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投稿日:2017年09月24日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
「お片付け」、日本人であれば小さな頃から親や先生に言われ続けてきた言葉です。
文字を覚えるよりも先に「おもちゃを片付ける」ことを学んだ人も多いはずです。
得手不得手はありますが、「片付け」は非常になじみ深い言葉です。
一方、「断捨離」はまだ新しい言葉です。
書籍やテレビなどで盛んに取り上げられるようになったのは2010年頃です。
すっかり定着した感もありますが、言葉としては知っていても意味はよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
「片付け」と「断捨離」は同じものとして考えられがちですが、実は意味するところが大きく違います。
今回は「片付け」と「断捨離」の違いとそれぞれの進め方などをお伝えします。
まずはこちらの表を見て下さい。
片付け | 断捨離 |
片付ける→ものを買う→散らかる→また片付けを繰り返す | 意識を変える→片付ける→キレイな状態を保つ |
いかがですか?
こうして見ると「片付け」は同じことを繰り返すことであり、「断捨離」は一度意識が変われば元に戻らないということがお分かりいただけると思います。
同じ「片付ける」というプロセスを通りますが、たどり着く場所は随分違います。
それでは「片付け」と「断捨離」のそれぞれを見ていきましょう。
一般的に部屋を「片付ける」と言う場合には、
の2通りがあります。
1は日常生活の中では「掃除」と呼ぶことのほうが多いですね。問題なのは2のほうです。
洋服や書籍、趣味のモノなど、気がつけば増えているモノの多いこと。
モノが多いことがいけないのではなくて、詰め込まれていたり散らかっていたりして使い勝手が良くないことが問題です。
置いてある場所や持っていることさえ忘れているモノ、皆さんにはありませんか?
いつかはしなくては、と考えていてもなかなか実行に移せないのが「片付け」です。
急な来客に慌ててモノを「片付けた」というか「隠した」経験はありませんか?
「片付け」はおおまかに言うと
の作業です。
行き当たりばったりで始めるとかえって収拾がつかなくなります。
まずは「片付ける」対象のモノを決めて必要か不必要かに分けましょう。
この時にどうしてもどちらにも決められないモノはとりあえず保留ということにしておいて作業を進めます。
「片付け」が苦手な理由にモノを捨てるのがもったいないということを挙げる人もいます。
しかしながら使われないモノを仕舞い込んでいるよりも必要とする人に使ってもらう方がいい、という考え方もあります。
現代はインターネット上でも簡単にモノの売り買いができます。
直接リサイクルショップを利用してもいいですし、「片付け」をしたことで予定外の収入が得られることもあります。
また特に子供の洋服やおもちゃなどは友人同士で譲り合う、ということもできます。
収め方で一番大事なのは「使いやすい」収納方法にすることです。
「片付け」をしてせっかくできた空きスペースにモノを詰め込むだけでは本当に「片付いた」ことになりません。
収納場所に合った収納ケースやグッズを使って見やすく使いやすい収納を心がけます。
ただし先に収納グッズを揃えるのではなく、収納すべきものを選択してから必要な分だけを用意しましょう。
その時の住まいや自分のスタイルに合わせて最適な収納方法を見つけていきます。
「断捨離」の生みの親であるやましたひでこさんは「断捨離と片づけはまったくの別ものである」とおっしゃっています。
「断捨離」とは片付け方の指南ではなく片付けることで「モノへの執着をなくす」ことを目的としているからです。
ただ片付けて終わりではなく、片付けたことで変わる自分の意識やその意識を生活や人生に反映させることが「断捨離」です。
最近では「終活」の一環として「断捨離」を考える人も多いようです。
「終活」とは残りの人生をより快適に生きるための準備ですから、今の自分に必要なものだけを残して後は処分する「断捨離」は理にかなった考え方です。
とはいえいきなり家中全部は無理というものです。
まずは「断捨離」をしっかりと意識した上でお財布の中や引き出し一段分など小さなスぺースから始めてみましょう。
すべてのモノは上の3つに分けられます。
まずは身の周りのモノからどれにあたるのか?考えてみましょう。
考えているうちに判断する力もスピードも身についていきます。
「断捨離」の考え方に慣れたら徐々に作業する対象を広げていきます。
「片付け」と「断捨離」、それぞれの考え方や進め方を理解したら後は実行あるのみです。
しかしながら時間的に余裕がない、どこから手をつけていいか見当もつかない、体力的に不安がある、などの理由から自分で「片付け」や「断捨離」をすることが難しいこともあります。
そのような時にはプロの手を借りてみてはいかがでしょうか?
整理収納アドバイザーや片付けコンサルタントという資格を持っている人や、資格保有者がいるハウスクリーニング業者を利用します。
希望の場所だけから家一軒まるごとまで、作業対象や予算に合わせてお願いできます。
また最近多い終活の一環として「断捨離」をする人に人気なのが生前整理業者です。
独自のノウハウと実績があるので自分の家はもちろんですが、高齢の両親や親族のために利用する人も年々増加傾向にあります。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている生前整理業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
最後に大切なことをひとつお伝えします。
「片付け」や「断捨離」で自分のもの以外を処分する時には家族と事前にきちんと話し合っておきましょう。
家族が大切にしているモノや思い出のものを自分の判断で処分したためにトラブルになってしまった、というのはよくあることです。
夫婦間、親子間でもモノに対する感じ方や思い入れは違います。
面倒でもひとつずつ確認してからモノの行先を決めて下さい。
特に「断捨離」をする、と聞くとなんでも捨てられてしまうと思う人が多いので、まずは「断捨離」の考え方やなぜ今自分は「断捨離」をしたいのか、を相手に伝えましょう。
「片付け」は実践、「断捨離」は意識改革。違いをご理解いただけましたか?
どちら行うにしても事前にしっかりとした計画を立てておくとスムーズに運びます。
自分で行う人もプロの手を借りて行う人も、今の自分に合った快適な生活空間を手に入れて下さい。
記事を読んで、もっと片付けや断捨離に興味を持った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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