オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年05月31日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
ニュース等で取り扱われることの多い「ゴミ屋敷」。TVに出演している家主は、大体の人がご老人ですよね。
年齢を重ねて老人になると、若い頃はそんな事は無かったのにどんどん片付けられなくなり、結果ゴミ屋敷と化してしまう人が多いようです。
老人はなぜ自宅をゴミ屋敷にしてしまうのか、そしてその心理とはいったいどんなものなのでしょうか?
また、自分の両親や親戚の老人が、片付けられなくてゴミ屋敷になってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
近年、こんな悩みを抱えた人が多くなってきています。実家の場合、大型連休などに帰省すると足の踏み場も無くなっていて、物を捨てたり掃除しようとすると怪訝な顔をされたり拒否されたり、あげくケンカになってしまったり・・・。
しかし、こうした老人たちにも、老人なりの心理があります。そこを理解してあげると、対応も変わるかもしれません。
なぜ老人は片付けられなくなるのか、なぜ老人になるとゴミ屋敷となってしまうのか、実はこんな心理があったのです。
もともと今の高齢者の方は、物が無い時代を生き抜いてきた、それこそ1日1日を必死に生きてきた世代です。そういう世代の人たちなので、必然的に物を大切にしようという気持ちは、おそらく現代の若者よりだいぶ大きいということを理解しましょう。
団塊の世代より上の老人たちは、「物を捨てることに対して抵抗がある」ということを忘れないでください。
しかしそれでも人は年を取ると、若い頃には無かった行動や言動、そして心理が表れるようになります。
身近な老人で、年老いてからいきなり人格がかわったと感じる人はいませんか?自分に都合の悪いことは忘れたり、人の言うことを聞かなかったりという感じです。
実は、この中に、老人が感じる「孤独感」があります。この孤独感が、ゴミ屋敷にとなってしまう理由のひとつにあげられます。
きっかけは些細なことのケースが多いです。
例えば、昔なら捨てていたようなゴミでも、老人になると「Aさんがせっかく買ってきてくれたものだから捨てないでおこう」という思考になります。
しかし、本当ならゴミになるものなので、いずれかは捨てる日がきます。
若いときならまとめて分別してゴミ捨て場へ持っていくことができましたが、老人になると簡単にはいきません。頭も体もついていかないのです。
結果的に、分別ができず、頑張って運んだゴミも自分の分だけ収集されず孤独感を強めてしまいます。
そうすると、分別やゴミを捨てるのが億劫になり、最終的にはゴミがどんどん溜まってゴミ屋敷になってしまうわけです。
こういった孤独感を抱えた老人の心理は、若者にはなかなか理解できないものかもしれませんね。
この孤独感を解消してあげるためには、誰かが寄り添ってあげるしかありません。一時の感情などでゴミ屋敷を処分するのは簡単ですが、心理的欲求を満たしてあげない限り、また同じことの繰り返しとなってしまいます。
このようなゴミ屋敷に住んでいる老人は、意地が悪かったりひねくれていたりと、傍から見ると「わからずやだな」と感じる人が多いです。
しかし、このような老人の心理としては、「最初に回収してくれなかったのはお前らじゃないか!」という心理が働いているわけです。
したがって、自分の家がゴミ屋敷になり、悪臭などで近所や自治体から苦情がきても「いい気味だ」という心理になります。
近所の人からしたらたまったもんじゃありませんが、老人からすると「お前らが助けてくれないから悪いじゃないか」という、被害者心理があるのです。
では、実際にゴミ屋敷に住む老人を助けようとするとどうなるのでしょうか。
素直な人ならありがとうと言ってすんなり受け入れてくれますが、そもそも素直ではないのでゴミ屋敷に住む老人になっているわけです。
そのような老人の場合、「自分でできる」や「余計なお世話」という心理状態になります。
しかし、老人の多くが介護が必要なのでそのようなサービスが存在するわけです。
「自分でできる」は思い込みです。しっかりと話をするなり、心に寄り添ってあげると、老人の心理として、そこまで一生懸命に自分の相手をしてくれると、とたんにころっと態度が変わったりします。
もちろん、素直に好意を受け入れてくれる老人もいます。
そういう方でも、掃除機をかけたりするのが身体的に難しく、畳の上に絨毯を敷き、その絨毯が汚れるとまた絨毯を重ねて敷き・・・と繰り返しているうちに段差ができて、それにつまずいて転んで怪我をしてしまう方もいるそうです。
ゴミ屋敷は老人にとっては間違いなく住み難い環境なので、できるなら早めに処分したほうが良いでしょう。
しかし重要なポイントが1つあります。
それは、ゴミ屋敷を片付ける際、絶対に「老人の自尊心を傷つけてはいけない」という点です。
もちろん、多少強引でもかまいませんが、うまく言い分を考えておかないと、ケンカになったり言い合いになったりと、ゴミ屋敷の処分以上に労力を使うことになり、結果的にうまく処分できなくなってしまうなんてケースも多々あります。
こういうときは若者が柔軟に意見を変えましょう。ゴミ屋敷になる理由は、孤独感が挙げられるので、徐々に信頼関係を築き、納得してもらうことが大切です。
いくら身内でも、いきなり処分するようなことはせず、しっかり話し合って理解してもらってから行動に移しましょう。
では、このような老人がいる場合、どのようにしてゴミ屋敷を処分すればよいのでしょうか。大きくわけると、以下のような方法が考えられます。
不用品回収や便利サービスはここ数年増えてきています。よく自宅のポストにチラシが入っていたりしませんか?
そういったサービスにお願いすると、いらない物を回収してくれたり、掃除を手伝ったりしてくれます。
また、中には値の付くものなら買い取ってくれる業者もあり、実際の作業代から差し引いてくれるケースもあります。
ゴミがお金になるという感覚を味わうと、意外と物を手放すきっかけになったりするのでおすすめです。
ごみ屋敷の片づけは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片づけは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片づけを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片づけに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
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問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
ゴミ屋敷に住む老人にも、老人なりの心理があるということを理解できましたか?
「なんで片付けられないのか」などと責めるだけではなく、老人の心理に寄り添って一緒に解決してあげると良いでしょう。
一度ゴミ屋敷を作り上げた老人は、一回片付けてもまた同じ状況になってしまうことも多々あります。
費用や労力を抑えるためには、日々の生活の中でゴミ屋敷にならないようにサポートしてあげることも重要になってきます。また、自分が老人になったとき、こんな老人にならないように、常に頭の片隅に置いておくことが大切だと思います。
記事を読んでゴミ屋敷の清掃に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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