オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年06月01日 更新日:2023年01月04日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
願いを託しただるま。
しかし、このだるまってどのように処分したらよいの?
縁起物だからといって買って願を掛けただるま、今年は受験の年だからといって買って合格を願っただるま、だるまを買う目的は人様々でしょう。
家の中でいつも見慣れているだるまでも、ふっとこのまま置いておいていいのだろうか?いつかは処分しなければいけないのではないかと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなだるまを処分したいと思っている方に処分方法を紹介します。
だるまは縁起物ですからそのまま飾っておいてもよいのですが、部屋のスペースの問題もあるでしょうからいつかは処分を考えなくてはいけないときが来ます。
処分方法としては、供養をする方法の他、だるま市を利用して処分する方法、人形供養祭を利用して処分する方法、通常の家庭用ゴミとして処分する方法などがあります。
主な方法は以下の通りです。それでは、早速それぞれについて紹介していきましょう。
だるまの供養を行っているお寺に出向き、供養してもらい処分する方法です。お寺によっては供養を行っていないところもあります。
お寺での供養は、通常は読経をするなか、お焚き上げ供養がなされます。
お焚き上げ供養とは、人形などの魂が宿っている物を火によって浄化し、天に返す供養です。古くから供養のための儀式として行われてきました。
供養を行っているお寺でも人形供養と一緒に行うところ、供養の受付も常時受け付けているところ、決まった期日に受付けるところ、宅配でも受付けるところなどお寺によって異なります。
また、供養料もお寺によって異なりますので事前に確認をしておいた方が良いでしょう。
だるまの供養を行っている神社に出向き、供養してもらい処分する方法です。神社によっては供養を行っていないところもあります。
お寺同様に、郵送での受付もしてくれるところもあります。供養料も神社によって異なりますので、事前に確認をしておいた方が良いでしょう。
自分の周りの寺社でだるまの供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、だるまの供養を実施しています。
オコマリでだるまの供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用も、どんな大きさのダンボールの箱に入れても1箱たったの8,000円で受け付けており、ダンボールの中に何個だるまを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
だるま以外にも、人形や写真、アルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
正月には、門松やしめ縄などの正月飾りを家に飾って歳神様をお迎えします。
「どんど焼き」は、松の内が明けて外した正月飾りや書初めを一か所に集めて積み上げ燃やして歳神様をお見送りする風習です。
だるまも一緒に供養できるところがあります。小正月(1月15日)に神社などで行われます。
「どんど焼き」は神社の他、町内会や子供会などで行われている地域もありますが、だるまを燃やすと目が潰れるから燃やしてはいけないという考えから地域によってはだるまを持ち込めないところもありますので事前の確認が必要です。
都市化の進展による防火の面や環境問題もあり、「どんど焼き」を行えるところは限られてきています。
だるま市の多くはお寺の境内で催されますが、その際にだるまを供養してもらい処分する方法です。
お寺の境内以外でもだるま市を催しているところがあり、場所によっては供養を受付けているところがあります。
人形供養を行っているところで、だるまも一緒に供養しているところがあります。この人形供養祭を利用して処分する方法です。
お寺でも人形と一緒に供養しているところがありますが、ここで紹介するのはお寺以外のところです。
生活協同組合や葬儀社のなかには人形供養祭を催し、そこでだるまの供養も行っているところがあります。
持ち込みのできる有名な神社の行事としては、明治神宮が毎年秋に開催している明治神宮人形感謝祭があります。
人形感謝祭当日に明治神宮へ持ち込むことができ、一抱え(45リットル袋くらい)の人形を3,000円で供養することができます。
だるまを通常の家庭用ゴミとして、自治体のルールに則って処分する方法です。
この方法で処分する場合には、だるまに感謝の意を込めて、自分で供養してから処分する方が良いでしょう。
自分で供養を行う方法は、まずだるまをキレイなタオルや布で汚れを取ります。その後お清めの塩を振りかけて、白い布や紙に包んであげます。
その後ゴミ袋に入れるわけですが、この時他のゴミとは一緒にせずに、だるまだけの袋を用意するようにしましょう。
だるまの処分方法を紹介する前に、だるまの由来とご利益について紹介します。
だるまとは、インドから中国に渡った中国禅宗の開祖とされる達磨(だるま)大師のことです。禅宗は、日本には鎌倉時代に伝わりました。
達磨大師には、壁に向かって9年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説があります。ここから手足のない達磨大師が座禅を組む姿をかたどった置物が作られるようになりました。
縁起物のだるまは、赤い法衣を身にまとった達磨大師の座禅姿と江戸時代に禅宗が普及したこと、当時の恐ろしい流行病であった天然痘やはしかなどに赤ちゃんが掛からないようにと魔除けの意味とが結びつき、赤く塗られました。
日本では、赤い色は古来から魔除けの効果があると信じられ、様々な病や災いは赤い色を持って防げると考えられてきました。
仏教では、赤い法衣をまとっている僧侶は高僧である印です。
だるまは、江戸時代から縁起物として使われてきました。今では禅宗のみならず、宗教・宗派を超えて縁起物として広く親しまれています。
勝負事や合格祈願、魔除け、祝い事などに使われています。色も赤い色だけではなく他の色も使われるようになり実にカラフルなものもあります。
達磨の生産地はいくつかあるのですが、そのうちの80%を生産しているのが群馬県高崎市です。
群馬県民には大変馴染みのある上毛かるたにも「縁起達磨の少林山」と詠まれるように、群馬県にとってだるまは馴染み深いものとなっています。
だるまは、何でも叶えてくれる万能の縁起物ですが、ご利益の期間はお守りやお札と一緒で1年間と言われています。
新年や年度の変わり目などの節目にだるまを買い、願いを込めて左目を入れます。願いごとが叶ったときには、感謝を込めて右目を入れます。
この理由は、「阿吽(あうん)」という言葉から来ています。
だるまの左目は、「阿(あ)」つまり物事の始まりを表し、右目は「吽(うん)」、つまり物事の終わりを表しています。
願いごとが叶った場合と、叶わなかった場合のだるまの取り扱い方法について、紹介します。
願い事が叶った場合の取り扱い方法には、三つの方法があると言われています。
いずれの方法をとってもかまいません。自分の好きな方法で取り扱います。
古いだるまは供養して処分するのがよいでしょう。処分の方法については後ほど紹介します。
願いごとが叶わなかった場合でも区切りとして新しいだるまを買い、新たな願いを込めます。
古いだるまは供養してあげることで次の縁起につながります。古いだるまは処分することになります。
だるまの処分方法について、紹介してきました。
いずれの処分方法でも供養が伴います。感謝の心を持って供養してあげることで、きっと次の縁起につながることでしょう。
だるまや人形の供養・処分に関してはこちらの記事も参考になります。
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