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投稿日:2017年04月25日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
最近、高齢者の方が孤独死をされていた、もしくはマンションなどで自殺したとか、子供の世話を放棄して殺害してしまったというニュースを良く聞きませんか?
この様な事故や事件が起こった後の事は、経験した事のない方はよく分からないですよね。今回はこの事件や事故があった事故物件の清掃に関して詳しくご紹介します。
事故物件とは、不動産取引が行われる土地や建物、賃貸契約が行われる土地や建物で住んでいた人が事件や事故などで死亡した物件の事を言います。
ただし、事故物件という法律上の定義はないため、「こういう条件を満たすと事故物件」というのは存在しません。
心理的瑕疵という、心理的に「この物件は嫌だな」と感じる要素があるかで大抵の場合は事故物件かどうかを判断するようです。
孤独死のような自然死の場合や幽霊が出るという噂の場合には、この心理的瑕疵に当てはまることから「事故物件」として扱われることが多いです。
事故物件の掃除は、特別な資格は必要ありません。したがって、事故物件の掃除は誰でもできると言えます。
ただ、気軽に行えるものではありませんし、知っておかなければならない事も存在します。事故物件の掃除を個人で行う場合と専門業者に依頼する場合のメリットとデメリットを見て行きましょう。
個人で行う場合のメリットは、遺品を整理しながら行えることです。
しかしこれをメリットとしてあげられるのは非常にまれです。通常、亡くなられた方の生前の姿を思い出し、その方が亡くなられたという現実を受け入れる事が難しいからです。
個人で行う場合のデメリットは、大きく分けて2つ存在します。それらの事に関して細かく見ていくこととしましょう。
人体には数多くの細菌やウィルスが存在します。死亡された場合でも、これらの細菌やウィルスは存在し続けています。これらの細菌やウィルス対策ができないまま事故物件の掃除をすると、感染症に掛かってしまいます。
事故物件の掃除をする時に、作業の妨げになるのが現場の匂いです。専門業者の方でも、この臭いには注意を払うほどです。
一般の掃除ですと、途中でコンビニエンスストアなどに行く事もできますが、事故物件の掃除の場合では事情が変わってきます。
他人からすると、敬遠したくなる臭いですので掃除中の外出はできないのです。また、掃除が終わった後でも、入念に髪の毛などを洗わないと寝る前などに気になってしまうほどです。
事故物件の掃除を専門業者に依頼すると、多くのメリットがあります。大きく分けると以下の3つです。
個人で事故物件の掃除をする場合のデメリットでお話ししたリスクがなくなります。専門業者の方は、感染症のリスク、臭いの処理の仕方を熟知されていますので、安心して任せる事ができます。
通常の掃除に関しても、プロの方が行うと見違えますね。事故物件に関しても同じ事が言えます。掃除の手順から細かなテクニックまで熟知しています。
事故物件の掃除で必須となるのが、掃除後の対策です。中でも臭い対策は素人では上手く行えないです。その点、専門業者の方は消臭の方法や時間もしっかりと把握していますので、出来うる限りの消臭をする事ができます。
専門業者に依頼すると多くのメリットが存在します。ですが、デメリットが無い訳ではありません。それらのデメリットを以下にご紹介いたします。
事故物件の掃除の手順を熟知している専門業者の方ですと問題はないのですが、業務経験も知識がない専門業者というのも存在します。その場合には、掃除が行き届いていない場合があります。
臭い対策や、損傷の激しい畳やフローリングなどの処理ができていない場合があります。前にも話しましたが、これらができていない多くの場合には、経験や知識のない業者の場合だけです。
事故物件の掃除は、一般的な掃除の様に各社が料金を提示して広告をあまり出していません。その結果、価格競争が起こりにくく、一般的な相場が分かりにくいこともあって、高価な費用を請求される事があります。
事故物件の掃除を個人で行う場合と、専門業者に依頼する場合のメリットとデメリットをご紹介してきましたが、どの専門業者に依頼しても同じ様になるとは限りません。
専門業者に依頼する場合には、いくつか注意するポイントがあります。選び方と相場に関して詳しく見ていきましょう。
事故物件の掃除などを請け負う会社は、一般的に知られている事はまれです。探す時には、インターネットなどで「特殊清掃 東京都」などの様に、特殊清掃と地域名で検索すると良いです。
検索すれば、多くの専門業者が検索結果に表示されます。その中で実績や利用者からの口コミなどと、業務説明やスタッフの顔写真などの紹介が詳しく載っている事を確かめて、2〜3社程選択して、見積もりを取ると良いです。
ただ、あまりに安価な場合には、事故物件の掃除が雑で後で追加の処理が必要になったりしますので注意が必要です。
もう1つは、途中で依頼内容を追加できるか確認する事が必要です。事故物件の掃除を行っている間に、依頼した範囲では対応できない事も出てきます。その時に、対応できるかできないかは重要なポイントとなります。
事故物件での掃除作業には、それぞれの現場で必要な作業やそれに伴う時間が違ってきます。そのため、費用に関しても事情が変わってきます。ここで紹介するのは、一つの目安ととらえてください。
中にはこれらを基本セットとして、パック料金で行っている所もあります。また、消臭に関する費用などは、一日単位で料金が掛かったり、一部屋当たりで料金が掛かったりするところもあります。
以上の事から料金総額の相場は、150,000円~500,000円です。価格の幅が大きいのは、遺体発見までの期間、亡くなった場所、遺体の状況が大きく関わるからです。
特殊清掃が必要になった場合、悪臭や害虫により周辺住民の方に迷惑を掛けてしまうので「緊急でとにかく早く対処して欲しい!」という要望が多いと思います。
しかし、いくら緊急とはいえ、焦って業者を選んで悪質な業者に依頼してしまっては意味がありません。
では、なるべく時間を掛けずに安心できる業者を選ぶためにはどうすれば良いのでしょうか?
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さらに、オコマリで依頼すれば、24時間以内に対応可能な業者を紹介してくれるのと同時に、お見積もり金額以上の追加請求がないのも安心できるポイントです。
問い合わせや下見、見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
亡くなった知らせを聞いた時には、何をしなければいけないのか考える事が難しいです。
まずは身近な人に相談するようにしましょう。その後、様々な事をする必要があります。事故物件の掃除もその一つです。
事故物件の掃除に関しては自分自身で行うには、多くのリスクがありますので出来る限り専門業者に依頼するのが良いです。掃除を専門業者に任せる事で出来た時間は、優しく送り出してあげる時間にすると、故人も喜ぶのではないでしょうか。
記事を読んで、特殊清掃についてもっと知りたいという方はこちらをご覧ください。
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