類ある施設から最適な施設を選ぶことができます。
数種類ある高齢者福祉施設から1つを選ぶには、それぞれの特徴を知ることも大切ですが、費用の違いも知っておきたいところです。
では高齢者福祉施設の種類によって、費用にはどのような違いがあるのでしょうか。
養護老人ホームでは入所時の費用が必要ありません。一時金もありません。
そして月額料金は約10万円となっています。
しかしこの月額料金は利用者や家族の所得によって左右され、所得が少ない場合には無料になることもあります。
軽費老人ホームは、前述したようにA型とB型が存在しますが、この2種類でも費用に違いがあります。
まずA型、B型ともに入所時の費用は必要ありません。
そして月額料金は、A型が6万円〜14万円ほど、B型は5千円〜5万円ほどとなっています。
B型は自炊が基本となっているため、食事の費用が含まれておらず、A型よりも低額になっています。
ケアハウスの場合は、まず入所時に一時金が必要となります。一時金の相場は数十万円〜数百万円と幅があります。
そして月額料金は10万円〜20万円ほどとなっています。
都市型軽費老人ホームにかかる費用は、軽費老人ホームA型、B型と同様に、一時金は必要がありません。
しかし月額料金は10万円〜13万円ほどと、軽費老人ホームA型、B型よりは高く設定されています。
居室を狭くして費用を抑えてはいますが、やはり都市部であるため少し高くなってしまうのです。
高齢者福祉施設の費用を見る場合には、介護保険が利用できるのかという点にも注目しておきましょう。
高齢者福祉施設でも介護保険は利用できます。ケアハウスは費用が高いと思われがちですが、要介護度によっては費用が安くなります。
しかしケアハウスや都市型軽費老人ホームの場合、居室や介護にかかわらないサービスの料金は介護保険の対象となりません。
どの部分が介護保険の対象になるのかを事前に確認し、必要となる費用をあらかじめ知っておくことも大切です。
高齢者福祉施設には様々な種類がありますが、そのほとんどは居室が個室となっており、プライベートな時間を大切にすることができます。
つまり持ち物も持ち込んで、より生活を充実させることもできるということです。
しかし多くの持ち物を持ち込んだからと言って、快適な生活になるとは限りませんし、反対にスッキリとしない生活を送ることになってしまう恐れもあります。
また高齢者福祉施設の入所中に認知症が始まるということも考えられます。
最近では持ち主の意思を尊重した整理を行うために生前整理が行われていますが、認知症になってしまってからでは生前整理もままならなくなります。
高齢者福祉施設で充実した生活を送るため、認知症になってしまったときのために、生前整理を行ってみてはいかがでしょうか。
しかし生前整理を行うのも簡単ではないと思っている方も多いでしょう。そういった場合には生前整理業者に依頼をしてみましょう。
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高齢者福祉施設に含まれる様々な種類の施設の特徴から、それぞれの違いを見ていきました。
施設によって入所条件や受けられるサービスが違うため、入所前にどの施設が最適なのかを把握しておくことが大切です。
しかし種類によって違いはありましたが、どの施設も低所得者向けに設置されていることがわかるかと思います。
施設の利用を検討している中で、所得の問題にぶつかった際には、高齢者福祉施設の利用を検討してみてください。
多くの種類があるので、合った施設が見つかるはずです。
記事を読んで、高齢者施設についてもっと知りたいと思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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