ゴミ屋敷清掃の費用はどれくらい？

自分がゴミ屋敷の住人である人も、身内が家をゴミ屋敷にしてしまい困っている人も、皆さんゴミ屋敷の清掃に関する疑問や心配は同じはずです。

多くの人が考えるのが以下の3点ではないでしょうか？

ゴミ屋敷の清掃費用はいくらぐらい費用がかかるのだろう？

もしかしてとんでもない高額な費用を請求されたらどうしよう？

費用をかけなくても自分(達)でゴミ屋敷をキレイにできるのでは？

結論から言えば、ゴミ屋敷をキレイにするためにはやはり専門業者の助けが必要です。

そしてきちんとゴミ屋敷の清掃に取り組んでいる優良な業者は法外な費用の請求はしません。

ただしゴミ屋敷清掃費用の相場を知っていなければ、請求された費用が正しいのか法外なのかの判断ができませんよね。

そこで今回はゴミ屋敷清掃にかかる費用について見ていきましょう。

ゴミ屋敷清掃の費用相場

ゴミ屋敷清掃費用の相場はあくまでも目安です。

費用にはゴミの量だけではなくゴミの状態も関係してくるからです。

同じゴミの量のゴミ屋敷であっても腐敗したゴミが多いゴミ屋敷と、粗大ごみが多いゴミ屋敷とでは作業内容も費用も異なってくるからです。

ゴミ屋敷の清掃とは？

ゴミ屋敷清掃の一般的な作業内容は以下の通りです。

ゴミの仕分け

ゴミの梱包

ゴミの搬出

部屋の清掃

これらの「作業費用+ゴミの運搬費用+ゴミの処分費用」までを基本費用としている業者が多いですが、基本費用の設定範囲は業者により違います。

これらの他にオプションの作業として、消臭・ハウスクリーニング・リフォーム・畳替えなどがあり、個別に費用がかかります。

またゴミ屋敷清掃をしている業者の中には買取を行っている業者もあり、買取分は費用の総額から引かれます。

ゴミ屋敷清掃業者の費用

ここでは一般的なゴミ屋敷清掃費用の相場をご紹介します。

ゴミの量	作業員数	作業時間	費用
床全体がゴミ	1～2人	2～3時間	60,000円～80,000円
腰の高さまでゴミ	2～4人	4～5時間	100,000円～500,000円
天井の高さまでゴミ	5～7人	1～3日	300,000円～700,000円

なお天井までゴミがあるゴミ屋敷の場合、正確なゴミの量がわからないので見積もり後に追加費用が発生することもあります。

さらに同じゴミのたまり具合のゴミ屋敷の清掃を依頼した時は、間取りにより費用が違ってくるという一例をご紹介します。

1Kマンション(軽トラック＋作業員1名＋2時間作業)
車両費3,500円+人件費6,000円+処分費40,000円＝49,500円
1DKマンション(2ｔトラック+作業員3名＋3時間作業)
車両費13,000円+人件費27,000円+処分費100,000円＝140,000円
4LDK1戸建て（2ｔトラック+作業員4名＋6時間作業）
車両費26,000円+人件費72,000円+処分費180,000円＝278,000円

このようにゴミ屋敷清掃費用はゴミの量とゴミ屋敷の間取り、さらにはゴミの状態から費用が決まります。

特殊清掃業者の費用

ゴミ屋敷の中でもゴミの腐敗が進み悪臭や害虫の発生が起きている場合や、ゴミ屋敷の中で孤独死が発見された場合などは特殊清掃業者に依頼します。

完全な脱臭や腐敗物の処理には専門の知識と技術が必要だからです。

特殊清掃業者のゴミ屋敷清掃費用は「通常の清掃費用+以下の作業費用が合算されたもの」です。

項目	費用
床上の特殊清掃	35,000円〜
浴室清掃	55,000円〜
消臭剤や除菌剤の散布	12,000円〜
畳の撤去	4,000円〜
オゾン脱臭／消臭	35,000円〜

特に孤独死のあったゴミ屋敷の場合は遺体が発見されてからの日数と気候が費用に関わってくるので、早急な対応が必要です。

生前整理・遺品整理業者の費用

ゴミ屋敷の清掃と生前整理・遺品整理を同時進行したい、という人には生前整理・遺品整理業者がいいでしょう。

ゴミ屋敷内のゴミの処分をしながらも相続に関わるようなものの仕分けからゴミの処分、買取、清掃までの一連の作業をお任せできるからです。

またゴミ屋敷の清掃だからといってものを粗雑には扱いません。

遺品の取り扱いのプロなので依頼人の気持ちに沿った丁寧な作業をしてもらえます。

生前整理・遺品整理業者のゴミ屋敷清掃費用相場は以下の通りです。

部屋の間取り	料金
1K・1R	30,000円～
1DK	35,000円～
1LDK・2DK	60,000円～
2LDK・3DK	90,000円～
3LDK・4DK	150,000円～

ゴミ屋敷清掃の費用を抑えるには？

ゴミ屋敷の清掃費用を抑えるにはとにかく「ゴミの量を減らす」ことしかありません。

自治体のゴミ回収に出せる生活ゴミだけでも出しましょう。

できれば玄関や台所、お風呂場など家の中の1か所を決めて、そこにあるゴミは全部出す！くらいのつもりで捨ててみましょう。

もしくはペットボトルと缶ゴミだけを捨てる、など捨てるゴミを決めてまずはそのゴミだけを集めて捨てるのもいいでしょう。

ゴミをなくす場所、これだけは捨てるゴミ、などを決めて取り組んでみませんか？

ところでゴミ屋敷清掃業者の人にとってもここの作業はキツイ、という場所があります。

ゴミ屋敷清掃業者でも辛い場所1 - 台所

台所はただでさえ湿気がこもりやすい場所です。

ゴミ屋敷では飲み残しの飲料や使いかけの調味料などが放置されており、黒カビや虫が大量発生しています。

またゴミ屋敷のほとんどの冷蔵庫には電源が入っていません。そのため中のものが腐敗し、こちらも虫が湧いています。

それらが発する腐敗臭は本当にきついもので慣れるということはないそうです。

ゴミ屋敷清掃業者でも辛い場所2 - 液体

台所を始め部屋中に散乱している中身が入ったままの缶や瓶。

ゴミ屋敷清掃業者は液体の入っているものはすべて中身を抜いて処分しなければなりません。

臭いもきついですし、時間もかかります。

ゴミ屋敷の清掃費用のところで見ていただいたように、作業時間がかかれば延長時間分の費用を請求されることもあります。

臭いがひどければ消臭作業の費用もかかります。費用を抑えるためにも液体は捨てておきましょう。

ゴミ屋敷清掃を費用だけで決めるのは危険？

ゴミ屋敷の清掃費用を見てきましたが「思っていたよりも費用がかかるなぁ」と感じた人もいることでしょう。

しかしながらこれは仕方のないことです。

依頼者はゴミ屋敷からゴミがなくなれば終わりですが、業者にはゴミ屋敷から出た大量のゴミを処分場まで運搬し分別し処分する、という仕事があるからです。

ここからは、ゴミ屋敷の清掃を業者に依頼する際の見極めのポイントを3つお伝えします。

ゴミ屋敷清掃の費用があまりにも安すぎる業者

ゴミ屋敷から出たゴミを正しく処分するためには当然費用がかかります。

ところが中には相場から見て非常に安い費用で仕事を請け負う業者や、見積もりを提示後に安易に値引きする業者がいます。

費用が安い業者はゴミを正しく処分していない可能性があります。

ゴミの不法投棄は業者だけでなく依頼した側にも刑罰が発生することをご存知でしょうか？

ゴミ屋敷の清掃費用があまりにも安い業者には要注意です。

ゴミ屋敷の現場をよく見ないで見積もりを出す業者

ゴミ屋敷の清掃費用には間取りやゴミの量だけではなくゴミの質も関わるとお伝えしてきました。

「どのような性質のゴミがどれくらいあるから作業内容・人員・時間はこのようになり費用の見積もりは○○円です」と提示するには依頼者の話を聞き、現地をじっくりと見なくてはできません。

ところが中には簡単に見て回っただけで見積もりを出すゴミ屋敷清掃業者がいます。

このようなゴミ屋敷業者はほとんどが高額請求(ぼったくり)の業者だとされています。

見積もり時間が短い、いい加減である、見積もりに作業の詳しい内訳がない、説明がない、などのゴミ屋敷清掃業者には気をつけましょう。

電話やメール対応が悪い業者

ゴミ屋敷の清掃を業者に依頼しようと問い合わせした時に対応が非常に悪い所があります。

そのような業者には依頼しない方が身のためでしょう。

対応が悪いということは作業もいい加減だったり、お見積りもいい加減だったりする可能性があります。

そのような業者には最初から依頼しない方が安心です。

ちょっとでも微妙だな…と感じたら、「検討してみます」と言って電話を切りましょう。

ゴミ屋敷清掃業者に依頼するならオコマリがオススメ

全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。

この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心してゴミ屋敷清掃を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。

部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。

例えば、1K・1Rはたったの109,800円（税込）という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。

また、登録されているゴミ屋敷清掃業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。

現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。

問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。