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投稿日:2017年06月14日 更新日:2024年01月10日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
人形供養の料金は、寺社に持ち込む場合の料金相場としては5,000円から30,000円です。
また、生前整理・遺品整理業者の人形供養の料金相場は、5,000円〜50,000円です。
日本人にとって人形は、生まれたときからそばにある、いわば自分の分身です。
日本では人形そのものが持ち主の身代わりとなるという考え方が古来よりあるため、持ち主の不運をすべて受け取ってくれるものと信じられています。
そのため人形を供養することは、ごく自然のこととして一般に広まっています。
最近では、キャラクターのぬいぐるみやフィギュアをコレクションする方も増え、人形供養の幅も広がってきています。
ここでは、人形供養の基礎的な知識をお伝えするとともに、供養するために必要なことや心構え、料金の相場、無料で処分する方法などを解説します。
人形供養をするにあたってもっとも一般的なのが、寺社に人形を持ち込んで供養してもらうというスタイルです。
人形供養は、江戸時代は子授かりのお礼として人形を奉納したことを起源としていますので、安産や子授かりの歴史が古いお寺や神社では、年中行事のひとつとして人形供養が盛大に行われています。
また、お焚き上げをするということでは、人形に関係のある団体や地方自治体が主催する人形供養もあります。僧侶や神主による読経のあとに集まった人形をお焚き上げしますので、特定の宗教・寺社にはこだわらない方に向いています。
寺社に持ち込む場合の料金相場としては5,000円から30,000円となります。
人形供養の料金は、「どれだけの人形を供養してもらうか?」で変動します。多くの人形を供養してもらえばそれだけ料金が上がるという事です。
人形供養として明確な料金設定がある場合もありますが、初穂料やお布施という形で支払う場合もあるため、事前に電話で確認したほうが良いでしょう。
ここでは、人形供養が有名な寺社の料金を紹介しておきます。
寺社名 | 料金 | 特記事項 |
---|---|---|
千葉県 光胤山本光寺 | 1体1,000円~ | ガラスケースは含みません |
千葉県 長福寿寺 | ひな人形・五月人形の供養は一式1万円 | 宅配にて受付。近くに住んでいる場合は持ち込み可 |
神奈川 円宗院 | 一箱5,000円~ | 宅急便、郵送で、全国から受付 |
和歌山県 淡島神社 | みかん箱1箱につき500円 | 仏滅の日は受け付けません。郵送付加。納める時、お気持ちを添えて下さい |
兵庫県 松泰山東光寺 | 1体あたり1,000円(高さ約30cmの基準人形=寺務所前に展示)数の多いもの(雛人形など)は別途割増供養料が必要 | 人形は持参。宅配は対応不可。供養できるのは普通の人形とぬいぐるみのみ |
東京都 富岡八幡宮 | 1体2,000円より | 公開人形供養を毎月第2日曜日開催 |
北海道 西野神社 | 45Lビニール袋に入る量で3,000円。2袋目から2,000円の目安で納める | 毎年3月3日(雛まつり)過ぎの最初の日曜日に供養祭がある。持参または宅配 |
人形供養は寺社で、というのがこれまでの常識でしたが、生前整理や遺品整理業者に依頼することも可能です。
生前整理・遺品整理業者に依頼すると、生前整理・遺品整理業者が提携している寺社が人形供養を行ってくれます。
稀に生前整理・遺品整理業者自体が人形供養を行うこともあります。
生前整理・遺品整理業者の人形供養の料金相場は、5,000円〜50,000円です。
寺社に直接依頼するよりも少し高いのは、「提携先の寺社に支払う供養費用+業者の手数料」という形で、「業者の手数料」が必要になるからです。
生前整理・遺品整理を業者に依頼するのであれば「業者の手数料」をオマケしてくれる業者もいますので、直接寺社に人形供養を依頼するのとどちらが安いのか比較すると良いでしょう。
人形にはガラスケースに入っているものも存在します。 しかし、ガラスケースはどのように処分すればよいかわからない方も多いでしょう。自分の周りの寺社で人形供養が行われているのかを確認するのは、非常に時間がかかり大変です。
この記事を執筆しているオコマリでは、700年以上の歴史を持つ群馬県にある富士浅間神社と提携し、人形供養を実施しています。
オコマリで人形供養をするには、「申し込み→配送→供養」のたった3つのステップだけ。
費用も、どんな大きさのダンボールの箱に入れても1箱たったの8,000円で受け付けており、ダンボールの中に何個人形やぬいぐるみを入れても定額です。また、ガラスケースの処分も受け付けています。
供養後には、「供養報告書」がちゃんと送られてくるので安心です。
人形やぬいぐるみ以外にも、写真やアルバム、万年筆、神棚にも対応しており、全国どこからでもお申込みいただけます。
お問い合わせも無料で行っていますので、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。
人形供養とは、一般的には魂を抜いて供養し、お焚き上げによって燃やすことです。
人形は持ち主の身代わりと考えられることから、古来より魂が宿ると考えられています。
日本人の宗教観では、さまざまな物に魂が宿ると考え、古く大きいものは神として奉じられる場合も少なくありません。人の形をし、瞳をもつものには魂が宿ると考えることは当然の流れでした。
しかし、魂を宿す人形を、古くなったから必要がなくなったからという理由でごみとして捨てることは、普通の日本人にはなかなかできることではありません。そこで生まれたのが人形供養です。
人形供養の起源は江戸時代にまでさかのぼりますが、現在のような形になったのは昭和に入ってからです。誰もがひな人形や武者人形を送られるようになってからなんですね。
なかには、人形に魂が宿るなんて迷信に過ぎない、という方もいらっしゃいます。
そういう方は、お住いの地域のごみの出し方ルールにしたがって、ごみとして出していただいても問題はありません。したがって、必ず人形供養をしないとダメという事はありません。
単なるごみとして出すに場合、少しでも人形に対して感謝の気持ちがあるときは、次のようにして出してはいかがでしょうか。
最近ではロボットがペットのように飼われていることもあり、愛玩ロボットの供養も行われるようになっています。
たとえば、1999年に発売されたソニーの犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の供養が千葉県の興福寺で2015年に行われました。
ロボットですから、動かなくなっても部品が再利用可能であるため、葬儀後は部品を提供するドナーとなっているようです。
人形の代わりに人工知能を搭載したロボットが、わたしたちの周りに今後は増えていくことが考えられるため、「AIBO(アイボ)」の事例は今後の人形供養のひとつの在り方として定着していく可能性があります。
キャラクター商品として販売されたぬいぐるみやフィギュア、または高価な人形のコレクションなどは、人形供養の代わりに、必要としている第三者に譲ることも可能です。
むしろ、持ち主のそそいだ愛情をそのまま受け継いでくれる方へ譲ることになりますので、人形供養するよりも良いかもしれません。
また、市場価格のない人形やぬいぐるみであっても、再利用可能なものであれば「あげます」「譲ります」などの情報を掲載することで処分することができるでしょう。
この方法のデメリットとしては、時間がかかることです。また、汚れてしまったり、壊れてしまったりしている人形を譲ることは止めておきましょう。
人形を譲ったりするのと同様に、売ることも可能です。
売ることも譲ることと同様、必要としている誰かに継続して使ってもらえるという点で似ています。
譲る以上に売る方が困難ではありますが、最近ではスマートフォンで売買できるアプリなども登場しており、気軽に売ることが出来ます。
ちょっとでも「売れるかも!?」と思っているならば、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
ただし、売れたらラッキーくらいの気持ちでいる方が良いかもしれません。
人形供養の料金相場について、寺社に依頼する場合と生前整理・遺品整理業者に依頼する場合に分けて解説してきました。
もし、費用を払うのが嫌だということであれば、自分で供養してから処分するのが良いでしょう。
大事にしてきた人形だと思いますので、納得の行く形で処分できると良いですね!
人形供養についてもっと詳しく知りたい方はこちらを御覧ください!
人形供養のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは人形供養について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に人形供養に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。