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投稿日:2017年04月29日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
不用品や粗大ごみの処分をするときには廃品回収業者が便利ですよね。
しかし、廃品回収業者のトラブルが増えてきており、国民生活センターに多数の苦情が寄せられているようです。
もしかしたら、廃品回収業者のトラブルに巻き込まれるかもしれません。今回は、廃品回収業者のトラブル事例や、悪質な廃品回収業者の見分け方といったトラブル対処方法をご紹介します。
「廃品回収業者は未経験の方でも比較的起業がしやすい」と言われているのはご存知でしょうか?
正式な手続きとしては、一般廃棄物収集運搬業の許可証や古物商許可証の取得が必須です。
しかし、その手続きをしない前提であれば明日からでもすぐに廃品回収業者を開業することができてしまいます。
「正式な手続きをしなければ開業できないじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、認可されていない業者も少なくないのです。
そういった業者が増えるなかで、トラブルの件数も増えてきており、各自治体や国民生活センターも注意を呼びかけています。
廃品回収業者とのトラブルを避けるために、まずは実際に合ったトラブル事例をご紹介していきます。
廃品回収業者に依頼する場合、回収費用や運び出し費用、運搬費用、処分費用などがかかるのが普通です。
しかし、無料や相場よりもかなり安い廃品回収業者に依頼し、後で追加料金を請求されるという事例が多くあるようです。
廃品回収当日に事前説明のなかった回収料金を請求したり、廃品を回収してトラックに積み込んだ後に料金を請求されたりするようです。
「無料で回収してくれるはずが料金を請求された」となれば非常に悔しい思いをすることになるでしょう。
事前見積りをしていても、回収日に見積り額の数倍を請求されるといったケースもあります。
廃品回収費用を抑えるつもりが「安物買いの銭失い」となるリスクがあるのです。
個人や所在の不明な業者のなかには、廃品回収後に不法投棄をするといった事例もあります。
不法投棄は違法行為であり、5年以下の懲役/1千万円以下の罰金または併科といった重い罰則が設けられています。
廃品回収業者による不法投棄のケースで怖いのは、依頼主に不法投棄の疑いがかかることです。
ご自身ではなく悪質な廃品回収業者が不法投棄をしたことを証明できなければ、最悪の場合依頼主が法に問われることも考えられます。
ご自身の正当性を証明するために弁護士をつけたり、裁判に出向いたりしなければならないことも想定できますよね。しかしこれは決して大げさな話ではなく、しっかりとリスクとして考えておかなければならないことです。
悪質な廃品回収業者のトラブルとして、回収したものを不正なルートで輸出するといったケースもあります。
海外での資源の高騰や環境破壊に考慮しないスクラップ方法で、リユース・リサイクル目的と偽り輸出するそうです。
無料や低価格での回収では、廃品回収業者は処分費用を捻出できませんよね。認可されていない廃品回収業者はそもそも自治体のごみ処理場に廃品を出すことができないのです。
そういったなかで悪質な廃品回収業者は不正な輸出をすることで利益を出しています。
利益の追求しか考えていない廃品回収業者は人件費を削る傾向にあります。
本来は2人の人手が必要な大型家具の運び出しなども1人で行うなどした場合、部屋を傷つけてしまうといったトラブルが起こりえます。
優良な廃品回収業者は破損でのトラブルを避けるために保険に加入していることが多く、修理代金を保障できる体制が整っています。
しかし一方で悪徳業者の場合は補償してくれないため、部屋の修復費用は依頼主が負担することになります。
廃品回収業者のなかには不用品の買い取りをうたうところもあります。
一見すると廃品回収料金を買い取り額で補えるかもしれない、と期待できますよね。回収料金を相殺できる可能性もあります。
しかし、利益をあげることしか考えていない廃品回収業者の場合、買い取り額を極端に抑えようとします。
不用品の買い取り額を不審に思って後日調べてみると、3倍ほどの価値があったというケースもあるようです。
もちろん不用品買い取りサービスは積極的に活用する方が良いですが、その価格は正当なのか、という視点ももっておかなければ廃品回収業者とのトラブルに繋がってしまうリスクもあります。
不当な価格での買い取りトラブルについてご説明しましたが、一方でもともと回収予定でないものを強引に買い取ろうとするトラブルもあります。
廃品回収業者は価値のあるものを転売することで利益をだします。廃品回収の際に価値があるものを見つけると、それを強引に買い取ろうと交渉してくるケースがあるようです。
毅然とした態度をとれる依頼主であれば問題ないのですが、気の弱い方だと断り切れないこともあるでしょう。
強引な買い取りもあれば、最悪の場合窃盗されるリスクもあります。
信じられない話ですが、窃盗トラブルも少なからずあるようです。特に高齢者をターゲットにされると、金品や装飾品を窃盗されても気づきづらいかもしれませんよね。
一見信頼のおけそうな廃品回収業者であっても、「盗み癖」のある作業員が紛れ込んでいることも考えられます。
廃品回収業者のなかには先ほどご説明したトラブルを引き起こす悪質な業者が少なからず存在します。
環境省や各自治体が問題視するレベルまで悪質業者が増えてきているのは事実です。
しかし、一方で誠意ある優良な廃品回収業者ももちろん多いです。優良な廃品回収業者に依頼することで、トラブルなく気持ちの良い取り引きをしたいものですよね。
ここでは、トラブルを起こしやすい廃品業者の見分け方について見ていきましょう。
廃品回収が格安であったり、無料での引き取りをしている業者は注意が必要です。
もちろん、正当な処分ルートを確保して格安で廃品を回収できるようにしている優良業者もなかにはあるかもしれません。
しかし、格安や無料の廃品回収業者のほとんどは不当な販路や処分方法で利益をだそうとします。経営体制自体に問題がある廃品回収業者はもちろんトラブルも起こしやすいものです。
ノルマを無理に達成するためにあらゆる手段をつかうことも考えられるでしょう。
信頼のおける廃品回収業者は自社のサイト上に明確な料金を載せています。
「電子レンジ○○円」「洗濯機○○円」といったように細かく料金設定されています。また、プラン料金も「軽トラック○○円」「2トントラック○○円」と明記されている場合がほとんどです。
電話口での予約でも、廃品回収の大まかな見積り価格を説明してくれることでしょう。
反対に、料金トラブルを引き起こすリスクのある廃品回収業者は見積りを不明瞭にする傾向にあります。
事前見積りを避けて予約を受け、廃品回収の当日に追加料金を請求するケースといった手法をとるためです。
不用品を売買するには古物商許可証が必要です。
一般的な廃品回収業者は古物商許可証を保有しており、ホームページには必ずその旨が記載されています。
優良か悪徳かは問わず、廃品回収業者のほとんどは不用品買い取りで利益をあげるところがほとんどです。
したがって古物商許可証は廃品回収業者にとって基本的なものなので、保有していないところは避けるのがベストです。
トラブルを起こしやすい廃品回収業者の見分け方についてご説明しました。
しかし、悪質な廃品回収業者を確実に見分けるのは難しく、トラブルに巻き込まれてしまう可能性はゼロではありません。
そこで、ここでは廃品回収業者とのトラブルを防ぐためにできる対処法について解説していきたいと思います。
電話での予約や見積りをすることによってある程度トラブルを防ぐことはできるでしょう。
電話口での対応や見積りの内訳で判断できることも多いと思います。
より確実に廃品業者のトラブルを防ぐために、できれば見積書を事前にもらっておくと良いです。ホームページや自社サイトを持っている廃品回収業者であれば、事前に見積書をデータで送ってくれるかもしれません。
廃品回収後の追加料金の請求や、納得のできない料金を後から請求は、見積書を事前にもらっておくことで防げる可能性が高くなります。
例え簡易的であっても書類を用意しておくと安心です。また、運び出し料金や運搬費用などの諸費用が含まれているのか、別途かかるのかについてもしっかりと確認しておくと良いでしょう。
廃品回収業者トラブルの一つに不法投棄をされることがあるのは先ほどご説明しました。
不法投棄をされた場合、依頼主が罰則の対象になるリスクがあります。
しかし、領収書をもらっておくことで「ご自身が不法投棄したのではない」ということを証明する手段となります。
領収書は会社名が含まれているもの、できれば廃品回収の担当者名や電話番号が記載されているものをもらうようにしましょう。
簡易的なものでなく、できるだけ形式に沿った書類の用意をお願いしましょう。優良な廃品回収業者であれば必ず対応してくれるはずです。
「廃品回収後の不要品はどう扱われても良い」と思うのも当然だと思います。
しかし、不当な輸出や不法投棄をされてしまい、最終的に責任を問われるリスクがあることを忘れてはいけません。
廃品回収後の不用品がどのようなルートで処分されるのか廃品回収業者に確認するようにしましょう。
正当な処分方法であれば、詳細に教えてくれるはずですよね。ここであいまいな対応をとる業者は一度検討しなおしたほうが良いと言えます。
大手の廃品回収業者は自社のサイトやホームページに実績を載せていることが多いです。
依頼するならば、できるだけ実績のあるところにお願いしたいですよね。
なかには「創業してからトラブル0件」を誇っている廃品回収業者もあります。廃品回収業者とのトラブルを避けるための判断材料として活用しましょう。
ただし、ホームページは偽った実績を記載できることも忘れてはいけません。そこで口コミサイトもあわせて活用すると良いでしょう。
廃品回収業者や不用品回収業者が一覧できて、料金や口コミを見比べることができるサイトがあります。口コミは実際にその廃品業者を利用した方が書き込むので、より信頼できる判断材料となることでしょう。
優良業者を見つけるには、複数業者を見比べることが大切です。
1社だけの依頼だと、その廃品回収業者の料金が安すぎるのか、逆に高すぎるのかといった判断ができませんよね。
正当な料金や相場を知るためには、相見積りをとることが効率的かつ安全な方法です。また優良業者であっても、部屋の状況や個人的な相性で最終的な満足度も変わります。
廃品回収トラブルを防ぐためだけでなく、満足できてできるだけ気持ちの良い対応をしてもらえる業者が良いですよね。
最低でも2社以上に相見積りをとり、料金やサービス内容を見比べるようにしましょう。
遺品整理での廃品回収は、故人の遺品を扱うことからデリケートな対応を求める依頼主も少なくありません。
遺品を扱うことのデリケートさや、故人が亡くなったご遺族のショックなどを踏まえた上で対応してくれる業者に依頼したいものです。
ご遺族が精神的に余裕のない状態になるのも無理はありません。しかし、過敏なタイミングであるが故に廃品回収業者とのトラブルが起こりやすいようです。
遺品整理での廃品回収トラブルは、先ほどお伝えしたトラブル内容と同じです。廃品回収業者とのトラブルを以下にまとめます。
また、これらのトラブルとあわせて、「遺品を粗雑に扱われる」といったトラブルもあるようです。ご遺族にとって遺品は故人の残した大切なものです。
例え処分するものだとしても丁寧に扱ってほしいと思うのは当然のことと言えるでしょう。
しかし、廃品回収業者は普段粗大ごみや不用品を効率的に処分することを目指しています。
例え業者に悪意がなくても、ご遺族からすると「遺品を雑に扱われた」と思ってしまうこともあり得ます。
ご遺族が求める遺品の扱い方と、廃品回収業者が行う業務内容の違いからトラブルが起こってしまうのは仕方のないことかもしれません。
もし遺品を遺品として大切に扱ってほしいのであれば、廃品回収業者ではなく遺品整理業者に依頼するのがベストです。
特に遺品整理士が在籍している遺品整理業者が良いでしょう。遺品整理士は、遺品整理を処分するのではなく供養するという気持ちをもって扱うように教育されています。
遺品にはご遺族と故人の想いが込められていると思います。その気持ちを汲んだうえで遺品を丁寧に扱ってもらうためには、廃品回収業者ではなく遺品整理業者に依頼するべきだと言えます。
全国に遺品整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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[banner_to]廃品回収業者のトラブル事例には、追加料金の請求や不法投棄のほかにも様々なケースがあります。
そして、廃品回収業者とのトラブルを避けるための見分け方や、トラブルを避ける方法も多くあります。
廃品回収業者とのトラブルを避けるために一番効果的なのが、複数の業者からの相見積もりをとり、相対的に業者を評価することです。それは遺品整理業者を選ぶときも同じです。
遺品整理業者は廃品回収業者と違い、遺品を丁寧に扱ってくれるのが特徴です。しかし、遺品整理業者のなかにも悪質な業者が存在しているのは事実であり、それを避けるためには複数業者の相見積りをすることが大切です。
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