ゴミ屋敷が近年注目されていますが、一方で汚部屋に住む方も増えています。

汚部屋を脱出したいと思っても、なかなかうまく部屋を片付けられないという方も少なくありません。今回は、汚部屋から脱出するための部屋の片付けの方法や、再発しやすい汚部屋をどう防ぐかなどについて見ていきましょう。

目次

汚部屋に潜む危険性

汚部屋脱出、汚部屋から出たゴミ

汚部屋の住人は自分の部屋が汚いことに気付きつつも放置してしまっている方が多いようです。

「汚部屋を脱出したい」「早く部屋を片付けないと」と思いつつも、実際に片付けるとなると思い切りが必要ですよね。ついつい放置してしまいがちな汚部屋ですが、実は汚部屋には様々な危険性が潜んでいるのはご存知でしょうか?

汚部屋脱出に備えて気合を入れるためにも汚部屋に潜む危険性について知っておきましょう。

汚部屋は健康面に悪影響が

汚部屋に住んでいるだけで身体に悪影響があります。

生ごみが散乱しているような汚部屋は不衛生だということはイメージしやすいと思いますが、洋服や不用品が散らかっているタイプの汚部屋でも健康を害する可能性があるのです。

部屋の中を移動したり物を動かしたりするだけでもホコリは発生します。

カビの元となる菌も空気中に浮遊しており、例え清潔にしている部屋でも掃除を怠ればカビが発生するものです。

汚部屋の住人にはあまり意識していない方も多いですが、汚部屋には思いの外ホコリやカビが蓄積しています。積み重なった衣服や本を少し移動させてみると、ホコリが溜まっているのが分かると思います。

部屋の中にある散らかったものによって目立たないだけで、ホコリやカビは日々蓄積されているのです。

ホコリやカビによって、咳やのどの痛みという症状がでるリスクもあり、なかには肺炎で入院するというケースもあるようです。このまま汚部屋に住み続けることによって、今後健康に悪影響が出るのは困りますよね。

汚部屋は近所トラブルの元になる

汚部屋からの脱出、汚部屋のトラブル

近所トラブルには人間関係のものが多いですが、汚部屋もトラブルの原因となってしまいます。

人間の嗅覚はニオイに慣れやすく、汚部屋の住人は自分の部屋から出ている悪臭に気付いていないことも少なくありません。

他人の家のニオイというのは意外と気になるものです。部屋の前を通りがかっただけで夕飯のメニューがなんとなく分かることもありますよね。

逆に悪臭を放つ部屋も近所の方に気付かれている可能性が高いです。実際に、タバコやペットのニオイに対する苦情を不動産管理会社へ問い合わせる方も少なくないようで、それが生ごみなどの悪臭であればクレームの元になりやすいでしょう。

汚部屋はメンタルにも影響が

汚部屋は身体だけじゃなく、メンタル面にも悪影響があるのはご存知でしょうか。汚部屋の脱出を先延ばしにすることで、心も乱されてしまうという危険性があります。

心理カウンセラーが受ける相談のなかでも「汚部屋がどうしても片付けられない」というものがあるそうです。

部屋の状況は心の内面を反映すると言われています。人間は視覚から受け取る情報が大半であり、汚部屋を見るだけでも頭の中が混乱してしまう習性があるのです。

頭の中が混乱し思考が乱れた状態で生活していると、やる気が起きにくかったり作業に集中したりすることが難しくなってしまいます。

つまり、汚部屋に住むだけで片付けのやる気が起きずごみが溜まり、ごみが溜まることによって片付けのやる気が削がれるといった悪循環になるのです。

「鶏が先か、卵が先か」という話になりますが、汚部屋の脱出を先延ばしにすることで、さらに汚部屋になっていくという危険性があります。

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汚部屋を脱出する片付け方法とは

汚部屋を脱出する片付け

汚部屋を脱出したいと考えても実際にどのようにすれば良いか分からなければ、片付けが始められません。

汚部屋を脱出するための片付けはどのようにすれば良いのでしょうか。ここでは、その方法についてご紹介します。

「ごみ」と「不要なもの」「必要なもの」を区別する

汚部屋を脱出するには、まず部屋にある物品を、「ごみ」と「不要なもの」「必要なもの」の3種類に区別することから始めましょう。

ごみは各自治体が定めているとおり、生ごみや不燃ごみ、資源ごみなどに分別します。生ごみが散乱しているような汚部屋の場合、ごみを片付けるだけでもかなりスッキリすると思います。

まずはごみを片付けることが、汚部屋脱出の第一歩です。

不要なものと必要なものを仕分けていく

次に不要なものと必要なものを仕分けていきます。この仕分け作業が汚部屋脱出において一番大切だといえます。

汚部屋を脱出するためにはごみさえ捨てれば良いと考えていませんか。

実はごみだけでなく、不要なものが多すぎることで汚部屋になってしまうのです。

ごみが散らかっているのも、不用品が部屋に溢れているのも、ものが多すぎることが原因であり本質的には同じです。

したがって、極力必要なものだけを身の周りに残しておき、不要なものは処分するという考え方に切り替えましょう。

必要なものと不要なものの仕分け基準は価値観によって大きく左右されますが、基準の目安として下に記しておきます。

  • 1年以内に使用しているか
  • 同じ種類のものが2つ以上ないか(買いだめしていないか)
  • 他のもので代用できないか(本を電子書籍に変えられないかなど)

処分できるものは捨てるのがベストですが、それ以外にも様々な方法があります。

特に「捨てるのがもったいない」と思ってしまう方は、不用品回収業者やリサイクル業者の買い取りサービス、海外への寄付なども検討しましょう

不要なものは処分する」という意識が汚部屋脱出のためには大切です。

衣類は残しておく枚数を決める

汚部屋からの脱出の為、衣服を捨てる

汚部屋を脱出するためには、ごみと不要なものを処分することも大切ですが、収納についても気を配らなければなりません。

クローゼットが広くとってあるような部屋であれば問題ありませんが、収納に限界がある場合は残しておく衣類の枚数をあらかじめ決めておきましょう

衣類が散らかっている汚部屋は多く、汚部屋脱出には衣類をどう収納するかがポイントとなります。

衣類は「多く持ちすぎやすい」ものの代表です。

クローゼットの収容規模にもよりますが、基本的に処分する意識を持っておくとよいでしょう。基準としては、Tシャツやワイシャツ、下着、パンツなどは7枚ずつ残すのが理想的です。

その理由は、7セット分を残しておけば1週間の組み合わせができるからです。衣類は7枚ずつ残して、他は処分してしまうという基準を参考にしてみてください。

趣味用品や雑貨などは段ボールを基準に

汚部屋脱出を目指す方は、趣味用品や雑貨の片付けにも注意を払いましょう。衣類と同じく、趣味用品や雑貨で溢れているのも汚部屋に多い特徴です。

趣味用品や雑貨はクローゼットに入れずに、部屋に飾ったり良く使用する場所に置いておいたりするのではないでしょうか。

部屋の飾りつけや機能性を考えれば、部屋に趣味用品や雑貨を置いておくのは間違ったことではありません。

しかし、ものが多すぎることで、適切な場所に置かれていないことが汚部屋の原因となります。ものが溢れているとせっかく素敵な雑貨でも飾れる場所がありませんよね。

そこで、趣味用品や雑貨も「必要なもの」と「不要なもの」とに仕分けをしなければなりません。残す基準としては、段ボールを利用すると良いでしょう。

例えば、「雑貨は段ボール1箱分、趣味用品は段ボール2箱分まで残す」といった基準を作ります。

少し手間がかかりますが、仕分けの際には一度段ボールに全て納めるようにしましょう。不要なものは処分するか、捨てるのに抵抗があるのであれば貸倉庫の利用や知人に譲ることを検討すると良いでしょう。

収納場所をつくる

汚部屋の脱出には収納が大切だということは先ほどお伝えしました。

しかし、ワンルームマンションなどでは収納場所に困ることも考えられます。

そこで、収納場所をつくることをオススメします。本棚や収納ラック、100円均一に売っているような収納箱を活用することで収納場所をつくることができます。

汚部屋の特徴として、収納場所が設置されておらず、ものを地べたに置いてしまっていることが挙げられます。汚部屋脱出のためには、物品の保管場所を決めることが重要です。

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汚部屋から脱出したい人に片付け方法を伝授!

汚部屋の脱出に業者を活用!

汚部屋の脱出を業者に依頼する

ここまでの汚部屋の脱出方法は、すべて自分で行うことを前提としてきました。

しかしながら、そもそも自分を律して片付けを行える人であれば、汚部屋になっていることはなかったでしょう。

「どう考えても汚部屋を自分だけでは脱出できない…」という方は、業者に依頼することを検討してみましょう。

汚部屋片付けの専門業者(ゴミ屋敷清掃業者)に依頼するのも、汚部屋脱出のためのコツと言えます。確かに費用が掛かってしまいますが、時間も労力も半減させる事が出来ます。

汚部屋脱出は専門業者に依頼しよう

汚部屋の片付けを専門で行っている業者に依頼すると、自分では途方もない時間が必要と思われた作業が、少ない時間で解決できます。専門業者は、片付けるための高度なノウハウと専門業者がもつコツ、技術が有るから任せても安心です。

また、害虫の死がいやフン、カビなどの健康被害を及ぼす要因への対応も出来ていますので、個人で行うよりも衛生的で安全と言えます。

業者を選ぶ際には、次の6つの点を確認するようにしましょう。

  1. 料金体系は分かりやすいか
  2. 損害賠償保険に加入しているか
  3. 片付けの時に出てしまったゴミを引き取ってもらえるか
  4. 部屋の物を分別、仕分けしてくれるか
  5. 料金は作業終了後の支払いになっているか
  6. アフターフォローが設定されているか

専門業者のプライドもあり、丁寧な作業を行っている業者が多いですが、中には素人同然で、料金分の作業が出来ない業者も少数ではありますが存在します。その為に、最低でも以上の6点は確認するようにしましょう。

料金の相場としては、部屋の状態によっても変わってきます

部屋がゴミで埋め尽くされていて入室するのも困難な場合だと150,000円~400,000円程度、天井までではないけど腰の辺りまでゴミが有る場合だと100,000円~200,000円程度、床が見えない程度だと30,000円~90,000円程度が目安になります。

汚部屋の脱出を業者に適正な価格で行ってもらうには

汚部屋の脱出を業者に適正価格で行ってもらうには、相見積もりをするのがおすすめです。

見積もりは、片付け業者が汚部屋の状況などを把握した上で、時間や費用はどれくらいかかるか、どんな掃除方法をとるかなどを明確にすることです。

そして相見積もりとは、複数の汚部屋の片付け業者を比較してどこが一番良いかを選ぶことです。

相見積もりをせず、最初に見積もりをした片付け業者だけを見て決めてしまうのは危険です。

汚部屋の片付け業者へ依頼することに慣れていない場合、一般的な相場やサービスなどが分からない状態のまま、片付けを依頼することになります。

そして法外な費用請求をされたり、希望していたことをやってもらえなかったりなど、悪質な片付け業者に引っかかってしまう可能性が高くなるからです。

したがって、相見積もりをして一番良いと思える汚部屋の片付け業者を見つけましょう。

相見積もりを取るなら遺品整理ドットコムがオススメ

遺品整理ドットコムを利用する主婦

「相見積もりを取りましょう」とお伝えしましたが、見積もりには汚部屋の片付け業者の下見が必要になり、その下見には1時間ほどかかります。

一般的に相見積もりは3社が適切と言われているので、3時間も下見に費やさなくてはなりません。

この相見積もりの問題を解決したのが遺品整理ドットコムです。この記事を執筆している遺品整理ドットコムでは業界初の1回の下見で相見積もりが取れるサービスを提供しているので、通常3時間かかっていた下見がたった1時間で済みます。

また、登録されている汚部屋の片付け業者は、遺品整理ドットコムのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。

問い合わせや下見、見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。

汚部屋脱出後にはリバウンドに気をつける

汚部屋からの脱出後に掃除をする人

汚部屋を脱出した後は部屋がスッキリとし、とても清々しい気持ちになることでしょう。

しかし、安心するのはまだ早いかもしれません。なぜかというと、汚部屋脱出後に再び部屋が散らかってしまう方が非常に多いからです。

汚部屋のリバウンドとも呼ばれており、ゴミ屋敷業者のお客さんにはリピーターの割合が高いようです。

汚部屋の住人の多くは、部屋を片付ける習慣がありません。ごみや不用品を処分して一時的に汚部屋から脱出できても、キレイな部屋を維持できないのです。

せっかく汚部屋を脱出できても元通りになってしまうのは悲しいですよね。ここでは、汚部屋のリバウンドを防ぐための方法について解説していきます。

毎日1ヵ所の掃除をする

汚部屋脱出後のキレイな部屋を維持するためには、こまめな掃除が大切です。

汚部屋にしてしまう方は、たいてい掃除を一気にまとめてしようとする傾向があります。掃除は毎日していると手間も少ないものですが、まとめてやるとなれば体力をかなり使うことになります。

「掃除は大変なもの」という先入観を持っているからこそ先延ばしにしてしまい、結果的に汚部屋となってしまうのです。

部屋の中を全て掃除するのではなく、1日1ヵ所だけ掃除をするようにしましょう。それだけでも汚部屋と比べると十分キレイな状態を維持できることでしょう。

なにより、掃除をするという習慣を身に着けることが大切です。掃除が習慣になれば、再び汚部屋に戻る可能性はほとんどありません。

使ったものは元の位置に

決まった場所に決まった物品が置いているという状態を維持できれば、部屋は散らかりません。

使ったものは元の位置に戻すことは一見簡単そうですが、汚部屋にしてしまうような方にとっては面倒くさいと感じることでしょう。

しかし、掃除と同じくこちらも習慣にしてしまえば、当たり前にできるようになるはずです。脱いだコートはハンガーにかけてクローゼットにしまう、お皿を使ったら洗って食器棚に戻す。

ほんの数秒の手間をかけるだけで汚部屋を脱出した後の状態は維持できます。汚部屋のリバウンドを防ぐために少しの手間を意識しましょう。

ごみ箱を増やす

食べた後のお菓子の袋や使ったあとのティッシュをそのままにしていませんか。今すぐ簡単にできる汚部屋のリバウンド防止法は、ごみ箱を増やすことです。

ごみ箱を増やすことでごみ箱まで歩く手間が省けます。こまめにごみを捨てる習慣を身に着けることで、ごみが溜まらないのは当然ですし、不要な物品をすぐに捨てることもできるでしょう。

ごみの分別のために数種類のごみ箱を用意しておくと、すぐに捨てられて便利かもしれませんね。

「汚部屋を脱出する方法」まとめ

汚部屋の大掃除

汚部屋の脱出を先延ばしにする危険性や、汚部屋脱出のための片付け方法、汚部屋脱出後のリバウンドの防ぎ方、汚部屋脱出を生前整理として考えることについてご説明しました。

汚部屋を脱出するための片付け方法は多くありますが、大切なのは不要なものを処分することです。ものが多すぎるといつまで経っても汚部屋の脱出はできません。

ごみを捨てるだけでなく、必要なものと不要なものをしっかりと仕分けて処分しましょう。

汚部屋脱出後に再び部屋が散らかってしまう「汚部屋のリバウンド」を防ぐためには、掃除や片付けの習慣を身に付けて、毎日こまめにごみを捨てることが大切です。

キレイな部屋を維持するためには、ごみや不要なものを捨てるとともに、増やさないことがポイントです。

「汚部屋を脱出したい」という気持ちを持ちつつも、不要なものを仕分けたり処分できなかったりするという方は、汚部屋の片付けを生前整理として捉えましょう。

汚部屋の脱出を人生をより良くするための手段として考えることで前向きに取り組めるかもしれません。もしそれでも困った場合には汚部屋の片付けを業者に依頼すると良いでしょう。

汚部屋の片付け方についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

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