オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年04月26日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
皆さん、お雛様を一度は目にしたことがありますよね?美しいお雛様ですが少々困ったことがあります。
それはお雛様の処分です。ゴミとして捨てていいものなのか?と処分に困ってしまうと思います。今回はそんなあなたにお雛様の処分についてご紹介致します。
まず初めにお雛様とはどういうものなのかと言うのをご紹介致します。
簡単に言うと3月3日の桃の節句、女の子の健やかな成長と幸せを願う雛祭りの際に飾られる美しい雛人形のことです。
お雛様は美しいだけでなく、人の形をした人形(ひとがた)という厄災を人のかわりに引き受ける役割があり、お守りの意味があります。
また、結婚式の場面を表したものであり、将来、女の子が幸せな結婚ができるようにという願いが込められています。
両親や祖父母が待ち望んでいた愛娘や孫への愛情を伝える一つの形としてお雛様を贈る場合もあります。
雛祭りの起源には諸説あります。平安時代の京都ですでに平安貴族の子女の「遊びごと」として行われていたとする記録があります。
江戸時代に女の子の「人形遊び」と「節句の儀式」が結びつき、全国に広まって飾られるようになったと推測されています。
初節句(初めて迎える3月3日)をお祝いするために、一般的には、立春(節分の翌日)頃の春の日差しのおだやかな日に飾ります。
節句の本来の意味からは季節の節目で早めに片付けるのが良いでしょう。
お雛様のためには、天気の良い乾燥した日に片付けるのが良いでしょう。
天気が良い空気の乾いた日に羽根バタキや細筆で優しくホコリを払います。
シミを付けないために布手袋を使用し、人形に直接手で触れないようにします。
柔らかい白紙で頭や手足を包みます。
防虫剤は少なめにしてください。
保管場所は湿気の多いところや極度に乾燥しているところは避けてください。変色、シミ、カビを防ぐため、納戸や押入れの上の段など高い場所で保管してください。
年に一度、直射日光に当たらぬよう注意して、天気が良くて乾燥している10月頃に虫干しをしてください。
では本題に入っていきます。お雛様の処分方法は何も一つではありません。
自分の気持ちや状況に応じて、最も合った選択ができるように知識をつけていきましょう!
お雛様は本来、「一人一つ持つもの」とされ、譲渡はあまり良くないとされていたようですが、現在はそこまで気にしない人が多いようです。
お雛様の状態が良いのであれば、手軽で実践しやすく、処分したい人にとっても、譲り受けたい人にとっても嬉しい方法です。
そして、何よりお雛様にとって最も良い方法の一つでしょう。
貴重なお雛様だった場合、高値で売れる可能性があります。また、普通のリサイクルショップ以外に、人形専門の業者もあるのでお住まいの地域を調べてみると良いかもしれません。
ほぼ確実に需要と供給が合うため、双方にとって良い方法です。当然ですがトラブルや梱包、配送などのことを念頭においておきましょう。
日本文化が誇る美しさを持つお雛様は海外でインテリアとして人気があるので、海外向けに売り出すのも選択肢に入れておくと良いでしょう。
老人施設や児童養護施設、保育園など、お雛様を必要としている場所は身近にもあることでしょう。
また、前項でも記載しましたがお雛様は海外で人気があります。特に発展途上国の子供たちにはとても人気があるようです。
お雛様にとっても、また誰かのために使ってもらえて嬉しいことでしょう。是非、一度考えてみてください。
業者に引き取ってもらい、お雛様をリユース、リサイクルするという方法です。あまり手間がかからないというのと、寄付の場合と同様にお雛様が誰かの役に立てるというのがこの方法の魅力です。
お雛様にとってはあまり嬉しくないかもしれませんが、これも一つの方法ではあります。もし本当にこの方法で処分する場合は各自治体の指示に従い、適切に処分してください。
また、処分する前に一度きれいに飾り、感謝の気持ちを伝えたり、お雛様を半紙で丁寧に包み、塩でお清めをしたりすると良いでしょう。
お雛様などの人形は人と同じ形をしているため、昔から魂が宿ると言われています。そのため、ゴミとして処分するのは申し訳ない気がして困っているという人は多いでしょう。
そのような人にはこの方法です。現在ではわざわざ神社やお寺に直接人形を持っていかなくても郵送で送って、供養していただけるところもあります。
また、ホームページで申込みから供養までわかりやすく説明している神社やお寺もあるので是非チェックしてみてください。
自分の周りの寺社で雛人形の供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、雛人形の供養を実施しています。
オコマリで雛人形の供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用も、どんな大きさのダンボールの箱に入れても1箱たったの8,000円で受け付けており、ダンボールの中に何個雛人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
雛人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
一口にお雛様と言っても、その状態によって処分の方法は変わってきます。状態別の処分方法を確認していきましょう。
綺麗な状態であれば当然ですがどの処理方法を選んでも良いでしょう。ネットオークションやフリマアプリ、リサイクルショップでは状態が良ければ良いほど高値で売れるので、一考の余地ありかもしれません。
軽いカビなら消しゴムや綿棒、歯ブラシ、筆、ウェットティッシュなどで拭き取ることができますが、あまりおすすめはしません。人形屋に行って、クリーニングしてもらうのが安全でしょう。
処分方法としては売りに出すことは厳しく、カビが生えたものを人に譲るわけにもいかないので、人形供養をおすすめします。
雛人形には様々な部品があります。一つ一つが小さいため、無くしてしまったり、壊してしまったりすることがあると思います。
しかし、この部品は単体で売っています。(ちなみにAmazonでも購入できます)
処分するときに部品が足りないのであれば、その状態で譲って、足りない部品だけ買ってもらうというの方法の一つです。
部品が足りないまま売りに出すのはおすすめしませんが、そのことをしっかり説明すれば受け入れられるかもしれません。
今回はお雛様という特殊で処分に困るものの処分方法をご紹介致しました。お雛様の状態や身の回りの状況で変わってくるのでこれという正解はありません。
しかし、少しでも知識をつけてよりベターな方法を選ぶということはできるかと思います。たくさんの思い出や家族の思いが詰まっているお雛様は是非、納得のいく形で手放すようにしてくだい。
雛人形の処分について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
人形供養のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは人形供養について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に人形供養に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。