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投稿日:2017年10月05日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
特殊清掃の現場では、感染症のリスクが伴います。
したがって、原則としては特殊清掃業者に依頼して消臭・除菌をしてもらうまでは、入室しない方が無難です。
しかし、特殊清掃が完了する前に孤独死や自殺の現場に入って、通帳や判子、大切な書類などを探したいという個人の方もいらっしゃるかと思います。
今回は、そんな特殊清掃の現場での感染症のリスクと、感染症のリスクを抑えるための対策をご紹介したいと思います。
死体が腐敗し始めると、死臭が漂い始めます。
死臭の原因は、何百種類もの揮発性有機物が混ざりあったものだとされています。
この臭いは、人間の体内の組織をガスと塩分に分解するバクテリアによって発生しています。
時間が経過した臭いは非常に強烈ですが、それ以上に注意しなければいけないのは、感染症のリスクです。
感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳などの症状が出ることを指します。
死体から体液や血液が滲み出している特殊清掃現場では、この感染症にかかる可能性が高くなります。
人間の細胞は人間が亡くなると少しずつ死んでいき、数時間後にはすべての細胞が死にます。
ウイルスは人間の細胞が生き続ける限りは生き続けるので、死後数時間経てばウイルスも死んでしまいます。
しかし、細菌については細胞が死んでいるか生きているかに関係なく、栄養物があれば活動、増殖していくのです。
したがって、特殊清掃の現場に入る時には、しっかりと防護服などで身を保護して入室することをオススメします。
「特殊清掃の現場に入る=感染症のリスクがある」という前提の方が良いからです。
【参考・参照サイト】三重県感染症情報センター
このように特殊清掃現場における感染症へのリスクは認識いただけたと思います。
それでは次に、どのようにして特殊清掃現場に入る時の感染症のリスクを下げるのでしょうか?
今回は2つの方法をお伝えしたいと思います。
特殊清掃の現場に入る時には、感染症のリスクを下げるために防護服を着用するようにします。
特殊清掃の防護服は、ワークマンのような小売店でも販売している他、AmazonのようなECサイトでも取り扱っています。
値段は500円〜となっています。
ただし、防護服だけではなくマスクやシューズカバー、グローブなども準備するようにしてください。
防護服だけだと不十分で足元や顔はカバーできません。
下記のような防護服セットなども販売されていますので、バラバラに購入するのが面倒という人には便利です。
[caption id="attachment_13941" align="aligncenter" width="301"]防護服.comが販売している防護服セット[/caption]
とにかく、十分な対策をした上で特殊清掃の現場には入るようにしましょう。感染症に罹ってしまってからでは遅いですよ。
ここまで読み進めてきて特殊清掃の現場に素人が入ることのリスクがお分かりいただけたのではないでしょうか?
そうはいっても、「現場に大切な書類があってなんとしても見つけたい!」といった要望があるのも事実です。
そんな時には、特殊清掃業者に依頼して対応してもらうようにしましょう。
特殊清掃業者に依頼すれば、感染症のリスクのある現場に入れるようにしてくれます。
特殊な清掃道具を使用して、死体のあった部屋を重点的に掃除してくれるのです。
そうすることによって、死臭は完全に除去できてなかったとしても、感染症のリスクを極限まで抑えた状態にしてくれるのです。
「とにかく部屋に入りたい!」という方は、特殊清掃業者に依頼して入室できるようにするまでまずは行ってもらいましょう。
特殊清掃現場の感染症へのリスクを回避するために、特殊清掃業者に依頼して現場に入れるようにしてくれる方法を紹介してきました。
しかし、「死臭が取れない」「不当請求をされた」などというトラブルに巻き込まれたケースは後を絶たない状況です。
ここでは特殊清掃業者に依頼する際の注意点をお伝えします。
WEBサイトなどを確認して、その特殊清掃業者の評判をチェックするようにしましょう。
業者のWEBサイトに掲載されている評判は、どうにでも作れてしまうので、できれば第三者の評判を参考にするようにしましょう。
特殊清掃業者の評判だけでなく、実績も確認するようにして下さい。
やはり、実績が多い業者の方が安心して依頼することができます。
特殊清掃は、時間と費用が掛かってくる作業になります。
そのような中で、あまりにも費用が他の特殊清掃業者と比較して安いところは、怪しんだ方が良いでしょう。
費用が安いということは、どこかで費用を削っているということです。
企業努力での費用削減なら良いですが、サービスの質を下げる費用削減だとトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高くなります。
安いに飛びつかないようにすることが大事です。
上記なようなことをご自身で確認する時間はなく、悪臭や害虫により周辺住民の方に迷惑を掛けてしまうので「緊急でとにかく早く対処して欲しい!」という要望が多いと思います。
しかしいくら緊急とはいえ、先述のように焦って業者を選んで、悪質な業者に依頼してしまっては意味がありません。
では、なるべく時間を掛けずに安心できる業者を選ぶためにはどうすれば良いのでしょうか?
この記事を執筆しているオコマリでは、依頼者さまに最適な特殊清掃業者を紹介するサービスを提供しています。
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問い合わせや下見、見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
特殊清掃時の感染症のリスクについてまとめてきました。
特殊清掃が必要な現場に入室したいという要望はあると思いますが、その際にはしっかりと対策をした上で入室するようにしましょう。
無防備な状態で入室し、感染症に罹ってしまうのは非常に危険です。
また、できれば自分たちだけで解決するのではなく、特殊清掃業者に依頼して対処してもらうようにしましょう。
記事を読んで、特殊清掃のことをもっと知りたいと思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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