引越し時にゴミが大量に出た時の対処法｜粗大ゴミの処分料金も解説

引越しは新しい土地で新しく生活を始めるという心躍る作業ですが、その反面、各種手続きや荷造り、さらには引越し時に出る大量のゴミの処分など、大変に手間のかかる気の重い作業でもあります。

引越しの時には驚くほど大量のゴミが出ます。

しかも大型の家具や家電などが含まれた大量のゴミを処分するには、時間も手間もお金もかかります。

引越しというタイムリミットまでに大量のゴミをどのように処分したらいいのか？

今回は引越し時に出る大量のゴミへの対処法をお伝えします。

引越し時にゴミが大量に出た時はどうする？

引越しの時にはリサイクル可能な不用品から処分するしかないゴミまで実に雑多な種類の大量のゴミが一度に出ます。

これら大量のゴミの処分と引越しの荷造りを同時に進めるのは本当に大変ですよね。

引越し当日から逆算して1か月前には引越しして新居に持って行くものと引越し前にゴミとして処分するものの分別・処分を始めましょう。

引越し時に出る大量のゴミの行く先

引越し時に出る大量のゴミの行き先としては以下の6通りがあります。

リサイクルショップやネットオークションで「売る」
友人や知人に「譲る」
NGOなどを通じて「寄付する」
自治体の粗大ゴミ回収を利用して「処分する」
引越業者に依頼して「処分する」
不用品回収業者に依頼して「処分する」

今回は引越し時に出る大量のゴミの処分がテーマですので4・5・6について見ていきます。

自治体の粗大ゴミ回収を利用する

引越し時に出る大量のゴミの処分、特に粗大ゴミの処分と聞いて自治体の回収を真っ先に考える人も多いと思います。

自治体の粗大ゴミの回収はほかに比べて料金が安いのが最大の魅力です。

一般的な利用方法は、下記の4点となります。

自治体のゴミセンターに連絡し回収日や料金の確認と予約をする

粗大ゴミの回収料金分のシールを購入

粗大ゴミにシールを貼り所定の場所に運ぶ

回収

自治体によっては、粗大ゴミの集積所に出しておけば月に1度で回収してくれる所もありますので、自治体のHPを確認するのが良いでしょう。

また運搬車両と人手が確保できる人であれば、直接ゴミ処理センターに持ち込んで処分してもらうこともできます。

ただし大型の家具や家電を自分達で運ぶというのは想像以上に体力や技術を必要としますし、運ぶ時に床や壁に傷をつけてしまうこともありますので、くれぐれも気をつけて作業をしましょう。

引越し業者に大量のゴミの処分を依頼する

引越し時に出る大量のゴミの処分を引越し業者に依頼する最大のメリットは、同一業者への依頼なので見積もりや作業が一度で済む点です。

引越し作業とゴミの回収が同じ日に終わるのはとても効率的です。

最近ではゴミの回収だけではなく不用品の買取を行っている引越業者もいますので、見積りの段階で回収希望のゴミを伝えて料金を確認しておきましょう。

ただし引越し業者の場合、回収できるゴミの種類が限られていることや、1点いくらという風に料金が加算されるために割高になることもあります。

不用品回収業者に大量のゴミの処分を依頼する

引越し時に出る大量のゴミを一度で処分してくれるという点では、不用品回収業者の利便性が一番高いと言えます。

不用品回収業者の中には回収だけではなく買取を行っているところも多いので、買取が多ければ処分料金の節約にもなります。

また引越し日時に合わせて利用日を決められる点も便利です。

ただし不用品回収業者の中には無料回収を宣伝していながら後から高額な請求をしてくる業者や、不法投棄などの悪質な行為をしている業者もいるので、業者の選定は慎重に行いましょう。

引越し時に出た大量のゴミの処分料金

引越し時に出る大量のゴミのうち、可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミは自治体のルールに従って決められた日に処分します。

引越し時に出るゴミ - 大型家電のリサイクル料金

エアコン・テレビ・冷凍冷蔵庫・洗濯(乾燥)機は家電リサイクル法の対象製品です。

これらの処分にはリサイクル料金（各メーカーにより異なる）+運搬料金+搬出料金がかかります。

運搬料金は500円～3,000円、拠出料金は3,000円～20,000円ほどかかります。

正しく処分しないと刑罰の対象になりますので、家電の販売店に引き取ってもらうか、自治体の許可や委託を受けている業者に依頼して処分するか、自分で指定取引所に持ち込むなどします。

関連記事：粗大ゴミの処分について詳しく知りたい方はこちら
「【全国共通】粗大ゴミを無料回収か、なるべく安く処分してもらう方法」

引越し時に出る大量のゴミ - 自治体の粗大ゴミ処分料金

粗大ゴミの処分料金は製品の種類や形状などによって幅がありますが、やはり自治体の粗大ゴミ回収を利用した方がかなり安くなります。

ただし大型家具の場合は運搬がネックです。

粗大ゴミを部屋から出すだけでも一苦労ですし、収集場所まで運ぶにはかなりの時間と体力、人手も必要です。

ゴミ処理センターに直接持ち込む場合は回収のおよそ半額程度の料金になりますが、粗大ゴミを運べる車が必要です。

また自治体の粗大ゴミ回収では家電リサイクル法の対象製品や危険物など引き受けてもらえない粗大ゴミもありますので、利用前に確認をしておきましょう。

自治体ごとに粗大ゴミの処分料金は多少違いますが、今回は東京都練馬区の粗大ごみの処分料金を掲載しています。

自治体の粗大ゴミ処分料金
品目	料金
ベッド(本体のみ)	1,200円～2,800円
掛け布団	400円
敷き布団	400円
タンス	400円～2,000円
ソファー	800円～2,000円
テーブル	800円～2,000円
机	1,200円
食器棚	400円～2,000円
収納ケース	400円～2,000円
カーペット	400円～2,000円

引越し時に出る大量のゴミの処分料金 - 引越し業者

引越し業者も粗大ゴミの回収をしてくれます。

ほとんどの場合、ごみ1個あたりの回収料金は5,000円前後かかるところが多いので、回収してもらいたいゴミの個数が多いほど料金も加算されてかなり高額になることも予想されます。

引越し業者によっては無料での回収を行っているところや、引越し当日であれば自治体の粗大ゴミ回収の場所まで運んでくれるところもあります。

引越し業者ごとにゴミ回収の料金や内容は異なるので見積り時によく確認をしておきましょう。

引越し時に出る大量のゴミの処分料金 - 不用品回収業者

ほとんどの業者が3,000円～5,000円ほどの出張費プラス回収品ごとの料金という計算です。

引越し時に出た大量のゴミを不用品回収業者に処分してもらう場合は、トラック積み放題や、部屋の間取りに応じたパック料金が人気です。

また運搬が階段のみである、営業時間外の作業である、などはオプション料金が加算されます。

引越し時の大量のゴミ回収を依頼する時には見積り書を書面でもらうことや、見積もり以外の料金が発生しないことなどを確認しておくといいでしょう。

業者ごとに料金に差はありますが、おおよその相場を載せますので参考にして下さい。

個別料金の相場

個別料金の相場
品目	料金
テレビ	4,000円～6,000円
洗濯機	5,000円～8,000円
冷蔵庫	5,000円～10,000円
エアコン	3,000円～8,000円
ベッド(本体)	3,000円～6,000円
マットレス	2,000円～5,000円
ソファ	2,000円～5,000円
テーブル	2,000円～5,000円
タンス	3,000円～8,000円

積み放題の相場

積み放題の相場
プラン	料金
軽トラック	50,000円前後
2ｔトラック	100,000円前後

パック料金の相場

パック料金の相場
間取り	料金
1K	70,000円〜150,000円
1K〜1LDK	150,000円〜170,000円
2DK〜2LDK	180,000円〜250,000円
2LDK〜3DK	250,000円〜350,000円
3DK〜3LDK	350,000円～400,000円
ごみ部屋・ごみ屋敷	現地確認後に見積り

引越し時の大量のゴミを捨てる時の注意点

引越し時に大量のゴミが出た場合の対処法として自治体・引越し業者・不用品回収業者の利用をお伝えしてきましたが、それぞれを利用する際の注意点について見ていきましょう。

自治体

自治体の粗大ゴミ回収を利用する時には個数と日時に注意が必要です。

地域差はありますが一度に出せるゴミの個数に制限があったり、決まった日時にしかゴミの回収をしなかったりします。

引越しの時に大量に出るゴミを処分するには、日時にある程度の余裕をもって計画的にゴミを出す必要があります。

そうでないと引越し日時とゴミの回収日が合わずに新居に大量のゴミを運ぶことになります。

共同住宅の場合は大家さんにあらかじめ引越しのゴミが大量に出ることなどを伝えておいたほうがいいでしょう。

引越し業者

引越し業者は回収してもらえるゴミの種類が限定的であることや、ゴミの回収はあくまでもオプションなので有料での回収が多いこと、などを覚えておきましょう。

また引越業者にゴミの回収を依頼するのなら見積り時に伝えておくことも忘れずに。

引越し業者によっては買取もしているので、全体の予算が安くなることもあります。

いずれにしても引越し業者のゴミ回収は業者ごとに料金や内容が違うので、見積り時にしっかりと確認をした上で利用しましょう。

不用品回収業者

引越し時に出る大量のゴミを一度に処分してもらえる不用品回収業者は時間や労力をかけられない人にとっては非常に便利です。

ただし無料で不用品回収をするなどといったチラシをばらまいているところや、自治体からの許可・委託を受けていない業者には注意が必要です。

お見積り書をしっかりもらうことや、業者の対応をチェックして安心して任せられそう！と思った業者にのみ依頼しましょう。

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