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投稿日:2017年04月10日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
最近の日本人は、生涯を独身で過ごす女性が昔よりも増えてきました。
それに伴って、孤独死する独身女性も残念ながら増えている傾向があります。
若いうちや、自分が元気な時は、快適に感じていた一人での生活も、高齢になるにつれて、不便なことや、孤独死に対する不安が大きくなってくるものです。
今回は、孤独死とはそもそも何なのか。
孤独死を防ぐには、どのようなことに気を付ければ良いのかなど、独身女性が気になる孤独死についてまとめていきます。
現在の日本には、孤独死に対する明確な定義はありません。
しかし、テレビや雑誌など使われる孤独死という言葉には、一定の基準があります。ここでは、一般的に使われている孤独死というものについて説明します。
基本的には、一人暮らしの人が、誰にも気づかれずに亡くなってしまう事が孤独死です。
その中でも自分の家で、突然の体調悪化や、けがなどによって死に至り、その後、1週間を過ぎても誰にも遺体が発見されない場合を孤独死と呼びます。
一人暮らしをしている場合、生活を共にする人がいませんので、遺体の発見が遅れてしまう傾向があります。
また、仕事をしていない方や、近所付き合いのない方は、他人とのかかわりがないため、家で亡くなっていても、誰にも気づかれない場合があります。
自分の家において一人で亡くなるケースには、自殺という原因も考えられます。しかし、自殺は、孤独死とは呼びません。
また、殺人などの場合も、遺体の発見が遅れ、死後1週間を経過しても、誰にも発見されないという事があります。しかし、この場合も、孤独死とは呼びません。
あくまでも予期していない、自分の家においての一人きりの死亡において、孤独死という言葉を使います。
孤独死と同じような言葉に、孤立死という言葉があります。これらの言葉は、同じような意味で使われるため、特に違いはありません。
孤独死に至ってしまう方には、共通した状況があります。
ここでは孤独死に至ってしまう4つの原因をご紹介していきます。
生活を共にしている相手がいると、孤独死をする可能性は少なくなります。
結婚をしていない独身女性や独身男性、以前は結婚していた方でも相手に先立たれ一人で生活している方は孤独死の確率が高くなります。
孤独死を避けるために結婚を考えるという方もいるようですが、それだけが目的で結婚することは、なかなか難しい事です。
昔の日本は、近所付き合いが盛んで、毎日挨拶を交わし、近況を報告するなど、コミュニケーションがしっかりとれていました。
この文化が日本の素晴らしさであり、他の国に誇れるものでした。
しかし、最近では、近所付き合いもあまりしなくなり、横の家に誰が住んでいるのか、どのような家族構成でどのような人物であるのかなど、全く知らないという方もいると思います。
このような近所付き合いをしていると、家で亡くなって数日間姿を見られない状態が続いても、不思議に思い、心配してくれる人もいなくなります。
また、最近では自治会に参加しない方も増えてきていますので、近所に知り合いがいないという状況が作られてしまっています。
このような今の日本の傾向も、孤独死が増加している原因と言えるでしょう。
孤独死をしている方は、独身女性や独身男性だけではありません。
家族がいても孤独死をしてしまっている方はいるのです。
そのような方の特徴として、家族との連絡を取らないという事が挙げられます。
連絡を取らなければ、家族がいても、状況としては、家族がいないのと同じです。自分の子供や、親などがいる場合は、定期的に連絡を取っておくと良いでしょう。
近況を報告するとともに、体調のことなど、気になることを報告しておけば、孤独死という悲しい死を迎えなくてもよくなります。
一人で暮らしていかないといけない状況になる独身女性は多いと思います。
その時に選択肢として、一人で家に住む方法と、老人ホームに入居するという方法があります。
孤独死をする方は、この二つの選択肢のうち、一人で家に住むという選択をした方です。
老人ホームに入居すれば、一日に必ず誰かとコミュニケーションをとる形になります。そうすることで、孤独死をしない状況が作られるのです。
一人暮らしの高齢者の自宅での孤独死の数は、年々増加しています。
これから、今よりも高齢化が進むと予測されるので、この数はもっと増えていくのではないかと予想されます。
実際、独身女性は将来、孤独死をしてしまうのではないかと不安に思っている方は多いようです。
ある調査では、未婚の方に将来の孤独死の可能性があるのかと問うと、孤独死の可能性があると答えた方が多いという事が分かりました。
20代独身女性の場合38.4%、30代独身女性の場合58.4%、40代独身女性の場合67.4%、50代独身女性の場合77.4%、60代独身女性の場合81.3%
このように、年齢が上がるごとに孤独死に対する不安が増加しています。
孤独死を心配する独身女性の多くは、亡くなった後どうなるのか、が気になる点の一つだと思います。
基本的に、亡くなった後は、異臭などによって近所の方が警察に通報することで発見されることが多いです。
警察によって、親族や、連帯保証人に連絡が入ります。そこからは、通常の遺体と同じように、葬儀社によって火葬されます。
孤独死をした方の連帯保証人である方や、相続人の方は、遺体が発見された後、葬儀の手配や、各種公共料金の手続き、遺体があった部屋の清掃や消臭など、たくさんの処理があります。
独身女性の死後は、亡くなる人よりも、残された人のほうが、大変なのです。
生前整理とは、残された人が遺品整理の際、苦労をしなくて済むように、元気である内に身の回りの整理を行っておくことです。
独身女性の部屋は、歳を重ねるごとに、物が増えてしまいます。洋服や、化粧品、インテリア雑貨や、趣味のものなど、一人暮らしとは思えないほど、ものであふれている傾向があります。
もしも、そのような独身女性が突然孤独死をしてしまった場合、残された人は、遺品の整理に大変な労力を払わなければなりません。
そのようにならないためにも、生前整理はとても重要です。また、生前整理は自分自身の身の回りを整理することですので、これからの人生をすっきりスタートさせることにもつながります。
生前整理の具体的な方法は、いらないものを思い切って捨てることです。使っていないものは迷わずに捨てましょう。
本当に必要なものだけを残します。また、保険証書や不動産関係などの重要な事項は、一つにまとめて、どのような手続きが必要なのかを記しておきます。
生前整理は死ぬための準備ではなく、快適に生きて行くためのものです。物であふれている家に住んでいる独身女性は、行ってみてください。
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ここまで孤独死が起きてしまう原因や、孤独死が起きてしまった時の対処法をお伝えしてきました。
しかし、孤独死自体を防ぐことはできないのでしょうか?
孤独死を防ぐ方法を3つご紹介したいと思います。
一日に一回は近所を散歩するなど、外に出ていきましょう。そして、すれ違う人に挨拶をします。
そのようなことを続けていると、周囲とのコミュニケーションが取れるようになってきます。
独身女性の孤独死が増加している原因は、このような地域とのかかわりが少なくなった現状にあると思います。
独身女性が孤独死をした場合、死後に連絡がいく可能性がある存在が、親族です。
孤独死をしてしまうと、手続きや、部屋の掃除など、大変な迷惑を親族にかけてしまうことになります。
そのようになる前に、親族とは、定期的に連絡を取っておきましょう。
親族は、切っても切れない縁でつながっています。出来れば、つながりは絶たないようにしておきましょう。
人によっては、親族との連絡を取ることが難しい人も多いと思います。
また、地域のかかわりが薄く、コミュニケーションをとることが出来ない方もいることでしょう。
そのような場合は、信頼の出来る友人に、自分のことを気にかけてもらうように頼んでみてください。
お金や、遺体についてのことという事で、とてもデリケートな話になります。
話をする際は、本当に信頼できる友人であるかを考えてから打ち明けましょう。
独身女性は年齢を重ねていくとともに孤独死への不安を募らせています。
独身女性が増えているなかで、孤独死は大きな問題となっています。
孤独死をしないために、周りとのコミュニケーションを取っておくことが大切です。
また、生前整理を行っておくことで、亡くなった後、残された人の負担も減らすことが出来ます。
独身女性は、不安を抱えるよりも、今出来ることを行っておくことが重要なのです。
記事を読んで、孤独死についてもっと知りたい方は、下記の記事を参考にしてみて下さい。
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