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投稿日:2017年10月13日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
孤独死などの現場で死体から発せられる死臭を除去する仕事である「特殊清掃」。
そんな特殊清掃の仕事を経験してみたいという方が増えているようです。
特殊清掃の現場は、精神的にも肉体的にも大変なこともありますが、社会的には非常に意義のある仕事になります。
将来的に就職してみたいという方は、一度特殊清掃の現場でのバイト経験を積んでみるのも良いのではないでしょうか?
今回は、そんな特殊清掃の現場でバイトをしてみたい方に向けて、バイトの探し方や給料水準などを紹介していきたいと思います。
まずは、特殊清掃のバイトの探し方について紹介したいと思います。
特殊清掃のバイトの探し方は4つ方法があります。以下では、そのバイトの探し方を順番に見ていきましょう。
特殊清掃のバイトの探し方の1つ目は、求人サイトから探すことです。
大手求人サイトも含めて、特殊清掃のバイトを募集している会社はあまり多くはありません。
しかし、定期的にチェックをしていると、特殊清掃のバイトの募集がかかることがあります。
多くは特殊清掃だけというよりは、遺品整理などのその他の業務も含めてのバイトになります。
求人サイトで見つけにくい理由は、費用が掛かってしまい、中小企業の多い特殊清掃業者はあまり積極的になれないからです。
つまり、そもそも求人サイトにおける特殊清掃のバイト募集の供給が少ないのです。
しかしながら、特殊清掃の業界では人手不足が一般的です。
特殊清掃という仕事に耐えられずに、バイトであっても正社員であっても辞めてしまうのです。
そんな状況で、どこで募集がかかるかというとハローワークなのです。
ハローワークは求人が無料で出せるため、中小企業の多い特殊清掃業者でも募集がし易いのです。
最近はハローワーク自体に行かなくても、インターネットさえあれば求人を検索できます。
興味がある方は、特殊清掃のバイトを検索してみると良いでしょう。
ハローワークに求人を出すのにも手間と時間がかかるのは間違いありません。
そのような場合、特殊清掃業者は自社のホームページに求人を出すことがあります。
ハローワークで特殊清掃のバイトを探してみて見つからない場合には、自分の地域の特殊清掃業者のホームページを確認するようにしてみて下さい。
ホームページの採用ページなどでバイトを募集している可能性がありますよ。
特殊清掃のバイトの探し方の最後は、友人からの紹介を受ける方法です。
特殊清掃や遺品整理、不用品回収などの業界で働いている友人がいれば、特殊清掃のバイトが無いか聞いてみるようにしましょう。
定期的なバイト募集をやっていなくても、案件ごとに特殊清掃のバイトを募集するという場合もあります。
4番目の方法以外が通用しなければ、友人の紹介に頼むようにしましょう。
ここまでは特殊清掃のバイトの探し方をお伝えしてきましたが、次に特殊清掃のバイトの給料水準について解説したいと思います。
特殊清掃という過酷な現場だからバイトの給料も高いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、特殊清掃のバイトだからといって特段高額ということも無いのが現実です。
時給換算で1,000〜1,500円が首都圏における相場です。
日によって忙しさの幅が大きい特殊清掃は、1ヶ月で締めて翌月給料を支払う形式よりも、その日の内に支払われる形式を取っている特殊清掃業者も多いです。
バイトの給料が即日で支払われるので、そのような給料の受け取り方をしたい人にはオススメのバイトになるでしょう。
日当という形で支払われる場合には、8時間勤務で1万円〜2万円が相場になっています。やはり、特殊清掃という特殊な作業内容のために、他のバイトよりも高い給与をもらえます。
特殊清掃のバイトをする上で持っておきたい資格やスキルをご紹介したいと思います。
特殊清掃のバイトにおいて資格よりも重要なのが、体力と精神力です。
特に精神力は、死臭漂う現場で作業をし、血液や体液が残る床や壁を掃除するという状況を考えると、とても大切です。
特殊清掃の現場で働く方々のブログを紹介している記事を公開していますが、「精神力」の重要性はどの特殊清掃作業員の方も言っています。
体力は真夏だと防護服を着ての作業になるので汗だくになったり、重いものを運ばなくてはならなかったりして必要になります。
特殊清掃の作業を行うにあたって、自動車の運転は必須になります。
最低でも普通自動車免許、できればトラックの免許を持っている方が良いです。
事故現場特殊清掃士や脱臭マイスターといった資格が、特殊清掃の現場で生きる資格になります。
しかし、特殊清掃自体は何か資格がないとできないものではありません。したがって、「あったらいいな」くらいで考えておいた方が良いでしょう。
資格よりも、最初にお伝えした「体力と精神力」の方が数倍も重要です。
特殊清掃のバイトをするにあたっては、依頼者の気持ちをしっかり汲み必要があります。
肉親が亡くなって悲しみにくれている依頼者がお願いしてきますので、その悲しみを理解して作業を行うようにしましょう。
面白半分で特殊清掃のバイトを行う方がいますが、依頼者に対して大変失礼なので止めておきましょう。
最後に特殊清掃のバイトの仕事内容について簡単に説明していきたいと思います。
ただし、バイトをする業者によって仕事内容は異なりますので、あくまで参考程度にしていただければと思います。
バイトを開始してすぐにという訳にはいきませんが、特殊清掃の根幹の作業である除菌、消臭作業を行うことになるでしょう。
業務用の機器を使用して、特殊清掃現場の除菌、消臭を行います。
死臭が部屋にある物に付着してしまうと、それらを取り除かない限り死臭は消え去りません。
したがって、特殊清掃の現場での遺品整理は基本的に必要になってきます。
コツを掴めば比較的容易にできるようになるため、まずはこちらの作業を任されるようになるでしょう。
先ほどの資格のところでもお伝えしましたが、現場までの移動は基本的に自動車になります。
「上司が運転…」ということには基本的にはならないので、特殊清掃のバイトを始めたらまず任されると考えておきましょう。
特殊清掃のバイトの探し方から、給料水準、必要とされる資格やスキル、バイトの仕事内容についてお伝えしてきました。
特殊清掃のバイトは、思っている以上に過酷で「辞めたい…」と思ってしまうことが多いと思います。
生半可な気持ちでは飛び込まない方が無難ではありますが、間違いなく社会的な意義のある仕事です。
特殊清掃作業員として現場で活躍している方のブログを見るなどして、自分がバイトとして働いている姿が想像できるか考えてみましょう。
「体力と精神力」が特殊清掃で仕事が続くポイントになりますので、一つの判断軸にしてみてください。
記事を読んで、特殊清掃のことをもっと知りたいと感じた方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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