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投稿日:2017年10月05日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
高齢化が進む現在、避けて通れない問題となっているのが介護です。
介護を必要とする背景には、怪我や病気により寝たきりになったり、認知症を患い目が離せない状況になったりすることがあげられます。
たとえ介護が必要になっても、大切な家族とはいつもそばにいたいと考える人は少なくないはずです。
自分の家族を自宅で介護する可能性は誰しもあり得ます。
さらに高齢化の進行が考えられる今、誰もが在宅介護について学ぶ必要があるのかもしれません。
在宅介護とは、その名の通り自宅で要介護者の介護を行うことです。
在宅介護というと、要介護者の介護のすべてを家族のみで行うことをイメージするかと思います。
しかし、自宅ですべての介護を行う場合はもちろん、訪問介護やデイサービスを利用している場合も在宅介護に含まれます。
在宅介護を行う中で、要介護者が日常生活を営むために様々な支援を受けることがあります。
介護に関する専門的な知識を持たない場合、全ての介護を家族のみで行うことはとても大変です。
また、仕事などの関係で常に介護ができない場合もあります。
そのような場合には、専門的な知識を有する介護士などに自宅に来てもらい、介護のサポートをしてもらうことができます。
これが、在宅介護における訪問介護です。
似たような言葉に、居宅介護というものがあります。
居宅介護とは、ケアマネージャーによる支援であり、介護保険の範囲内のサービスのみを受けることを指します。
一方、訪問介護は、ヘルパーによる支援であり、介護保険の範囲を超えるサービスにも対応してもらうことができます。
一見すると、国家資格であるケアマネージャーの支援の方が安心できるように感じますが、介護保険の範囲内という制約があるため、居宅介護ではなく訪問介護を利用する場合も多くあります。
介護を行う背景には、その家族ごとの生活スタイルや事情などがあり、一つとして同じ介護はありません。
訪問介護は、その様々な介護現場での要望を反映している制度であるといえます。
高齢化による介護施設の不足や、住み慣れた家を離れたくないという理由から、在宅介護は近年増加しています。
介護をする側も、できる限り家族で過ごしたい、他人に介護のすべてを任せたくないという理由から在宅介護を選択する場合も少なくありません。
しかし、自宅で介護するということは、簡単なことではありません。
在宅介護における問題は多く、特に「老老介護」や「認認介護」は在宅介護の主たる問題として様々な場面で取り上げられています。
老老介護は、高齢者が高齢者を介護することであり、認認介護は認知症の方が認知症の方を介護することです。
介護はトイレや入浴の補助など、体力に自信のある人であっても重労働です。
ましてや高齢者となると、介護の際に支えきれずに転倒したり、腕や腰に負担がかかりけがをしたりと、介護をする側にも様々な危険性があります。
最近では、子供たちが遠方で暮らし、高齢者夫婦のみで生活をする家庭も増えてきています。
今後はさらに高齢者による高齢者の介護が増加することが考えられます。
老老介護や認認介護では、周囲から孤立し、介護の悩みを打ち明けることができずに介護する側がうつ状態になることもあります。
このような問題に対応するべく、自治体では介護をする側の負担を軽くする様々な取り組みを行っています。
また、デイサービスや訪問介護をうまく活用して、介護者の負担を減らしていくことが重要です。
在宅介護を行う上で大切なことは、孤立してしまわないことであると考えられます。
在宅介護は先の見えないものであり体力的にも精神的にも負担が大きいため、一人で行うには限界があります。
在宅介護を行いながら受けることができるサービスを知り、上手に活用することで、介護の負担を減らすことができ、介護をする側もされる側も毎日を穏やかに過ごすことができます。
訪問介護サービスは、介護福祉士やホームヘルパーなどが自宅へ訪れ、食事や入浴などの身体の介護の他、料理や洗濯などを行ってくれるサービスです。
自宅に居ながら介護のサポートを受けることができるので、要介護者の移動が困難な場合やお仕事などで家を空けることが多い場合などに活用したいサービスです。
通所介護サービスはデイサービスやデイケアのことで、施設に通って介護を受けることです。
なお、デイサービスはデイサービス事業所に通い、食事や入浴などの介護を受けることであり、デイケアは病院などに通い、リハビリなどを受け機能回復を図ることを言います。
介護をする人が仕事や体調不良などで介護が行えない場合に、有料老人ホームなどに短期間入所することです。
数日から1週間程度は入所でき、食事や入浴などの介護全般を受けることができます。
自宅で介護をしようとしたとき、どのようなサービスがあるのか、在宅介護に関する疑問点などはどこで解決すればよいのかという問題が出てきます。
そのような場合、それぞれの市町村に設置された在宅介護支援センターに相談することをおすすめします。
在宅介護支援センターとは、介護に関する相談に対し、必要な保険・福祉サービスが受けられるように、市区町村の行政機関やサービス実施機関、居宅介護支援事業所などと連携して調整を行う機関のことです。
相談には無料で対応してくれ、必要に応じて助言やサポートをしてもらうことができるので、在宅介護の負担を軽くすることができます。
市町村が運営する機関として、2006年に設置がスタートしたのが、地域包括支援センターです。
地域包括支援センターは、在宅介護支援センターと同様に、全ての高齢者を対象として様々な相談を受け付けています。
在宅介護支援センターと地域包括支援センターはともに同じような役割をしている機関ですが、どのような点が違うのでしょうか?
大きく違う点としては、在宅介護支援センターは老人福祉法、地域包括支援センターは介護保険法をもとに運営されています。
また、在宅介護支援センターはケアマネージャー・介護福祉士・社会福祉士などいずれか1人が在籍しているのに対し、地域包括支援センターはそれらの専門スタッフを3名在籍し、より柔軟に対応できるようになっています。
つまり、従来の在宅介護支援センターに比べ相談対応がより強化した形となり、現在在宅介護支援センターは地域包括支援センターへの統廃合が進められています。
在宅介護を行うには、要介護者の現状をきちんと把握し、どのような介護が必要であるか、介護サービスはどのようなものを依頼すればよいかなどを検討する必要があります。
介護が必要になったからと、事前の準備もせずに在宅介護を始めるのは危険です。
在宅介護を行うには、まず介護しやすい環境を作ることから始まります。
介護用ベッドを設置したり、壁や階段に手すりを付けたりするなどの必要があるかもしれません。
また、寝たきりや車いすの介護では、玄関やトイレなどをバリアフリー対応にするなど住宅の内装を変える必要性があります。
在宅介護を始めることをきっかけに、家財道具などを整理する生前整理を行うこともおすすめです。
しかし、生前整理を個人でやるのは体力的にも時間的にもとても大変です。そこで、生前整理を業者に依頼することをおすすめします。
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在宅介護を行う最大のメリットは、要介護者の精神的な負担が軽く済むことといえます。
施設介護の場合、慣れない施設という環境に加え、介護のすべてを他人に任せることになります。
また、女性の場合、トイレや入浴の際に家族以外には見られたくないという方もいます。
さらに、施設介護に比べ費用が安く抑えられる点や、介護に関する自由度が高く、様々な選択肢がある点もメリットといえます。
介護する側の生活スタイルやお仕事などの状況に合わせて、デイサービスや訪問介護を取り入れることで、極力自力での介護を行いつつ、介護の負担を減らすことが可能となります。
一方で、在宅介護にもデメリットはあります。
まずは、夜間の介護は必ず必要となるということです。
昼間の間は、デイサービスや訪問介護のサービスを利用して負担を減らすことができますが、夜間は家族のみで介護を行うことになります。
夜間に介護を行うことは睡眠時間の減少など、想像以上に重労働です。
在宅介護を一人で行う場合などは、負担が大きくなるため、介護をする側が体調を崩してしまう可能性もあります。
一人で介護している場合、介護する側が倒れてしまったために、要介護者が介護を受けられず最悪の場合死に至るケースも考えられます。
在宅介護をすべて自力で行うには限界があります。
専門的な知識が必要な場面や、介護に関する悩みにぶつかることもあると思います。
そのようなときは、在宅介護支援センターなどの市町村の機関やデイサービスなどを上手に活用するようにしましょう。
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