部屋が汚い時の掃除方法は？

汚い部屋を掃除しようと決めた時、全て自分でやりますか？プロの業者に頼みますか？

「仕事の帰りが遅く忙しくて掃除ができない」「ついつい物が増えてしまって足の踏み場がない」「決められた日時にゴミが出せず、ゴミ袋がたまって大変な事になっている」などと片づけられない理由はそれぞれです。

汚いままで良いわけではなく、心のどこかに綺麗にしたいと思っているものの、中々実行に移せないので更に散らかり、どんどん部屋は汚くなっていきます。

この際思い切って汚い部屋から抜け出してみませんか？そんな汚い部屋でもがいているあなたを決心させる為に、汚部屋の掃除を行う仕方を伝授いたします。

汚い部屋になる原因と対処の仕方

まず、汚い部屋になる原因と対処の仕方について学んでいきましょう。

部屋を片付けられず、掃除もしないで益々汚くなる部屋は、ゴミ屋敷化していくといったケースが話題になっています。

「汚部屋を何とかしたい」と、心のどこかで思っていませんか？

部屋が汚いのは、ただ単にだらしが無いといった単純な事だけではすまされません。

まず、「なぜ汚い部屋になってしまうのか」という心理や原因を突きとめないと、例え一時部屋を綺麗に掃除しても、また同じことを繰り返してしまいます。

物をためこんでしまう心理状態

物をためこんでしまう心理状態というのは、部屋の許容範囲を超える沢山の物を買いためしまう状態のことです。

食料品に始まり、同じようなデザインの洋服、特価品等、「ここで買っておかなければ損をしてしまう」と思い込んでしまうのです。

買ったはいいが、保管場所がなく、結局無造作に積み重ねられ、様々な買いだめ品で溢れ、買った事も忘れ、また同じ物を買ってしまいます。

根底にあるのは、「物に囲まれていないと安心しない」「買わなければ損をしてしまう」といった心理です。

逆に手放すことも損をしてしまうと思ってしまうので、結局物だけが増えていく状態になってしまいます。

このような場合、物を所持、保管していく事も逆にお金がかかっていると考えてみましょう。

損をしたくないと思っていても、実はあふれかえった物は、その場所を保管するのにお金がかかっているのです。

部屋を占領するほど物がある場合、家賃は、その物の保管料を払っているということです。

「損をするから捨てられない」「買わなければ損だから買ってしまう」といった行動は、逆に保管場所の保管料がかかり、損をしているという事です。

ごみ溜め行為

物をためこんでしまう行為の中でも重症なのが、ゴミを持ってきて家の中にため込んでしまうといった行為です。

話題になっているゴミ屋敷は、益々増えているといいます。

ゴミを集め、物を捨てることができないといった深層心理として、過去のトラウマや、さみしさ、悩みを抱えている等の原因がほとんどだと言われています。

家族にごみを溜めてしまう行為が見受けられる場合は、当人と一緒に向き合って話を聴いてあげましょう。

但し、認知症や統合失調症を発症している場合があるので、言動に強く拒否をするような状態ならば医師の診断が必要です。

優先順位がつけられない心理

「今、何をやらなければいけないのか」「やっていても他の事に気が散って、中断してしまう」というように、やるべきことの優先順位がつけられない人は、中々すっきり片づけられない人が多いです。

部屋の掃除を始めても、出てきた雑誌を手に取ったら、見入ってしまい、手が止まってしまう。

部屋の掃除中にテレビをつけたら、気になって見てしまい中断してしまう。

結局、掃除をする前よりも散らかって途中で嫌になってしまう場合です。このような行動は誰にでもあるのではないでしょうか。

この場合は、一度に全てをやろうとはせず、部屋の掃除を少しづつ慢性的にやるように心がけることが大切です。

関連記事：ゴミ屋敷の原因について詳しく知りたい方はこちら
「ゴミ屋敷の心理状態とは」

汚い部屋が起こす弊害

掃除もしない汚く物があふれかえった部屋は、身体にも悪いですし、災害の要因となる場合があります。では具体的にどんな弊害があるのでしょうか。

悪臭の発生

物やごみが散乱して掃除をしない汚い部屋の住人は、汚い部屋の内部が見えてしまうので、窓を開けたがりません。

そのため臭いがこもり、悪臭が発生します。臭いに慣れてしまっている住人は、気にならないかもしれませんが、悪臭に汚染された部屋の洋服や鞄には当然臭いが染みついているので、どんなに最先端のファッションを身に着けてお洒落をしても、人に不快感を与えかねません。

害虫の発生

食べ残しのお弁当や、食べかす、飲み残しのペットボトル、生ごみ等を放置していると、当然害虫が発生します。

汚い部屋は、害虫たちのありがたい住みかです。暑い夏はもちろんですが、冬でも物があふれかえった汚い部屋は、ゴキブリも寒さをしのげ、活動できるのです。

健康被害

掃除をしない汚い部屋で蓄積されたホコリやごみは、菌が繁殖しやすくダニやカビも発生し、アレルギーの原因となります。

また害虫も、様々な病原菌をもっています。

そんな菌がうごめく汚い部屋で掃除もしないで暮らしていれば、健康状態を保てるはずがありません。長いこと治まらない咳や、風をひきやすい等、心当たりはありませんか？

対人関係の悪化

楽しく友人らと鍋パーティ等、家に友達を呼ぶことができません。

折角一人暮らしを謳歌して時間に縛られることなく友達とゆっくり語り合いたくても、掃除をしていない汚い部屋に呼ぶことなんてできません。

どこかのお店で食事をして酔った友人に「今夜泊めてほしい」と言われても、物があふれかえっている部屋に泊めてあげる事も出来ません。そんな事が何回か続くと、友人関係が悪くなってしまいます。

火災の発生

掃除もしない物があふれかえった汚い部屋は、火災の発生の原因になります。

煙草の灰が落ちて火がついてしまったり、調理中の火が近くの物に引火したり、物があふれかえっているので一瞬の内に火は燃え広がってしまいます。火災は、ゴミ屋敷系の汚い部屋で発生するケースが多いのです。

経済的に悪循環

足の踏み場も困難な程散らかって物があふれている汚い部屋は、経済的に悪循環です。

きっとこの物の中に埋まっているであろう品物も探すのが億劫、もしくは買った事さえ忘れ、再び同じ物を購入してしまうといった、無駄な出費を重ねてしまいます。

汚い部屋の掃除の仕方 - 自分で頑張る場合

汚い部屋の掃除の仕方で自分で頑張る場合、まず「ここから脱出する」という強い決心が必要です。

ここで伝えた通り、健康被害や火災が発生しやすい等、少し不安になってきたのではないでしょうか？自分で汚い部屋を片付けようって思いましたか？

先ほど片づけられない原因等を伝えましたが、物があふれかえった汚部屋を自分で掃除する仕方は、一度にすべてをやろうと思わず、スケジュールをたてて、コツコツと継続的に行うことです。

また思い切って断捨離もしていかなければいけません。

ゴミ出し日をきちんと把握して、「今日はここまで」「明日はここ」と、少しずつでも毎日行っていきましょう。

手伝ってくれる気心の知れた友人や、掃除好きで収納上手な友人がいたら、手伝ってもらうのも良いでしょう。

1人でやるより、親しい友人とやった方が効率も良く、アドバイスも受けやすいです。

折角その気になっても、労力に限界を感じたら、プロの手を借りるという掃除の仕方も賢い選択です。

関連記事：自分で部屋の掃除をする方法について詳しく知りたい方はこちら
「汚部屋から脱出したい人に片付け方法を伝授！」

汚い部屋の掃除の仕方 - 業者に頼む場合

汚い部屋の掃除の仕方で、業者に依頼する場合はどうすればよいでしょうか？

自分でやるよりもプロの手で綺麗にしてくれますし、てきぱきと効率よく汚い部屋の掃除、片づけをしてくれるので、一気に綺麗にしてくれます。

では、掃除・片づけ業者を探して依頼するまでの仕方をお伝えします。

掃除・片づけ業者の選び方

掃除、片づけ業者の選び方は、まず最寄りのエリアで探してみましょう。

インターネットやタウンページから探してみましょう。特にインターネットで探せば、作業内容の仕方等も紹介していますのでチェックしておきましょう。

汚い部屋を掃除し、片づけを依頼する業者を選ぶにあたり、いくつかのポイントを押さえ、気持ちの良いサービスを心掛けている業者を選びましょう。選ぶ業者は、3社程度に絞りましょう。

見積もり無料

業者の費用体系が明確で且つ、見積もりを無料で出してくれる業者を選びましょう。

不用品や大量のごみの引き取り

不用品やごみが大量にでるので、「単に片づけて掃除をして終わり」、といったハウスクリーニング業者ではなく、不用品やごみを引き取ってくれる業者を選びましょう。

ゴミ屋敷や汚部屋の掃除に慣れている

ゴミ屋敷や汚部屋の掃除に慣れている業者は、掃除の仕方もスピーディで手際よく作業をこなしてくれます。

こうした実績をよく確認しましょう。ホームページ等でチェックするとよいでしょう。

手作業でのごみの分別

汚い部屋のあふれかえった物をただやみくもに、ごそっとそのままごみとして袋に詰めていくのではなく、1つ1つ分別しながら手作業で丁寧に処理をしてくれる業者を選びましょう。

あふれかえった物の中には大事な物が紛れている場合があります。

通信会社からのレンタル機器や、指輪等の高価なアクセサリーが見つかったり、中には一万円札が出てくる事もあるそうです。

こういった物を依頼者に渡す。もしくは確認しながら作業を勧めてもらえる業者を選びましょう。

アフターフォローは万全か

作業終了後に何か不具合が生じた場合、しっかりと対応してくれる業者を選びましょう。

掃除業者への依頼の仕方

汚い部屋を掃除、片づけてくれる業者の依頼の仕方について知っておきましょう。

まず、業者の選び方を参考に3社程の業者を選んだら、電話で問い合わせをしてみまよう。業者を依頼する仕方には、ちょっとしたコツがあるので、学んでおきましょう。

相見積もりを取る

絞った3社に相見積もりを取ってもらいましょう。

見積もりをとってもらう場合、自分がどうしてもらいたいか希望をしっかり伝えましょう。業者は様々なプランを持っています。

自分の希望に合ったプランであること、自分の希望を聞き入れてもらえる事。予算的にも妥当なプランであることを重点に見積もりをとってもらいましょう。

料金相場

汚い部屋の掃除をする業者の料金は、様々な形態をとっています。

部屋の広さと作業員の人数、ゴミの量を考慮して行われるのが一般的です。

一例として、70リットルゴミ袋30袋分詰め込むだけ詰め込んで回収し、片づけ清掃込みで、69,000円の特別パックといったプランを掲げている業者もいます。

下記の表は、とある一業者の価格です。参考にしてみてください。部屋の広さと平均してゴミが部屋のどの位の高さまでうまっているかで料金がかわる価格設定です。

Ａ社の価格設定
ゴミの高さ	～6畳(ワンルーム)	8畳(1K)	12畳(1DK)	20畳(2LDK)～
～30cm	69,000円	100,000円	140,000円	240,000円
～50cm	90,000円	150,000円	180,000円	310,000円
～70cm	140,000円	200,000円	240,000円	400,000円
80cm～	200,000円	260,000円	300,000円	520,000円

こちらは、部屋の間取りと作業員の人数、ゴミの量で料金が変わる価格設定になります。

Ｂ社の価格設定
部屋の広さ	作業員人数	ごみの量/m3	料金 (税抜き)
1K	2人	2m3	35,000円～
1DK	2人	6m3	70,000円～
1LDK	2人	8m3	110,000円～
2DK	2人	12m3	130,000円～
2LDK	2人	14m3	160,000円～
3DK	3人	16m3	200,000円～
3LDK	3人	18m3	220,000円～

上記の他にも希望する作業によって価格が変わってきます。自分の希望と希望価格も伝え、納得のいく価格設定の業者に依頼しましょう。

業者の対応を見る

いくら汚い部屋の掃除をしてもらうといっても、電話の応対が悪かったり、見積もりにきたスタッフの感じが悪かったりした場合は、信頼を持つことができませんし、安心して任せられません。

せっかく選んだ業者でも、不安感に繋がる業者に依頼するのはやめましょう。

掃除片づけ業者による掃除の仕方

汚部屋の掃除片づけ業者の主な掃除の工程になります。この他にも様々なサービスがあるので、費用と相談しながら、打ち合わせを行ってください。

ゴミの分別	汚部屋にあふれかえった物を必要な物と不要な物に分けます
梱包	ゴミとして処分するものを袋や箱に詰めていきます
搬出及び回収	梱包した不用品を搬出し、回収します
清掃	部屋の掃除を行います
買い取り	買い取りサービスを行っている業者は、不用品でも買取可能な物は引取り料金から減額してくれます。（「古物商許可」免許取得業者のみ）
害虫駆除	汚部屋に発生した害虫やその卵を駆除します。

ごみ屋敷の片づけは、ゴミ屋敷清掃業者に依頼しよう

ごみ屋敷の片づけは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。

家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。

やはり、ごみ屋敷の片づけは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。

ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片づけを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。

ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。

費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。

ごみ屋敷の片づけに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか？

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