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投稿日:2017年04月29日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
古いエアコンの処分はどのようにしたらよいのでしょうか?
なるべく家計の支出を抑えたい思いでインターネットで「エアコンの処分」などと検索すると、「エアコンの処分は無料です」などとうたっている業者がたくさん目につきます。
街中でも廃品回収業者の車のスピーカーから「エアコンなどを無料回収します」の声が聞こえてきます。
エアコンの処分を無料でできる理由やからくりは何なのでしょうか?エアコンの処分を無料で行って問題はないのでしょうか?
この記事では、エアコンの無料処分について詳しく解説していきます。
ここでは、廃品回収業者がなぜエアコンの処分を無料で引き受けるのか、その理由と、もしかするとエアコンの処分が無料になるかもしれない処分方法を紹介します。
エアコンには、銅、白金、レアアース類、レアメタル類の金属やプラスチックなどが使われています。
エアコンの処分を無料で引き受ける廃品回収業者は、この金属等を取り出して転売するのです。
高価な値段で取引されるそうです。エアコン1台当たり4,000円から5,000円前後は回収できるそうです。
なぜエアコンの処分を無料で引き受けるのか、理由がここにあります。
エアコンを中古品としてリサイクルショップに買い取りを依頼すると、エアコンの処分が無料となる場合があります。
正常に作動し、一定の条件に合うエアコンであれば数千円から数万円の買い取り価格がつく可能性があります。
中古品としてリサイクルショップに買い取りを依頼する場合には、リサイクル料を支払う必要はありません。
処分にかかる費用は、取り外し料と運搬費になります。買い取り価格が取り外し料と運搬費の合計額と同額であればエアコンの処分は無料となります。
もし、買い取り価格が取り外し料と運搬費の合計額より上回っていれば買い取りを依頼した人の収入になります。
ただ、出張費や車両費のことを考えると有料になってしまうところが多いようです。
先ほどは、エアコンを無料で処分する方法をお伝えしましたが、もし無料で処分してもらえなかった際には有料で処分してもらうしかありません。
ここではエアコンの処分が無料にならなかった時の対処法をお伝えいたします。
エアコンを販売する小売業者には、エアコンの回収義務があります。新品のエアコンを購入する際に小売業者に古いエアコンを引き取ってもらうことができます。
一番簡単で安心な方法です。古いエアコンの処分に係る費用は、リサイクル料+運搬料になります。
不要になったエアコンを処分したい場合に、自分で自治体の指定取引所にエアコンを持ち込んで廃棄を依頼することができます。
自分で持ち込んだ場合には、リサイクル料金のみとなります。
指定取引所の場所や営業日は、住んでいる市町村に問い合わせるか、一般財団法人家電製品協会家電リサイクルセンターのホームページでも確認することができます。
エアコンの処分に係る費用は、エアコンの取り外しを専門業者に依頼した場合、リサイクル料+取り外し料になります。
不用品回収業者に処分を依頼した場合には、大体エアコン1台あたり、5,000円〜10,000円ほど掛かってきてしまいます。
料金の差は、搬出経路の難しさやエアコンの回収場所から業者の拠点の距離などで変動します。
全国に不用品回収業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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家庭用のエアコンは家電リサイクル法(正式名称「特定家庭用機器再商品化法」)によって、処分する人(消費者)の役割が定められています。
エアコンのを回収してもらうにはルールがあるのです。まずは、家電リサイクル法について紹介しましょう。
家庭から排出される廃家電製品は、その多くが破砕処理の後に鉄などの一部の金属のみが回収される場合がありますが、約半分はそのまま埋め立てていました。
廃家電製品には、鉄、アルミ、ガラスなどの有用な資源が多く含まれ、また廃棄物最終処分場の残余容量がひっ迫しており、廃棄物の減量化は喫緊の課題となり、廃棄物の減量とリサイクルが必要となってきました。
このような状況から家電リサイクル法が定められたのです。
廃家電製品の製造業者及び小売業者に新たに義務が課せられています。
消費者(廃棄者)には家電4品目を廃棄する際に収集運搬料金とリサイクル料金を支払うことが役割として定められています。
家電4品目とは、家庭用エアコンの他、テレビ、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機をいいます。なお、家庭で使っていても業務用エアコンは家電リサイクル法の適用外です。
ここでいう小売業者とは、家電量販店などの家電小売店や通信販売で家電製品を販売している事業者の他に、中古家電製品を取り扱う古物商、リサイクルショップ、質屋なども含まれます。
消費者(廃棄者)が負担する費用は、小売業者への収集運搬料金+廃家電製品の製造業者の再商品化に係る費用(リサイクル料金)です。
小売業者への収集運搬料金は小売業者ごとに異なります。廃家電製品の製造業者の再商品化に係る費用(リサイクル料金)も製造業者ごとに異なります。
ちなみに、家庭用エアコンのリサイクル料金は、メーカーによっても異なりますが約1,000円〜3,000円となっています。
リサイクル料金の詳細は、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのリサイクル料金一覧で見られます。
家電リサイクル法を見る限りでは、エアコンの処分を無料で行うことはできないように思えますが、なぜエアコンの処分を無料で引き受ける廃品回収業者がいるのでしょうか?
エアコンの処分を無料で引き受ける廃品回収業者のなかには、許可を得ずに廃棄物の収集や処分を行う業者がいます。
転売できる金属などを取り出した後のエアコンを不法投棄して環境破壊などの社会問題を引き起こしているケースもあります。
また、エアコンの処分は無料と言いながら廃品回収業者のトラックまでの運搬費は別だと言い、高額な金銭を要求してトラブルになるケースも多く発生しています。
エアコンの処分を無料で引き受ける廃品回収業者には注意しましょう。「エアコンの処分を無料で引き受けます」という甘い言葉には注意が必要です。
処分費用を負担するにしても高額ではありません。社会ルールを守ってエアコンを処分しましょう。
家電リサイクル法からエアコンの処分方法、エアコンの処分が無料でできる理由、不用品回収業者によるエアコンの処分について紹介してきました。
エアコンを処分すること自体がなかなか無いことだと思いますので、今回学んだ方法のうち自分に一番合った方法で依頼するようにしましょう。
処分費用を負担するにしても高額ではありません。社会ルールを守ってエアコンを処分することを勧めます。
エアコンや不用品の回収について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
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