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高齢者向け住宅の種類とその特徴

投稿日:2017年06月30日 更新日:2021年03月30日

高齢者住宅の特徴を徹底解説します!

執筆者のゆーすけ

ゆーすけ |片付け部編集長

片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。

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近年、高齢者向けの住宅が民間により多く運営されるようになりました。その背景には日本社会の高齢化と核家族化による高齢者のみの世帯の増加があります。

高齢者向けの住宅は、サービスの内容や建物の設備、運営方法などが施設によってさまざまで、その内容によって利用料金にも大きな違いがあります。

さまざまな施設の種類と特徴をきちんと把握することで、ライフスタイルや介護が必要か否かなど、高齢者のニーズに合った施設を選んで入居することができます。

ここでは、高齢者向け住宅の種類や、入居に必要な費用などについて解説していきます。

目次

高齢者の住宅問題

高齢者の住宅問題に悩む人

日本では2025年には団塊の世代が後期高齢者になり、人口の5人に1人が75歳以上の高齢者になると予想されています。

しかし、今の時点の住宅、特に賃貸物件のマンションやアパートなどはバリアフリーなど高齢者向けの設備が整った物件は少なく、高齢者のみの世帯が生活するうえで適した住居とは言えないことが現実です。

また、高齢者は隣近所や地域から孤立してしまうことも考えられるため、最悪の場合「孤立死」を迎えてしまうことも予想されます。

今後高齢者のみの世帯が増えることを予想して、高齢者向けの物件が増えていくことが考えられます。

そのような高齢者向けでない物件が多いという問題があるため、従来の老人ホームのような施設以外にも、さまざまな高齢者向け住宅が誕生しています。

高齢者向け住宅の種類

高齢者向け住宅の種類

サービス付き高齢者住宅は民間の事業者により運営されている「高サ住」や「サ付き」などと呼ばれるサービス付き高齢者向け住宅のほかに、高齢者専用マンションがあります。

この施設の大きな違いは、サービス付き高齢者向け住宅は一般的な賃貸物件のように「借りる」住宅であるのに対し、高齢者専用マンションは、普通の分譲マンションと同じように「買う」物件であるということです。ここでは「借りる」場合と「買う」場合の違いについて説明していきます。

高齢者向けマンション

高齢者向けマンションでも他の施設と同じように入所一時金や月額利用料が必要ですが、他の高齢者向けの施設と違うところは、高齢者向けマンションは「資産になる」という点です。

他の施設では入居者は一代限りかつ譲渡不可の「利用権」を持つのに対し、高齢者専用マンションは、普通のマンションと同様に「所有権」を持つことになります。

入居者が「所有権」を持つので、高齢者専用マンションは「資産」となり、何らかの理由で退去した後は賃貸物件として貸し出し、家賃収入を得たり、売却して現金に変えることもできます。

また、資産なので当然相続の対象となり、子供などに残すこともできます。

住宅ローンは組めるのか?

高齢者向けマンションに入居するには入居一時金として数千万円、物件によっては数億円の費用が必要になります。

この入居一時金は高齢者向けマンションの所有権を得るための費用なので、一般的なマンションの購入資金と同じものと考えられます。したがって金融機関の審査基準を満たせば、住宅ローンを利用することもできます

高齢者向けマンションの設備

高齢者向けマンションの居室はおおむね35~70平方メートルと高齢者夫婦または一人暮らしには十分な広さが確保されていることが多く、各居室にはキッチンとトイレ、施設によっては浴室が完備されています。

高齢者向けマンションの設備の特徴は、そのほかの老人用施設に比べてプライバシーが守られる居室設計になっているということです。

施設によっては大浴場やフィットネスジム、レストランやバーなどのほかにも売店、理容・美容室、病院や調剤薬局が設置されている施設もあり、この付帯設備の充実度によって入居一時金や月額使用料に大きな差が出てきます。

高齢者向けマンションで受けることができるサービス

高齢者向けマンションで受けることができるサービスはさまざまで、施設によって違いがありますが、一般的にはフロントサービスや生活支援、安否確認や健康相談、療法食を含む食事の提供などのほかに、クラブ活動や買い物・通院の際の送迎サービスがあります。

このサービスの充実度が高いほど月額利用料も高額になってきます。

関連記事:高齢者向けマンションについて詳しく知りたい方はこちら
高齢者専用マンションってなに?

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅とは、「サ高住」または「サ付き」と呼ばれる比較的元気な高齢者向けに民間の業者が運営している施設です。

老人ホームと異なり、プライバシーが守れれる居室設計になっており、生活の自由度が高く、入居一時金と月額利用料が必要という点では高齢者向けマンションと同じですが、高齢者向けマンションと大きく違う点は、入居時の契約が、「賃貸契約である」という点です。したがって、入居一時金は一般的な賃貸物件と同様に敷金と礼金と同じと考えると良いでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅は現在増設が続いており、間もなく一万棟に達するといわれています

それだけ多くのサービス付き高齢者住宅があるので、入居を希望する高齢者が幅広い選択肢の中から希望に沿った施設を選択できるというメリットがあります。

サービス付き高齢者向け住宅は「高齢者住まい法」によって、入居者の同意なく施設側が一方的に契約を解除することができないので、突然退去させられる心配はなく、長期の安定した暮らしを守ることができます。

入居後に介護が必要になった場合には、外部に訪問介護や通所介護を依頼することになりますが、近頃では認知症患者や介護が必要な高齢者の受け入れも積極的に行っている施設が増えてきているので、入居や入居後に介護が必要になった場合にも比較的安心して住み続けることができます。

サービス付き高齢者向け住宅の設備

サービス付き高齢者住宅の設備は、原則として25㎡以上の床面積とバリアフリー化が義務付けられています。

この基準は、あくまで最低でもこの基準を満たす必要があるということなので、施設によって違いはありますが、さらに広い居室や娯楽室、大浴場などの設備が整っている場合もあります。

サービス付き高齢者向け住宅で受けられるサービス

サービス付き高齢者住宅には、「安否確認サービス」と「生活相談サービスの」の2つのサービスしか義務付けられていません。これがサービス付き高齢者住宅は介護サービスが受けられない代わりに生活の自由度が高いという設備の大きな特徴となっています。

しかし、義務付けられているサービスはこの2つのみですが、施設ごとにその他のサービスの内容は異なり、最近では有料老人ホームと比べても遜色がないほどサービスが充実している施設もあるので、入居するサービス付き高齢者住宅を選ぶときには、その施設でどのようなサービスが受けられるのかよく調べておくことが重要です。

有料型老人ホームへ入居する場合

有料型老人ホームへ入居する男性

有料老人ホームにはさまざまな種類がありますが、入居する高齢者の健康状態やライフスタイルによって大きく3つの種類の施設があります。

ここではその3種の有料老人ホームの種類について説明していきます。

健康型有料型老人ホーム

健康型有料老人ホームとは、その名の通り介護を必要としない健康な高齢者が入居可能な有料老人ホームです。

健康型有料老人ホームの特徴

食事の提供や各種イベントやクラブ活動などが充実しており、施設内にブロントサービスや見守りサービスがあるため、健康でも高齢者のみの生活に不安を覚える人の間でニーズが高まっています。

付帯設備も大浴場やジム、娯楽室など活動的な毎日を送るための設備が充実しており、悠々自適の第二の人生を送るには理想的な施設であると言えるでしょう。

しかし、介護が必要になった場合には退去しなければならないため、退去が必要になったときのことを考えておく必要があります。

入居には入居一時金と月額利用料がかかりますが、入居一時金は敷金礼金、月額利用料は家賃と食費と考えると良いでしょう。そのほかに光熱費やイベント参加料などがかかる場合もありますが、これらは施設によって違いがあるので、入居前に必要な費用とその内訳をきちんと確認しておきましょう。

住宅型有料型老人ホーム

住宅型有料老人ホームとは、元気で自立した生活を送ることができる高齢者でも入居が可能な有料老人ホームです。

住宅型有料老人ホームの特徴

自立度が高い人が多く入居する老人ホームなので、介護予防や日常生活の充実を目的としたイベントやレクリエーションが多く実施されるのがこの施設の特徴です。

日帰り旅行やゲーム、脳トレ、体操、カラオケなど、施設によってさまざまな種類のレクリエーションがあり、ボランティアの訪問が多い施設もあります。

住宅型有料老人ホームによって設備の充実度やレクリエーションの内容は異なってくるので、入居を希望する際には各施設の特徴を良く調べて、自分のライフスタイルに合った施設を選ぶと良いでしょう。

入居後に介護が必要になった場合には、外部の通所介護サービスや訪問介護サービスを利用してそのまま施設内で生活できるので、安心して長期的に入居することができます。基本的に施設内にスタッフが常駐しているので、緊急時には健康な入居者にとっても自宅にいるよりも安心感が大きいのがメリットです。

入居に際しては、入居一時金と月額利用料が必要です。しかし、介護が必要になった場合には別途介護費用が必要なので入居する高齢者の健康状態や要介護度によっては費用が割高になることがデメリットです。

介護付き有料型老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、基本的に65歳以上の介護が必要な方のための居住施設です。施設によっては認知症や、胃ろうや気管切開などの医療ケアが必要な高齢者も受け入れることができる施設もあります。介護付き有料老人ホームは介護が必要な高齢者住宅と考えられがちですが、中には健康な高齢者も入居可能な「混合型」と呼ばれる施設もあります。

介護付き有料老人ホームの特徴

介護付き有料老人ホームには介護サービスを提供するスタッフが常駐しているので、介護が必要な高齢者でも安心して生活することができます。施設によっては医療機関と連携して健康管理とそれに伴う医療ケアの提供が受けられる施設もあるので、入居する高齢者の介護度や健康状態によって、適切なサービスを受けられる施設を選ぶことができます。

介護付き有料老人ホームでは日常生活に必要な身体の機能維持・回復のためのリハビリ施設があり、それ以外にも将棋や陶芸などのクラブ活動や花見や誕生会などのイベントが多く実施されており、介護が必要な高齢者でも楽しく日常生活を送ることができるようさまざまな工夫がなされています。

入居に必要な費用は入居一時金と月額使用料があり、入居一時金は敷金礼金、月額利用料は家賃と食費、介護料などと考えると良いでしょう。それ以外に医療費やおむつ代などの雑費が必要になるので、入居前にどれぐらいの費用が必要になるかきちんと確認することをおすすめします。

その他の高齢者向け施設に入居する場合

高齢者向け施設にて働く女性

高齢者向け住宅にはそのほかにもいろいろな種類があり、各施設によって特徴があります。

高齢者の健康状態や要介護度によって受け入れ可能な施設が変わってくるので、入居を希望する高齢者の状態によって適切な高齢者住宅を選ぶようにしましょう。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは「特養」の略称で知られており、病気や障がいで介護が必要な高齢者を対象にした入居施設で、地方公共団体などによって運営されている公的な施設です。

寝たきりや認知症などで自宅での生活が困難だったり、在宅で介護を受けることが難しい高齢者のための施設として人気ですが、入居待機者が多く、なかなか入居できないといったデメリットがあります。

入居できる高齢者は要介護3以上の高齢者ですが、認知症の有無や家庭環境が考慮されることがあります。

特別養護老人ホームの一番のメリットは入居費用の安さにあります。

入居一時金は不要で、月額利用料も他の高齢者住宅に比べて安く、さらに月額利用料の半額が医療費控除の対象となるため、入居者本人または入居者を扶養している人の納付する所得税額に大きく影響してきます。

特別養護老人ホームは、介護度が高い高齢者のための施設なので、介護度によっての退所が必要なく、胃ろうや褥瘡などの医療ケアが必要になってもそのまま入居し続けることが可能な施設も増えてきています。近年では看取り介護を行う施設も増えてきているので、終の棲家として入居する高齢者も増えてきています。

関連記事:特別養護老人ホームについて詳しく知りたい方はこちら
特別養護老人施設とは

高齢者向けに自宅を改修する際の補助金制度

高齢者向けに自宅を改修する際の補助金制度を解決する女性

住宅を高齢者向けのバリアフリーにリフォームする場合、補助金が下りる場合があります

要支援、または要介護と認定された高齢者が住む住宅に手すりの取り付けなどのリフォームを行うときに、リフォーム費用のうち、20万円までの費用につき、9割が補助の対象になります

これは介護保険の制度を活用するもので、さまざまな手続きが必要となるので、リフォーム前にケアマネージャーに相談することをおすすめします。

それ以外にも各自治体により異なりますが、「高齢者住宅改修費支援制度」が用意されていることもあるので、自治体の担当窓口に相談してみることをおすすめします。

高齢者住宅フェアとは?

近年、高齢者住宅フェアが各地で開催されています。

その内容は高齢者住宅や施設運営に必要な最新の介護・医療・福祉市場に関連した商品やサービスを一堂に集めた展示会です。

高齢者向け住宅の安全・安心・快適な住環境や介護の効率を上げるためのサービスや設備をじかに体験することができます。

高齢者向け住宅に入居を希望する人や、自宅を高齢者向けにリフォームしたいと考えている人には参考になるでしょう。

高齢者向け住宅に入居が決まったら

生前整理

高齢者向け住宅への入居が決まったら、引っ越し前に不用品の整理をすることをおすすめします。

この不用品の整理は「生前整理」呼ばれ、死への準備ではなく、これからの生活を快適かつ健康的な物にするための整理です。万が一介護が必要になった場合にも、不用品が少なければ介護をする側もされる側もストレスなく快適に過ごすことができます。

長年暮らした住宅には、思ったよりも多くの不用品がある事が多く、高齢者やその家族のみで短時間で終わらせることは非常に困難です。

このような場合には生前整理業者への依頼をおすすめします。

生前整理業者は、不用品の選別、運び出しを主に行ってくれるので、大量の不用品も効率的に処分してくれます。引っ越しをする高齢者の住まいが高層階である場合などは運び出しだけでも相当な労力を必要とするので、効率的な不用品の仕分けと運び出しのノウハウを持った生前整理業者は、高齢者の強い味方になってくれるでしょう。

関連記事:生前整理について詳しく知りたい方はこちら
生前整理とは

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「高齢者住宅の特徴を徹底解説します!」まとめ

高齢者向け住宅に住む女性

高齢者がライフスタイルや健康状態に応じて長期的に入居できる高齢者向け住宅について解説してきました。

一口に高齢者向け住宅といってもさまざまな種類があり、提供されるサービスも施設によって異なってきます。

高齢者向け住宅に入居した後にどのような生活を送りたいかという希望をきちんとイメージして、希望にかなった生活を送るためのサービスを受けることができる高齢者向け住宅を選ぶようにしましょう。

高齢者向け住宅に興味のある方はこちらも参考にしてみてください。

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