汚い部屋の片付けや業者の選び方をわかりやすく紹介します。
投稿日:2017年12月22日 更新日:2021年09月21日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
汚い部屋の片付け方はご存知でしょうか?汚い部屋を放置しておくと健康面や生活に支障をきたすのでオススメできません。
汚い部屋の片付け方にはコツがあり、そのコツを押さえて片付けることでスムーズにスッキリと部屋をさせることができます。
そこで今回は、汚い部屋の片付け方を自分で行う方法と業者に依頼する方法の2つの分けてお伝えしていきます。
汚い部屋の片付け方を学んでキレイな部屋を手に入れたい!という方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
汚い部屋の片付け方は次の2択です。
極端に言えば「お金のかからない片付け方か、時間のかからない片付け方か」ということです。
もちろん裏技というか隠れた3番的な片付け方も実はあります。
それは「自分たちで汚い部屋を片付けるが、粗大ゴミの回収などだけを業者に依頼する片付け方」です。
どの片付け方を選択するかは時間的・金銭的な余裕にもよるでしょうし、これが絶対正しい片付け方!というものもありません。
自分に合う片付け方を選択して汚い部屋をキレイにできればいいのです。
汚い部屋を片付ける動機で多いのが引越しや賃貸住宅の定期点検などです。
このように期日がはっきりと決まっていて日程的な余裕がなく、片付ける時間もない場合は業者に依頼するほうがいいでしょう。
時間的な拘束もなく、とにかく汚い部屋をきれいにしようと思い立ったという人は自分(たち)でゆっくりと片付けを進めることができます。
時間的な問題の他にもう一つ大事なのが、汚い部屋に溜まってしまったゴミの量と質です。
粗大ゴミが多くて作業に危険を伴う場合や悪臭や害虫の発生がひどいゴミの場合は、業者に依頼した方が安心です。
どちらの片付け方にもメリット・デメリットがあるので、その両方をよく検討して汚い部屋の片付け方を決めましょう。
ここからは汚い部屋を自分だけで片付けるメリット・デメリットをお伝えしていきたいと思います。
汚い部屋を自分一人で片付ける場合には、下記のようなメリットやデメリットがあります。
メリット | デメリット |
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自分だけで汚い部屋を片付けると費用の面では最小限に済みますが、時間がかかってしまう傾向にあります。また「やっぱり無理だ・・・」と途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
もし自分だけで汚い部屋を片付けることが出来たならば、汚い部屋にはならなかったとも言えますので、オススメとしては次に紹介する「家族や友人と一緒に片付ける」ようにしましょう。
汚い部屋を自分だけで片付けるのは「体力的に大変」というのが実際にはあります。そこで、汚い部屋を片付け方として、家族や友人と一緒に片付ける方法もあります。
家族や友人と一緒に汚い部屋を片付ける方法のメリットとデメリットは、下記のとおりです。
メリット | デメリット |
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家族や友人と汚い部屋を片付けることで、片付ける作業を効率的に進めることができます。自分だけだと挫折してしまう可能性がありますが、一緒に片付けてもらう事で挫折を防ぐ効果もあります。
デメリットとして汚い部屋を見られてしまうという事がありますが、汚い部屋から脱却できることを最優先に考えるのであれば気にしない方が良いでしょう。
汚い部屋の片付けを業者に依頼する場合、自分たちで行うよりも格段に早く片付けを終えることが出来ます。
汚い部屋の片付けを業者に依頼する場合のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
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自分たちで行うよりも費用がかかってしまうという点はデメリットとして一番大きい点でしょう。一方で短時間で汚い部屋の片付けを行える点は、業者に汚い部屋の片付けを依頼する最大のメリットとも言えます。
ここまでで3つの汚い部屋の片付け方をお伝えしましたが、どれが正解という事はありません。ご自身の状況を踏まえて最終的な方法を決定すると良いでしょう。
それではここからは、自分たちで汚い部屋を片付ける方法について、解説していきたいと思います。
まず最初に、汚い部屋の片付け方で一番大事なことは何だと思いますか?
それは「安全の確保」です。
汚い部屋の片付け方を熟知している業者でも最大限の安全確保をしてから作業をしますので、素人が同じ作業をする時にはさらに気をつけたいところです。
具体的に言うと汚い部屋の片付けをする時には「頭上・足元」に対して注意が必要です。
ゴミの量にもよりますが崩れ落ちてきたゴミなどから頭を守るヘルメットや、足元の危険物に対応した履物の用意をして臨みましょう。
ここからは、汚い部屋を自分で片付けする手順をお伝えしていきます。
ゴキブリやコバエが部屋中にいては片付けどころではありません。
殺虫剤を使用して害虫駆除をしてから片付けに取りかかりましょう。
なおコバエ駆除として蚊取り線香も利用できますが、ゴミが大量にある環境では火事の恐れもありますので使用の際には注意して下さい。
汚い部屋の片付けのメインはこの「捨てる」作業にあります。
まずは汚い部屋の床の上にゴミがまったくない場所を作るために、ゴミを捨てていきます。
分別しながら捨てるのが大変であれば、まずはペットボトルだけ捨てる→瓶・缶ゴミを捨てる→プラスチックゴミを捨てる、というように種類ごとに作業を進めてみましょう。
またゴミを捨てる時には大きなゴミから捨てると部屋にスペースができて後の作業がしやすくなります。
さらに片付いた実感が持ててモチベーションも上がります。
自治体の粗大ゴミの回収を利用する時には早めに申し込み、回収日と料金の確認をしておきます。
料金の目安は以下の通りです。
品目 | 料金 |
---|---|
ベッド(本体のみ) | 1,200円~2,800円 |
掛け布団 | 400円 |
敷き布団 | 400円 |
タンス | 400円~2,000円 |
ソファ | 800円~2,000円 |
テーブル | 800円~2,000円 |
机 | 1,200円 |
食器棚 | 400円~2,000円 |
収納ケース | 400円~2,000円 |
カーペット | 400円~2,000円 |
*粗大ゴミの回収料金は自治体ごとに異なります
ゴミ処分センターに直接持ち込むことも可能です。回収に比べて料金は半額になります。受付時間や一度に持ち込めるゴミの個数など詳細を確認の上、利用して下さい。
汚い部屋の中からゴミを捨てた後に残ったものを仕分けします。
仕分ける時には段ボール箱を3つ用意して、下記の3つに分けます。
ただし、ゴミの中で長期間放置されていたものは汚れや痛みが激しいので、貴重品や生活にいる必要最低限のもの以外は捨てることになるでしょう。
再び汚い部屋に戻らないように「ものを減らす!置かない!」ことを心掛けましょう。
汚い部屋の中にはゴミや害虫だけではなくホコリや湿気もたまっています。
片付けが進んで窓が開くようになったら風を入れて部屋の中を少しでも乾燥させます。
また、日光には消毒効果がありますので換気と日光消毒をしながら片付けましょう。
ゴミや粗大ゴミの処分を行うということは、「汚い部屋の上手な片付け方はどこから始める?~自分たちで行う~」でご紹介した通りなのですが、その後、物を収納するときに少し工夫する必要があります。
具体的には、以下の4つの方法です。
特に手軽に収納を作れるのは、突っ張り棒で収納スペースを作るという方法です。
トイレ、洗面所、リビングなどいたるところに気軽に設置できますし、費用も少なく済みます。
その他にも、ラックや棚を設置した後に、突っ張り棒&布でカーテンのように隠すことで、部屋をおしゃれな雰囲気のまま収納スペースを作ることができます。
その際、布の色や柄を明るめにすることで部屋の雰囲気もガラッと明るくなりますよ。
突っ張り棒を購入する際は、事前に部屋のサイズを測っておくと、購入した突っ張り棒のサイズの間違いがなくなりますので、確認しておきましょう。
汚い部屋を片付けている最中に、やる気がなくなってしまうことはありませんか?
片付け作業の最中に思い出の品を見つけたりと多くの方が経験したことがあると思いますが、そんなときにはどうすれば良いのでしょうか?
作業の途中にやる気がなくなってしまった場合は、汚部屋の片付け動画を見たり、汚い部屋から片付いた部屋のビフォーアフターの写真を見てみましょう。
目標とする部屋や憧れることができるような片付いた部屋を見ることで、やる気を取り戻すことができますよ。
また、事前に目標とする部屋をインターネットや雑誌などで探しておいて、やる気がなくなったらその画像を見るというのも一つの手です。
自分に合った方法を模索してみてください。
さて、ここからは業者に依頼しての汚い部屋の片付け方をご紹介していきます。
業者に依頼する片付け方でまず大事なこと、それは自分がどの範囲までを業者にしてもらいたいのかを明確にしておくことです。
汚い部屋を掃除まで含めてまるごと片付けをして欲しいのか、ゴミの回収・処分だけをして欲しいのか?
それによって依頼する業者もかかる料金も全く違います。
ゴミの分別や仕分け、片付けは自分でするのでゴミの回収・処分だけを業者にしてもらいたい人は、不用品回収業者に依頼するといいでしょう。
作業のメインはゴミの回収・処分であり自治体の粗大ゴミ回収が引き受けないゴミでも回収・処分してもらえる点や、大量のゴミを一度に処分してもらえる点など、利便性の良さが魅力です。
また不用品回収業者のほとんどはリサイクルできそうなゴミの無料引き取りや買取をしており、ゴミの処分料金の節約にもなります。
不用品回収業者の料金は通常「基本料金3,000円~5,000円+個別料金+オプション料金」という具合に計算します。
また大量のゴミの処分をお得な料金で利用できる積み放題やパック料金を設定している不用品回収業者も増えています。
不用品回収の料金は業者任せの色合いが濃い業界ですが、おおよその料金相場は以下の通りです。
品目 | 料金 |
---|---|
テレビ | 4,000円~6,000円 |
洗濯機 | 5,000円~8,000円 |
冷蔵庫 | 5,000円~10,000円 |
エアコン | 3,000円~8,000円 |
ベッド(本体) | 3,000円~6,000円 |
マットレス | 2,000円~5,000円 |
ソファ | 2,000円~5,000円 |
テーブル | 2,000円~5,000円 |
タンス | 3,000円~8,000円 |
プラン | 料金 |
---|---|
軽トラック | 40,000円前後 |
2tトラック | 100,000円前後 |
間取り | 料金 |
---|---|
1K | 40,000円〜100,000円 |
1K〜1LDK | 80,000円〜150,000円 |
2DK〜2LDK | 130,000円〜200,000円 |
2LDK〜3DK | 200,000円〜300,000円 |
3DK〜3LDK | 300,000円~400,000円 |
ごみ部屋・ごみ屋敷 | 現地確認後に見積り |
ゴミの回収・処分はもとより汚い部屋の片付けや清掃、業者によっては再び汚い部屋に戻らないためのアフターフォローまでしてくれるのがゴミ屋敷清掃業者です。
基本料金での作業内容はどんな作業か?オプションにはどのような作業があるのか?などの詳細を確かめた上で、自分に合った業者を選びましょう。
業者ごとに作業内容や料金設定の幅も広いゴミ屋敷清掃業者ですが、基本料金は「車両費+人件費+処分費」で決まります。
ゴミ屋敷の清掃業者に依頼する場合の料金相場は下記の通りです。
ゴミの量 | 作業員数 | 作業時間 | 費用 |
---|---|---|---|
床全体がゴミ | 1~2人 | 2~3時間 | 90,000円~180,000円 |
腰の高さまでゴミ | 2~4人 | 4~5時間 | 180,000円~300,000円 |
天井の高さまでゴミ | 5~7人 | 1~3日 | 300,000円~700,000円 |
なお天井までゴミがある汚い部屋の場合、正確なゴミの量がわからないので見積もり後に追加費用が発生することもあります。
次は同じゴミのたまり具合の汚い部屋の片付けをゴミ屋敷清掃業者に依頼した時の間取りによる料金の違いをご紹介します。
ただし汚い部屋特有の悪臭や汚れの激しさ、部屋の立地条件などは実際に業者が現地を見ないと判断できません。
このため各種オプション作業の料金は個々によります。
汚い部屋の中でもゴミの腐敗が進み悪臭や害虫の発生がひどい場合や、孤独死が発見された場合などは特殊清掃業者に依頼します。
市販されている脱臭剤などではこびりついた汚い部屋の臭いには全く効果がありません。
完全な脱臭や腐敗物の処理には専門の知識と薬剤、技術が必要です。
特殊清掃業者の料金は、通常の清掃費用+特殊清掃作業費用が合算されたものです。
項目 | 費用 |
---|---|
床上の特殊清掃 | 35,000円〜 |
浴室清掃 | 55,000円〜 |
消臭剤や除菌剤の散布 | 12,000円〜 |
畳の撤去 | 4,000円〜 |
オゾン脱臭/消臭 | 35,000円〜 |
汚い部屋の片付け方をご紹介して来ましたが、ここからは片付ける際の注意点をご紹介していきたいと思います。
注意点を押さえて片付けを行うことで、スムーズに部屋の片付けを行っていけますので、ぜひ参考にして下さい。
自分たちでする汚い部屋を片付ける際に以下の2つの注意点があります。
ゴミが部屋の大半を占めているような汚い部屋の場合、引越し業者が引越しの依頼を拒否することがあります。
大手の引越し業者では不用品の回収などを行っているところもありますが通常の引越しよりもかなり料金がかかります。
引越し前に粗大ゴミを自治体の回収に出そうとした場合、引越しシーズンは予約が殺到するために回収までに2~3週間かかることもあります。
引越しを契機に汚い部屋の片付けを考えている人は、とにかく早めに粗大ゴミを処分しておくことが大切です。
汚い部屋を片付けていて自分以外のものが出てきた場合は無断で処分しないことです。
たとえ相手が忘れていたとしても必ず持ち主に確認をしてから返却するなり処分するなりしましょう。
業者に依頼する場合の汚い部屋の片付け方には以下の2つの注意点があります。
汚い部屋の業者に依頼しての片付け方のところで料金相場も紹介しましたが「思っていたよりも費用がかかるなぁ」と感じた人もいることでしょう。
依頼するのなら少しでも安い業者に頼みたいと思うのが普通です。
しかしながら、業者には大量のゴミを処分場まで運搬し分別し処分する、という仕事があり、ゴミを正しく処分するためには当然費用がかかります。
相場から見て非常に安い費用で仕事を請け負う業者や、見積もりを提示後に安易に値引きする業者はゴミを正しく処分していない可能性があります。
ゴミの不法投棄は業者だけでなく依頼した側にも刑罰が発生することをご存知でしょうか?
料金が相場に比べてあまりにも安い業者は要注意です。
料金には間取りやゴミの量だけではなくゴミの質も関わるとお伝えしてきました。
ゴミの量や質から作業内容・人員・時間を割り出して見積もりを出すには、依頼者の話を聞き現地をじっくりと見なくてはできません。
ところが簡単に見て回っただけで見積もりを出す業者もいます。
このような業者はほとんどが高額請求(ぼったくり)の業者だとされています。
見積もり時間が短い、いい加減である、見積もりに作業の詳しい内訳がない、説明がない、などの業者には気をつけましょう。
汚い部屋の片付けを業者に依頼する人の中には、いくら業者とはいえ、異性を部屋に入れることに抵抗がある人もいるでしょうが、ご安心ください。
最近は、片付け業者にも多くの女性スタッフが在籍していますので、女性スタッフに作業をしてもらうこともできます。
女性スタッフに作業をしてもらいたい場合は、必ず事前に業者に伝えておきましょう。
一番良いのは、見積もりを出してもらう際の日程調整の段階で伝えておくことです。
ただし、大型の家電や家具を運ぶ必要がある場合には、女性スタッフのみで対応できないことがありますので男性スタッフを呼ぶこともありますのでご了承ください。
作業中も気持ちよく、汚い部屋を片付けてもらいましょう。
せっかくきれいに片付けた部屋が以前の汚い部屋に戻ってしまうことは、一番避けたいことですが、案外多くの方がリバウンドして部屋を汚してしまっています。
リバウンドを防ぐために、以下の3つの方法をご紹介します。
1つ目の方法、物の定位置を決めることで、部屋の散らかりや物を探す手間が省けます。
また、この方法を定着化することで、物をむやみに増やさないということにもつながります。
2つ目の方法、定期的に部屋に友人を招待することで、部屋をキレイに保とうという意識が芽生えます。
初めは1ヶ月に1度、友人を呼び、部屋がきれいな状態を保てるようになったら3ヶ月に1度と間隔をあけましょう。
3つ目の方法、片付けを習慣化することが一番大切です。
まずは、片付けるという作業を習慣化させるために1日1ヵ所15分程度の片付けを行いましょう。
1日のうち、寝る前など時間を固定すると尚、習慣化しやすいです。
以上が片付けた部屋をリバウンドしないために大切なことになります。
この3つの方法を1ヶ月、3ヶ月、1年と継続していきましょう。
全国に汚い部屋の片付けを行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。
オコマリでは、お客様に安心して汚い部屋の片付けを行ってもらうために、料金の見直しや業者の空き時間を活用するなどの工夫をすることで、業界最安値水準の料金を実現しました。もちろん、お見積り後に追加料金が発生することは一切ありません。
また、専門の相談員が親身になってお客様のご相談にのりますので、安心してご依頼頂けます。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
汚い部屋の片付け方は参考になりましたか?
汚い部屋の片付け方はいくつもありますがまずは「片付けたい」という気持ちを実行に移すことです。
そしてキレイになった部屋を想像しながら、自分に合った片付け方をぜひ実行してみて下さい。
記事を読んで、汚い部屋の片付け方をもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
ゴミ屋敷清掃のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリではゴミ屋敷清掃について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問にゴミ屋敷清掃に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。