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投稿日:2017年06月01日 更新日:2023年03月03日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
遺品整理の際に遺品として出てくることもある雛人形ですが、人形には魂がこもっていると言われるため、なかなか処分しにくいものです。
では、東京都内で雛人形の供養を行う場合にどこのお寺が利用できて、そのほかの方法は何があるでしょうか?この記事でご紹介していきます!
「雛人形を早くしまわないとお嫁に行き遅れる」という言葉、聞いた事ありませんか?
この言葉は、早く片付く=お嫁に行くという願いが込められた言葉だと言われています。
結婚するということは、親元を離れるということになります。
一般的にはそのタイミングでお雛様を供養して処分すると思われがちですが、必ずしもそうとは限らずに、お雛様をどうするのかについては、3つの考え方があります。
結婚は、人生で大きな節目になります。なので、そのタイミングで処分を検討する方が多いそうですが、大体は上記の3つのパターンになるようです。
お雛様は基本的には1人に1つと考えられており、結婚後も自分の身代わりになって厄払いを続けてくれるという考え方です。
これが一番理想的ですが、自分のために飾り続けて自分で片付けることを毎年できる人はそう多くいないですよね。
これは自分で飾る代わりに、実家の両親が遠く離れた場所から娘の幸せを願って飾り続けることで厄払いをするという考え方です。
結婚してもお雛様の役割は終わりではなく、ずっと遠くから見守っているよという、ご両親のメッセージです。
昔は結婚が女性の一番の幸せといわれていたので、結婚したらお雛様は役目を終えたので供養しましょうという考え方ですね。
しかし、人形販売店の方に聞いたところ「人形は魂が入るとも言われていますので、生前であればできれば処分しないほうが望ましい」との事でした。
ただし、「どちらの自宅でも飾ることが無いのであれば、供養し処分したほうが良い」との事でした。
なので、基本的にはどれが正解というものは無いと考えられるでしょう。
個人的には、お雛様をいつ供養するのかを考えるよりは、やはり長く飾れるように考えて、それが難しい場合は、お雛様を供養する方向で考えれば良いと思います。
ただ、現実問題として、お子さんが大きくなるにつれて長い間飾らなかったり、アパートなどで生活する場合は保存場所に困るケースも多々あります。
お雛様をいつ処分するのかというと、飾らなくなったり保存場所に困ったりした時、というのが正解なのではないでしょうか。
雛人形は、分別が必要な部品がたくさんあったり、ガラスケースに入っていたりと、通常のごみとして処分するのは難しい品です。
多くの人は、「人形をごみとして捨てたら呪われるのではないか」とごみとして処分するには抵抗があると考えるはずです。
雛人形を処分する方法はいくつかあります。
最も一般的な処分方法が、神社やお寺で供養してもらう方法です。多くの神社やお寺では、人形供養をしたのち、お焚き上げをして処分してくれます。
きちんと供養してもらえるので、処分するにも罪悪感がない方法でもあります。神社やお寺によっては、郵送で対応してもらえるところもあるので、忙しい方や持ち込むのが難しい場合には郵送で対応してもらえる神社やお寺を選ぶとよいでしょう。
神社やお寺で供養してもらう場合に注意したい点がいくつかあります。
まずは、「神社やお寺によっては人形供養をする日が決まっている」ことがあげられます。毎日人形の持ち込みを受付してもらえる神社やお寺もありますが、持ち込み日を指定している場合もあるので、持ち込む前に必ず確認が必要です。
次に、「供養料がかかる」ということです。神社やお寺により、供養料が定められていたり、「供養料はお気持ちで」とされていたりします。
一般的に供養料が設定されている場合は、3,000円~30,000円程度が相場となっています。指定の段ボールなどに詰めるよう指示がある場合には、段ボールの大きさにより供養料が変わることがほとんどです。
最後に、「ガラスケースは処分してもらえないこともある」ということです。
最近では、ガラスケースに入ったコンパクトな雛人形も多くありますが、ガラスケースは人形供養の対象外としている神社やお寺もあります。
また、ガラスケースは別途処分料がかかる場合もあります。人形供養についての対応は神社やお寺により異なるので、持ち込む前に必ず問い合わせすることをおすすめします。
生前整理・遺品整理をしている中で、押し入れの中から雛人形が出てくることもあります。
生前整理・遺品整理業者では、不用品の回収はもちろん、大切にしていた品物や人形などの捨てるには忍びないものを供養してくれるサービスもあります。
生前整理や遺品整理を行うタイミングで雛人形を処分するということであれば、生前整理・遺品整理業者の合同供養サービスを利用するとよいでしょう。
合同供養とは、各地から集められた遺品や人形などの品物を、生前整理・遺品整理業者の合同供養ホールにて供養することです。
お寺などで供養する場合同様、きちんとお経をあげ供養してもらうことができるので、安心して任せることができます。
また、希望すれば合同供養に立ち会うこともできるので、雛人形とのお別れの場に立ち会うことも可能です。
生前整理・遺品整理業者では、不用品回収業者と違い雛人形を乱雑に扱うこともなく、雛人形の搬出や梱包、運搬まですべて行ってくれます。
きちんと供養して処分する方法が最も一般的となりますが、最近では保育園などの施設に寄付したり、娘が生まれた家庭では雛人形を代々引き継いだりしていることもあります。
しかし、昔は一人の女の子に対し、一体の雛人形を飾ることが一般的であったため、他人に譲ったり、代々引き継いだりすることはよいことではないとされていました。
現在では、処分してしまうよりも、雛人形を必要としている方に譲ることの方が大切と感じる方が多いため、寄付する方も増えてきています。
時代の移り変わりとともに、かつての風習も徐々に変化してきているように感じます。
寄付したり代々引き継いだりすることは、絶対的に悪いということではありませんが、他者に引き渡す際には注意しなければならないこともあります。
引き渡す場合の注意として、「必ず厄払いする」ということです。雛人形には、使用していた方の災厄をたくさん引き受けていますので、きちんと厄払いをしてから寄付することが大切です。
ここからは東京都で雛人形の供養を実施しているお寺や神社をご紹介していきたいと思います。
10時〜16時まで供養の受付を行っています。
ゆうパックでの、郵送受付も行っています。2,500円〜です。
【webサイト】http://www.ryoganji.com/ningyoukuyo_2.html
【人形供養料】ダンボール1箱:2,500円
【住所】〒170-0012 東京都豊島区上池袋3-39-1
【電話番号】03-3916-2755
毎年の秋に、人形感謝祭という催しが有ります。人形の魂を鎮める美しくも厳かな儀式が執り行われます。
【Webサイト】http://ningyou-kanshasai.com/index.html
【人形供養料】1袋:3,000円~
【住所】〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1
【電話番号】03-3379-9281
自分の周りの寺社で人形供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、人形供養を実施しています。
オコマリで人形供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用もダンボールの大きさ毎に決まっているため、ダンボールの中に何個人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
女の子の健やかな成長や幸せを願う雛人形ですが、今では雛祭りといえば、雛人形を飾るよりもごちそうを揃え、家族でお祝いすることが行事のメインとなりつつあります。
今一度、雛人形を飾る本来の意味を学び、雛祭りには毎年雛人形を飾り、災厄を代わりに引き受けてくれている感謝を伝えることが大切です。
大人になり、結婚し、役目を終えた雛人形は、長年の感謝を込めてきちんと供養してあげるようにしましょう。
記事を読んで雛人形の供養に関してもっと知りたい!と思った方は下記の記事も参考にしてみてください。
人形供養のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは人形供養について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に人形供養に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。