断捨離するものは売るべき？

皆さんの家の中には服や日用品、書類など様々な物があることでしょう。

ですが、それら全てを合わせると結構な物量になるのではないでしょうか。

棚やクローゼットに収まる程度の量ならばともかく、そこからあふれ出て適当な場所に置くような状態になっている場合、断捨離をしなければと危機感を持っている方も多いことと思います。

しかし、そこで問題になってくるのは断捨離をした後、不必要と判断した物たちの処分についてです。

多くの人たちはそれらをどこかへ寄付したり、捨てたり、あるいは売るなどといった方法で処分しています。

その中でも、売るという方法は利益が出ることもあり、人気の処分方法ですが、今まで大切にしていた物を売ることに抵抗のある人も多いです。

この記事では、断捨離した物を売るべきかどうかについてご説明していきます。

断捨離したら売るか捨てるか

自分にとって必要のない物を処分する時、売ることをためらう理由の1つとして挙げられるのが、物に関する思い入れです。

断捨離をする過程でいらない物と判断したとしても、今まで大切にしていたものであればあるほど、売ることに対して迷いが生まれやすくなります。

仮に迷いを振り切って売ることを選択した後、やはり売るのではなかったと後悔するのではないかと考えるのは自然なことと思います。

そういった迷いを払拭する為には、売ることで発生するメリットとデメリットを知っておく必要があります。

この項目では、断捨離をした後に売る方法をとると、どのようなメリットとデメリットを生むのか、それぞれ3つずつご説明いたします。

断捨離した物を売るメリット

断捨離した物を売るメリットには、どのようなものがあるのかについてご説明いたします。

断捨離した物を売るメリット1 - 売るとお金がもらえる

断捨離した物を売る選択をする大きな理由として挙げられるのが、売ることで得られる臨時収入です。

断捨離で家の中がすっきりしたことで十分得した気分になれますが、要らない物を売ることでお金までもらえるのは誰にとっても嬉しく感じることでしょう。

売る方法としてはリサイクルショップに行く、ネットオークションに出品するなどがあります。

前者は売る前に買取金額が高価なリサイクルショップを調べる、後者は少しでも売る予定の物が良く見えるように写真を撮るなど、工夫次第でもらえるお金は高くなります。

断捨離した物を売るメリット2 - 物を売ると誰かが使ってくれる

断捨離した物の中には、捨てるのがもったいないと思わせるような物もあることでしょう。

そう思っているのに捨ててしまうのは、まるでゴミ扱いをしているような気分になります。

それなら捨てるよりも、誰かに使ってほしいという気持ちになってきます。

ネットオークションでも、リサイクルショップでも、売ることで断捨離した自分のものが誰かの役に立てます。

本来なら捨てる予定だった物が誰かに望まれて使われるというのは、自分までその人の役に立てている気分になれます。

断捨離した物を売るメリット3 - 物を売ると物の価値を認められた気分になる

断捨離して必要ないと判断した物とはいえ、元々は必要だったから手元にあった物です。

その中には頻繁に使って、大切にしていた物もあることでしょう。それは世間的に価値のない物だったとしても、自分にとっては価値ある物だったということです。

断捨離した中からそういった物を売ることにした場合、大切なのはお金ではなく、物の価値を分かってくれるかどうかです。

特にネット上で売る場合、相手の顔が見えませんので、なおさら物の品質が見られます。

そのため、もし売れた場合、物の値段よりも売ることが出来てよかったという精神的な喜びが勝ります。

売ることが出来たということは、自分が大切に思っていた物を相手も良いと思ってくれたということだからです。

断捨離した物を売るデメリット

断捨離した物を売るデメリットには、どのようなものがあるのかについてご説明いたします。

断捨離した物を売るデメリット1 - 物を売る際に手間と時間がかかる

もちろん売り方によりますが、断捨離した物を捨てるやり方と比べるなら、やはり売る方が手間と時間がかかります。

ネット上で売る場合は、ネットオークションなど特定のサイトで個人情報の登録をする所から始めます。

そして断捨離した物を売るために、写真を撮影したり、出品物の紹介文などを作成しなければならず、手間がかかります。

リサイクルショップで売る場合は、断捨離した物を車に運び入れ、店舗まで行かなければならず、店が混んでいれば順番が来るまで待たなければならず、時間がかかります。

中には電話で予約して家に直接きてもらい、断捨離した物を査定してくれるお店もあります。

しかし、査定する人が見やすいように、断捨離した物をひとまとめにして並べておくなどの手間がかかります。

断捨離した物を売るデメリット2 - 物の買取金額が低いとがっかりする

断捨離した物を売る方法にはいくつかありますが、ネットオークションで売る場合、自分で物の値段を決めることができます。

そのため、買取金額に不満を持つことはないでしょう。問題はリサイクルショップで売る場合です。

リサイクルショップは全国各地にあるため、車などで断捨離した物を運べばすぐに査定してもらえるでしょう。

しかし、リサイクルショップは物の買取金額が一律で決まっている所も多く、二束三文にしかならないことがあります。

すると、思い入れが強い、買った時の値段が高かったなどの理由から落ち込んでしまいます。

前者の場合、自分が大切にしていたものを安く見られた気分になりますし、後者の場合は「あんなに高かったのに」とあまりの落差に失望してしまいます。

断捨離した物を売るデメリット3 - 物を買い取ってもらえない場合もある

断捨離した物を売ることを決めたとしても、誰かに買い取ってもらえなければ意味がありません。

ネットオークションなどで売る場合、もちろんネット上で断捨離した物を気に入った誰かが買うことになります。

ですが、気に入る人が誰もいなかったなら、当然いつまでも物は手元に残ったままです。いつ買い取られるか分からない為、時間を無駄にしている気分になります。

リサイクルショップで売る場合、季節に合っていない服や傷みの多い本など、物によっては買取自体を断られてしまい、売ることさえできない場合があります。

そうなると、断捨離した後に苦労して物を持ってきたにも関わらず、手間と時間を無駄に使っただけで終わってしまいます。

断捨離で売るべきもの

断捨離をしていく上で、何を基準に必要なものとそうでないものに分けていくのか、それは人によって違うことでしょう。

中には、売るべきものを基準に断捨離していく人もいらっしゃいます。

しかし、その売るべきものについても、何を基準にして選べば良いのか決める必要があります。

おすすめは大量に物が溜まりやすい日用品です。この項目では、どのような日用品が断捨離で売るべきものなのか、3つに絞ってご説明いたします。

断捨離で売るべきもの - 服

服は仕事へ行くにしても、遊びに行くにしても、家にいる時でも、毎日必ず着ているものです。

しかし、毎日服を合わせ買い足していけば、当然ながらあっという間にクローゼット内が服で埋め尽くされます。ファッションにこだわっている人なら、なおさら服の所有量は多いことでしょう。

着る機会の多い服はともかく、クローゼットの奥にしまいこまれて1年以上もたっているような服は断捨離して売る方が良いです。

他にも意外と多いのが着物一式です。おばあちゃんや母親などから譲り受けた物を、そのまま大切に保管しているという人が多いです。

しかし、着る機会がない為、タンスの肥やしになっていることも多く、こちらも売るべきものと言えます。

断捨離で売るべきもの - 本

趣味や仕事の関係で本を読む人は多く、図書館で済ませる人もいれば、購入して家でゆっくり読む人もいらっしゃいます。

近年は家に置くスペースの問題から電子書籍を利用している人も増えつつあります。

本は1冊単体ならそれほど邪魔にならないものですが、それが大量にあると場所を多くとり、部屋にいるだけで圧迫感があります。

また、それだけ多くの本があると、目的の本を見つけ出すのにも一苦労かと思います。

大事な本を断捨離して売ることに迷いのある人もいらっしゃることでしょう。しかし、先述したように、今は電子書籍という便利なものもあります。ここは思い切って断捨離し、本を売る方が良いです。

断捨離で売るべきもの - 食器

人が生きていく上で食事は欠かせないものです。

そして食事をする時に必ず使うことになるのが食器です。

そして誕生日プレゼントや結婚式の引き出物など、誰かからもらう機会が何かと多いのも食器であると言えるでしょう。

自分で買った食器よりも、人からもらった食器の方が多いというご家庭も多いのではないでしょうか。

ですが、もらいものという理由から、断捨離をして売ることに抵抗のある人も多く、食器が増えていく原因にもなっています。

他にも、親戚やご近所の人など、来客の際に食器がないと困るからという理由で食器を断捨離の対象にしない人もいます。

ですが、そういった機会が頻繁にある訳でないなら、食器も売るべきものに数えた方が良いです。

断捨離で売るか捨てるか迷った時は？

断捨離をして売ることのメリットとデメリットは先述いたしました。

しかし、それでも売るか、それとも捨てるのか、踏み切れない方もいらっしゃることでしょう。

そこでおすすめしたいのが、専門業者に依頼するという方法です。業者に依頼することで、プロからアドバイスをもらえる上に片付けから処分までやってくれます。

業者の中でも特におすすめしたいのが、生前整理業者です。

生前整理業者は、死を意識した人が身辺整理の為に依頼する事が多い為、他の不用品回収業者よりも物の取り扱いが丁寧だからです。

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