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投稿日:2017年07月01日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
「ゴミ屋敷」という言葉を聞いたことあるかと思います。
ゴミ屋敷になるのは決して特別な人だけではなく、誰にでもあり得ることです。ゴミ屋敷になってしまったとき、どのように対処すれば良いのでしょうか?
今回の記事では、ゴミ屋敷になってしまう人の特徴を紹介した後で、片付けの方法をお伝えしていこうと思います。ゴミ屋敷になることを防ぐこともできますので、「ゴミ屋敷じゃない!」という人も、ぜひ目を通してみて下さい。
ゴミ屋敷とは、部屋の中だけではなく、家全体がゴミで一杯になってしまっている状態の住まいのことをいいます。
高齢者がゴミの中で埋もれて暮らしていて、地域住民や行政の説得にも応じず、激しいやりとりをメディアが報じたり、ゴミに埋もれた部屋の中で孤独死をしているケースもあり、ゴミ屋敷は今後益々深刻化していく問題です。
ゴミ屋敷になる要因は、重大な精神的疾患が問題であるように思われがちです。
しかしながら、普通に生活していた人が様々なストレス等が原因でいつの間にかゴミ屋敷を築いてしまうといったケースも実は多いのです。決して他人事ではありません。
悪臭を放ち、害虫が発生するといった衛生面での問題や、ゴミが崩れ落ちて来たり火災が発生しやすいといった危険な問題も抱え、地域住民にとっても放っておく事はできません。
ゴミ屋敷を築きあげてしまう人の特徴は、決して特別ではなく誰にでもあてはまります。
ゴミ屋敷を片付ける方法を学ぶ前にゴミ屋敷になってしまう心理的特徴を分析し、原因を考えていきましょう。
ゴミ屋敷を築き上げてしまう人の特徴として、整理整頓ができないことがあげられます。
だらしが無い性格の人です。これはあてはまる人が沢山いると思います。
出したものを出しっぱなし、脱いだものを脱ぎっぱなし、食べたものを食べっぱなし。といった常にやりっぱなしで片付けられない人です。
やりっぱなしの物が蓄積されれば、当然ゴミ屋敷になってしまいます。
小さい頃からの躾等もあるでしょうが、会社で忙しく仕事をし、ストレスを感じながらも労働をこなし疲れて家に帰ってきて何もしたくない、休みの日位自堕落に開放感を味わいたい。といった気持もわからないわけではありません。
しかしながら疲れて帰ってきて家が散らかっていたり、ゴミ屋敷状態だったら余計にストレスが溜まってしまいます。
ゴミ屋敷になってしまわない内に、ここは思い切って覚悟を決めて整理整頓していくように心をもっていくしかありません。
但し、基本的にだらしがないといった単純な原因ならよいのですが、今まで綺麗好きだった人がなんらかのストレスにより、片付けることができなくなり、ゴミ屋敷化しても気にならなくなってしまうといった場合は、ADHD(注意欠如多動性障害)や心の病気であると考えられます。
気になる方は、医師に相談してみましょう。
ゴミ屋敷を築き上げてしまう人の特徴に物を捨てられない性格があげられます。
物を大切にすることは良い事ですが、捨てられない人は、捨てられない上に物を買い込んでしまう特徴があります。
着ない洋服や、使用しないバックや小物類、クローゼットに収まりきれなくなる服やバックは、床に山積みされ、まるでごみのように蓄積されてしまいます。もったいなくて捨てることが出来ないのに、物は増える。こうした悪循環が続き、ゴミ屋敷が築き上げられてしまうのです。
基本的に1年以上経過して使わない物は、一生使いません。捨てられなくて、2年3年置いておくと結局カビが生えてしまうのが関の山です。
思い切って断捨離しましょう。ゴミ屋敷を片付ける方法の第一歩は捨てる事です。
ごみ屋敷を築き上げてしまう心理的特徴として根底にあるのは、孤独です。
普通に生活していた夫婦の内どちらかが死亡してしまい、その辛さ、寂しさ、孤独感を埋める為にゴミや物をため込んでしまい、いつの間にかゴミで溢れかえった家になってしまうケースです。
高齢者に多く、男性よりも女性に多いといいます。ゴミや溢れかえった物は孤独を埋めてくれるわけではありませんが、ゴミや物に囲まれていることにより、安心感を得られる心理状態になるといいます。
「私は大丈夫。」などという保証はありません。どんなに綺麗好きな人であってもゴミ屋敷になってしまう要因は誰にでも持っているのです。
では、ゴミ屋敷を片付ける方法を学んでいきましょう。
ゴミ屋敷化してしまった家を片付けるのは大変な事です。決心したのなら、覚悟を決めてやるしかありません。
ここでは、自分でやる方法と、業者に頼む方法を伝授していきます。徹底的に片付けて綺麗にしていきましょう。
ゴミ屋敷の片付けを自分でやる場合は、相当な覚悟が必要です。
できれば1人でやることは危険も伴い無謀な事です。身内や、気心の知れた友人に手伝ってもらうのが良い方法です。
その中に整理整頓が得意な人や、掃除好きな人がいれば尚良いです。1人でやるとだらだらしてしまう事がありますが、人と一緒にやった方が効率も良く進めます。
ゴミ屋敷の片付けには用意しておく道具があります。全て100円均一のお店やホームセンターで安価で売られている物なので、用意しておきましょう。
ゴミ袋 | 45リットル用ゴミ袋、最低50枚位は必要になります。 |
とじ紐 | 雑誌、捨てる本、古新聞をとじます |
軍手 | 手伝ってくれる人数分他余分に用意しておきましょう。 |
マスク | かなりの埃が出ます。手伝ってくれる人数分多めに用意しましょう。 |
エプロン | 手伝ってくれる人には持参してもらうか、人数分用意しましょう。 |
ゴム手袋 | 水回りは強い洗剤を使うので、用意しておきましょう。 |
雑巾 | 何枚か多めに用意しておきましょう。 |
ぼろ布 | 捨てるTシャツの内、拭き掃除に使えるものがあれば活用しましょう。 |
掃除機 | 何年も使用していないでしょうから、動作確認をしておきましょう。 |
モップ | 床拭きモップ等、用意しておくと便利です。 |
洗剤 | 住居用、食器洗い用、漂白剤等が必要です |
段ボール | 必要な物を取り敢えず別にしておく為、いくつか用意 |
油性マジック | ゴミ袋に空き缶用、普通ゴミ等大きくマジックで書きこみましょう。 |
ガムテープ | 出来れば布製の方がはがれにくいです。 |
害虫用スプレー | 害虫が発生している場合に活用しましょう。 |
軽トラック | ゴミを運搬するのに必要です。 |
ゴミ屋敷を片付ける前に必ず下記の確認をしておきましょう。
ゴミはかなりの量になります。必ず確認をし、紙に書いて壁に貼っておきましょう。
ゴミの量が多すぎて一度に持って行ってもらえない場合もあるので、ゴミ処理センターへ連絡をし、受付時間や費用がかかるか確認し、自分でゴミを持ち込みましょう。
殆どの自治体の清掃所はゴミの持ち込みを毎日受け付けています。但し、自治体のルール通りに分別していないと回収してくれません。
また、家電リサイクル法に基づく家電や、金庫等持ち込めない物もあるので、確認しておきましょう。
折角ゴミをまとめていても、回収日まで保管しておくと、また億劫になってしまう場合もあるので捨てると決心したゴミを早く処分してしまいましょう。
自分で回収センターへ持ち込む場合は、軽トラック等のレンタカーを借りる準備もしておきましょう。
念のため、不用品回収業者もチェックしておく必要があります。自分では処理しきれない場合は、不用品回収業者に代金を支払って回収してもらいましょう。
ゴミ屋敷の片付けを自分でやる場合も、それなりに費用がかかってしまいます。
ゴミ屋敷のごみ処分回収業者に依頼するよりは費用はかかりませんが、ゴミ屋敷片付けに必要な道具代、ゴミを収集センターへ持っていく運搬車のレンタカー代、ゴミ処分料などです。
友人や家族に手伝ってもらう場合は謝礼及び食事代等、自分でやる場合でも費用はかかります。準備しておきましょう。
ゴミ屋敷の片付け方法の手順を説明します。効率よく手際よく片付けていく方法をしっかり頭に入れておきましょう。
ゴミ屋敷と言われる家は、程度の差こそありますが、大抵ゴミがうず高くうまっている悲惨な状態の家です。基本全て捨てるといった気持で取り掛かった方が良いでしょう。
まず、玄関から片付けて通り道を造り、窓を開け、風通しを作っていきましょう。床が見え、通路を作っていくように片付けていきましょう。
ゴミが片付いた後も、埃やチリの掃除や棚や床の拭き掃除も行わなければいけません。1日2日では終わらないので、スケジュール表を作成し、計画をたてて行いましょう。
まず、目に付くゴミを全てゴミ袋に詰めていきます。明らかに必要な物が出てきた場合、段ボール箱を用意して入れておくと便利です。
但し基本捨てるという事を忘れないでください。
ゴミ袋は、ペットボトル、空き缶用と、プラスチック用、普通ゴミ用、軽金属用、その他地域のルールに従って分別し、ビニール袋に一緒にならないようにマジックで書いておきます。どんどんゴミを分別していき、ゴミ袋に詰めていきましょう。
一杯になったゴミは、ベランダや、庭等に分別ごとにまとめて置いておきます。
分別してまとめておいたゴミは、ゴミ集積場所へは到底置ききれない量です。
分別してまとめて置いたごみは、なるべく早く、もしくはその日の内に、地域のごみ収集センターへ持ち込みましょう。その際、前述にも言いましたが、事前に連絡をしておくことを忘れないでください。
ゴミ屋敷から出るゴミの量は、かなりの量になります。軽トラックに積み込んだとしても、何往復もしなければいけなくなります。
自分では運びきれない不用品がある場合は、不用品回収業者に引き取ってもらうのも1つの方法です。
ゴミがなくなった部屋は埃にあふれています。また、小さなゴミも散乱しています。
掃除機で綺麗に掃除をし、棚の拭き掃除や、床の拭き掃除をします。
台所のシンクの掃除や、トイレ、お風呂の水回りの掃除を済ませたら、ようやく通常の生活ができるようになります。
ここまできたら、後はあせらず、マイペースでじっくりやっていきましょう。引き出しの中や、クローゼットの中、キッチンの茶箪笥等の整理をしていきます。
長年閉ざされていたクローゼットの中や引き出しの中は、カビも生えている可能性もあるので、こちらの整理も捨てる覚悟でやっていきましょう。100円均一のお店で引き出しの中にいれる仕切り等が売っていますので、活用するといいでしょう。
これから再びゴミ屋敷化しない為にも、取りやすく、見やすく整理整頓できるようにして、見えない部分も効率的に使用できるようにしておく事が大切です。
ゴミ屋敷を自分でやった場合の一連の流れを説明しましたが、これを1人で行うのはおそらく無理な話です。友人知人に手伝ってもらうとしても、プロではありませんので、日数もかかってしまいます。
途中で無理だと思ったら、ゴミ屋敷専門のゴミの回収及び清掃を頼むのが賢い方法です。ゴミ屋敷の片付けに実績のあるプロのスタッフが対応しますので、効率よく片付けてくれます。
ゴミ屋敷をプロの業者に任せた場合、何よりも早くスッキリできる事と、自分でやる場合の相当な労力の負担がなくなるのが大きなメリットです。
下の表は、ゴミ屋敷の片付けを業者に全て任せてしまう場合と、自分でやる場合の比較表です。
業者に依頼する場合 | 自分でやる場合 | |
ゴミの分別整理片付け処分にかかる時間 | ゴミ屋敷片付けのプロが行うので、素早く丁寧に行い1日でできる | 家族身内に頼んで3人程でやっても4日~1週間はかかる マイペースで行える。 |
ゴミの回収搬入 | 片付けと一緒に全てのごみを回収し、引き取ってくれる | 軽トラックをレンタルしてゴミ処理センターへ何度も行かなければいけない。 |
粗大ごみの処分 | 粗大ごみ等の不用品もまとめて引き取ってもらえる。 | 自治体の粗大ごみ回収日に出すか、自分で粗大ごみ回収センターへ持っていく。 |
リサイクル法で定められた家電の処分 | リサイクル法で定められた品目の家電を引き取ってもらえる | 家電を購入した小売店に引き取ってもらうか、自分で家電引き取りセンターへ持っていく。 |
買い取り | 買い取り可能な物は買い取ってもらえる 通常買い取り価格よりも安くなる場合がある。 | 買い取り業者を調べて来てもらうか、持っていく。通常価格で買い取ってもらえる。 |
金額 | 自分で片付けや不用品の運搬をするよりも、高い費用がかかる。 家の広さ、ゴミの量にもよるので、見積もり取ってもらいましょう。 | ゴミ屋敷片付けに必要な道具代、レンタカー代、ゴミ処理費用等安くできる。 |
ゴミ屋敷のゴミの量にもよりますが、自分でやる場合は、1日では到底出来るものではなく、日にちも労力もかかってしまいますので、時間的に余裕がなければいけません。
また、ゴミ処理場が近くにあればまだ良いですが、遠い場合は大変です。
その点、業者に頼んでしまえば、片付け専門の知識を持ったプロが行っていきますので、手際よくごみを分別し、トラックに搬入していきます。
粗大ごみや家電リサイクル品も引き取ってもらえます。買い取り可能な物がある場合は買い取ってもらえ、その分請求金額から割り引かれます。
全てが一度にすんでしまうので、引っ越しや退去を迫られている時はもちろんですが、決心が揺るがない内に全てすっきりしてしまいます。
ゴミ屋敷片付け業者とインターネットで検索すれば、不用品回収業等様々な業者が出てきますので、評判をよく見て見積もりを取りましょう。
但し、それだけためこんでしまったゴミ屋敷の整理ですから、それなりに金額はかかってしまいます。
こうした出費を重ねない為にも、今後こう言った事態にならないように、常日頃から物を増やさないように、整理整頓に勤めましょう。
ごみ屋敷の片付けは、自分でできればそれが一番ですが、もしそれが出来ていたのなら、ごみ屋敷にはなっていなかったでしょう。
家族や友達に手伝ってもらうのも気が引けますし、その後の人間関係に影響がないとも限りません。
やはり、ごみ屋敷の片付けは、プロの業者に依頼するのが一番のおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は、知識と経験豊富な専門のスタッフが、短時間で確実な片付けを行います。周りの人にばれないように作業することができるのも大きなメリットです。
ごみの処分やリサイクルまで行ってくれる業者も多いので、大変便利な上に効率的です。
費用が発生しますが、今のごみ屋敷から抜け出し、身軽になって新しい生活へ踏み出すことができると考えれば、決して高いものではありません。
ごみ屋敷の片付けに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
全国にゴミ屋敷清掃業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心してゴミ屋敷清掃を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの109,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
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ゴミ屋敷を築いてしまうのは、単なるだらしのない性格という事だけではなく、過度なストレスや、孤独といった心理状態に陥ってしまった場合等があります。他人事ではなく、誰にでも起こりうることなのです。
ゴミ屋敷化して片付けられない部屋に住んでいる身内や知人がいる場合は、話をよく聞いてあげて少しでも不安から解消できるようにしてあげましょう。
本人がその気になったら、ここで学んだゴミ屋敷を片付ける方法を教えてあげてください。
今回は、ゴミ屋敷を自分で片付ける方法について重点的に伝授してきました。
自分でやると決めた場合それ相応の覚悟が必要です。手間も時間もかかります。
強い意志と信念をもって取り組んだとして途中で投げ出しそうになったら、ゴミ屋敷片付け業者へ連絡してみましょう。
綺麗にしよう。と決心した気持ちを折り曲げる事が無いように、やるだけやってもだめだったら、プロの手を借りればいいだけの事です。気持ちを楽に持ちましょう。
実際に業者を頼まず、自分でごみ屋敷を掃除した人は、もう二度とやりたくはないと言います。
ゴミ屋敷の片付け作業がどんなに大変な事だったかを思い出したら、二度とゴミ屋敷を築くような行為はしないはずです。
部屋を綺麗に保つためにもお友達を招いたり、不必要な物を買ったりしないように心がけて、掃除もこまめにしていきましょう。
心身ともにスッキリ綺麗になって気持ちの良い毎日を過ごしていきましょう。
ゴミ屋敷の片付けについてさらに知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
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