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投稿日:2017年05月06日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
孤独死とは、誰にも気づかれることなく亡くなってしまうことをいいます。
家族が孤独死となってしまった場合や賃貸住宅を経営していた場合に部屋を貸していた人が孤独死となってしまったときは、どのような対応をすればよいのでしょうか?
現在では、高齢となってしまった親と離れて暮らしている人や、若い人の1人暮らしなど単身世帯が急増しています。
健康なときは特に問題はありませんが、何か不測の事態が起き、生命の危機に陥ってしまった場合、誰にも気づいてもらうことができなかったために孤独死となってしまった人の数は年々増加しています。
不幸にして身内や部屋を貸している居住者が孤独死となってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
連絡がつかないために部屋に訪問したときに、孤独死になっている状態に気づいた場合、生死の状態がわからない場合は、「119番、救急車」を、完全に亡くなっている場合は、「110番、警察」に連絡をします。
消防に連絡したあと、亡くなっていた場合は、「警察」に連絡をします。
どんな状態であっても、「孤独死」は事件性の可能性があるため、警察への連絡が必要なのです。
警察が到着すると事件性の有無を確認するため、現場検証が行われます。現場検証の間は、原則として第三者は部屋に入室することができません。事件性がないことが判断されて初めて第三者の入室が可能となります。
ご遺体は、一旦警察の遺体安置所に運ばれます。ご遺体の確認作業が終わったあと遺族がご遺体を引き取ります。
次に行うことは賃貸住宅に住んでいた場合は、大家さん(契約業者)への連絡と部屋の臭気対策とハエなどの害虫を拡散防止対策です。
亡くなった時期が夏場だった場合や、長い間亡くなられたことに気づかなかった場合、部屋には異臭が漂っていたりハエなどの害虫が発生していたりする可能性があります。
新聞などを入れる玄関ドアの小窓や窓、部屋のドア、トイレの窓やドア、お風呂場、押し入れなど完全に閉め切ってください。換気扇などもスイッチを切っておきます。
台所の排水口や洗濯機などの排水部分も配管で他の部屋に繋がっていますので、ラップなどで覆い、ふさいでおきましょう。
臭気対策、ハエなどの拡散防止対策を行った後は、臭いや体液、腐敗物などがあり、通常の部屋の状況とは異なるため自力での清掃は困難です。
このような時は、特殊な状況の清掃ができる業者(特殊清掃業者)に依頼しましょう。
発見後、119番もしくは110番に連絡するまでは同様です。
事件性がないことが証明されると一旦警察に安置されていたご遺体の引き取りがありますので、そのあとはご家族に連絡をします。
ご家族がなく身寄りのない人が亡くなってしまった場合、ご遺体の引き取り、火葬、埋葬は行政(市役所等)の福祉課が行いますので、市役所等に連絡をします。
そのあとは、臭気対策ハエなどの拡散防止対策を行い、特殊清掃業者に依頼しましょう。
特殊清掃とは、一般の清掃とは異なり、自殺、事件、孤独死などで腐敗や腐乱などでダメージを受けてしまった部屋の現状の回復や復旧を行うための清掃のことです。
部屋をきれいにするだけの清掃とは異なり、特殊な状況での清掃となるため、このような自殺、事件、事故などが起こった部屋を専門に清掃する業者があります。このような業者のことを特殊清掃業者というのです。
「特殊清掃業者」とは、一般の清掃業者ではなく、自殺、事件、孤独死などにより、腐敗や腐乱などでダメージを受けてしまった部屋を専門に清掃を行う業者のことです。
特殊な環境の清掃の専門家なので、孤独死が起きてしまった場合の部屋の清掃は、「特殊清掃業者」に依頼しましょう。
孤独死などが起こってしまった場合、体液などや腐敗、腐乱などで悪臭が充満していたり、ハエや遺体などから細菌が発生していたりすることがあります。
また、通常の清掃とは環境が大きく異なるため、清掃の際には周りへの配慮が必要となります。
薬剤を使用しての清掃となるため、使用する薬剤についての専門的な知識も必要です。
このようなことから、専門的な清掃作業となるため、孤独死を発見したあとの清掃は「特殊清掃」の技能を持つ業者に後始末を依頼することが不可欠なのです。
孤独死を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?いくつか方法を紹介していきましょう。
一番の予防方法は、定期的に連絡をする人を作っておくということです。
家を出て一人暮らしを始めると、最初はお互いに心配だということもあり、まめに連絡を取る人が多いと思いますが、お互いにお互いのいない生活に慣れてしまうと、連絡が滞ってしまう人が多くなるように思います。
元気で暮らしているときは、それでも特に問題はないのですが、自分で対応しきれないような体調不良の状態や生命が危険な状況に陥ってしまったときに、気づいてもらうことができず最悪の状態になってしまう原因の1つになってしまうのです。
1日1回LINEなどのSNSのようなツールを利用してもいいですし、電話やメールなどで必ず誰かとコミュニケーションを取る習慣があれば、急に連絡が取れなくなったことで、緊急事態が起きてしまったときに気づいてもらうことができる可能性が高くなるのではないかと思います。
高齢の方であれば、週に何度かデイサービスのようなサービスを利用するのもひとつの方法です。
デイサービスを利用していれば、利用日には必ず職員の人が迎えに来てくれるので、異変があればそのときに気がついてもらうことができます。
スマートフォンやタブレット端末、パソコンなどを利用できる人であれば、直接電話をするとかではなくても、SNSなどで毎日1回でも家族や知人と連絡を取ることを習慣にしておくこともいいでしょう。
高齢者が単身で生活することは大変なことなので、何らかの形で定期的に訪問してくれる人を作っておくことができれば一番安心できますね。
家に引きこもり、誰ともコミュニケーションを取らずに生活することは危険です。
精神的な健康を保つためにも、コミュニケーションは大切です。1日に1度は誰かと話をする習慣をつけておきたいですね。
「定期的に連絡をする人を作っておく」という解決策と似ていますが、新しいコミュニティに所属する事で自分を気にかけてくれる人ができます。
コミュニティというとなんだか堅いイメージですが、趣味のサークルなどで問題ありません。
カメラ好きであればカメラのサークル、料理が好きなら料理のサークルに所属して定期的に会う場を設けます。
このようなコミュニティに入れば自分を気にかけてくれるので、急に連絡が取れなくなった時に、何かあったのでは?と心配をしてくれます。
また、体調がすぐれないなど身体に不調が訪れた時に、気軽に相談できるのも新しいコミュニティに所属するメリットです。
歳を重ねてからの新しい一歩は結構勇気のいる事ですが、ぜひその一歩を踏み出してみましょう。
生前整理とは、生きているうちに大切なものと今の生活のなかで必要ではなくなってしまったものを選別し、整理をすることです。
では、生前整理を行うことにはどんな意味があるのでしょうか?
生前整理を行う意味は、親や身内の人などが生きているうちに一緒に整理をすることで、本人に大切なものを確認しながら整理ができることです。
亡くなってしまったあとに行う整理を「遺品整理」といいますが、亡くなってしまったあとでは必要なものや大切な書類の保管場所、生命保険などの加入の有無など確認したくても確認することができません。
せっかく保険などに加入していたとしても、加入していた事実を家族が知らなければ有効に利用することもできないということなのです。
生前整理を行う目的はお金や財産の管理のためだけではありません。
長い間生活していると部屋にはたくさんの荷物が増えてきますね。
年齢が高くなると、整理するという気持ちが低下してしまうこともありますし、重いものや大きなものを運搬することが困難になるので、思うように部屋の片づけができなくなってしまうということもあるのではないかと思います。
うまく片づけができないので部屋が乱雑になり、それが健康状態を悪化させる環境になってしまうこともあるのです。
不測の事態が起きていたときも、部屋が乱雑であることが原因で発見が遅れてしまうということもあるかもしれません。
孤独死という不幸なことが起こらないようにするためにも、またご家族が亡くなられたあと、必要な手続きや部屋の整理をスムーズに行うためにも「生前整理」を行っておくことは大切です。
生前整理として部屋の整理や片づけを行う場合は、生前整理業者に依頼することをおすすめします。
普通の部屋の片づけや掃除などを行うのであれば、もちろん自分で行うこともできますし、一般の清掃業者に依頼することも可能です。
一般の清掃業者と生前整理業者との違いは、ただの部屋の掃除や整理をしてもらうだけではなく、生前整理の知識を持っているスタッフに作業を行ってもらうことができるか否かということです。
もちろん一般の清掃業者に依頼しても、部屋の整理や掃除をしてもらうことはできます。
しかし、生前整理には部屋の整理や掃除を行うだけではなく、「必要なもの」と「不要なもの」を選別するという作業があるのです。
生前整理の知識があるので、何をどのように整理しておくべきかという専門知識を持っているスタッフに対応してもらうことができますので、効率のいい方法で生前整理を行うことができますね。
親の財産のすべてを把握している人も多くはないと思いますので、財産の把握をし、事前に整理をしておくことで亡くなったあとで親族間の不要なトラブルを回避することもできるのではないでしょうか。
生前整理業者または遺品整理業者と検索することで、生前整理や遺品整理を行っている業者を探すことができます。
費用は、部屋の規模や整理してもらう荷物や不用物の量などにより異なりますが、「目安となる金額が提示されている」「一般廃棄物収集運搬許可」を持っているまたは「一般廃棄物収集運搬許可」を持っている業者と提携している、「古物商許可」を持っているなど必要な許可を取得している業者を選ぶとよいでしょう。
遺品整理とは、家族や身内が亡くなってしまったあとの部屋の片づけをすることです。別々に暮らしていた場合、家1軒分のすべての荷物の整理や片づけをしなくてはなりません。
大切なものや財産など遺産分けの対象となるものがある場合もあり、あとで高価なものだとわかった品物が出てきた場合など親族間でトラブルに発展することなどもあります。
このようなことから、「遺品整理」は遺品整理の知識を持った業者に依頼することをおすすめします。
最近では、親と離れて暮らしている世帯が増加していることもあり、親が亡くなったあと遺品整理をする人が増えています。
遺品整理を行う人が増えるのと同時に悪徳な業者も増加しています。
価値のある遺品を勝手に持ち出されてしまう、作業後に高額な請求を要求される、一般廃棄物収集運搬許可を持たず違法で回収を行っているため回収した不用品を不法投棄されるなどのトラブルに巻き込まれてしまった人もいます。
では、このような悪徳な業者に巻き込まれないように業者を選ぶにはどのようにしたらよいのでしょうか?
生前整理業者を選ぶのと同様、「目安となる金額が提示されている」「一般廃棄物収集運搬許可」を持っているまたは「一般廃棄物収集運搬許可」を持っている業者と提携している「古物商許可」など必要な許可を取得している業者を選ぶことが大切です。
全国に遺品整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して遺品整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
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例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
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問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
[banner_to]不幸にして身内や部屋の居住者が孤独死をしてしまった場合、「警察」への連絡が必要になります。
身寄りのない人が孤独死をしてしまった場合は、市役所などがご遺体を引き取り、火葬、埋葬を行っています。
どのようにしたらよいかわからない場合は、管轄の市役所などの福祉課に相談しましょう。
部屋で人が亡くなっていて、特に長い時間が経過してしまっているときには、部屋の清掃には特殊な知識や技能が必要です。このような場合は、特殊清掃業者に依頼をするようにしましょう。
孤独死を防ぐためにも、「生前整理」を行い部屋の環境を整えておくことは大切です。
孤独死や生前整理、遺品整理に関してもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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