エンディングノートとは?書き方や注意点を紹介

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投稿日:2017年04月30日 更新日:2021年07月14日

エンディングノートとは?書き方や書く際の注意点を紹介

執筆者のゆーすけ

ゆーすけ |片付け部編集長

片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。

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自分の人生最期の日というのは、なかなか想像しにくいものです。

仕事をし、ご飯を食べ、時には趣味に没頭し…

そんな生活が当たり前の中、病気になったり、大切な人の死に直面すると、人は突如自分自身の死について考えるようになります。

今回ご紹介するのは、自分の死について向き合い始めた人の為に、是非活用して欲しいのが「エンディングノート」です。

エンディングノートとは何かを理解する事で、これからの生き方を見直すきっかけになって頂けたらと思います。

目次

エンディングノートとは

エンディングノートとは、大切な家族や友人に残す最後の意思です。

人は、死んでしまえば話す事はもちろん、身振り手振りで気持ちを伝える事もできません。

自分が亡くなった後に、伝えたい事柄や思いを書き留めておくのがエンディングノートです。

「私が死んでしまったら、今まで使っていた身の回りの物や、家族や子供、家やペットの事はどうなるんだろう」と漠然とした不安がありませんか?

エンディングノートには、大切な人へのメッセージや、愛用品をどうして欲しいか等の希望を書いて残します。

また、死後の事だけではありません。

人は、いつ何時、病気で寝たきりのままほとんど会話もできなくなったりするか、予測できません。

意思表示ができなくなった時の為に、今までの病歴や延命治療についての希望等を記しておく事もできます

これによって、手術の方向性が決まったり、家族が苦しい決断に迫られて悩む事から回避できるのです。

エンディングノートの書き方

エンディングノートの概要についてはご理解いただけたでしょうか?

ここからはエンディングノートの様式やエンディングノートの内容をチェックしていきたいと思います。

エンディングノートの様式

現在、書店や文具店でノート形式のエンディングノートが販売されています。

既に項目が印刷されているタイプが多く、内容が決められているので比較的書き進めやすく人気のノートです。

もちろん、罫線のみのノート自由に書き込んでも構いません。

エンディングノートに決められた形式はないのです。

お気に入りのデザインのノートや、使うのがもったいなくて大切にしまっていたノートなど、この機会に使ってみるのも良いですね。

また、今ではパソコンで印刷する為に、インターネットからダウンロードできるエンディングノートもあります。

人生の終わりに向けて活動する事を終活と言いますが、終活応援サイト、弁護士や行政書士など法律の専門家、葬儀社のホームページなど、発行元は様々です。

普段からパソコンを常用されている方は、ノートではなくパソコンでファイルとして作成されている方もいます。

しっかりと保存しておけば、間違えた時など修正しやすく、万が一データが消えた時の為に、複製するのも簡単です。

このように、エンディングノートは個人の自由で形式を選ぶことができます。

大切なのは、無理なく書き進められるかという点です。

生活スタイルに合わせて、ノートやパソコン、好きな形式を選びましょう。

エンディングノートの内容

エンディングノートは、自分の意思を伝える最期の手段です。

病気の時も、亡くなった後にもその効果を発揮し、家族や身の回りの世話をしてくれる方を助けてくれる大切なアイテムとなるでしょう。

それでは、具体的にどのような事を書けばよいか、項目ごとに確認していきます。

プロフィール

まずは自分自身のプロフィールをまとめてみましょう。

体が健康なうちにエンディングノートを書く事は、今までの自分と向き合い、これからの時間をどう使っていくか考える事にもなり、非常に重要です。

まずは、趣味や特技をまとめ、幼少期から振り返って自分史を書くのも良いですね。

どのような青春時代を過ごし、誰と出会い今日があるのか。

これらを思い返す事で、エンディングノートの厚みを増す事にも繋がります。

家族や友人の事

家族や親戚、交流のある友人について書き留めましょう。

自分自身の人間関係は、自分にしか分からないものです。

氏名、住所、どのような関係か記しておくと、形見分けや訃報の連絡をする際、家族の為にもなります。

また、今は遠く離れた友人を思い出すことで、久しぶりに電話をしてみたり、手紙を書いてみようという気持ちになる方もいます。

エンディングノートの作成は、懐かしい思い出を今に蘇らせる手段にもなるんですね。

葬儀について

死と言うものは突然訪れますから、いざとなると家族は悲しむ間もなく忙しい日々に追われる事になります。

また、親族が多いと葬儀の取り仕切り方についてもいろいろな意見があがり、まとまらない事もあるでしょう。

自身の葬儀について本人の意思がある事ほど、ありがたい事はありません。

葬儀の規模や遺影に使って欲しい写真など、家族が悩みやすい事項に対しては、ある程度の希望を書き記しておきましょう。

ただし、あまり細かく書いてしまうと、逆に家族を困らせてしまいます。

視点としては、葬儀を行う者にとって、どんな意見があると助かるか、という点です。

特に金銭面は大切ですから、葬儀に充当できる保険金や預貯金についても記しておくといいですね。

お墓について

お墓を建てる為にはかなりの手間と金額がかかります。

その為、生前に土地やお墓を購入しておき、家族に迷惑をかけないようにと考える方もいます。

しかし、生活を優先するとそれも難しい状況である方も多いですよね。

お墓については、どこからお金を出すか、どのお寺や教会と関わってきたか等を記しておく事も家族にとっては大切な情報です。

今は、永代供養やデジタルお墓など様々な形式の弔い方があります。

どのお墓に入るのか、建てる必要があるのかも、まずは自分自身で理解しておきましょう。

病気について

持病や飲んでいる薬の種類、今までの入院や病歴を記します。

これは、もし寝たきりなど、自分の意志を伝えられない状態になった時の為の項目です。

特に、一人暮らしの為に自分自身で健康管理をしている方にとっては重要です。

いざ早急に治療が必要となった場合、自分の体の事を知っている人がいなければ、治療に支障をきたす事もあります。

家族が本人の意思を分かっていればよいのですが、もし延命治療が必要になった時の事など、普段から話している方は少ないでしょう。

延命治療希望の有無、臓器提供の意思表示など、他人では簡単に決まられない事について、意思を記しておけるのもエンディングノートの意義です。

愛用品やペットについて

大切にしていた品も、結果的には遺品となって処分されてしまうかもしれません。

「家族や友人の事」の項目で、〇〇さんに譲りたいな…という品を思い出した場合、エンディングノートに形見分けの希望として書き留めておくとよいでしょう。

また、大切な家族であるペットも、飼い主がいなくなって路頭に迷わせるわけにはいきません。

譲り先を決めておく事も大切ですね。

後の章でもお伝えしますが、愛用品の中でもあまり高価な物については注意が必要です。

美術品や時計など、お金ではなくとも資産価値のあるものは遺産とみなされるので、軽々しく形見分けの希望を示すのは危険です。

詳しくは「エンディングノートを書く為の注意事項」でお伝えします。

解約が必要なもの

保険や携帯電話、宅配サービスや新聞など…生活する為には様々なサービスを利用します。

しかし、利用するのが当たり前すぎて、自分でも今どんな契約をしているのか分かっていない時がありますよね。

申込書や納品書などを一度整理してみると、利用しているサービスの中でも本当に必要なものが見えてきます。

今の時点で不要なものは、思い切って解約しましょう。

そして、死後に解約が必要なものはエンディングノートにサービス名や会員番号などの必要事項を記し、まとめておきましょう。

個人情報について

スマホやパソコンをの中には、様々な個人情報が入っています。

死後そのデータを残さない為にも、消去方法や初期化する為に必要なソフトがどこにあるのか示しておきましょう。

また、遺産相続に関わるので預貯金やネットバンキングの情報を記す事も可能ですが、これらは生前に漏れてしまうと危険な情報でもあるので、管理には注意が必要です。

メッセージ

エンディングノートに家族や友人、お世話になったヘルパーさん等へメッセージを残しておきましょう。

もう話すことのできない故人からのメッセージは、遺族らの心を優しく包み込んでくれます。

悲しみが少し和らぐのです。

エンディングノートは、たとえ言葉が話せなくなっても、文字で心を表す事のできる最期の優しさです。

エンディングノートを書き始める時期

エンディングノートを書き始める時期に決まりはありません。

多くは、定年後に終活を考え始めた60代から書き始めるようです。

しかし、いつ何が自分の身に起こるか分かりません。

30代で結婚や子供ができた事をきっかけに始めてもいいですし、毎日の日記をつける感覚で自分史を埋めていくのもよいでしょう。

要は、自分が死んでしまった時、残された家族や友人、親族がいなくてもお世話になっているヘルパーさんや大家さんの為に、残したい言葉や情報あるかという事です。

エンディングノートを書いてみようかな、と考えた瞬間こそ、書き始める時期だと思います。

エンディングノートの保管場所

しっかりと書き残したエンディングノートも、誰の目にも止まらなければ意味がありません。

ここに保管しなければならないという場所は決まっていませんが、エンディングノートの存在は家族に知らせておきましょう。

一人暮らしであれば、信頼できる大家さんに伝えておいても構いません。

一番怖いのは、誰も開かないまま他のノートと一緒に処分されてしまう事です。

エンディングノートを書く際の注意事項

エンディングノートを書く際に気をつけることはあるのでしょうか?

ここではエンディングノートを書く際の3つの注意点をお伝えしたいと思います。

注意点1 - エンディングノートは遺言書ではない

エンディングノートは遺言書ではありません。

エンディングノートでも遺言書でも、故人の遺志を表す事ができますが、法的な効力があるかないかという点が大きな違いです。

遺産相続において親族同士で争いが起こらないよう、誰にいくら相続させるか明確に記載できるのが遺言書です。

遺言書がない場合、遺産相続は配偶者を第一優先とし、配偶者がいない場合は子や兄弟姉妹へ、と決まった順位で相続されます。

しかし、遺産が多かったり家族関係が複雑な方が亡くなると、遺産相続で揉めてしまうというのはドラマの世界ではなく現実に起こり得ているのです。

もし、遺産の分割に対する希望がある場合は、遺言書を作成して下さい。

エンディングノートに書いたとしても、遺産相続の参考にはなるかもしれませんが、法的な効力はないので、かえって親族を困らせる事になりかねません。

注意点2 - 個人情報や暗証番号に注意

エンディングノートには、自分にしか分からない個人情報や暗証番号を記載する事もあります。

死後に活用されるなら、家族にとってありがたい情報です。

しかし、これら個人情報は今の時点で日常生活をする上で、他人に知られては危険な情報でもあります。

特にインターネットを利用する場合、何をするにもIDやパスワードを入力する時代ですよね。

契約しているサービスに対して個人番号が発行される事もあるでしょう。

クレジットカードもカード番号が分かれば買い物できてしまう事もあります。

その為、これらの情報を信用できない人に漏らさない、盗まれないよう注意する事が大切です。

誰でも閲覧できる所に保管したり、やたらとエンディングノートの存在を明かさないようにするなど、注意しましょう。

注意点3 - 分かりづらい場所に保管しない

個人情報を記載する場合は、保管場所に注意というお話をしました。

しかし、かといってあまりに分かりずらい場所に保管してしまっては、誰もエンディングノートの存在に気づかないまま処分されてしまうかもしれません。

鍵付きの棚に保管し、鍵の場所が分からず誰も開けられなかったり、保管場所に物が多すぎて結局エンディングノートが見つからなかったり。

エンディングノートは自己満足ではなく、残された大切な人達の為に用意するノートでもあります。

どこに保管しているのか必ず誰かに伝えておき、鍵付きの場所に保管するなら信頼できる家族に鍵を渡しておくなど、対策しておきましょう。

エンディングノート作成と共に行う生前整理

このページに辿り着き、エンディングノートの事を調べたいと思っている方は、自分の人生についてとても意識の高い方かと思います。

エンディングノートは、自分の為だけでなく、大切な家族や友人の為に与えられる最後の優しさですよね。

それを考える事は、生前整理を既に行い始めているという事でもあります。

生前整理とは

生前整理とは、自分が亡くなった後に家族が行う遺品整理を、生きているうちに自分自身で行う作業の事を言います。

エンディングノートの作成も、情報に関する生前整理のひとつと言えますね。

と言っても、家中の物を一気に整理するのはかなりの重労働です。

家族と生前整理をすると、捨てる捨てないの意識の違いから、言い争いになってしまう事も…。

自分たちでまずはやってみて、それが難しいと判断した場合には、生前整理業者に依頼して片付けを手伝ってもらうようにしましょう。

電話やインターネットで見積もりを依頼する事もでき、見積もりまでは無料の業者が多いので、一度相談してみるのも良いですね。

生前整理を依頼するならオコマリがオススメ

全国に生前整理を行っている業者はたくさんありますが、その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなど悪質な業者がいることも事実です。

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「エンディングノートとは?書き方や書く際の注意点を紹介」まとめ

エンディングノートの存在を知っていても、実際に書いてみようという方はまだごく一部だと言います。しかし、エンディングノートは紙とペンでも、パソコンでも、その人にあった残し方ができる事が分かりました。

今の生活に合わせた書き方ができるという事ですね。思っていたよりも、気兼ねなく、手軽に始められるのではないでしょうか。

そして、葬儀やお墓の事だけでなく、自分の歴史をまとめ、趣味特技を考えてみる事で、残りの人生をどう生きようか考える指針にもなります。エンディングノートを書いている時はきっと、大切な人を想いながら、自分を見つめ直す時間になります。

エンディングノートを書き始める時期に早いも遅いもありません。この機会に、エンディングノートから始める終活の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

「みんなのお金ドットコム」というWEBサイトで、「アプリもある!?おすすめエンディングノートや無料ダウンロードサイト7選」という記事も公開されています。興味あればチェックしてみて下さい!

また、記事を読んでエンディングノートや終活に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。

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