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投稿日:2017年10月08日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
皆さんは、老後どのような家に住みたいか考えたことはありますか?
もちろん、長年暮らした家に住み続けたいという方も多いと思います。
しかし、部屋が余ってしまったり、階段などの移動が困難になったりと、住み慣れた家を離れるという選択をする方もいます。
今回は、高齢化が進む今注目されている、高齢者向け住宅についてご紹介します。
高齢者向け住宅とは、主に「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」のことを指します。
サービス付き高齢者向け住宅とは、安否確認と生活相談が義務付けられた、高齢者専用のバリアフリー住宅のことです。
「サービス付き」はあくまでも安否確認と生活相談のサービスのことであり、必ずしも介護サービスが受けられるということではありません。
サービス付き高齢者向け住宅に入居できる条件は、主に60歳以上の単身または夫婦で、介護不要や軽度の介護の方を対象としています。
基本的には住み続けることが可能で、サービス付き高齢者向け住宅を終の棲家とする方もいます。
完全な個室のため、プライバシーは守られており、単身だけでなく夫婦での入居も可能です。
現在、サービス付き高齢者向け住宅は全国的に急激に増加しており、高齢化が進む今、サービス付き高齢者向け住宅での暮らしは、注目を集めています。
今までの家に住み続けたり、有料老人ホームに入居したりと、老後の選択肢は様々です。
サービス付き高齢者向け住宅は、数ある有料老人ホームと何が違うのでしょうか?
また、サービス付き高齢者向け住宅が人気となった理由はどこにあるのでしょうか?
老後の住まいとしてイメージするものに、有料老人ホームがあります。
有料老人ホームも、終の棲家として選ぶ方も多い施設ではありますが、サービス付き高齢者向け住宅は全く違う性質を持っています。
有料老人ホームは、要介護者を対象とした介護施設であるため、入居には高額な入居金を支払い、入居後は様々な介護サポートを受けながら生活していくことになります。
一方で、サービス付き高齢者向け住宅は、住宅という位置づけのため、入居の際は敷金礼金を支払い、入居後は必要なサービスを自ら選択して生活していきます。
つまり、サービス付き高齢者向け住宅は、今まで通りの暮らしに加え、受けたい介護サービスを追加して、自分流の暮らしにカスタマイズしていくということになります。
日々の生活においても、サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームには大きな違いがあります。
有料老人ホームは、来客や外出に制約があることが多い一方で、サービス付き高齢者向け住宅ではほとんどの場合居住者の自由にできます。
また、部屋の設備にも違いがあります。
有料老人ホームは一部屋13平方メートル以上と規定されているのに対し、サービス付き高齢者向け住宅は一部屋25平方メートル以上と広く設定されています。
これらの違いはすべて、サービス付き高齢者向け住宅が「施設」ではなく「住宅」であるということに由来しています。
老後の暮らしを考えたとき、一番不安に感じることは何でしょうか?
多くの人が、孤立してしまうことを恐れるのではないでしょうか?
いざというとき、周囲に頼る人がいないというのは誰でも不安に感じるはずです。
近年では、高齢者の単身世帯や高齢夫婦世帯が増加し、子供や近隣との関わりが希薄になっているケースが多くあります。
その点、サービス付き高齢者向け住宅では、プライバシーの守られた個室で生活するため、自宅の延長のような感覚で生活でき、日々見守りサービスを受けることができます。
プライバシーを確保しつつ、孤立を防ぐことができるのは、最大のメリットといえます。
また、食事や介護サービスは、受けたいものを選択するシステムなので、特別な介護サービスを必要としない人にとっては、余計な介護費用が発生しないという点もメリットといえます。
自分でできることは自分で行うことができるので、自宅で過ごすのと同程度の自由度の高さがあります。
介護は必要ないけれど、一人暮らしや高齢夫婦のみでの生活は不安という方には、サービス付き高齢者向け住宅での生活は最適といえるでしょう。
サービス付き高齢者向け住宅のデメリットとしては、介護が必要となった場合に住み続けることが難しいという点です。
サービス付き高齢者向け住宅は、介護サービスを提供していないため、介護が必要となった場合は別途介護事業者と契約することとなります。
そのため、介護にかかる費用が高額になったり、介護レベルが高くなると退去しなければならなくなったりします。
また、サービス付き高齢者向け住宅には、居室の広さや安否確認・生活相談サービスに関する規定はあるものの、介護サービスやスタッフなどに関する細かい規定がありません。
その為、施設ごとに受けられるサービスに違いがあったり、夜間のスタッフ体制に違いがあったりする点には注意が必要です。
食事や医療面、夜間スタッフ常駐など、手厚いサポートがある施設もあれば、最低限のサービスのみを提供し、介護サービスなどの契約は入居者にゆだねている施設もあります。
入居前にきちんとサービス内容を確認しないと、入居後に不便に感じることも出てきてしまいます。
安否確認や生活相談のサービスが付き、完全バリアフリーな上、自分専用の空間も確保できるサービス付き高齢者向け住宅に入居するには、一体どのくらいの費用が掛かるのでしょうか?
まず、入居の際にかかる費用は、通常の賃貸住宅と同様の敷金礼金のみです。相場としては、10〜35万円と言われています。
月額の費用は、賃料・管理費や共益費・水道光熱費・食費・施設提供サービスとなります。
施設提供サービスは、安否確認や生活相談にかかる費用であり、管理費には常駐するスタッフの人件費なども含まれます。
サービス付き高齢者向け住宅では、レクリエーションルームや談話室などの共用部分が備えられていることが多く、共有部分については共益費として費用を支払うこととなります。
そのため、共用部分の設備が充実している施設では、共益費が高くなることがあります。
賃料は、周辺の賃貸住宅の相場と同程度のことが多いようです。
そのほか、介護サービスを利用した場合は、サービス利用料金がかかります。
サービス付き高齢者向け住宅の入居者の約70%が、生活に満足しているというデータもあります。
では、入居者は数ある高齢者施設の中から、なぜサービス付き高齢者向け住宅を選んだのでしょうか?
有料老人ホームなどは基本的に要介護者が対象であるため、入居が困難ですが、サービス付き高齢者向け住宅であれば、健康でも入居できるために、入居を決める人も多くいます。
サービス付き高齢者向け住宅では、待機期間なく入居できることが多いため、希望の老人ホームの空きが出るまでの仮の住まいとして活用する方もいます。
子供が独立し、広い家からの転居を考えたとき、サービス付き高齢者向け住宅へ夫婦で入居する方もいます。
高齢になると、一般の賃貸契約を結ぶことが難しい場合もありますが、サービス付き高齢者向け住宅であれば問題なく契約できます。
介護中心の老人ホームに入居することに抵抗のある方もいますが、サービス付き高齢者向け住宅であれば、住宅という印象が強いため、抵抗なく入居することができます。
親の一人暮らしを心配して、ご家族が見守りのあるサービス付き高齢者向け住宅への入居を決めることもあります。
サービス付き高齢者向け住宅への入居が決まったら、今までの住まいからの引っ越し作業を行うこととなります。
ここでおすすめなのが、生前整理です。
サービス付き高齢者向け住宅は、個人の居室空間が限られているため、大型の家具などは持ち込めないことがあります。
入居に際し、自分の身の回りのものを整理することはとても大切です。
しかし、個人で生前整理を行うにはかなりの労力がかかってしまいます。
そこで、生前整理を業者に依頼することをおすすめします。
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高齢化社会が進行する今、高齢者がより快適に生活できるような住まいが増えてきています。
プライベートの空間を確保しつつ、同じような世代の人々と趣味などを共有しあう生活は、老後の生活をより明るいものにしてくれるかもしれません。
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