特殊清掃を依頼するという状況下では時間に迫られていることが多く、どんな特殊清掃業者に依頼するのが正解なのか?この見積金額は妥当なのか?ゆっくり考えている暇もないのが現実でしょう。

今回は事件や事故、自殺、孤独死などで特殊清掃が必要になった時、どうやって特殊清掃業者を選べばいいのか、そもそも特殊清掃とはどのような仕事なのか?という部分にスポットを当て、詳しく解説していきます。

更にこれから特殊清掃員として活躍したいと考えている方のために、特殊清掃員の就職活動や仕事内容の実際についても言及しましたのでご覧ください。

目次

特殊清掃とはどのような仕事なのか

特殊清掃とは

特殊清掃という言葉、テレビのドキュメンタリー番組などで知ったという方も多いでしょう。

特殊清掃の仕事の認知度は年々高くなっていますので、大まかなイメージで特殊清掃の仕事を理解している方も多いでしょう。しかし、その実際の仕事内容については意外と知られていません。

まずは、特殊清掃とはどのような仕事なのか詳しく見ていきましょう。

特殊清掃の仕事1 – 居室の原状回復

特殊清掃という仕事の中で、一番大切なのはアパート・マンションなどの「居室の原状回復」です。

死亡してからすぐに発見されなかった遺体が腐敗すると、居室内の惨状は凄まじいものになっています。

特殊清掃が必要な居室内は、遺体を搬出した後でも悪臭、汚物、害虫などが残っている状態です。

これらを普通に清掃しただけでは、床や壁にしみこんでしまった汚れや臭いはとれませんから、素人では到底太刀打ちできません。

また、一般的なハウスクリーニング業者やリフォーム業者では見た目だけの回復はできても、完全に悪臭を消すことはできないでしょう。

このように一般的な会社では行えない完全な居室の原状回復のために、特殊清掃では以下の3つの作業が行われます。

汚物等の除去

床や壁に残る血液や体液といった汚物を除去します。汚れがついてしまった布団やベッド、カーペットを剥いで、床下や壁に染みこんでしまっている汚れも丁寧にクリーニングしていきます。

害虫の駆除

害虫を放置しておくと、隣室へ害虫が逃げ込んでしまったり菌を運び出してしまうこともある為、ハエやウジ、ゴキブリなど衛生上に問題がある害虫を徹底的に駆除する必要があります。

消毒・除菌

感染症を予防するため、特殊清掃用の薬剤と機器を使用し消毒・除菌を行います。

業者により消毒剤の種類は異なり、ここで料金に差が生まれることもあるようです。特殊清掃中には特殊清掃員も感染症に気を付ける必要があり、徹底的に消毒と除菌は行われます。

消臭

特殊清掃でいくら掃除をしても、悪臭が残っていては意味がありません。特殊清掃業者は特殊清掃用の消臭剤を使用し、強力に消臭していきます

実際に臭いが消えたか業者が直接確認し、まだ臭いが取れていない場合には完全に消臭できるまで作業を繰り返します。

消臭作業が確実に行われていないと後日再び悪臭が漂うこともある為、消臭作業は重点的に行います。

解体・リフォーム

体液が床下や壁の内部まで浸透してしまっている場合には、特殊清掃以外に床や壁を一度撤去し新設するリフォームが必要な場合もあります

金額はその分高額になりますが、最初に特殊清掃した後にリフォームとなるとさらに費用がかかりますので、一見して清掃では間に合わなそうな現場では業者と依頼主が相談の上、始めからリフォームを作業予定に組み込むこともあります。

特殊清掃の仕事2 – 遺品の整理

特殊清掃業者の多くは、遺品整理も別途料金にて請け負ってくれます

故人の居室内に相続人が立ち入ることが難しい場合でも、遺品整理を依頼しておけば特殊清掃業者が貴重品をはじめとした遺品を仕分けしてくれます。

さらに遺族にとって必要のない遺品は買取りしている特殊清掃業者もありますし、買取りが難しければ業者が処分まで一括で請け負ってくれます。

特殊清掃の仕事3 – 不用品・粗大ごみの処分

処分するのにも費用が発生するような不用品・粗大ごみの処分も特殊清掃業者に依頼することができます。

特に高齢者の孤独死の場合、部屋の掃除が年齢により難しくなっている等で不用品が多くなっていることもありますが、不用品・粗大ごみが大量にあるとその分処分料が嵩み特殊清掃全体の料金が割り増しになるのが一般的です。

特殊清掃が必要な状態とは

特殊清掃が必要な状態

特殊清掃を業者に依頼するのは簡単ですが、費用も高額になる為出来ることなら自分たち遺族で後片付けを行いたいと思うこともあるでしょう。

しかし、特殊清掃の現場で素人が出来ることには限界があります。ここからは特殊清掃の業者に依頼する必要がある状態とはどのような場合なのか、何故特殊清掃が必要なのか解説していきます。

遺体発見の遅れた孤独死は特殊清掃が必要

事故や事件ではなくとも、遺体発見が遅れた孤独死の場合には特殊清掃が必要となります。

「事件性がなければ特殊清掃までは必要ないのでは?」と感じるかもしれませんが、死亡から遺体発見まで、夏であれば3日、冬なら1週間程度で腐敗が進み悪臭が漂います。

そこまで汚れていないような部屋でも、片付けていくと布団やベッドを通り越して床下まで体液による汚れが染み込んでしまっていることもあり、そうなると特殊清掃のプロ以外には正しい処理が出来ません

死亡から遺体発見まで1週間以上経過している、害虫が発生してしまっているという居室の清掃は、特殊清掃業者に依頼した方が良いでしょう。

自殺・事件の場合には始めから特殊清掃を依頼する

自殺・事件のように、死亡後警察が介入する場合には、始めから特殊清掃業者に依頼することをおすすめします。

身内が遺体で発見されたというだけでも、遺族の心理的ダメージは大きなものです。さらにその現場で作業をするというのは、遺族の心情的にとても難しいでしょう。

遺品整理していても辛い思いをしてしまいますから、すぐに遺体が発見されて衛生状態や臭いもそこまで悪化していないという場合でも、特殊清掃業者に依頼した方が遺族の精神的負担を減らすことができます

ゴミ屋敷・部屋での死亡も特殊清掃に依頼できる

ゴミ屋敷・ゴミ部屋の中では、遺体がゴミに埋もれていたというケースもあります。

ゴミ屋敷問題は度々メディアにも取りざたされており、生存している間にも様々な問題が発生しますが、ゴミ屋敷の持ち主の死後も膨大なゴミの処分問題が残ります。

公道にはみ出し他人の敷地にまで及ぶようなゴミ、敷地内には収まっていても原形をとどめないゴミの塊などは、到底素人では片付けきれないものです。

全てが不用品だとしても、現在では殆どの自治体がゴミの分別に厳しくすべてをまとめて処分するというのも難しいため、特殊清掃業者に依頼した方が素早く確実にゴミ屋敷を片付けることができます

但し注意点としては、ゴミ屋敷やゴミ部屋と呼ばれる場所ではそのゴミの多さから、通常であれば半日で終わる特殊清掃の仕事も1週間以上かかってしまうことがあります。

そうすると、業者への依頼が必要だったとはいえ人件費やゴミの処分費などでトータルの費用は通常の何倍もの請求が来てしまうこともあるので、特殊清掃を依頼する時には多額の費用を用意しなければいけません。

火災現場での特殊清掃依頼

不意の火災によって死亡してしまった場合でも、火災現場にも対応している特殊清掃業者なら清掃を依頼することができます。

火災のあった場所では、いくら掃除しても独特の「火災臭」が残ってしまうため、近隣へ悪臭被害が及ぶこともあるのです。火災による煤を払い、燃えてしまったカスの片付け、脱臭なども特殊清掃業者なら的確に行えます。

パターン別に見る特殊清掃の流れ

特殊清掃の流れ

ここからは、実際に特殊清掃がどのような場面でどういった作業を行うのか、パターンによる作業内容の流れをまとめましたので参考にして下さい。

孤独死の特殊清掃

まずは孤独死の特殊清掃ですが、遺体を発見したら始めに警察へ連絡します。警察による遺体搬出後、特殊清掃業者へ連絡し作業内容の確認と見積もりを取りましょう。

見積もりが出たら特殊清掃業者を選定・契約し、清掃日を決め、業者による清掃が始まります。

害虫の駆除

特殊清掃では、まず害虫の駆除が行われます。最初に害虫駆除をするのは害虫による感染症や汚染の拡大を防ぎ、近隣住民への影響を最小限に抑える為です。

特殊清掃作業が数日に及ぶ場合には、更に何度か害虫の駆除が必要になる場合もあります。

家財道具の搬出

次に、全ての家財家具を搬出し、居室内の物をすべて取り除きます。こうすることで、床や壁、天井がむき出しになる為、徹底したクリーニングが必要な箇所やリフォームが必要な部分がはっきりとわかります。

遺品整理を依頼している場合には、この際に遺品の整理も同時に行われます。

必要な遺品と不必要なもの、買取りできるものを分け、処分してもらいたいものはまとめて業者に処分してもらいましょう。遺品の買取りも行っている業者であれば、買取りもしてもらえます。

床・壁の清掃

悪臭の元となる体液や汚物などを徹底的に清掃します。この際に消臭・消毒も行い、何度も悪臭が残っていないか特殊清掃員が実際に鼻で確認し、臭いがなくなるまで消臭を繰り返します。

居室内のクリーニング作業

特殊清掃員は、居室内を隅々までクリーニングしてくれます。天井にある埃まできれいにし、最後にもう一度全体を消臭・消毒し特殊清掃作業の終了となります。

ワンポイントアドバイス

遺品の整理を遺族だけで行いたいという場合には、遺品整理をスムーズに行えるように居室内の消毒・消臭のみを特殊清掃業者に依頼することも可能です。

遺品の整理はデリケートな問題ですから、遺族だけで遺品整理を行いたいという要望がある場合には特殊清掃業者へその旨を伝えてみてください。

自死の特殊清掃

アパートやマンションでの自死の場合、警察への連絡と遺体搬出が終わった後はアパート・マンションの管理会社との話し合いが必要になります。

遺族がどこまで部屋を回復させる必要があるのか、しっかりと管理会社と話し合い、齟齬のないようにしておきましょう。

後で賠償問題などが起きないように、大家が個人の場合には弁護士などの第三者を挟んでの話し合いをしておくと安心です。

清掃の流れは孤独死と同じですが、管理会社から「悪臭が今後出ないように対処してください」など特殊清掃について細かい要望があれば、それを確実に叶える必要があります。

ワンポイントアドバイス

アパートでの自死による損害賠償請求は現実に起こっていることです。

裁判による今までの判例では、遺族が家主へ部屋の回収費用と家賃の損害賠償を支払う必要があることを認めています。但し、隣人への慰謝料等は認められていません。

身内を失った遺族の悲しみに更なる負担をかけてしまう損害賠償問題ですが、実際に請求された場合には弁護士へ内容を相談の上、必要であれば裁判に臨むことになるでしょう。

精神的に疲弊している状態の遺族は裁判に尻込みしてしまいがちですが、管理会社や家主に言われるままに損害賠償を支払わず、必ず法律家の元、正しい判断をしていくようにして下さい

一度も第三者に相談することなく家主に言われるがままに賠償金を振り込んでいた結果、総額でとても大きな額を支払ってしまったというケースも実際にあるので注意しましょう。

火災現場の特殊清掃

火災現場の特殊清掃は、警察や消防による実況見分や処理が終わった後に行われます。

火災現場では他の特殊清掃のパターンとは異なり、有害物質が燃えた独特の臭い、煤や灰の飛び散りなどが近隣住民へ悪影響とならないように最大限配慮して特殊清掃が行われます。

燃えたものの搬出、煤払い、強力な消臭、遺品整理、居室のリフォームまで一括して特殊清掃業者に依頼できます。

ワンポイントアドバイス

火災現場の特殊清掃は、何よりも経験豊富な業者への依頼が望ましいでしょう。火災現場はただ清掃し、消毒するだけでは完全に火災臭を消すことができません。

また、戸建てや商店などが火災現場となった場合には、リフォームではなく解体が必要になることもあります。

住宅の解体はその建物が建てられた年代によっては有害物質が建材に含まれ、それが飛散する恐れもありますが、正しい知識と経験を持つ特殊清掃業者であれば安心して作業を依頼することができます。

火災現場の特殊清掃では、火災後のリフォーム・解体経験が多い「火災現場対応」の特殊清掃業者を選んで下さい。

特殊清掃にかかる平均費用とその内容とは

特殊清掃時の費用

そして、特殊清掃業者を依頼しなければいけないときに一番気になるのがその料金体系ですが、実際の料金は特殊清掃業者によって大きく異なります。

ここからは特殊清掃業者を依頼した場合の費用の相場、料金が割り増し・割り引きになるポイント、見積もり書を確認する際の注意点について解説していきます。

特殊清掃費用の相場

まずは、ピックアップした3つの特殊清掃業者の料金表を見てみましょう。

特殊清掃業者ごとの料金表
A社
清掃内容 料金
害虫駆除 20,000円~
汚物掃除 25,000円~
消臭 28,000円~
上記3つセット 55,000円~
B社
清掃内容 料金
床上特殊清掃 30,000円~
浴室清掃 50,000円~
消臭・除菌剤散布 10,000円~
人件費 20,000円~
C社
清掃内容 料金
害虫駆除 m2あたり500円~
床上特殊清掃 40,000円~
浴室清掃 50,000円~
特殊清掃基本パック 98,000円~

3社を比較してみると、どの特殊清掃業者も作業内容により細かく金額を設定しています。そしていずれも最低金額は明示されているものの、最大でかかる金額については明記されていませんでした。

C社のようにすべての作業をパック料金とし、依頼主に解り易い金額を提示している特殊清掃業者もありますが、基本の特殊清掃料金以外にオプションとして「別途料金」を表示している業者もありました。

特殊清掃の費用は最低金額で50,000円程度〜のようです。オプションなどが必要なく、最低限の特殊清掃であればそこまで費用の心配はしなくて良いと言えるでしょう。

特殊清掃の料金が割り増しになるポイントとは

特殊清掃も、最低金額で納まる範囲内であれば意外と低価格であることが解りましたが、逆に特殊清掃の料金が割り増しになり特殊清掃業務全体で多くの費用が請求されることもあります

特殊清掃の料金が割り増しになるのはどのような場合なのか、そのポイントについて詳しく解説していきます。

処分する不用品が多い

特殊清掃を行う居室に処分する不用品が極端に多い場合、その費用は割り増しになってしまいます。

これは不用品の処分には処分費がかかること、不用品を運ぶための運搬費用もその分多くなるためです。

なるべく費用をかけたくないという場合には、自分たちで出来る範囲で不用品を処分するという方法も考えられますが、現実的には特殊清掃業者にすべて依頼することになるでしょう。

生活していた中での不用品は分別しなければ処分できないものが多く、遺族だけの手では処分しきれません。

業者によっては不用品の処分料金が解り易いように、トラック一台分積み放題でいくらという料金体系をとっているものもありますので、余りにも不用品が多い場合にはこういった業者へ依頼すると余分な費用を取られる心配がありません。

特殊清掃にかかる日数が多い

特殊清掃にかかる日数は、居室の状態がさほど悪くなく、不用品も少ない場合にはワンルームなら半日程度で終了することもあります。

しかし、体液等の悪臭のある汚れが染み込んでしまってなかなか取れない、1度の消臭では臭いが消えないといった場合には特殊清掃にかかる日数が多くなってしまうことが考えられます。

特殊清掃の中で一番大きい費用は人件費です。特殊清掃では作業日数が増えるごとに単純に人件費も比例して増えていきますから、特殊清掃終了までにかかる期間は直接費用に響いてきます。

特殊清掃にリフォームを含む場合

特殊清掃にリフォーム工事が含まれる場合、その費用はとても大きくなります。床や壁を取り換えるだけではなく、床を剝いで床下に染み込んだ汚れの清掃・消臭・除菌などが含まれるとさらに費用が嵩みます。

また、床や壁を取り換える面積が大きければ大きいほど、費用も高額になるでしょう。特にリフォームが必要になるのは、浴室など水廻りに特殊清掃が入る場合です。浴室の汚れが酷い時にはバスルームもリフォームされます。

コンクリート部分の特殊清掃

コンクリート部分の特殊清掃も費用が高くなるポイントです。マンションでは床下を突き抜けてコンクリート内部まで汚れが到達していたり、一戸建てでは基礎にまで汚れが到達していることもあります。

そのまま清掃・消臭し汚れが消えるのであればいいのですが、コンクリートは消臭が難しく、少しの汚れと臭いでもプロでなければ完全に消すことが難しい部分です。

コンクリートに体液が染みこんでしまっている場合には、徹底的に消毒・清掃した後に臭いが出ないようにコーティング剤が数度塗布されます。

このように一般的な床よりもコンクリート部分の清掃は手間がかかる為、費用が割り増しになる傾向があります。

その他の特殊清掃オプション

特殊清掃業者の中には、故人の供養、葬儀会社の紹介、家の解体や車の廃車手続きなど、様々な業務を請け負ってくれる「便利屋」のようなところもあります。

故人と遺族の距離が物理的に離れていて、手続きが困難な場合にはこういった特殊清掃業者のサービスはとても助かるものです。

とは言え、特殊清掃にまつわる様々な困りごとに対応してくれる業者はとても心強いですが、すべてオプションですのでそれぞれに料金が発生します。

特殊清掃の費用が割り引きになるポイントとは

次に、特殊清掃の費用が通常よりも安くなるポイントについてご紹介します。安くなるポイントを全て満たしていても特殊清掃の費用が平均よりも高い場合には、値引き交渉が出来るかもしれません。

特殊清掃の必要がほとんどない

遺体の発見が早かった、冬場で遺体の損傷が軽微であった場合には、床など重点的に行わなければいけない特殊清掃が必要ないということもあります

臭いも少なければ、遺品の整理や不用品の片付けも遺族だけで対応できるでしょう。

最後の消臭と除菌、ハウスクリーニングだけ特殊清掃業者に依頼するのであれば、費用は30,000円程で納まることもあります。

特殊清掃作業員が少なく済む

特殊清掃の現場では、何よりも人件費が多くかかっています。「特殊清掃に取り掛かる人数×日数」で特殊清掃の費用は大きく変わりますから、人数と日数が少なければそれだけ費用は小さく済みます。

特殊清掃をしてもらう居室が独身用の狭いワンルームで、費用がかかるポイントもなければ総額費用はそれほど大きくならないでしょう。

平日に特殊清掃してもらう

特殊清掃の業者によって、土日祝日は割り増し料金を設定しているところもあります。平日の昼間に依頼することで費用をなるべく抑えることができます。

緊急に特殊清掃を必要とする事情があれば別ですが、1~2日延ばせば平日になるという時にはあらかじめ平日に特殊清掃の日程を組んでもらったほうがお得です。

特殊清掃の費用は何故高いのか

特殊清掃の費用に驚く男性

ここまで特殊清掃の費用について見ていきましたが、「何故特殊清掃の費用はこんなにも高いのだろう?」と思いませんでしたか?

特殊清掃の費用が高くなってしまう理由、それは他の仕事とは違う特殊清掃ならではの事情が関係しています。特殊清掃の費用の中で、どうしても削ることができないポイントは次の3つです。

特殊清掃員の人件費

特殊清掃という仕事は、その内容から多くの人が敬遠し、就職希望者も少なく離職率も高いという特徴があります。

特殊清掃を行う清掃員を増やすためには、初任給を高めに設定したり勤続年数による昇給を行うなど特殊清掃員を雇う側にも工夫が必要なのです。

しかし近年では特殊清掃員の希望者が増え、それに伴い給与も減少傾向にありますが、それでも特殊清掃の中では人件費が多くを占めています

特殊清掃員の給与は勿論特殊清掃の作業費から賄われますから、特殊清掃という仕事がもっとポピュラーなものになり、特殊清掃業者の間で価格競争が今より激しくならないことには特殊清掃の費用の人件費も低くならないでしょう。

ゴミの処分費が高騰している

年々、どこの自治体でもゴミの処分費は徐々に高騰しています。その理由はゴミの処分施設の維持費、増え続けるゴミの焼却費、埋め立て地の増設など様々です。

特殊清掃にリフォームや解体が含まれている場合には、産業廃棄物やコンクリートなどゴミ処理に多額の費用が必要となりこの部分はどうしても削ることができません。

また、ゴミを処分場まで運ぶための運搬費も、ガソリン価格の高騰が関係し高くなっています。

更にゴミの量が膨大であったり、クレーンやユニック車が必要な現場であれば、トラックや作業車のレンタル料金が発生することもあります。

特殊清掃で使う薬剤が高い

多くの特殊清掃業者は、一般的に市販されている洗剤や消臭剤ではなく、特殊で高額な薬剤を使用しています。

業者ごとに薬剤の配合や内容は異なりますが、しっかりと消臭・除菌を行える薬剤は製造量の少なさから、一般市販品よりも高額になっています。

しかし特殊清掃ならではの汚れ・臭いを取る為には、どうしても高額な薬剤の使用が必要になりますから、汚れが広範囲に及んでいる場合などは安く特殊清掃を行うことができないのです。

特殊清掃業者に見積りを依頼するときには

次に、特殊清掃の見積もりを依頼し、その費用を確認する上で注意したいポイントについて解説していきます。

遺族が混乱していることで、本当にその見積もりが妥当なのか判断できずに相場よりも高い費用を特殊清掃業者に支払ってしまうこともありますので、特殊清掃の見積書はよく内容を確認しましょう。

特殊清掃の見積もり金額が安すぎないか

見積もりが出来たら、まずは特殊清掃にかかる金額を細かく見てください

全ての作業が込みで合計金額が記され、「これ以上の料金はいただきません」と明確に提示されている業者であれば、少々高くても支払い時にそれ以上の金額が生じることはないでしょう。

しかし、一見すると合計見積金額は一番安いのに、「別途費用が掛かる場合があります」と記されている見積書には注意が必要です。

現地で現状を確認・見積もりしているのであればおおよその費用が解るでしょうから、見積り時点で別途費用がかかる場合があると業者に言われたら、「どこにどのぐらい費用が掛かるのか、大まかでいいのできちんと教えてほしい」と伝えて下さい。

その際に追加部分の費用について詳しく教えてもらえない場合には、その特殊清掃業者には依頼を控えた方が賢明です。

必要以外の特殊清掃業務が含まれていないか

遺品整理は遺族で行うと伝えていたのに遺品整理代金も含まれている、または過剰なリフォーム工事が当初から組まれているなどの場合、実際に特殊清掃にかかる費用よりも多くの費用が見積もりに含まれている可能性があります。

遺族はその精神的ダメージから、特殊清掃を依頼する場面では見積書の細かい部分まで確認が及ばないことも良くあることです。

特殊清掃が終わり、特殊清掃業者に代金を支払いすべてが落ち着いた後で、「よく考えてみれば必要のない工事まで行っていたのではないか?」と疑問に感じてしまうこともあるようです。

なかなか難しいことではありますが、特殊清掃の見積り書は隅々までその内容と費用を確認し、よく納得してから業者に依頼するようにしましょう。

失敗しない特殊清掃業者の選び方とは

特殊清掃業者の選び方

特殊清掃を業者に依頼するということは、一生に一度あるかどうかというぐらい稀なことです。少ない経験の中ではどうしても業者選びも間違えてしまいがちですが、全てを終えてから後悔しても後の祭りです。

特殊清掃の業者選びを失敗したくないのであれば、次の4つのポイントを押さえて業者を選んで下さい。

ポイント1 – 経験豊富な特殊清掃業者かどうか

特殊清掃は現場の状態によって行うことが変わりますし、故人がどういう状況で亡くなったのかということでも業務内容が変化します。

経験の浅い特殊清掃業者では対処しきれない事例でも、確かな実績と経験がある特殊清掃業者であればしっかりと確実に仕事を行ってくれるでしょう。

現在、特殊清掃業者もインターネットを活用しており、どのような事例でどのように特殊清掃を行ったのかということを詳しくWEBサイトに掲載している会社が多くなっています。

実際の事例を確認することでその仕事ぶりがある程度わかりますし、業者によってはその事例でかかった実際の費用を掲載しているものもありますので、特殊清掃費用の参考にもなります。

ポイント2 – 特殊清掃で大切な消臭に力を入れているか

特殊清掃の仕事の中で、特に大切な作業は「消臭」です。特殊清掃を依頼してもう安心、と思いきや数日後に再び悪臭がしてくるということもあるのです。

特殊清掃業者のホームページなどを見て依頼する場合には、その業者がどこに力を入れているのかよく確認しましょう。

どのような薬剤や機器を使用して消臭しているのか、しっかり見極めることで特殊清掃後の悪臭によるトラブルを防ぐことができます。

ポイント3 – 特殊清掃での遺品整理が正しく行われているか

特殊清掃業者の多くは、遺品整理の業務も同時に行ってくれます。しかし、この遺品整理が正しく行われているのかというのは遺族としても気になる部分です。

不用品や遺品を処分する際にすべて立ち合い、処分場まで付き添うのは難しいことですが、次のような方法で遺品整理を正しく行ってくれる特殊清掃業者かどうか見極めることができます。

「古物商許可」を得ている特殊清掃業者か確認

整理した遺品を買取り・リサイクルできると言う特殊清掃業者が「古物商許可」を得ているかどうか確認しましょう。

「古物商許可」を取得すると、その業者には「古物商許可番号」が与えられます。

インターネットで特殊清掃業者を探す場合には、この「古物商許可番号」までしっかりと記載されている業者であることを確認しておきましょう。この許可があれば、きちんと遺品を買取り・リサイクルできる業者であると言うことです。

遺品整理士のいる特殊清掃業者に依頼する

故人の大切な思い出の詰まる遺品を、正しくそして大切に扱ってほしい、そう願うのであれば「遺品整理士」のいる特殊清掃業者に遺品整理を依頼しましょう。

一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する遺品整理士は、遺品整理に関する法律を熟知し、法令に則って正しく遺品を整理することができます。

また、遺品整理士は特殊清掃が必要な環境の中でも、遺族の心情に寄り添い遺品を乱雑に扱うようなことはありません。

ただし、合格率が70%の非常に簡単に習得のし易い資格であるとともに、資格を持つ遺品整理業者も非常に多くなっています。

「遺品整理士の資格があれば安心」と考えるよりは、あくまで判断材料の一つとして扱うようにしましょう。

本当に許可を持っているのか確認する

ここまで特殊清掃における遺品整理に必要な許可についてお話ししましたが、本当にその許可が認定されているのかというのも気になるところですよね。

それぞれの許可や資格が本物であるのかどうか確認する方法については以下の通りです。

「古物商認可」の確認方法

「古物商許可」はデータベースで検索することができます

「古物商許可番号」をきちんと記載している業者であれば、データベースで検索し、実際に許可を得ているのかを確認することができます。(注意)但し、インターネット上で商品の売買をしない業者の場合にはデータベースには記載されません。

「遺品整理士」の確認方法

「遺品整理士」は、遺品整理士の認定を受けると必ず認定証書と認定カードが発行されます。

認定カードは写真入りの者になっており、実際に遺品整理士として認定を受けている人かどうか写真で確認することもできます。

遺品整理士として仕事をする際には、認定カードや認定証書を提示して依頼主の信頼を得ることが推奨されていますので、依頼主側が提示を求めなくとも遺品整理士から提示されることが殆どです。

ポイント4 – 特殊清掃業者の紹介サイトを利用する

ポイント3までのことを、特殊清掃が必要なバタバタしている状況の中で行うことは、非常に大変です。

特殊清掃が必要になった場合、悪臭や害虫により周辺住民の方に迷惑を掛けてしまうので「緊急でとにかく早く対処して欲しい!」という要望が多いと思います。

しかし、いくら緊急とはいえ、焦って業者を選んで悪質な業者に依頼してしまっては意味がありません

では、なるべく時間を掛けずに安心できる業者を選ぶためにはどうすれば良いのでしょうか?

この記事を執筆している遺品整理ドットコムでは、依頼者さまに最適な特殊清掃業者を紹介するサービスを提供しています。

遺品整理ドットコムに登録されている特殊清掃業者は、遺品整理ドットコムのスタッフが一社一社面談して厳選しているので安心です。

さらに、遺品整理ドットコムで依頼すれば、24時間以内に対応可能な業者を紹介してくれるのと同時に、お見積もり金額以上の追加請求がないのも安心できるポイントです。

問い合わせや下見、見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。

特殊清掃のサービス詳細を見てみる

特殊清掃員になりたい時は

特殊清掃員になりたい男性

最後に、実際に特殊清掃員として活動したい場合にはどうやって仕事を探せばいいのか、気になる給与や特殊清掃員として活躍する上での注意点、この仕事のやりがいについてご紹介します。

特殊清掃員を募集している会社の探し方

特殊清掃員の求人募集は、ハローワークだけではなくインターネットの求人サイトや新聞の広告欄などにも記載されています。

ハローワークでは求人票の文字だけが頼りですが、インターネットの求人サイトでは実際にその会社で働く人たちの写真が掲載されていたり、その会社が力を入れている部分、福利厚生に関すること、実際に働く従業員の声まで細かく記載されているものが多くあります。

求人票だけでは応募に不安が残るという方は、インターネットの求人サイトで特殊清掃員の仕事内容について調べてみると良いでしょう。

応募している求人の採用率は、高い順に新聞広告、ハローワーク、インターネットの求人サイトとなっています。求人サイトは閲覧する人が多く応募者もそれに比例するため、特殊清掃員としての採用率は低くなりがちです。

特殊清掃員の給料や待遇は

特殊清掃員の給料は、他の業種よりも最初から高めに設定されています。

やはり特殊清掃という仕事柄、給料が安くてはすぐに仕事を辞めてしまう人も多くなりますから未経験・無資格でも給与面では優遇されていると言えるでしょう。

インターネットの求人サイトをみてみると、特殊清掃員を募集する企業の多くが月給20~25万円スタートとなっています。

福利厚生も手厚い会社が多く、社会保険は元より交通費は全額支給、残業代もしっかりと支給され、さらには営業手当や職務手当などが付く会社もあります。

年1~2回の賞与や勤続年数による昇給がある会社もあり、特殊清掃という仕事の認知度が高まるにつれ依頼も増加傾向にある為、この先も安定している職業と言えるでしょう。

社員寮を完備している会社もありますから、地方からの出稼ぎや移住にも対応できます。

特殊清掃員に必要な資格とは

特殊清掃員になるために必ず必要という資格はありませんが、出来ることなら持っておくべき資格はいくつかあります。

特殊清掃員ならではの資格を持っていれば、それが給与に反映される会社も多いですから、特殊清掃員になるのなら資格を取っておいて損はありません

では、特殊清掃員が持っていると就職が有利になる資格について見ていきましょう。

AT限定ではない普通免許

特殊清掃員として、小型のトラックや営業車を運転する場面も出てきますから、AT限定ではない普通免許を持っていると有利です。

大型トラックが運転できる免許までは必要ないですが、実際には2トン以下のトラックが運転できる免許であれば尚良いでしょう。

また、普通免許とあわせて軽トラックを所持しいつでも仕事に使える状態であれば、特殊清掃員としての就職にはとても有利です。求人に応募する際には、軽トラックを用意できることをアピールしましょう。

遺品整理士

特殊清掃員として長く活躍したいのであれば、遺品整理士の資格を取っておくと安心です。

遺品整理士の資格は受講料25,000円を支払い、試験に合格することで取得できます。資格の勉強は通信講座で行われ、資格取得までには最短で2か月程度の期間がかかります。

事件現場特殊清掃士

特殊清掃員にとても有利な資格として、「事件現場特殊清掃士」という資格があります。遺品整理士と同じく受講料25,000円を支払い、試験に合格すると事件現場特殊清掃士に認定されます。

特殊清掃員は志望者が増加傾向にありますから、他の特殊清掃員と差をつけより就職を有利にしたいのであればこのような資格を取得しておくことをおすすめします。

特殊清掃員になるための就職活動

特殊清掃員になるための就職活動のポイント

特殊清掃という業務が生まれた後、業界内では特殊清掃員が常に不足していた為採用率も給与も今よりグンと高かったのですが、最近では意外と人気の職業となっており、思ったように就職活動が進まないという人も多いようです。

そして業界自体も大きくなり特殊清掃の価格競争も始まっているため、特殊清掃員になっても仕事内容と給与が見合わないと感じることもあります。

特殊清掃員として高い給与と安定した仕事を得たいのであれば、業界の中でも老舗や大手といった人気の高い会社へ応募すると良いでしょう。

また、前項で紹介したような資格を持っていると始めから給与が資格なしよりも高い会社もあります。資格を取得している方は、積極的に有資格者に有利な給与体制のある大手を狙って就職活動をして下さい。

特殊清掃員になるための覚悟とは

本当に特殊清掃員として仕事をしたいと考えた時、次の5つの覚悟が必要になるでしょう。

多くの人がこの仕事を選ばない理由は、この覚悟が出来ないことにあります。特殊清掃員に必要な覚悟とはどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

特殊清掃員の覚悟1 – 強い精神力を持つ

特殊清掃員になるのであれば、仕事を始める前に「何があっても負けない強い精神力を持つ」という覚悟を決める必要があります。

特殊清掃員として働く際、始めは汚れが軽微なものであっても「ここで人が亡くなっている」という現実から恐ろしさを感じてしまう人もいます。

そして特殊清掃員としての場数を踏めば踏むほど、凄惨な事件現場や耐えられないほどの悪臭が立ち込める現場など、普通に生活していれば見ること・感じることのないものを味わうことになるのです。

つまり、どんな現場で何があっても心が折れないほど強靭な精神力を持てる人でなければ、長く特殊清掃員として活躍することはできません。

自分は精神力が強くない人間だと感じているのであれば、特殊清掃員として仕事を続けるのは困難を極めます。

特殊清掃員の覚悟2 – 悪臭に耐える

特殊清掃員の仕事を始めてまず初めのハードルは、「ひどい悪臭に耐えることが出来るのか」ということです。

特殊清掃の現場ではいわゆる死臭が蔓延しており、この臭いは本当に耐えられないものです。普段から鼻がよくきくという方は、死臭漂う室内での特殊清掃は難しいかもしれません。

しかもこの悪臭は、特殊清掃後に自身に染み付きなかなか取ることができません。

さらに実際には臭いが取れていても、鼻の奥に死臭を感じてしまう「幻臭」に悩まされる特殊清掃員も多いのです。

そして、特殊清掃の現場では最終的に死臭がきちんと消臭できているのかの確認も必要になる為、悪臭を感知できないほど鼻がきかない人も特殊清掃員には向いていません。

これらをトータルすると、特殊清掃員は「悪臭があっても耐えることができる人」でなければ仕事をこなせないということになります。

特殊清掃員の覚悟3 – 体力の維持

特殊清掃員として仕事を続けていると、精神的な負担が大きいことから体力の維持が難しくなってくる時期がやってきます。

しかも特殊清掃の業務中はマスク、ゴーグル、防護服を着用するため、特に夏場の特殊清掃は暑さとの戦いです。

特殊清掃員は、休みもしっかり週休二日が守られている職場も多いですが、それでも連日特殊清掃の業務に当たれば徐々に体力も削られていきます。

特殊清掃員になる為には休日に体力の回復をして平日は業務をこなし、いつでも体調を万全に整える自己管理能力が必要となるのです。

特殊清掃員の覚悟4 – 仕事を続けていく覚悟

自分は精神も強靭で体力にも自信がある!そう考えて特殊清掃員を志望する人でも、たった一日で仕事を辞めてしまう、これが特殊清掃員の現実です。

特殊清掃の業務は、実際に現場に行ってみないとその辛さが解りません。「給料がいいから」と安易に就職してしまうと、すぐにその過酷さに根をあげてしまうでしょう。

最初は特殊清掃の仕事の辛さから辞めてしまいたくなる日もあるでしょうが、どんな仕事でも続けていくと自分なりのやりがいを見いだせるものです。

特殊清掃の仕事に意義を感じることで、この仕事を長く続けることができます。

特殊清掃員の覚悟5 – 職業を人に言えない

特殊清掃員として働き始めると、周囲の人に職業を聞かれた時に返答に困る場面があります。

特殊清掃という仕事の認知が高まるにつれ、その内容を知っていることで特殊清掃員に嫌悪感を持つ人も多いのです。

特殊清掃員が居なくては困る人が世の中に沢山いますし、実際に特殊清掃員は世の中に望まれて生まれた職業です。

しかも、とても困っている人を助けるのが特殊清掃員の仕事ですから、特殊清掃員として働くことは引け目を感じることではありません

しかし率先して他者に伝えるのも憚られる職業の為、特殊清掃員として働くのであれば自分の職業が言いにくくなることについて理解しておく必要があります。

特殊清掃の実際とは

特殊清掃員の仕事は大変であるということはよく解りましたが、さらに特殊清掃の実際として次の点を押さえておいてください。

急な特殊清掃への対応

求人には「土日祝日休み、週休二日」となっていても、特殊清掃の業務は急に入ることも多々あります

人の生死はコントロールできませんから、人が足りない時には休日でも呼び出されることがあるでしょう。

都市部では人口に比例し、特に仕事が多くなっています。その分仕事がなくなる心配はありませんが、休日が思ったように取れないこともあります

特殊清掃員のやりがい

ここからは、特殊清掃員の仕事は大変なことばかりではなく、他の仕事では味わえない大きなやりがいを持つものだということをお話したいと思います。

特殊清掃員は、誰もがやりたがらない仕事だと言われています。

事実、その仕事内容は過酷ですし、幻臭やフラッシュバックに悩まされ、睡眠障害、食欲不振、死に対する感情の変化など特殊清掃員は精神的な面での負担もとても大きいものです。

それでも特殊清掃員という仕事を長く続ける人たちは、何をやりがいとしているのでしょうか?

給与が良いといっても、他にも給与が良い仕事は沢山あります。仕事内容から考えると、今の給与の倍以上貰ってもおかしくないと感じている特殊清掃員も数多くいることでしょう。

特殊清掃の仕事は、この仕事を求める人がいたからこそ生まれた職業です。特殊清掃員が居なければ、孤独死が出たアパートの大家さん、身内が自死してしまった遺族の負担は心身ともにとても大きいものになります。

特殊清掃の業務が終わった後、そのように困っていた人たちが感謝してくれる、その場面に立ち会う度に特殊清掃という仕事にやりがいを感じることができるでしょう。

どんな仕事でもそれは「誰かのため」になっていますが、本当に困り果てている人を助けることができる特殊清掃の業務は、究極のサービス業と言えるのではないでしょうか。

「特殊清掃とは」まとめ

特殊清掃の仕事をする女性

今回、とてもボリュームのある内容となりましたが、特殊清掃という業務の現実を業者・清掃員・依頼主それぞれの立場から垣間見ることが出来ましたでしょうか。

実際に特殊清掃を依頼する立場になった時には、業者へ過度な値引き交渉を行うと価格の面から完璧な清掃を行ってもらえないこともあるので注意が必要です。

そして特殊清掃員として働きたい時には、給与の良さだけではなくそのやりがいも強く感じ活躍できる、そんな業者へ就職できるよう活動していきましょう。

記事を読んで、特殊清掃についてもっと学びたいという方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。

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