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投稿日:2017年06月10日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
介護状態になった時に力になってくれるのがケアマネジャーです。正式名称は介護支援専門員と言い、介護保険制度と同時に誕生した職業です。
ケアマネジャーという言葉はよく知られてきましたが、その詳細に関しては正確に把握している人はまだまだ少ない状況と言えます。ここでは、ケアマネジャー(介護支援専門員)とはどんな職業で、どんなことができるのか等をご紹介していきます。良いケアマネジャーの探し方や、上手く付き合うコツなどを参考にして下さい。
ケアマネジャーの仕事内容は、介護保険法で定められています。この内容を端的に表すと「介護が必要になった人やその家族の方からの話を聞いて、受けることができるサービスの中から、一番良いサービスを受ける為の計画や調整を行う人」となります。
もう少し具体的にケアマネジャーの業務内容を説明すると、介護が必要となった人や、その家族の人の困っている事や不安に思っている事、その後どの様に生活していきたいかの希望などを聞きます。
聞いた内容を吟味して、どうすれば困っている事を解決することができるか、どうすれば希望の生活を送ることができるかを一緒に考えていくことになります。それでは、ケアマネジャーの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
基本的な仕事の内容は、介護が必要な人から相談を受けて、介護保険をより良く使うためにはどうすればいいのかを考え、プランを立てて実行できる環境を整える事になります。
介護が必要と言う事から介護保険が制定されましたが、その仕組みをより良く使用するにはどうすればいいかを理解するのは難しい状態です。この難しい制度を、必要な人が使えるようにするのが主な仕事内容と言えます。
介護保険を利用する時には、力強い味方になってくれるケアマネジャーですが、残念ながら全ての事が出来るわけではありません。ケアマネジャーが出来る事と出来ない事をご紹介します。
介護が必要になった時に、ケアマネジャーが重要な役割を果たす事は分かりました。では、ケアマネジャーだけで介護に関わることが全て行われるのでしょうか?残念ながら、全てを行う事は出来ません。以下にケアマネジャーが出来る事をご紹介します。
介護保険を利用するには、要介護認定をうける必要があります。この認定をうける為には、申請書類を作成しなければならないのですが、この書類を作成するには専門的な知識が必要で難しいです。ケアマネジャーは、この書類の作成を必要な人に代わって作成することができます。書類を提出する事で、要介護認定を受けることができるようになります。
要介護認定を受けた後にケアプランの作成を行うことができます。これは、要介護認定をうけた方がどの様な介護サービスを受けると良いかを考え作成されます。いわば、利用者の方に最適な介護サービスを提供するための設計書と言えます。利用者の方がどんな事を望んでいて、それを出来るだけ満たすようにするには、どんなサービスを行うと良いかが書かれています。
ケアプランは、難しいサービスの内容を利用者の方にも分かりやすいように書かれたものになります。これを元に、利用者の方やその家族の方に確認をしてもらい、サービス提供業者に提供されます。
ケアプランを作成して、介護サービスが開始された後も定期的に訪問して、意見を聞いたり健康状態の変化等を調べます。健康状態が変更していた場合や、利用を始めて出てきた意見や改善してほしいと言う要望などを元に、ケアプランの変更をしていきます。利用者の方やその家族の方にとって一番いいケアプランを提供できるようにしています。
介護サービスに関しての相談を受ける事ができます。介護サービスを受ける事を検討し始めてから、ケアプランを作成、見直しをするのに必要な事は、利用者の方やその家族の方からの声を聞く事です。そして、その情報を元に主治医やサービス提供業者から情報を集めて、最適なサービスの提供を考えます。
また、利用者の方だけではなく、家族の方や関係する方を集めて話し合いの場を設ける事も重要な役割となります。
ケアマネジャーが出来る事をあげましたが、逆に出来ない事もあります。それは、実際の介護を行う事です。ケアマネジャーは、プランを立案して、その利用状況等を確認してより良い介護サービスを考える所までです。決して実際の作業を行う事は出来ません。
介護サービスを利用する時には、ケアマネジャーが重要な役割を果たすことが分かりました。実際の介護サービスを行うことは出来ませんが、快適に介護サービスを受ける為には良いケアマネジャーを選ばないといけないのです。
では、良いケアマネジャーは、どの様にして探すのでしょうか?探し方について見ていきましょう。
先ずは、ケアマネジャーがどこにいるのかを知る必要があります。ケアマネジャーは、主に住宅支援事業所や介護保険施設、介護療養型医療施設に所属しています。現在、医療機関に掛かっている場合には、そこで相談をすると教えてもらうことができます。医療機関で聞く以外にも、地域包括支援センターや市区町村の窓口で相談をすると、教えてもらうことができます。
所属場所が分かったら、そこに相談をするとケアマネジャーさんを紹介してもらう事になります。ここで心配なのが良いケアマネジャーさんを紹介してもらえるかどうかです。
良いケアマネジャーさんと言うのは、あくまでも自分自身と相性が合うかどうかが大きな問題点となります。他人にとっては良いケアマネジャーさんであっても、自分にとって良いと言う訳ではありません。先ずはケアマネジャーさんと話し合ってみる事が大事です。
もし、自分にとって良いケアマネジャーさんではないと感じたなら、次回の相談する時から変更する事も出来ます。ただ、自分に合ってないからといって、直ぐに変わってもらう事をしていると、最適なサービスを受ける事が難しくなります。先ずは、ケアマネジャーさんと上手く付き合う事をしてみましょう。
介護生活のパートナーとなるケアマネジャーですから、上手く付き合うことが出来る方が良いですね。ケアマネジャーと上手く付き合っていく方法をご紹介します。
ケアマネジャーさんも一人の人間です。何も言わなくて、こちらの要望を全て分かってもらう事は出来ません。まずは、ケアマネジャーさんと話す機会を増やす様にしましょう。もし、話を聞く事を誠実に行ってもらえない様であれば、残念ながら良いケアマネジャーさんとは言えないです。話をじっくり聞いてくれる姿勢と、その話の中で知識を最大限いかして提案してくれる姿勢があるか確認します。
特に初めて介護サービスを受ける場合には、言葉も仕組みもよく分からないのがほとんどです。専門的な事は任せているからというのではなく、分からない事は積極的に聞くようにしましょう。
納得できる説明ができるのは、利用者としてのサービスが分かっている証拠にもなります。しかも、サービスを調整する時に自らより具体的な改善方法や、要望を話すことができる事にもなります。
ケアマネジャーさんに、具体的な事を伝えることができると、ケアプランの変更の時にも、思い通りのプランに近づけることができます。また、ケアマネジャーさんにとっても、利用者の方とその家族の方にとって、何が大切な事なのかを理解する手助けにもなります。
利用者の方とケアマネジャーの関係は、サービスの提供者とサービスを受ける側という単純な関係ではありません。時にはサービス提供者としてではなく、個人として丁寧に対応してもらいたい事もあります。ただ、ケアマネジャーさんは多くの利用者の方を受け持っていますので、予定外のアクシデントや対応には相当な努力を要求されます。
努力して駆けつけて対応をして頂いていると言う事を忘れない様に、感謝の言葉を掛けるようにしましょう。ケアマネジャーさんも一人の人間です。感謝されると、嬉しくなりますし、努力も報われたと思うことができます。
お互いに、気持ちよく接することができるのが大切なのは、介護生活に限った話ではなく社会生活において大切な事です。
ケアマネジャーさんと上手く付き合うように努力したとしても、残念ながら相性が合わない場合もあります。そんな場合には、ケアマネジャーさんを交代してもらうことができます。介護生活においてケアマネジャーさんの役割は非常に大きいものですので、上手く付き合えない場合には交代を希望すると良いですね。
交代をお願いする方法は、以下の3つの方法があります。
より良い介護サービスを受ける事は、ワガママではありません。より良い介護サービスを受けるためにも、信頼のおけるケアマネジャーさんを探す事は必須です。
ケアマネジャーは、介護サービスについて高度な専門知識が必要です。そのため、ケアマネジャー、正式には「介護支援専門員」の資格があります。この資格は公的資格で、福祉や保健医療の分野での実務経験がないと取得する事ができません。
ケアマネジャーになるには、都道府県が管轄している「介護支援専門員実施試験」に合格をしたのち、32時間以上の研修を受ける事が必要です。介護支援専門員実施試験を受けるには、以下の実務経験が必要です。
介護サービスを利用する時には、必ずケアマネジャーに相談する事となります。ケアマネジャーに相談する事は、非常に重要な事なのですが、費用に関しては全て保険で支払われますので実質無料となります。介護が必要となった人の為、その家族の為にも積極的にケアマネジャーに相談できるようになっています。
介護が必要な状況になると、その家族への影響も大きいですが本人への影響が一番大きなものとなります。その影響の大きさを軽減するために、動いてくれるのがケアマネジャーです。
具体的には、介護認定からケアプランの作成、見直し、健康状態の確認、各関係各所との連絡調整、介護保険に関わる手続き等を行ってもらいます。この為、良いケアマネジャーを選ぶことと、ケアマネジャーと上手に付き合う事が重要になってきます。
介護生活をより良いものとするために、ケアマネジャーの事を理解して良い関係を築いていきましょう。
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