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投稿日:2017年11月18日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
近年話題の断捨離や引越しなどの部屋の片づけを行った時に、必ず出てくる粗大ごみ。
でも粗大ごみを回収してもらうには、費用がかかりますよね。そんな時、不要になった粗大ごみの回収を無料でしてもらいたいと思いませんか。
ここでは、粗大ごみの回収を無料でしてもらう方法と無料で回収してもらう際の注意点について説明をしています。
粗大ごみとひと言で言っていますが、いったいどんなごみを言うのか皆さんは、分かりますか。
粗大ごみとは、自治体によって大きさの違いはあるものの、「家庭用パソコンを除く家庭生活で生じた高さ・幅・奥行のいずれか1辺が30㎝を超える家電リサイクル法で指定されていない家電製品とガスや石油器具、家具、寝具、自転車など」になります。
また、自動車やバイクの部品、タイヤ、ピアノ、レンガなど処理困難物は、たとえサイズが30㎝未満でも「処理困難物」となり、粗大ごみとは別に購入した販売店や廃棄物処理事業者に処理の依頼を行なう必要があります。
では、次にいくつかの自治体の粗大ごみの大きさの例を見てみましょう。長さの他に重さを指定している自治体もあります。
指定収集袋に入らないものや重さが10㎏を超えるもの。
概ね30㎝角以上のもので、耐久消費財を中心とした大型ごみ。それらを解体・分解した場合も粗大ごみ。
最大の一辺または直径が90㎝以上2m未満のごみ。
これらの粗大ごみは自治体で回収するからと言って全て回収手数料が無料かと言えばそうではありません。
自治体の中でも粗大ごみの回収を無料で行っている場合もありますが、多くの自治体では、ある程度の回収手数料がかかります。
粗大ごみの大きさに関係なく粗大ごみ1品が全て540円の自治体もあれば、粗大ごみの大きさに分けて、400円~2,800円と細かく料金設定をしている自治体もあります。
その為、自治体で粗大ごみを回収してもらう場合には、居住地の自治体に粗大ごみの大きさを問い合わせし、回収手数料を確認しておきましょう。
このように自治体の粗大ごみの回収は有料です。
でも、なるべくならば粗大ごみの回収は無料でしてもらいたいと思いますよね。
粗大ごみの回収を無料でしてもらうにはどのような方法があるのかを、次に見ていきましょう。
粗大ごみの回収を無料でしてもらう方法には、次の2つがあります。
粗大ごみの出張買い取りや粗大ごみの無料回収を行っているリサイクルショップ業者に粗大ごみの回収を無料でしてもらう方法です。
しかし、全ての粗大ごみの無料回収や買い取りをしていませんので、リサイクルショップに粗大ごみの回収を依頼する時には、回収してもらいたい粗大ごみが無料回収の対象品目なのかをよく確認する必要があります。
不用品回収業者は、リサイクルショップの粗大ごみ回収と違い、不用品の全てを回収してくれます。
また、不用品回収業者の中には、リサイクルやリユースなどできる粗大ごみの回収を無料でしてくれる場合があります。
不用品回収業者の中には、「不用品を無料で回収しています。」と謳いながらも粗大ごみの回収だけが無料で、後から処分料を請求するものもいます。
また、「無料で回収する」と言いながらも、粗大ごみを積み終わってから積込み作業料だと難癖をつけ高額な金額を請求するものもいます。
このように粗大ごみの無料回収によって起こる詐欺被害に遭わないためにも、粗大ごみの回収を無料でしてもらう際には、次の点に注意しましょう。
不用品回収業者の中には、県や市町村などの自治体の許可や認可を受けずに無許可営業を行っている場合があります。
特に、無許可営業の不用品回収業者には、トラックで「不用品を無料で回収しています」などと街宣している業者や郵便受けに無料回収のチラシをポストインしていく不用品回収業者が多いと言われているので、粗大ごみの回収を依頼する場合には、利用しないようにすることで、不要なトラブルを招かないようにしましょう。
粗大ごみを回収し処分するには、粗大ごみの回収手数料と粗大ごみの処分手数料が必要になります。
そのため、「不用品を無料で回収します。」と宣伝している時には、粗大ごみの回収は無料でも、処分手数料を請求される場合があります。
不用品回収業者には、回収と処分の両方が無料なのかを確認しましょう。
また、粗大ごみの種類によっては、回収手数料が無料の場合と有料の場合がありますので、どの粗大ごみの回収が無料なのかを明確にしてから、回収に出しましょう。
皆さんは、自治体や不用品回収業者が正しく回収した粗大ごみがどのように処理されるのかをご存知でしょうか。
自分たちが排出し回収された粗大ごみがどのように処理されているのかを知り、理解することで、粗大ごみを処理するためには無料で回収することが不可能なことだと認識することが大事なことです。
回収された粗大ごみは、状態が良いものはリユース品として生まれ変わります。
リユースできない粗大ごみは、鉄・ステンレス・非鉄金属・プラスチックなどの材質や材料別に細かく分解され、リサイクルされます。
リサイクルできないものは、粉砕機で細かくされ焼却処分や埋め立て処分されます。
次に、無許可の不用品回収業者が回収した粗大ごみは、どのように取り扱われるのかを見ていきましょう。
無許可の不用品回収業者で回収された粗大ごみは、正しい手順の処理ができないために、山中や空地などへ不法投棄されます。
不法投棄された粗大ごみは、フロンガスや鉛など有害物質を取り除く環境対策を行わないため環境破壊を起こしたり、廃家電による発火や火災の発生などが起こったりします。
では、安心して粗大ごみを回収してもらうにはどうすればよいのでしょうか。
安心して粗大ごみを回収してもらうには、手数料はかかるけれども自治体の粗大ごみ回収に依頼するのが一番です。
しかし、自治体の粗大ごみの回収は、回収する粗大ごみの数が限られていることや回収場所に自分で運搬しなければならないデメリットがあります。
それらのことを考えると粗大ごみを含む不用品を全て回収してくれる不用品回収業者に依頼するのが、最も簡単な方法です。
しかし、国内にはたくさんの不用品回収業者があるため、安心して粗大ごみを回収してもらう不用品回収業者を探すのは大変ですね。
また、不用品回収業者に粗大ごみ回収を依頼する時には、一業者に見積もり依頼をするのではなく、数社の不用品回収業者に見積もりをしてもらう相見積もりを行うことによって、安心して粗大ごみを回収してもらえます。
粗大ごみの回収を無料でしてもらう方法を説明しました。
回収された粗大ごみを正しく処分するには、粗大ごみを回収する費用、回収した粗大ごみを処分場まで運搬する費用、回収した粗大ごみの処分費用がかかります。
そのため、粗大ごみの回収を無料でしてもらえることはあり得ません。
粗大ごみの回収を無料でしてもらえるからと言って無許可営業の不用品回収業者に回収を依頼すると高額な料金の請求などの詐欺被害や、回収された粗大ごみの不法投棄が発覚した場合、粗大ごみの依頼者にも罰則が科せられることがあります。
このような無料回収でのトラブルに巻き込まれないためにも、安心して粗大ごみを回収してもらえる不用品回収業者に依頼したいですね。
記事を読んで、粗大ごみの回収についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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