60歳で断捨離をすべき理由ややるべき事を解説!
投稿日:2018年06月24日 更新日:2023年11月04日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
60歳は、人生の新しいステージの始まりとされています。退職を迎える方も多く、これまでの忙しい日常から一息ついて、自分らしい生活を再構築する絶好の機会です。
このタイミングでの断捨離は、物理的な空間だけでなく、心の中も整理し、シンプルで豊かな生活への第一歩を踏み出すための素晴らしい手段です。
しかし、何から始めてよいのか、どうすれば効率よく進められるのかは、多くの方にとって難しい課題かもしれません。この記事では、60歳からの断捨離の重要性、その具体的な方法、そして取り組みがいかに人生にポジティブな影響をもたらすかについて、わかりやすく解説します。
新しい人生の門出に、心機一転、新しい自分を迎え入れるための「断捨離」。シンプルな暮らしへの道のりを一緒に見つけてみましょう。
まずは60歳から断捨離を始める重要性について解説していきたいと思います。
60歳は、多くの人にとって人生の新しいステージが始まる大切な時期です。このタイミングで、これまでの生活に必要だったものから、これからの生活に合わせて不要なものを処分する断捨離は、新しい人生への素晴らしいスタートを切るための重要なステップです。
断捨離は単に物を整理するだけでなく、心の整理も行うプロセスです。物の整理を通して、過去とのつながりを整理し、これからの人生に焦点を当てることができます。不要なものを手放すことで、心にも余裕が生まれ、新しい趣味や挑戦に対しての意欲が湧いてきます。
60歳以降の人生では、シンプルな暮らしの魅力を感じる方が多いです。必要なものだけに囲まれる生活は、心地よく、ストレスフリーです。断捨離を通じて、シンプルな暮らしを手に入れることで、毎日の生活がより豊かで充実したものになるでしょう。
60歳からの断捨離は、新しい人生のスタートラインに立つための素晴らしい機会です。物の整理だけでなく、心の整理にもつながります。自分にとって大切なものだけを取り入れ、シンプルで豊かな生活を手に入れるためのステップとして、断捨離は非常に効果的な手段と言えるでしょう。
60歳の断捨離は、「生前整理」のように自分が生きているうちに不要なものを処分し、万が一自分の身に何かがあった時に遺族に迷惑をかけないためのような意味が含まれていると思います。
したがって、自分の身に何かがあったことを考えて断捨離していく方が良いでしょう。
60代は、現役を退いて引退後の人生を楽しみ始める年齢でもあります。
そのことが「終活」となり、新しい第二の人生の幕開けにもなるのです。
それでは早速60歳の断捨離は何をするのかお伝えしていきたいと思います。
60歳の断捨離でやるべきことの1つ目は、本当に必要なものだけを残すという事です。
20代や30代の場合、「必要かなぁ…」と迷った場合でも「あとで使うだろう」と残す選択をすることはあると思います。
しかし、60歳の断捨離の場合長年使用していないものが多いはずです。
したがって、20代や30代以上に厳しい目線で「本当に必要かどうか」を判断するべきです。
「本当に必要なものだけを残す」という点を意識するようにして下さい。
不用なモノを処分すると、部屋も心も身軽になります。
現役時代にはなかなか行けなかった長期間の旅行を心から楽しむことも出来るようになります。
60歳の断捨離でやるべきことの2つ目は、勿体無いの精神を捨てる事です。
歳を重ねれば重ねるほど、「勿体無い」という精神が出てきてしまいます。
しかし、「もの」からしたら「使われない方が嫌だ」ということに気づきましょう。
勿体無いと思うのであれば、断捨離で必要なものだけを残して、それらを大切に使ってあげることの方がよっぽど大事です。
また新しいものを購入する際には、「本当に必要なのか?」という点を常に考えるようにして下さい。
不要なものや無駄なものを買わない方が、よっぽど勿体無い精神に合っています。
60歳の断捨離でやるべきことの3つ目は、継続する事です。
断捨離は一度きりのものではなく、継続して行っていくものになります。毎日は難しくても毎週などであれば無理なく継続できると思います。
気を抜くとすぐにものが溜まっていってしまいますので、断捨離を継続することを忘れないで下さい。
さて、ここまでは60歳の断捨離でやるべきことを3つお伝えしてきました。
60歳という年齢だからこそ、他の年齢とは違う断捨離の特徴があることをご理解いただけたと思います。
ここからは、具体的な断捨離方法をお伝えしていきたいと思います。
手順通りに進めていくことでスムーズに断捨離可能ですので、しっかり読み進めていって下さい。
断捨離も初めてでどこから手を付けてよいかわからない初心者の方は、文房具から手を付けるのがおすすめです。
まずは少しずつ断捨離を始めてみましょう。
60歳の断捨離方法の1つ目は、理想を描くことからです。
「断捨離を終えたらどのような部屋にしたいのか?」を明確にするようにしましょう。
断捨離を徹底的に行えない人は、この目標設定が出来ていないことが多いです。
目標があるからこそ向かうべき方向が分かり、迷うこと無く徹底的に断捨離が行えるのです。
60歳の断捨離方法の2つ目は、断捨離をする部屋を決めることです。
部屋を決める際には大きな部屋よりは小さな部屋から始めるようにしましょう。オススメは、玄関や洗面所などです。
これらの部屋は大きさが小さい分、簡単に断捨離を進めることが可能です。
断捨離に慣れていないのであれば、出来るだけ簡単な小さい部屋から始めましょう。
60歳の断捨離方法の3つ目は、閉まってあるものをすべて出すことです。
すべてを出してから「捨てる」「捨てない」の判断をしないと、「あれ?これって他にもあったんだ。じゃあ、さっきのは要らないな…」というように遡ってしまう可能性があります。
そこに何があるのかをすべて把握してから仕分けを行っていく事で、スムーズに断捨離を進めていけます。
ただし、60歳にもなると「すべて出すのは大変…」という事もあるかと思います。
そんな時には、家族や友人に手伝ってもらうか、このあと紹介する業者に依頼して断捨離を手伝ってもらうようにしましょう。
無理をすると怪我をしてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
60歳の断捨離方法の4つ目は、仕分けをすることです。
「必要」「不要」「保留」の3つのカテゴリに出したものを仕分けていきましょう。
「保留」は、必要か不要かに5秒以上悩んだ時に仕分けるようにして下さい。
悩みすぎても答えは出ないので、一旦保留、つまり放置しておいて、1ヶ月などの期間を開けた後に再度判断するようにしましょう。
60歳の断捨離方法の5つ目は、処分をしていきます。
仕分けで「不要」としてものは、ゴミとして捨てていきます。処分する際には各自治体のルールに則るようにして下さい。
燃えるゴミや燃えないゴミは普段から慣れているので大丈夫だと思いますが、粗大ごみはそうはいかないと思います。
また、テレビやエアコンなどは家電リサイクル法によって捨て方が決められています。
捨て方が分からない時には、インターネットで調べたり、自治体に問い合わせをするようにして下さい。
この段階でも大きなゴミ、例えばタンスや大きい家電は家族や友人に手伝ってもらうようにしましょう。
60歳の断捨離でやはり一番多い怪我が、このゴミを運び出す際の転倒などです。
無理をする必要はありませんので、自分の出来る範囲で行って、それ以外は他人に声をかけるようにしましょう。
60歳の断捨離の6つ目の方法は、収納することです。
「必要」となったものは、今後使う際に取り出しやすいように収納していきます。
収納する際には、衣類にしても季節別にしたり、食器も同じような食器別にするなど、カテゴリ別に収納するようにしましょう。
後で使いやすいようにすることも大事なステップです。
60歳の断捨離方法の7つ目は、断捨離を継続することです。
既にお伝えしましたが、断捨離には継続が重要です。
定期的に断捨離をすることを忘れないようにして下さい。
ここまで説明してきたのは、すべて自分で断捨離することを前提としています。
しかし、60歳にもなると身体が思うように動かなかったりして、断捨離がなかなか前に進まない事もあるでしょう。
そんな時には、業者に依頼して断捨離を手伝ってもらうようにしましょう。
断捨離を業者に依頼しようと思い立ったら、生前整理業者がオススメです。
断捨離であっても生前整理業者がおすすめなのは、生前整理専門業者は依頼主の話の聞き取りを行い、見積もりを立てた上で、依頼主のこれからの生活に必要なものを使いやすく片付け、不用品を適切な方法で捨ててくれるからです。
「何から捨てるのか分からない…」という方も相談に乗ってもらいながら進めることが出来ます。
特に60代の方は、捨てたくないモノや残しておきたい記念品などもあるでしょう。
生前整理業者であれば、依頼者の希望に寄り添って必要な物と不要なモノを選り分けてくれます。
そのため、あなたにとって必要なモノはきちんと残してくれるのです。
ただし、ある程度の判断は自分でしないと、一向に仕分けが進まないことになりますので、全く検討もつかない場合には業者に依頼するのは避けましょう。
60歳からの断捨離は、ただ物を減らすだけでなく、さまざまな効果とメリットがあります。以下で詳しくご紹介します。
断捨離により物が減ると、心も軽くなり、クリアな思考が可能になることが多いです。無駄な物がなくなることで、心のごちゃごちゃが取り除かれ、自分の本当の意志や望みに焦点を当てることができます。
必要な物だけが手元にあると、日々の生活が格段に効率的になります。物を探す時間が減り、掃除も楽になるため、時間とエネルギーをより大切なことに使うことができます。
不要な物を手放すことで、新しい趣味や挑戦への扉が開きます。60歳は新しいことを始める絶好の機会であり、断捨離はその一歩となるでしょう。これからの人生をより豊かにするために、何に挑戦したいかを考え、断捨離を通じてそのためのスペースを作りましょう。
60歳からの断捨離のメリットは下記の表のようにまとめられます。
メリット | 説明 |
心の軽さ | 不要な物を取り除くことで、精神的にも軽くなります。 |
生活の効率化 | 物の整理により、日常生活がスムーズになり、時間を有効に使えるようになります。 |
新しい趣味や挑戦の扉 | 必要なものだけを取り入れることで、新しい趣味や挑戦に対するスペースができます。 |
60歳からの断捨離は、単なる物の整理以上に、心の整理と人生の新しいステージへの準備でもあります。心の軽さ、生活の効率化、新しい挑戦への扉を開くなど、さまざまな効果とメリットが期待できるでしょう。60歳からの新しい人生をより豊かにするために、断捨離を実践してみる価値は大いにあります。
60歳の断捨離について、60歳の断捨離ならではの特徴と実際の断捨離の手順をお伝えしてきました。
歳を重ねると自分だけで断捨離するのは難しいこともあると思いますので、その際には業者を上手く活用して手伝ってもらうようにしましょう。
断捨離や部屋の片付けは、一度にすべてを行おうとすると体調不良の原因にもなってしまいます。
段取り良く、断捨離は行っていきましょう。
そして、引退後の楽しい人生を始めましょう。
記事を読んで断捨離についてもっと知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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