日本は世界でも福祉施設と福祉サービスが充実している国として有名です。幅広い分野で支援や援助の需要があり、福祉施設の種類や特徴も様々です。

福祉施設は、正式に「社会福祉施設」と呼ばれます。

社会福祉施設では高齢者、子供、心身障がい者、生活に困窮している人々などが社会生活を営む際に必要としているサービスを提供し、援護・育成・更生するために国や地方公共団体の補助金などによって運営されていることが特徴です

日本の社会福祉施設には大きく分けて以下の施設があります。

  1. 老人福祉施設(老人ホームや介護サービス)
  2. 障害者支援施設
  3. 障害者グループホーム
  4. 生活保護施設
  5. 婦人保護施設
  6. 母子父子福祉施設
  7. 精神障害者社会復帰施設
  8. 児童福祉施設
  9. その他の施設

多種多様な社会福祉施設を今回は一覧にまとめ、それぞれの種類と特徴について詳しく説明します。

目次

社会福祉施設とは?!一覧表で丸わかり?!

社会福祉施設とは

平成二十年の厚生労働省の調査によると、現在日本には社会福祉施設が公営・民営合わせて約10万か所あり、その利用者数は約337万人いるとされています。

お年寄りや子供、母子・父子家庭世帯、障害を抱える人など、日本には様々な理由で支援を必要とする人々がいます。

社会福祉施設ではそのような人々が、個々の能力に合わせて社会でのびのびと活躍し、幸せに暮らせるよう、日常生活における支援や、新しい技術の指導を行っています。

そのため、その施設の種類は多岐に渡り、その利用対象となる人、施設の特徴もさまざまです。

施設の費用は公営の場合その半分を国が負担し、残りのは4分の1づつを都道府県、社会福祉法人などが負担することとなっています。

種類 具体的な種類
老人福祉(保健)施設 養護老人ホーム(一般)
養護老人ホーム(盲)
特別養護老人ホーム
地域密着型介護老人福祉施設(小規模特別養護老人ホーム)
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
軽費老人ホーム(A型)
軽費老人ホーム(ケアハウス)
老人福祉センター
老人デイサービスセンター
老人短期入所施設
老人介護支援センター
生活保護施設 救護施設
医療保護施設
更生施設
宿泊提供施設
婦人保護施設・母子・父子福祉施設 婦人保護施設
母子・父子福祉センター
児童福祉施設 児童発達支援事業 放課後等デイサービス事業所
保育所等訪問支援事業所 障害児相談支援事業所
福祉型障害児入所施設 福祉型児童発達支援センター
医療型児童発達支援センター 医療型障害児入所施設
指定医療機関 児童養護施設
児童自立支援施設 児童家庭支援センター
自立援助ホーム 乳児院
助産施設 母子生活支援施設
小型児童館 児童センター
その他の児童館 児童遊館
障害者支援施設 身体障害者福祉センター(B型)
補装具製作施設
視聴覚障害者情報提供施設
心身障害者福祉作業所
心身障害者小規模福祉作業所
障害者グループホーム 共同生活援助(グループホーム)
障害者生活ホーム
精神障害者ふれあいホーム
精神障害者社会復帰施設 精神障害者共同作業所
その他の施設 隣保館 僻地保育所
老人憩いの家 無料低額診療施設

福祉施設で受けられるサービスの種類と特徴

福祉施設で受けられるサービスの種類と特徴

福祉施設の種類は多岐に渡ります。以下それぞれの種類と特徴を簡潔にまとめていますので参考にしてくださいね。

福祉施設:老人福祉施設の種類と特徴

老人福祉施設は、介護や支援を必要とする高齢者を対象として、施設介護や在宅での介護の支援を特徴とする介護福祉施設です。

養護老人ホーム

養護老人ホームの種類には一般向けと盲人者向けがあります。65歳以上の高齢者で、経済的な理由があり自宅での生活が困難な人が対象となっています。

特別養護老人ホームと異なり、要介護の認定を受けている人は入所の対象からは外れることが特徴です。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは65歳以上で、認知症などを患い自宅での介護が難しい高齢者向けの施設介護を行ってくれることが特徴の福祉施設です。

公営で、二十四時間体制で365日介護をサービスを受けられます。

地域密着型介護老人福祉施設(小規模特別養護老人ホーム)

特別養護老人ホームの小規模版で、定員が一施設あたり29人に定められています。

特別養護老人ホームのように、大きな施設ではなく、個人のニーズに合わせて、まるで家にいるような感覚で介護が受けられることが特徴としてあげられます。

介護老人保健施設

リハビリや医療ケアが充実した入所型の介護施設です。公営の介護福祉施設で、ひと月の入所費が安く、在宅復帰をめざす高齢者を対象とした施設です。

数か月から1年程度が入所期間で、終身制でないことが特徴です。

介護療養型医療施設

介護度が高く、かつ医療ケアも必要な65歳以上の高齢者を対象とした福祉施設のひとつです。

より病院のような施設であることが特徴でで、特別養護老人ホームのようなイベントやリクリエーションは充実していません。しかし、充実した医療ケアが受けられます。

軽費老人ホームA型/B型/ケアハウス

要支援認定を受けた高齢者が対象の福祉施設です。完全に自立した生活を送ることが不安な高齢者が、見守りや食事の支援を受けられることが特徴です。

入浴や食事、リハビリのために日帰りで介護サービスを受けられるデイサービスセンターなど、その他十数種類の施設が含まれます。

A型は食事を提供してくれますが、B型では食事は自身で自炊します。ケアハウスでは、要介護度1以上の高齢者が対象で、食事や介護・支援サービスを受けらることが特徴として挙げられます。

老人福祉センター

60歳以上の高齢者が利用対象で、生活・健康にまつわる不安や困りごとを相談できたり、リハビリや体力づくりを促進してくれる福祉施設です。

自立した高齢者で、生きがいや生活の楽しみを求める人のために、講演会や文化講義、イベントなどを催してくれることが特徴です。

老人デイサービスセンター

老人デイサービスセンターは、65歳以上の高齢者で心身の問題を抱えているために、入浴や排せつ、食事などが困難な人を対象とした福祉施設です。

日帰りで食事の介助や入浴介助、イベントなどに参加でき、またリハビリテーションも受けられることが特徴です。

老人短期入所施設

普段は在宅で介護を受けている65歳以上の高齢者で、家族などの都合で短期的に在宅での介護が困難となった人が対象の福祉施設です。

泊りで、入浴や食事、排せつなどの介護サービスを受けられます。

老人介護支援センター

在宅で介護をする家族や、介護を受ける本人の、生活・介護にまつわる不安や困りごとを相談できる福祉施設です。

介護保険を利用して受けられる介護サービスについての情報や、健康に関する指導が受けられることが特徴です。

福祉施設:生活保護施設の種類と特徴

数ある福祉施設の種類の中でも、生活保護施設は、身寄りがなく身体的精神的理由で日常生活が難しい人が対象となっています。そのサービスの中心は生活扶助です

宿泊提供施設

宿泊提供施設ではホームレスの人々など自宅がない人への宿泊場所が提供されることが特徴です。

救護施設

救護施設では、自立した生活を促すための生活指導や生活訓練などが行われることが特徴といえるでしょう

医療保護施設

生活保護を受けている人が対象で、医療を必要とする人に診療や医療ケアを提供してくれます。

更生施設

軽度の障害を抱えていたり、犯罪歴があったりして社会復帰社会参画が難しい人を対象とした援助施設です。

その人に合わせた職業訓練や生活訓練などが提供されることが特徴の福祉施設です。

福祉施設:婦人保護施設・母子・父子福祉施設の種類と特徴

助産施設

婦人保護施設

婦人保護施設は、近年増え続けている配偶者からのドメスティックバイオレンスになやむ女性の保護をしてくれることが特徴の福祉施設です。

母子・父子福祉センター

一方、母子・父子福祉センターはシングルマザー・シングルファザーをサポートしてくれることが特徴の福祉施設です。

シングルで子供を育てるひとびとがの家庭相談、医療相談、法律相談や講演会な度に参加できることが特徴です。

福祉施設:児童福祉施設の種類と特徴

児童福祉施設は、こどもの保育や養育にかかわる施設のことを言い、助産施設、乳児院、母子生活支援施設、児童発達支援センターなど利用対象者と目的別に様々な施設があります。以下では主な施設の説明をします。

母子生活支援施設

シングルマザーの家庭の親子を保護し、支援を行う施設です。経済的に困窮していたり、養育が困難である場合など様々な相談に乗ってくれ具体的な解決へと導いてくれます。

乳児院

様々な理由で育てられない乳児・幼児を保護し養育してくれる施設です。

助産施設

金銭面で困窮しているなどの理由から、病院での出産ができない人が子供を産むための施設です。

児童養護施設

様々な理由で、保護者と生活ができない子供たちを対象とした施設です。

虐待を受けていた子供たちや、経済的に困窮した家庭の子供たちなど多くの児童が入所し共同生活をしています。

福祉施設:障害者支援施設の種類と特徴

障害者支援施設

障がい者施設は障がいがある人々を対象に福祉のサービスが特徴の福祉施設です。

身体障害者福祉センター(B型)

身体的な障害をもつ人が対象の福祉施設で、デイサービスを中心とした支援サービスが受けられます。身体的な障害にかかわる困りごとを相談できるのも、この施設の特徴です。

補装具作成施設

無料もしくは低額で、身体に障がいのある人用の補装具の作成、修理を行ってくれる福祉施設が補装具制作施設です。

視聴覚障碍者情報提供施設

視聴覚障害者情報提供施設は、視聴覚に障害のある人々に情報センターとして活用されています。

心身障害者福祉作業所/心身障害者小規模福祉作業所

心身に障害を抱える人々が作業や機能訓練を通して社会復帰・参画していくための福祉士施設です。

福祉施設:障害者グループホームの種類と特徴

福祉施設のなかでも、障がい者グループホームは、特徴的な施設です。

身体障がい、知的障害、精神障がいなどを患った人たちが一つの建物で共同生活を送りながら、日常生活や社会生活を送れるようにサポートしてくれる福祉施設です。

障がいを患った人々のお世話はその家族が行っていましたが、近年では家族の高齢化が進み、なかなか支援が難しい世帯も多くあります。障がい者の自活・自立を目的となっています。

福祉施設:精神障害者社会復帰施設の種類と特徴

とくに精神的な障害を抱えた人々が、精神病院などを退院・退所した後に社会との交わりをまなび、復帰するための訓練を行ってくれることが特徴の福祉施設施設です。

この種類の福祉施設では、家族と一緒に暮らせなかったり、社会参画するために十分な技能が備わっていなかったりする精神障害者の人のために技能訓練、就労指導が行われます。

また、作業に従事することで、日常的な規範的行動を身に付けられることもこの福祉施設の特徴の一つです。

福祉施設:その他の施設の種類と特徴

他にも、金銭的、身体的、精神的、物理的様々理由によって支援を必要とする人々のため、いろいろな種類のサポートをしてくれる福祉施設があります。

隣保館

隣保館は、スラムや同和地区などにおいて貧困や差別に悩む人々の援助をしてくれることが特徴の福祉施設です。

老人憩いの家

孤立しがちな高齢者が生きがいや心身の健康を保つためにつどう場を提供してくれるのが、老人憩いの家です。レクリエーションやイベントなどが催される福祉施設です。

福祉施設に入居しようと思ったらやるべきこと

福祉施設に入居しようと思ったらやるべきこと

福祉施設に入居する際にはやるべきことがあります。

生前整理

入居前には家財の整理と不用品の処分を行う必要があります。

これは生前整理と呼ばれ、家の中の不用品を処分することでこれからの生活をより便利に、健康的にしていくための重要なプロセスです。

生前整理を行うことで、福祉施設での新しい暮らしがより快適なものになるだけではなく、入居の際お世話をしてくれる子供や親せきなどの手を煩わすことが少なくなりますので、ぜひ検討してください。

関連記事:生前整理について詳しく知りたい方はこちら
生前整理とは?話題の生前整理のやり方と利点!

生前整理を自分で行う場合

生前整理は時間的・体力的に大きな負担になります。「これは、自分たちの問題だから」、と、高齢者のみで行わず、子供や親類の手を借りてください

高齢者が生前整理を行う場合に一番障害になるのが高齢者特有の「もったいない精神」です。

今は使っていなくても、まだ使えるものは取っておきたい気持ちがあると思いますが、ここではまず、その「もったいない精神」を捨てて、「今使うもの」以外は思い切って処分してしまいましょう。

老人施設に転居、入居した後に処分したものが必要になる場合も考えられますが、その時は新しい住まいに合わせて新しい物を購入すればいい、と割り切って考えることをおすすめします

こうして生前整理を行った結果、出た不用品は自治体のルールに則って処分するようにしましょう。

生前整理を生前整理業者に依頼する場合とその注意点

生前整理を行いたいけれど、人手や時間が確保できない、または住まいが広すぎたり、不用品が多すぎてどこから手を出していいかわからなかったりといった場合には、生前整理業者に作業を依頼することをおすすめします

生前整理業者は、まず住まいの中から通帳や印鑑、有価証券や貴金属などの貴重品をピックアップしてくれます。その後、家財の中から不用品を取り分けて処分してくれます。

古新聞や段ボールなど明らかな「ゴミ」は業者が処分してくれますが、家具や衣類、食器や調理器具などの仕分けは本人立会いの下で行えばトラブルを避けることができます。

生前整理業者によっては、古物商の許可を持っている業者もいるので、不用品の中から値段が付くものがあれば買取を行ってくれます。

その買取分は、作業料から差し引いてくれるので、お得に生前整理を行うことができる場合もあります。

そのほかにも業者によっては、女性スタッフの派遣や生前整理後の住居の清掃などさまざまなサービスをオプションとして選ぶことができることもあります。

自分がどのような形で生前整理を行いたいかを明確にし、ニーズを確実に満たしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

生前整理業者に依頼するときには相見積もりを取る

全国に生前整理業者は9,000社あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。

ここでおすすめしたいのが相見積もりを取ることです。相見積もりとは、複数の業者に同じ条件で見積もりを取ってもらい、それを比較することです。

しかし、見積もりには生前整理業者の下見が必要になり、その下見には1時間ほどかかります。一般的に相見積もりは3社が適切と言われているので、3時間も下見に費やさなくてはなりません。

この相見積もりの問題を解決したのが遺品整理ドットコムです。この記事を執筆している遺品整理ドットコムでは業界初の1回の下見で相見積もりが取れるサービスを提供しているので、通常3時間かかっていた下見がたった1時間で済みます。

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「福祉施設には何がある?その種類と特徴を一覧で解説します!」まとめ

福祉施設の種類と特徴

福祉施設とは何か、どのような種類があり、特徴があるのかについてご説明しました。

さまざまな理由があって、支援や介護、養護が必要になった時には頼れる福祉施設がたくさんあります

少しでも今の生活がよりよく楽に過ごせるように福祉施設について情報をあつめ、自分にあった福祉施設に通うための参考にしてください。

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