「孤独死」という言葉を知らない人はあまりいないと思います。

残念なことに私たちは、テレビやラジオのニュースでよくこの言葉を耳にします。

連絡が取れなくなった父親に会いに行った息子が、孤独死していた父の遺体を発見したり、階下に住む住人が階上の部屋からの異臭に苦情を訴えたところ、その部屋から遺体が発見されたり、などです。

孤独死が社会問題化している現在、「孤独死を防ぐにはどうすればいいのか?」という点は、非常に重要なポイントです。

そこで今回は、その孤独死の防ぐ方法についてお伝えしていきたいと思います。

目次

孤独死を防ぐ方法を学ぶ前に、定義を知ろう!

孤独死を防ぐには孤独死した人

孤独死とは簡単に言えば「誰にも看取られずに死後発見されるような死に方」のことを言います。

もっと詳しく言うと、「原因不明で亡くなった人でかつ看取るものがいなかった場合」を指します。

つまり、誰にも看取られることがなかったが、死因が自殺や熱中症、などと判断された場合には孤独死にはカウントされません。

東京23区での孤独死者は、平成25(2013)年に2,733人とされていますが、これには上記のように「原因が不明でない」死亡者の数は含まれていません。

東京23区内65歳以上高齢者の孤独死の推移

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孤独死の実態

孤独死が起きた事故物件

では孤独死をされた高齢者の実態・現場についてみていきましょう。

大量のウジ虫やゴキブリが湧いている

孤独死の場合、基本的に死体の発見が遅れてしまうため、死体の上はもちろん、部屋一面中にウジ虫やゴキブリなどが這っているそうです。

死体は放置されれば、夏場だと2〜3日、冬場でも1週間すれば腐敗し異臭を放ち、そのような害虫の格好のエサとなってしまいます。

階下まで死臭がただよう

孤独死者の腐乱臭はもちろん部屋中に充満し、ものすごい異臭になりますが、部屋の中だけではなく階下までそのにおいが漏れてきます。

ひどい場合は4階ほど下の階まで漂うそうです。また、夏場だとアパートの外まで臭いが漂うということあります。

床に死臭が染みつき、そこでウジが繁殖し、階上と階下の間に隙間があるようならばそのウジが階下まで繁殖エリアを広げてしまう恐れもあります。

孤独死を防ぐことができないと発生する様々な問題

孤独死を防ぐことができなかった時の特殊清掃

孤独死はその方が誰にも看取られることなく死亡し、多くの害虫と暮らすことになってしまったこと自体も問題ですが、孤独死は本人のみの問題ではありません。ここでは2つの問題を紹介しようと思います。

遺品の取り合い

人が亡くなった場合、遺品整理や形見分けをしますが、孤独死をされた方が資産家だった場合、遺品の取り合いなどで喧嘩が起こることがあります。

孤独死の場合、部屋にある物品には死臭が付いていることが多いので、取り合いになることはあまりないと思います。

しかし、土地の権利書や預金などはトラブルになる傾向にあります。孤独死になる生きているうちに、しっかりと相続や遺言の手続きはしておくべきです。

部屋の特殊清掃費が高額である

孤独死のような現場では、死臭や虫などを除去するための特殊清掃という作業が必要になります。

もし死体から体液が滲み出していた場合には、部屋の壁紙や畳を取り換える必要があります。

体液が、コンクリートまで染みている場合があり、そうなるとコンクリートも新しく必要があります。

また、部屋の品々に虫がついていたり、死臭がしみ込んでいたりするのでそれらをすべて撤去します。

これらの特殊清掃費用は、基本的に親族が支払わなくてはなりませんが、その額が高額なのです。

相場は50,000円〜500,000円くらいだと言われています。しかし現場によっては100万円を超えた例もあり、費用がかかることは否めません。

特殊清掃を業者に依頼する時には遺品整理ドットコムを利用する

特殊清掃が必要になった場合、悪臭や害虫により周辺住民の方に迷惑を掛けてしまうので「緊急でとにかく早く対処して欲しい!」という要望が多いと思います。

しかし、いくら緊急とはいえ、焦って業者を選んで悪質な業者に依頼してしまっては意味がありません

では、なるべく時間を掛けずに安心できる業者を選ぶためにはどうすれば良いのでしょうか?

この記事を執筆している遺品整理ドットコムでは、依頼者さまに最適な特殊清掃業者を紹介するサービスを提供しています。

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孤独死の防ぐためにすべきこと

孤独死を防ぐために電話する人

最後に孤独死の防ぐためにするべきことを見ていきましょう。

当たり前のことですが、孤独死者のほとんどが周囲との関わりが希薄になった、つまり誰にも気にかけてもらえなかった高齢者です。

そのためには毎日誰かと接したり連絡を取り合ったりすることが大切です。

親族が毎日連絡を取る

もし身近な高齢者が単独で暮らしているようなら、必ず連絡を取るようにしましょう

安否の確認もできますし、それ以上に誰かが気にかけてくれているという安心感を感じられるので高齢者にとっても嬉しいはずです。

誰かが一緒に住んであげるというのが一番理想でしょうが、それが難しい家庭もあるでしょう。最低限連絡を取り合いましょう。

毎日連絡を取るのは気まずかったり相手にとっても迷惑ということは決してありませんが、もしそう思うようでしたら、別の方法があります。

一つの方法として、携帯電話の使用頻度などをチェックして知らせてくれるアプリや、セコムや東京ガスなどのみまもりサービスです。

もちろん毎日連絡を取り合うことに加えてこれらのサービスを利用することも十分に効果があります。

洗濯物などに気を配る

親族でなくても、近所を見渡して、もし何週間も洗濯物が取り込まれていないようでしたら要注意です。

このように、隣近所が協力し合って孤独死を防ぐことも重要です。

今日、地域の人々の関係が希薄になりつつあり、あまり知らない家に対して声をかけることはためらわれがちですが、近所の助け合い・関わり合いが高齢者の孤独死を防ぎます。

新聞や牛乳配達員の高齢者安否確認

これはまだあまり一般的ではありませんが、新聞や牛乳配達員が高齢者の自宅に届けるときに安否を確認してくれるサービスもあります。

すべての配達業者がそれを行っているわ家ではありませんが、もし頼めるようでしたら頼んでみましょう。

食事などをしっかり取れていない高齢者もいますので、このサービスは安否確認だけでなく生活の質を向上させることにもつながります。

優良老人ホームを利用する

少々費用がかかりますが、これなら確実に孤独死を防ぐことができます。

孤独死者の7〜8割が男性で占められていますが、これは料理などの家事に不慣れなためにまっとうな食事などを摂れないことが理由の一つとして考えられます

しかし老人ホームであれば家事などが不慣れでもすべて施設の人がおこなってくれるので安心です。

相場は、およそ3万〜40万円ほどです。ただ、入居金がかかるところもあり事前に調べる必要があります。

また近頃老人ホームでの虐待のニュースがちらほらと見受けられます。ネットだけの情報に頼らずさまざまな声を聞いて検討することをおすすめします。

「孤独死を防ぐにはどうしたら?」まとめ

孤独死を防ぐために仲良くする人

孤独死を防ぐための方法を、孤独死の定義や実態と一緒にお伝えしてきました。

孤独死にいたるまでの時間は本人にとっては生き地獄だと思います。また孤独死によって不幸をこうむるのは残念ながら本人だけではなく親族や周りの住民です。

さらに部屋の清掃費は高額であることや遺品の取り合いになるなど孤独死によってさまざまな問題が生じます。

孤独死を防ぐためには何よりもまず誰かとの接点を作ることです。

親族が連絡を取る、みまもりサービスを利用する、高齢者施設を利用する、近隣の住民が周りを見渡す、などといった対策をとる必要があります。

まずは親族が、そして近隣の住民が力を合わせないとこの問題は解決できません。

皆さんのご両親は大丈夫ですか?最近顔を見ていない近所の住民はいませんか?あれ?と思ったら今すぐに連絡を取りましょう。

孤独死について、より知りたい方はこちらを御覧ください。

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