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投稿日:2017年08月27日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
親と離れて暮らしている子どもたち世代が増えている現在、両親が亡くなり、空き家となってしまった実家の整理をしなくてはいけなくなった人が増えています。
また、一人暮らしが難しくなり同居をすることになったときも実家が空き家になってしまうこともあります。
実家が空き家となってしまった場合、通常の部屋の整理や片付けとは異なり、空き家となってしまった家1軒分の整理を行わなければなりません。
親が元気でいてくれる間はあまり実感がありませんが、いざ実際に行わなければいけなくなったときに実家の空き家整理に悩む人が増えているのです。
では、空き家になってしまった実家はどのように整理をしたらいいのでしょうか?
離れて暮らす子どもが実家の整理するときには、様々な困難が待ち構えています。
自分たちにはわからないありとあらゆる物が部屋の至るところに溢れかえっているのです。
例え実家であっても自分たちの持ち物ではないものは実際に見てもよくわからないものがたくさんあるのです。
何年も着ていない洋服、着物、何年も使っていないカバン、大量の鍋や食器、来客用の布団、郵便局や銀行などからもらったノベルティグッズ、使っていない結婚式の引き出物、壊れた家電・・・。
それだけではなく子どもたちのランドセル、教科書、学校で書いた絵、大量の写真など、それを片付ける子どもたちとの大切な思い出の品物も大切に保管してくれていたりします。
2階や押し入れなど普段使っていない場所を開けるとパンドラの箱が開いてしまい、災いが・・ということではありませんが、あまりの物の量に思わず見なかったことにしたくなるかもしれません。
つまり空き家となってしまった実家の整理を始めるということは、まず大量の物と向き合う覚悟をしなければならないということなのです。
物と向き合う覚悟を持って始めた空き家となった実家の整理。親が長年かけて集めた物は、自分たちにとってはほとんどの物が不必要だと感じるでしょう。
しかし、思い切って全部処分しようとするときには注意も必要です。ゴミの中に紛れて高価なものが存在することがあるのです。
親が亡くなったあとの実家の空き家の整理であった場合、相続が関係してくることもあります。
トラブルを避けるためにも物の扱いには注意も必要なのです。
空き家となってしまった実家を整理する方法には、家族で行う方法と業者に依頼する方法があります。
業者に依頼する場合このような問題も専門の知識を持ったスタッフに相談することができますが、家族で行う場合価値のわからない品物を処分する場合は特に注意が必要です。
家族だけで実家の空き家の整理をする場合は、時間と人材を確保しておくことが大切です。
また、ゴミもすべて自分たちで処分する必要があるため、可燃物、不燃物、資源ごみ等の回収日や実家がある地域のゴミの処分方法や分別方法などを調べておく必要があります。
また、回収日に出せない大型の家具や家電品などは回収方法が自治体によって異なるため整理を始める前に確認しておきましょう。
他にも相続放棄を希望する場合、遺品整理を開始してしまうと相続放棄ができなくなる可能性があります。
法律的なことで疑問がある場合は、遺品整理を始める前に法律家に相談をしてから遺品整理を始めることをおすすめします。
空き家となった実家の整理で一番大変なのは、何なのかわからない大量の物です。
自分では価値が判断しにくい昔の着物や貴金属、陶器類。親が契約していた保険や貯蓄の契約書類などがそれらにあたります。
作業を進めれば進めるほど頭を悩ませる問題がたくさん出てきます。
しかし、空き家となっている実家の整理をすべて専門の業者に依頼してしまったら、作業料金が気になる・・という場合は、まず明らかに不要でゴミとなっているものは自分でまとめ、ゴミの処分をしてしまうことです。
その後、生前整理や遺品整理を行う専門業者に依頼するのです。
実家といえども空き家となってしまった家1軒分の整理をするのは、想像以上に大変です。
時間も必要となりますし、大きなものや重たいものを処分するには人手も必要です。
時間がない、人手がないという場合は、思い切って専門業者にすべて依頼してしまうという判断も良いでしょう。
親が亡くなったことで遺品整理のための実家の空き家の整理には、相続が必要なものが出てくる場合があります。
そのようなときは、専門知識を持つスタッフに相談しながら作業を行うことができます。
また、ただの不用品整理とは異なり、生前整理や遺品整理には、不要なものと必要なものを判別し、整理をするという意味があります。
業者に相談しながら、最適なアドバイスを受け整理を行うことができるのも専門業者に依頼するメリットと言えるでしょう。
また、作業に慣れた専門業者に依頼することで人手と時間を短縮することも可能になるのです。
空き家となってしまった実家の整理を業者に依頼した場合の相場はどれくらいになるのでしょうか?
以下の表は、業者に依頼した場合の相場です。
部屋の大きさ | 費用・料金相場 |
---|---|
1K・1R | 65,000円〜130,000円 |
1DK | 135,000円〜150,000円 |
1LDK・2DK | 160,000円〜280,000円 |
2LDK・3DK | 190,000円〜450,000円 |
3LDK・4DK | 250,000円〜700,000円 |
4LDK・5DK・それ以上 | 270,000円〜850,000円 |
このように、同じ家の間取りでも料金には大きな幅があることがわかります。
家の広さだけではなく、業者、不用品の量などにより料金には大きな差があるため、見積もりが重要となります。
また、生前整理や遺品整理も含めた実家の整理を行う人が増えたことで、悪徳業者の存在も増加しています。
高額な価値のある物をだまって持ち出される、不用品を不法投棄される、あとから高額な金額を請求されるなどの被害が実際に起こっています。
実家の整理を業者に依頼する際には、業者の選定をしっかりと行うようにしましょう。
実家の空き家の整理を業者に依頼する際には、業者の選定をしっかり行おうとお伝えしました。
ここからは、実際に空き家の整理を業者に依頼する際の見極めのポイントを3つご紹介します。
片付け業者の見積もりをとるときに、スタッフから片付けの手順を聞きましょう。
優良な片付け業者は、片付けの手順の説明が明確で、依頼主のどんな質問にも丁寧に答えます。
こんなことを聞いたら、馬鹿にされるかもしれないと思うようなことも、どんどん質問してください。
納得できない業者に片付けを依頼しても、きちんとした仕事をしてもらえません。納得できる業者を選びましょう。
お見積書を提出してくれない業者には依頼しないようにしましょう。
お見積書は、いわば依頼者と業者との約束の証です。「この金額でやります」というものが無ければ、信頼して依頼する事は出来ません。
したがって、お見積書をしっかりとくれる業者を選ぶようにしましょう。
優良な片付け業者を選ぶときに、料金や資格などで判断できないことがあります。
そのときは、話を聞いてくれるスタッフがいる業者を選びましょう。
「自分の部屋の片付けを依頼するのは恥ずかしい」「また散らかしてしまうかもしれない」そんな不安や、片付けなければいけない期日が迫っている、ゴミ捨てできない事情があるなどの依頼主の事情を聴いて、依頼主の気持ちに添った片付けができる業者が優良な業者です。
もし、スタッフが話を聞き流したり横柄な態度をとったりすれば、その業者は依頼主の気持ちに添った片付けをしてくれるか疑問です。
業者が行う片付けで何よりも大事なのは、依頼主が業者に部屋の片付けを依頼して、生活を変えたいと思っている。その気持ちを大切にすることです。
全国に片付け業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して片付けを行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている業者は一般的な不用品回収業者ではなく、オコマリのスタッフが1社1社面談して厳選した業者のみになっており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
親が元気で実際に実家が空き家になっていない人にとっても、実は実家の空き家問題は他人事ではありません。
現在、30~40代の人の親の世代の人たちは持ち家を持っている人が多く、いずれは子供が相続することになります。
自分たちの家はあるため、実家が空き家になってしまったときに面倒だからと放置してしまうと、誰もいない家のために固定資産税は払い続けなければならないのです。
また、近隣の環境などに悪影響を及ぼしていると判断されると、自治体から「特定空き家」の勧告を受ける可能性があります。
その場合、最大で従来の6倍の税負担を強いられることもあるのです。
まだ空き家ではないから・・とつい先のことだと後回しにしてしまいがちな実家の問題ですが、いざ実際に空き家になってから整理や処分に困っている人がとても増えています。
親が元気なうちに実家の生前整理を行うことは、実際に実家が空き家になり家の整理や処分を行う必要になったときにスムーズに手続きが出来ますし、親に対しても健全な環境での生活してもらうことができます。
空き家になる前に実家の整理をしてあげることは、最大の親孝行でありプレゼントかもしれません。
実際に空き家となってしまった実家を抱えている人も親が持ち家の実家はあるけれど、親が元気でいてくれる人にとってもいずれは解決しなければならない問題が「実家の空き家の整理」です。
面倒だと後回しにすればするほど、税金や相続の問題など手続きが煩雑になる可能性もあります。
実際に空き家の実家を抱えている人は、自分で行うときの手順、業者を依頼するときに注意事項などを把握し、専門業者を上手に利用しながら家の整理を行いましょう。
また、今はまた実家が空き家になっていない人も生前整理を事前に行っておくことで、実際に空き家になってしまったときに役立ちます。
実家の整理は、親のためでもありますが、最終的には自分たちのためでもあるのです。
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