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投稿日:2017年11月11日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
断捨離とは、やましたひでこさんの著書で有名になって言葉で、ヨガの「断行」、「捨行」、「離行」という考え方を日所生活に応用した、不用品を処分し、生活をシンプルにする考え方を言います。
近年ではミニマリストといったライフスタイルも流行しており、断捨離はもはや一部の人の物ではありません。
ここでは、断捨離を行うときの注意とその方法、断捨離に行き詰ったときの対処法について説明していきます。
断捨離とは、単に不用品を処分することではなく、不用品の処分によって物への執着心を絶ち、身辺だけでなく心もすっきりと綺麗に整えるためのことを言います。
不用品の整理だけではなく、良くない生活習慣を切り捨てていくことも断捨離の一つと言えるでしょう。
例えば暴飲暴食、喫煙、運動不足などの良くない生活習慣を改めることで自分自身の体調も整えることができます。
また断捨離は、一時的に不用品の整理や処分を行うことではなく、断捨離を生活の一部として定着させ、物に縛られないシンプルライフを追求し続けることが、真の断捨離です。
断捨離を毎日の生活で実践していくと、ごくまれに断捨離疲れにおちいることがあります。
断捨離疲れの原因は、下記のようなものが考えられます。
断捨離をきちんと続けられる人は、そのうち「もう捨てるものがない!」といった状況になってしまうことがあります。
断捨離の本当の目的は「執着を捨てる」ということです。
もう捨てるものがないと絶望してしまう人は、断捨離に取りつかれすぎて、断捨離という行為そのものに依存してしまっているのではないでしょうか。
以下に断捨離で捨てるものがない時の対処法を説明していきます。
断捨離は一般的に「不用品を処分」して物への執着心を捨て、生活と自分自身を整えることだと解釈されています。
しかし、ある程度断捨離が進むと、不用品の数か少なくなりもう捨てるものがないと途方に暮れてしまうようになることも考えられます。
そのような時は、持ち物の中から、不用品を探して捨てることではなく、必要で手元に置いておきたいものだけを選び出してみることをおすすめします。
そうすると、また不要なものが分かってきて、さらなる断捨離を行うことができるでしょう。
自宅はもちろん毎日生活するところですが、日々の生活の場なので、断捨離においてもう捨てるものがないとなったときにそのまま自宅に住み続けていては新しい視点で室内を見ることはできません。
旅行に行ったり、2,3日実家に戻ったりするなどして、一旦自宅から離れてみると、自宅に戻ったときに、その状況をまた新しい視点でとらえることができます。
その新しい視点で室内を見たときに、「これは不用品だ」という気付きが生まれてくるのです。
そのようにして捨てるものがない状況を打破していくことも断捨離を成功させる秘訣です。
もう捨てるものがない!となったときに断捨離に行き詰まりを感じてしまっては、断捨離が逆にストレスのもとになってしまうことが考えられます。
このような時は、思い切ってしばらく断捨離をやめるか、断捨離のための不用品の仕分けをする回数を減らしてしまうことをおすすめします。
断捨離をしないでいると、自然に室内に物が増えていきます。極端に言えば、日々のゴミ出しも断捨離の一つだと言えます。
そのように自分の心をなだめて、一時的に断捨離をお休みしてしまうのです。
そうしているうちに、「捨てるものがない」と追い詰められていた気持ちが和らぎ、また断捨離をお休みしているうちに室内には不用品が増えてきて、また徐々に断捨離を再開していけば良いのです。
持ち物のすべてが必要で、捨てるものがないといった状況の時には、「今は断捨離のタイミングではない」と考えるようにしましょう。
必要な物だけに囲まれて生活している時点で、断捨離という生き方は成功しているのです。
また、今必要な物でも、例えば古くなったり、壊れたり、新しい物を買ったりなどの理由から時間がたてば不要になることも考えられます。
その時に改めて不用品として断捨離を行えばいいので、捨てるものがないということは断捨離生活がうまくいっていることだと受け入れて、現在のシンプルライフを楽しむようにしましょう。
「もう捨てるものがない」ということがストレスになっているのなら、いっそのこと他の人の断捨離を手伝ってみてはいかがでしょうか。
もちろん他人の持ち物の断捨離ですから、勝手に不用品だと決めつけて処分してしまってはいけません。
断捨離を行う本人が必要な物と不必要なものに仕分けをする基準を見たときに、自分とは違った目線で物を見ていることに気づくことができるでしょう。
そのようにして手に入れた「他人の目線」に立って、もう一度自分の部屋を見回してみると、もう捨てるものがないと思っていた部屋の中に新たな不用品が見つかるかもしれません。
このように、自分の主観にとらわれず、他人の視点で物事を考えられるようになると、断捨離の段階がさらに進んでいきます。
断捨離は自分の持ち物を改めて必要か、不必要かと考え、不必要と感じたら処分し、シンプルな暮らしを目指すだけのものではありません。
持ち物を整理することで、物とのかかわり方の概念を変え、自分自身とその生活を整えるところに真の目的があります。
断捨離の途中で「もう捨てるものがない」状態になってしまうこともありますが、その状態をどのように受け止め、どのように対処していくかによって、自分自身の成長につながります。
断捨離を継続して行っていくうちに、いつかは「もう捨てるものがない!」という壁に突き当たることになると思います。これは断捨離に限らず、人生においても同じことが言えます。
断捨離においての捨てるものがなくなってしまったという壁に対する対処方法は人生の困難なことへの対象法と似ていると言えるかもしれません。
最初に断捨離は、単なる不用品の処分ではなく、断捨離を行うことで身辺と自分自身を整える「生き方」であると書きましたが、その断捨離に対する姿勢は、きっと人生の中の他の事柄の中にも生かすことができます。
断捨離で捨てるものがない!となったとしても、焦ること無く立ち止まって考えて、タイミングを見計らって断捨離を継続させていくようにしましょう。
記事を読んで、断捨離についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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