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投稿日:2017年03月09日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
遺品整理のやり方は自分で行う場合と、遺品整理業者に依頼する場合の2つがあります。
一般的には故人の部屋の片づけや整理は、遺族の手で行うべきものでした。ところが核家族化が進み、子供の数も減少している中で、高齢者の1人暮らしが増えてきています。
忙しい毎日の中で、なかなか遺族が時間を取れず、自分たちでは遺品整理ができない現状があるのです。こうしたライフスタイルの変化に伴い、近年では、遺品整理業者の需要が伸びてきています。
誰しもが一度は経験するであろう遺品整理について、遺品整理のやり方を事前に知っておくことは、いざと言う時に正しく対処することができます。
今回は、遺品整理を自分で行う場合と遺品整理業者に依頼する場合に分けて、遺品整理のやり方についてお伝えしたいと思います。
オコマリは、遺品整理を始め生前整理やゴミ屋敷清掃、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。遺品整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
オコマリの遺品整理のサービスの詳細については、「遺品整理|オコマリ」のページからご確認いただけます。ご相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご連絡ください。
遺品整理のやり方のまず1つ目は、自分で遺品整理を行う場合です。
故人の住まいが持ち家であったり、家族と一緒に暮らしていた場合などで、特に急ぐ理由がない場合、遺品整理をやる時間の余裕があります。
いつまでに遺品整理をしなければいけないという決まりはありませんので、気持ちの整理がついたタイミングで故人を思い出しながら余裕をもって作業をする事ができます。ここではどのような流れで遺品整理をすればいいのか、その遺品整理のやり方をご紹介します。
遺品整理のやり方で自分で行う場合の、遺品整理の流れは下記のように進めていくとスムーズです。
遺品整理のやり方が分からない!という方で遺品整理で困ってしまう方は、多くがその順番を理解していないからです。
自分で行う遺品整理のやり方は、順番・手順通りに進めていけば問題なく完了できますので、ぜひチェックしてみてください。
貴金属、骨董類、株、土地の権利書、通帳や印鑑などは最優先に探しましょう。相続の対象となりますので、見落としの無いように探すのがポイントです。
また、自分たちで今後も使いたいものも分けておくようにしましょう。遺品の中には換金価値はないけれど、遺族にとっては大切な故人の品物はあると思います。写真や衣類、故人の人形などの作品類がそれらにあたります。
他人にとっては価値の無いものでも、遺族にとって価値がある遺品は一度処分してしまうと二度と返ってこないものなので、慎重に分別するようにしましょう。
先に保管しておいた遺品で、貴金属や、骨董品等、査定してもらえるものは査定し、一番高く買い取ってもらえる業者に売却しましょう。ここで得た現金については相続の対象になりますので、決して売った人の懐に入れないようにしましょう。
遺品を売却する際には、骨董品であれば骨董品に強い買取業者、貴金属類であれば貴金属類に強い買取業者に依頼するのがオススメです。少し面倒ではありますが、総合的に買取ができるような業者よりも専門性のある業者の方が買取金額が高くなる傾向にあります。
家電リサイクル法により、エアコン、テレビ、冷蔵庫冷凍庫、洗濯機乾燥機などの家電は、購入した業者に引き取ってもらうか、それが無理ならば回収場所へ持っていかなければなりません。粗大ごみでは捨てられないので気をつけましょう。
燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみ、粗大ごみに分別していきましょう。粗大ごみの場合事前に回収の申込みが必要になるので、お住いの市町村区のWEBサイトや問い合わせて詳細を確認しましょう。
粗大ごみの回収日までに待っていられないということであれば、リサイクル業者や廃品回収業者に依頼してみると良いでしょう。
遺品整理を自身で行う場合、自分一人で行うのは非常に大変な作業になります。家族や身内で協力しながら作業していくのが良いでしょう。相続の観点からも、出来る限り皆でやる方が後々になって揉めることが少なくなります。ぜひ声をかけてみましょう。
思い出の遺品を手に取りながら、昔の思い出を話し合うような遺品整理ができます。
関連記事:自分で遺品整理を行うことについて詳しく知りたい方はこちら
「遺品整理を自分でする時の3つのポイント」
遺品整理のやり方の2つ目は、遺品整理業者に依頼するパターンになります。
近年、高齢者の一人暮らしが多くなりました。一人暮らしで賃貸住宅に住んでいた身内が亡くなった場合、早急に遺品整理をしなければいけません。
何日も時間をかけていたら、家賃が発生し余計な出費が出てしまうからです。引き渡し時期が決まっている場合は特に急ぐ必要があります。
また持ち家だとしても、遺族が故人の自宅から遠くに住んでいたり、遺族が高齢で自分たちでは行えないなどの理由から遺品整理業者に依頼する場合もあるでしょう。こういったケースでは、遺品整理業者を利用するということになると思います。
しかしながら、どういった遺品整理業者に依頼すればいいのか分からない!というのはあると思います。ここでは遺品整理業者の選び方や遺品整理業者に依頼する手順を紹介したいと思います。
遺品整理業者を事前から知っている方はいらっしゃならいかと思いますので、まずはインターネットで検索する方が多いかと思います。
「(遺品整理を行いたい地域名) 遺品整理業者」と検索すると、遺品整理業者がずらっと出てくるでしょう。遺品整理業者の数の多さにびっくりするかもしれませんが、全国に遺品整理業者は今では10,000社以上あると言われております。
その中から遺品整理をして欲しい地域に対応している業者を抽出し、そこから選んでいく形になります。
ホームページを比較して、内容がしっかりと書かれている遺品整理業者を選ぶようにしましょう。また、ホームページの更新頻度が出来れば毎日、少なくとも週1度はある遺品整理業者の方がオススメです。
ホームページはお金をかければ綺麗に作れてしまいますので、実際に問い合わせをしてみてオペレーターの対応なども見極めるようにしてください。
遺品整理業者を依頼する方自身も高齢だったり、パソコンを使いこなせない場合は、頼んだ葬儀屋さんに相談してみるのも1つの方法です。
但し、近年遺品業者が増加し、遺品整理業者から葬儀業者への営業も盛んに行われています。
数の少なかった昔は、信頼できる遺品整理業者を紹介することができたでしょうが、遺品整理業者が10,000社を超える今、遺品整理業者から葬儀業者に支払われる手数料率は50%とも言われています。
つまり30万円の案件を遺品整理業者が受注したら、15万円が葬儀業者に支払われるのです。
葬儀業者に紹介してもらう場合は、古くからのつきあいがあるのか、信用できる業者さんなのかをよく聞いておくことです。
また、1社だけではなく最低でも3社は紹介してもらうようにしましょう。紹介してもらった遺品整理業者には自ら電話をし、応対の仕方などを必ず確かめましょう。やはり自分自身で安心・納得できるかどうかが重要になります。
遺品整理は、サービス内容が定められてはいませんので、業者ごとに内容や相場が異なります。この為、法外な料金を突き付けられたり、追加料金をふっかけてくる業者さんも少なくありません。
遺品整理業者の仕事は、遺品を残しておくもの、供養するもの、処分してしまうものに分け、搬出し、供養し、処分をします。
そして簡単な部屋の掃除まで、というのがごくごく一般的なサービスといえます。また、供養にかかる諸費用や、リサイクル家電の引取りサービスを行っている場合は別途手数料がかかります。遺品整理業者さんの中には買取サービスを行ってくれる所もあります。
買取もまとめて頼む場合、あまり期待はできませんが、代金と相殺になるので、料金に反映されてきます。
貴金属や骨董類がある場合、先に仕分けて買取専門業者さんに鑑定をしてもらった方が高く買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、手間がかかることなので遺品整理業者さんに全て委ねる方も多くいらっしゃいます。このように、見積もりを取ってもらう際に必ず細かい事まで確認しておくことが必要になります。
関連記事:遺品の買取について詳しく知りたい方はこちら
「遺品を買取してもらう時のコツと注意点」
遺品整理業者に連絡をし、見積もりを取ってもらいましょう。
その際、必ず見積もり料金が無料であることを確認しましょう。中には、見積もりを取った業者に依頼しなかった場合、見積もり料金を請求してくる業者もいます。きちんと確認をしておきましょう。
合わせて、キャンセル料金の発生の有無についても、確認を取っておくことも重要です。現地で見積もりを取ってもらう際には、やはり電話と同じように、相手をよく見ておきましょう。
時には質問をしたり、話しかけたりして丁寧にきちんと答えてくれるか。確認することが重要です。
大切な故人の>遺品整理を委ねるわけですから、後々いやな思いをしない為にもじっくり観察しておきましょう。遺品整理の相場は、故人が住んでいた部屋の広さがポイントになります。
部屋の大きさ | 遺品整理の料金相場 |
---|---|
1K・1R | 18,000円〜100,000円 |
1DK | 36,000円〜150,000円 |
1LDK・2DK | 54,000円〜200,000円 |
2LDK・3DK | 72,000円〜350,000円 |
3LDK・4DK | 90,000円〜500,000円 |
4LDK・5DK・それ以上 | 108,000円〜650,000円 |
上記の表はあくまでも一般的な基準によるものです。
部屋が広くても遺品が少ない場合もありますし、逆に部屋が狭くても物があふれかえっている場合もありますので、ごみの量も加味されます。
遺品を運ぶ運搬車両が家に横付けできない場合は、運搬車両に荷物を運ぶ手間賃も加算されたり、エレベーターが無い場合や、フロアの階数等でも価格が変わってくるので、相場価格にはこの表のように大きな幅があります。
見積もりによって価格を提示してもらい、ただ安いというだけではなく、対応、サービス面等もよく比較をし、後々トラブルにならないように、双方納得をしたうえで遺品整理業者を決めましょう。
何社かの遺品整理業者を選択し、見積もりをとってもらい、その中から1社を決め、さて依頼するぞ!っとなった場合、もし遺品整理に立ちえないというケースがある場合には、下記の確認も必要となってきます。
遺品整理時に立ち会えない場合はその旨を伝え、細かい事でもきちんと打ち合わせをしておきましょう。後々お互いが嫌な思いをしないように話し合っておきましょう。
本来ならば、作業前と、作業後に立ち会うのが望ましい事ですが、遠方であったり、仕事の都合等様々な理由で当日に出向けない場合があります。
その場合作業前の写真や、作業後の写真を送ってもらう事や当たり前のことかもしれませんが、作業終了後の報告を必ずしてもらうようにしましょう。
いくら話し合っていても当日あらぬものが出てきたり、遺品整理業者でも処分していいものかわからないものが出てくる場合があります。この場合は勝手に処分されない為にも小まめに連絡をしてもらうようにしましょう。
事前に形見分けできそうな物を仕分けることができない場合は、遺品整理業者には「こういった物がでてきたら別にとっておいて下さい。処分はしないでください。」とはっきり言っておくか、トラブルを防ぐためにも書面にして渡しておきましょう。
後でまとめて依頼主さんに送ってもらうように打ち合わせをしておくとよいですね。
遺品整理に立ち会えない場合、全てに見切りをつけて「処分してください!」と言えるならよいですが、そうでない場合は、細かいお願い事等が出てきます。
メモに取り、1つずつ質問をし、事前にきちんと伝えておきましょう。面倒くさがられたり、いやな態度をとられたら、例え最終段階に入っていたとしても別の業者さんを探しましょう。
大切な故人の遺品整理を委ねるわけですから、時には参考になる意見を言ってくれる、本当の意味で信頼関係が築ける業者さんに依頼することが望ましいことです。
遺品整理のやり方をご紹介していきましたが、自分でやる方法でも業者に依頼する方法でもしっかりと手順を押さえて進んでいくとスムーズに遺品整理を行うことが可能になります。
なかなか遺品整理のやり方を学ぶ機会はないと思いますので、今回学んだ内容を踏まえて遺品整理を進めていってください。
もし忘れてしまった場合などは、ぜひもう一度このぺージにある遺品整理のやり方を確認するようにしてみましょう。
記事を読んで遺品整理に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
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