家具の処分を無料でしてもらう方法

引っ越しで心機一転して新生活を始める際、日頃処分できなかった家具をこの機会にとばかりに大々的に処分してしまうことがあります。

不用になった家具、特に大きなサイズのものは処分に困る物の筆頭です。一人暮らしの方、特に女性は片付けるだけでも相当の労力を費やしてしまいます。

時間と体力を使った挙句、お金までかかってしまっては割に合わない……そう感じる人も多いのではないでしょうか。

そんな不用品家具も、やり方によっては無料で処分することができます。ここでは、その具体的な方法について見ていきましょう。

家具の無料での処分方法

不用家具といっても、小さい物や軽いものであれば自分でも処分することができます。まずは比較的負担の少ないものから片付けていきましょう。費用の節約にもなります。

まとまった量の不用家具が出た場合、何度かに分けて処分するといいでしょう。

自分で処分をする際に一番手軽なのが、自治体の粗大ゴミ回収サービスです。自治体によっては不用になった家具の回収を無料でおこなってくれるため、安心して処分することができます。

関連記事：家具の無料での処分について詳しく知りたい方はこちら
「家具の無料回収方法は4つ！回収に困ったら業者に依頼しよう」

リサイクルショップを利用して処分する

自分で不用家具を処分する方法として、次に挙げられるのがリサイクルショップです。

いらなくなった家具を処分できるだけでなく、お金に換えることができるというメリットがあります。

自宅で発生する不用家具で処分が大変なものといえば、ベッド・ソファー・タンスなどがそうですが、リサイクルショップに買い取りをしてもらう場合、出張買取を行っている店舗であれば自宅まで引き取りに来てもらうことも可能です。

ただし出張費用がかかることがありますので、結果としては持ち込みの方が最終的な金額が高くなるかも知れません。

ネットオークション・フリマアプリを利用して処分する

リサイクルショップと似ている処分方法としては、ネットオークションやスマートフォンのフリマアプリでの売却があります。

状態の良い家具であればオークションで思わぬ高値が付くこともあり、ただ廃棄するよりはずっとお得です。

最近流行しているフリマアプリも同様で、状態の良い物・形やデザインが新しめのものならすぐに買い手がつきます。

フリマアプリは配送業者と連携していることも多いため、梱包して集荷を依頼すれば配達員が自宅まで取りに来てくれます。

あとはそのまま配送して、相手が受取確認をしたら売上金が計上される仕組みです。例えサイズの大きな家具であっても、自分で運搬する不安を感じることはありません。

一般的なフリマアプリの他に、地元での取引に特化したものや直接会って受け渡しができるサイトなどもあるので、状況に応じて使い分けるのも良いかも知れません。

しかし、ネットやスマートフォンを使った処分方法のデメリットとして、使い方や手段がわからない人は一から勉強する必要があります。

また、出品してから落札・購入されるまでに時間がかかることもあるため、処分を急いでいる人にはあまり向かない方法といえます。

家具の有料での処分方法

ここまでは無料での家具の処分方法を紹介してきました、では、有料の処分方法であればどのようなものがあるでしょうか。

自治体の有料回収

ほとんどの自治体では、不用家具の回収をおこなっています。物によっては無料で処分してもらえることもありますが、多くは有料となります。

さらに、今はインターネットでの申し込みも可能です。申し込み後は市役所やコンビニなどで「ゴミ処理回数券」を購入して処分する粗大ゴミに貼り、期日までに指定の回収場所に持って行きます。

ただし、品物によっては引き取りが不可能となるものもあります。回収日もあらかじめ決められていますので、事前の確認が必要です。

引っ越し業者に依頼する

引っ越しをおこなう際に出た不用家具は、引っ越し業者に依頼して処分することもできます。

処分の料金は業者によって様々ですが、こちらも場合によっては無料での処分も可能です。引っ越し作業終了後に部屋から持ち出してくれるので、何もする必要はありません。

ただし、利用する業者が不用家具の処分をしてくれるかあらかじめ確認しておきましょう。

また、大手運輸会社のヤマト運輸では、いらなくなった家具の買取サービスをおこなっています。

これは家具や家電をクロネコヤマトが買い取るというもので、廃棄の手続きや廃棄料金の心配をすることなく不用家具を処分することが可能です。

ただし、こちらも家具の種類によってはサービスの対象外となる可能性がありますので、ホームページなどで確認してから処分の申し込みをすることをおすすめします。

不用品回収業者の利用

最近「不用品回収業者」という言葉をよく耳にします。ポストにチラシが入っていたり、街中に広告が貼られていたりもするので、目にしたことがある人は多いでしょう。

不用品回収業者は、個人や法人から依頼を受け、不要になった家具・家電・生活用品などの回収や処分をおこなう専門業者です。

電話またはメールで無料見積りができ、同意して契約すると専門の業者が自宅を訪れ不用になった家具や家電などを回収・処分してくれます。

依頼者が自ら店舗に出向く必要はありませんし、トラックなどもすべて業者側で手配してくれます。時間のない現代では、手軽に処分の依頼ができるとしてニーズが高まっています。

なぜ不用家具の処分には料金がかかるのか？

処分料金が発生する理由として、やはり一番大きなものは人件費です。その他には業者側の保安スペースの確保に関する料金、搬送時のガソリン代、商品自体の維持費などが考えられます。

有料の処分サービスを利用する際は、かかる料金をしっかりと確認し、十分納得したうえで進めてください。

不用品回収業者を利用して処分する

では、不用品回収業者を利用して不用家具を処分する場合、どのような手順をとればよいのでしょうか。

インターネットで「不用品回収業者」を検索してみると、無数の業者がヒットします。今日の不用品回収業者の著しい増加は、高齢化社会など現代の世相を色濃く反映した結果ともいえます。

まずはいろいろな業者のホームページを閲覧し、自分のニーズに最も適した業者を探すところから始めてみましょう。

その際、料金が明確に表記されているか、廃棄物運搬等の番号がサイトに明記されているかどうかなどが、良い業者を探すためのポイントとなります。

特に料金の問題はしっかり下調べをしておくことで、契約後のトラブル回避にも役立ちます。

不用品回収業者に依頼する際の手順

自分の求める条件に合った業者を選んだ後は、まず電話かメールで問い合わせをします。

それから処分にかかる見積りを取るのですが、この時複数の業者を比較検討してみることも重要です。

提示された見積りに納得し契約となった際は、業者と打ち合わせをして処分の日時を決定し、当日を待ちます。

無事に処分作業が終わったら作業内容を確認し、料金の支払いをして終了となります。全て業者に任せる形となるため、依頼者側の負担が抑えられ、かつ適切な処分が可能な方法です。

ところが、不用品回収業者の増加にしたがって、悪徳な回収業者も増えているのが現状です。

低料金を装いながら実際には法外な値段を請求してきたり、回収した家具などを不法投棄している業者が実際に存在するのです。

彼らは一見使い勝手の良い業者のように感じますが、違法業者のためよく見極めることが大切です。

遺品整理における不用家具の処分

「遺品整理」とは、誰かが亡くなった時、その人が残した遺品を残すものと処分するものに分けて整理することです。

親族が亡くなると、その人が使っていた家具や家電・日用品などが遺品として残されます。

もちろん全てを残しておくわけにはいきませんし、住んでいたのが賃貸物件であればそのまま放置することもできないので、遺族の手で整理や処分をすることが必要となります。

しかし、部屋をまるごと整理するのは、時間的にも体力的にも大変負担がかかります。特に家具を処分するということになると、使う労力も非常に大きなものになります。

女性や年配の方であれば一人でおこなうのは到底不可能ですし、もちろん他の遺族の方も仕事などの関係であまり時間が取れないこともあるかと思います。

そんな時に利用したいのが、遺品整理の専門業者です。

遺品整理においてできること

遺品整理業者に整理を依頼する場合、多くは遺族の立ち合いを必要とします。そのうえで遺品を必要なものと処分するものに分け、適宜指示をしながら整理を進めていきます。

どうしても遺族の立ち合いが困難な時は、前もって遺品整理業者に指示する内容をまとめて伝えておくと良いでしょう。

遺品の中に不用な家具があった場合、遺品整理業者に処分してもらうこともできます。運搬用の車などは業者が用意してくれますので、遺族が車を出す必要はありません。

業者によっては部屋の清掃も作業に含まれていることがあります。

また、遺品の供養やお焚き上げなどもやってもらえますので、ただ廃棄をすることに抵抗がある人は併せて依頼することをおすすめします。

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