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投稿日:2017年04月23日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
近年、婚活という言葉が叫ばれ、学生は就職、大人たちは結婚を目指して奔走しています。
しかし晩婚化という言葉や独身者の増加などもニュースで報道されています。
時代は日々変化していくもので、「俺はイケメンじゃないから結婚できなくてもいいや」、「私もあの女性芸能人みたいに一生独身を貫くわ」など、未婚のまま生涯を終えるしかない、あるいは終えたいと思う人々も増えてきています。
しかし、未婚のまま一生を終えるということは、年老いた後頼れる配偶者も子供もいないという状況が必然的に生じる、ということです。
そして、体が思うように動かない老後に誰も助けてくれないとなると、残念ながら孤独死を迎える可能性は高くなってしまいます。
今回は未婚と孤独死の重大な関係とその対策について説明します。
未婚者の割合がどんどん上昇してきていると説明しましたが、未婚と孤独死には大きな関係性があります。
以下では未婚と孤独死の間にどのような関係性があるのか見ていきます。
配偶者がおらず孤独で暮らす独居老人は孤独死をしやすい傾向にあります。
特に男性は女性に比べて料理や水回りなどの家事をすることが苦手で、生活環境も悪くなりがちです。
その時配偶者がいれば協力しあって生活したり、子供が支援をしてくれたりできますが、未婚で配偶者も子供もいないようでは老人ホームなどを利用しない限り一人で満足のいく生活を送ることは大変です。
貯蓄もなく未婚で高齢を迎えたならば、老人ホームなどを利用するのも難しいでしょうし、一人で満足のいく食事をしたり掃除をすることは大変です。
そして病気などを患い一人でなくなってしまうというケースが多いです。
一人でだれにも看取られることなく亡くなってしまうのは、高齢者に限ったことではありません。
40、50歳のいわゆる中年の世代も要注意です。
例えば未婚のサラリーマンが職場のストレスに耐え切れず会社を辞めてしまったり、クビになったりします。
その時特に男性は料理もろくにしないのでコンビニの弁当や外食に頼りがちになります。そして栄養が偏ったり不足したりする不摂生がたたり、糖尿病、肥満などの生活習慣病にかかりいずれ孤独死をする、というケースが珍しくありません。
食事が満足に作れるから私は大丈夫、と思わないでください。
病気の敵は栄養だけではなく、ストレスも大きな原因になります。
あまり知られていないかもしれませんが、配偶者がいる人は、いない人に比べてストレスをかなり減らせるという研究結果が出ています。
つまり、未婚の人は仕事が終わっても家事をやらなければいけないため、また、仕事の愚痴をパートナーに言えないため、などの理由からストレスをため込むことが多いのです。すると精神疾患や精神異常を引き起こしやすくなり、病気を患うことになるのです。
仕事を無くした人は主な社会的接点だった会社に行くこともないので社会とのかかわりが失われてしまい、孤独死に向かいます。
こうしたところに、未婚の中年世代が孤独死をしやすくなる理由があります。
若者だって孤独死の心配をしないで良いわけではありません。
若者は体力もありますし健康ですから、今すぐ亡くなるということはあまりないでしょう。しかし、先に述べたように未婚率は上昇しています。
今の若者が50歳になるころには数人に一人が生涯未婚であると予想されます。
かつ重要なのは今の若者はパソコンや携帯電話などでのコミュニケーションが主流となっているので、昔の人に比べて社会的接触が希薄であるということです。
また、コミュニケーション能力が低い人の割合も増えてきていると報告されています。
孤独死の原因の一つは社会的接触がほぼ皆無であることです。
今人との接触が苦手だったり一人でずっといたいと思ったりするようであれば、将来孤独死を迎える可能性は高いといえるでしょう。
孤独死という言葉はすでに一般的に認知されており、知らない人はほとんどいないと思います。
孤独死は「誰にも看取られることなく死亡すること」を指します。
しかし、厳密な定義ですと「誰にも看取られることなく死亡し、かつその死亡原因が不明」の場合のみ孤独死と認定されます。
死因が自殺や熱中症などの場合は、正式な統計上の数にはカウントされません。
東京23区での孤独死者は2885名とされていますが、これには上記のように「原因が不明でない」死亡者の数は含まれていません。
単に誰にも看取られることなく死亡した人の数を含めれば、相当な数に上ると予想されます。
今までの統計や調査を見てみると、次第に未婚率は上昇している傾向にあります。
内閣府男女共同参画局の出した統計では、平成22年の時点で男性の未婚率が20.1%、女性の未婚率が10.6パーセントですが、昭和25年の時点では男性女性ともに未婚率が1.5%でありました。
詳しくは内閣府男女共同参画局の資料をご覧ください。
女性の10.6%という数字を見てみますと、これはつまり女性の10人に1人が生涯独身のまま生涯を終えるということを意味します。
男性の場合20.1%ですから5人に1人です。
10人に1人なら少ないほうだと思われるかもしれませんが、未婚者の割合は近年急激に上昇しています。将来3人に1人が生涯独身になるだろう、という研究結果を出している学者もいます。
ちなみに、結婚に気が進まない理由として、「独身人生の楽しさを失いたくないから」「経済的な余裕がないから」「結婚の必要性を感じないから」などの理由があげられます。
また、女性の社会進出が進んできている昨今、「仕事に打ち込みたいから」という理由で結婚に気が進まない女性も増えてきています。
まだ働き盛りの40代、50代で孤独死を迎えるケースが多いと聞いて、私はびっくりするとともに胸が痛みました。
皆さんも読んでびっくりされたのではないでしょうか。
1人でだれにも看取られることなくあの世へ行きたい、と思う人はほとんどいないと思います。
もちろん配偶者や子供がいれば孤独死をする可能性は格段に低くなります。
孤独死対策に結婚はもってこいです。
しかし、結婚をしない人もできない人も世の中にはいますし、もちろん結婚しないことが決して悪いことではありません。
結婚に関する様々な価値観がありますから、結婚をしない人の価値観などは尊重されてしかるべきです。
ではそうした場合の孤独市の防ぎ方について見ていきましょう。
仕事以外では漫画やネットサーフィンなど一人で過ごしている人は要注意です。
人とのふれあいが薄い生活を続けていると、いざという時友達と直接会って遊んだりすることが苦手になるものです。
会社をクビになったり、定年退職をしたりした後、会社以外での社会的接点を見つけられません。
そうすると、孤独で過ごすことに慣れているためこの先ずっと孤独で生活することになる可能性が高いでしょう。
そうすると、そうすると孤独死になる可能性が高いと言えます。
その為、土日は友達と遊ぶ、外に出かける、地元の祭りなどに参加する、などの行動を通して社会的接点を多くしていきましょう。
「私は人と接するのが苦手だから仕方ないの」と思っている方もいらっしゃると思いますが、何かしらのチャレンジをすることで、気の置けない仲間を見つけることができると思います。
貯蓄をすることは、老後いろいろなサービスを利用する際に役立ってきます。
そのようなサービスのうち、メインとなるのは有料老人ホームです。
高齢者、特に男性は家事が苦手でやらない人が多いので、不摂生な生活を送る方が多いです。
その際、老人ホームを利用することができれば、身の回りのことはほとんどスタッフがやってくれますから、満足のいく生活環境を手に入れることができます。
また、老人ホームには同世代の人々がほかにも生活していますから、上に述べた社会的接点の充実にも一役買ってくれます。
また、年を取るにつれて医療費はかさんでいきます。
未婚で配偶者もいないし好きにお金を使えるぞ、と思わずにコツコツと貯金をすることにしてください。
既婚者で子供がいる場合はある程度子供がお金を出してくれますが、未婚の場合そうもいきません。
給料の一部はすぐ貯金に回したり、ボーナスを使い切るのを自制したりしてコツコツと貯蓄していきましょう。
体に異常を感じたときはもちろんですが、あまり体調に異変を感じなくても定期的に病院に向かうことをおすすめします。
病気は早期発見が大事です。
一見重い症状に見えない病気からガンやアルツハイマー病のきっかけが生まれます。
ガンやアルツハイマーにかかると、治療に莫大なお金がかかりますし、体が一気に衰え始めますから、早期発見できた場合に比べて寿命が格段に短くなるでしょう。
体が思い通りに動かなくなったり、歩けなくなったりした場合、孤独死を迎える可能性は濃厚です。
未婚でもうすぐ高齢を迎える段階に来たら、多少お金はかかりますが定期的に病院に献身に行くことをおすすめします。
上記で紹介した対策をしてもらえれば、孤独死を防ぐことほぼ完ぺきにできると思います。ですが、孤独であろうと孤独でなかろうと、必ず死は訪れます。
その場合に困ることのないように終活をしておく必要があります。
エンディングノートとは、人生の最期を迎えるにあたり、自分の思いや希望を実に伝えるためのノートです。
特にお葬式をどのようにアレンジメントしてほしいかを伝えることができます。
誰に喪主を執り行ってほしいか、どのくらいの人数に来てもらいたいのか、宗派は何なのか、など、葬式に関する情報をわかりやすいようにまとめておきましょう。
生前整理とは、自身が亡くなる前に家の中のものを整理することです。
ご家族がいる場合は本人の死後に遺品整理を行うと相続税などがかかることがありますから、生前に行っておくのが金銭面でも一番賢い方法です。
また、ご家族がいないからと言って生前整理をしないのも考え物です。
借り家の場合、大家さんが遺品を処分しなければなりませんし、人に見られたくないものを残しておいた場合、赤っ恥を書きながら天国に向かうことになります。
また持ち家の場合は遺品だけでなく家まで処分の対象になりますから、より厄介なことになります。
でも一人で生前整理するのは体力も気力もいりますし、高齢者には大変な作業です。
ですから生前整理業者に委託することをおすすめします。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
未婚と孤独死の関係は深いもので、今後未婚率がさらに上昇していくと予想される中、これからさらに未婚で孤独死を迎える人は多くなっていくと予想されます。
そんな残念な結果にならないように、今回紹介した対策をしっかりと行うようにしましょう。
そして、誰しもに訪れる死というものに備えて生前に整理できるものはしっかりと整理しておきましょう。
記事を読んで、孤独死についてもっと知りたい方は、下記の記事を参考にしてみて下さい。
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