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投稿日:2017年03月29日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
50代から終活を行うことは、非常に良いタイミングだと言えるでしょう。終活を50代で行っておくと、これからの人生をどのように過ごすのかをしっかりと考えて生活をすることができます。
「終わる」ための「活動」の文字をとって、「終活」。この言葉は、平成21年に週刊朝日が造った言葉です。今ではメディアでもさかんにとりあげられて、すっかり耳慣れた言葉になりました。
平均寿命が80歳を超えた現在、終活を始めるベストタイミングはいつなのか迷われる方もいることでしょう。
このページでは、50代からの終活と題して、50歳から終活を始めるべき理由や50代の終活で行うことを解説します。
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50代の終活は、新たな人生を考えるという意味ではとても有効だと言えます。
終活とは、当初は葬儀やお墓などの人生の終焉にむけての事前準備という意味合いでしたが、現在では『自分の人生のエンディングを考えることによってより深く自分を見つめ、今を自分らしく生きるための活動』のことをいうようになりました。
人生を考えるということであれば、50代からの終活は決して早くはありません。『自分らしく生きる活動』とはどういうものか、趣味や生きがいを見つけて満たされた毎日を過ごすことも大事ですが、誰にでも等しく訪れる『死』について、自分はどう考えどう行動するかを考えることでもあります。
50代は終活をするのは早そうにも見えますが、寿命が80歳や90歳に近づきつつある現在では、50代という区切りに自分の人生を考え直すのはとても良いでしょう。定年退職をした後にどのように生きるのか、なにをして生活していくのかなどを考えておくことは大切なことです。
50代から終活を始めようとしてるあなたにとって、まだ元気なうちは病気になったり要介護状態になったりした時の自分を想像するのは難しいかもしれません。
しかし、人はいつどのように終わりを迎えるのかは誰にもわかりません。元気なうちにこそ考えられることもあるので、終活としてやるべきことをしっかりチェックして、来るべき時に備えておきましょう。
50代からの終活でやるべきことは、大きく分けて次の5つが挙げられます。
では、これらの5つのやるべきことについて、1つずつ詳しくみていきましょう。
50代からの終活でやった方が良い事の1つ目は、エンディングノートを書くことです。
エンディングノートとは、自分の終末期や死後に、家族など残された人たちが様々な判断や手続きを進めるときに必要となる情報を残すためのノートのことです。
ただし、遺言書のような法的な効力は持たないので、遺産や相続に関することは、遺言書として遺すことが大事です。
エンディングノートを、最初から完璧に作成しなければならないと思ってしまうと、なかなか手が付けられなくなってしまいますので、わかりやすい項目、または自分が必要と感じているものから順に作成していくことをおすすめします。
エンディングノートに書くことは下記の7項目を一通り記載することができれば、残された家族の負担は大きく減らせることとなるでしょう。
また、自分のこれまでの人生を振り返るよい機会にもなります。
*「資産のこと」では、キャッシュカードの暗証番号やクレジットカード番号をすべて記入することは控えましょう。エンディングノートを紛失した場合を想定し、不正利用されないように注意が必要です。
50代からの終活でやった方が良い事の2つ目は、遺言書を書いておくことです。自分亡き後、家族が遺産相続で争うことなく円満に暮らせるように、遺言書の作成をしておきましょう。
50代からの終活で遺言書はまだ早いと思われるかもしれませんが、備えあれば憂いなしです。遺言書には、次の3つの種類があります。
このうち、公正証書遺言は2人以上の証人が必要など、ハードルが高くなっているため、やはり一番メジャーなのは自筆証書遺言でしょう。
自筆証書遺言は、遺言者が、その全文・日付・氏名を自書し、押印しなければなりません。
また、遺言を作成できるのは、15歳以上の人であり、家庭裁判所の「検認」が必要になるので、『無効にならない書き方』を押さえておく必要があります。
以下のポイントを守り、無効にならない遺言書を作成しましょう。
50代からの終活でやった方が良い事の3つ目は、葬儀やお墓の希望を伝えることです。
50代からの終活で葬儀やお墓について考える際に、重要となる項目をまとめましたので、自分の希望する葬儀について考えてみましょう。
まずは葬儀では下記のようなことを考えるようにします。
また、お墓については下記のようなことを考えておくようにします。
葬儀やお墓については、家族などから「縁起が悪い」と言われるかもしれないですが、50代からの終活においても大事なことです。家族や親しい人にきちんと伝えておきましょう。
50代からの終活でやった方が良い事の4つ目は、介護や延命治療、献体に関しても考えるようにしましょう。
特に介護は、誰もが通らなければいけない運命です。しっかり事前に考えておく必要があります。
介護の問題は、医療の発展などにより平均寿命がのびたことや少子高齢化、独身者の増加などにより、今後増々大きな問題となっていくと思われます。自分や家族がどのように介護に向き合うかという点で、50代からの終活においても避けては通れない問題です。
上記のことなどについて、あらかじめ家族とも話し合っておくことをおすすめします。
介護や闘病に関わる家族は、延命治療など重い決断を迫られる場合があります。
自分がどうしたいのか明確な考えを、50代の終活の1つとして、家族に相談するかエンディングノートに記載しておくと、家族の負担を減らすことができます。
50代からの終活でやった方が良い事の5つ目は、生前整理です。
『生前整理』は、かつては自宅・土地の名義変更をしたりお墓を作ったりと、ある程度の財産がある人が行っていたものでしたが、現在では故人の遺品を整理するのに苦労している人が増加してきたことを受けて、「自分で自分の不必要なものを整理しておくこと」を指すようになりました。
生前整理を始める年齢は、50代後半から60代前半が最適な時期とされています。定年や子供の独立など60代前後は生活スタイルが大きく変化するためです。
また、ものを処分することは体に大きな負担のかかることなので、体力に自信のあるうちに始めることも大切です。
50代から終活を始めるメリットはここにもあります。生前整理の仕方ですが、単に不用品を捨てるというだけではなく、ポイントは『自分亡き後、残された家族が困らないようにしておく』ということです。
では、生前整理の手順をご紹介します。
生前整理は、まず不用品を処分することから始めます。
家の中には自分のものだけでなく、父母・祖父母のものなども残っている場合があります。大きなものも多いので、時間がかかりますが焦りは禁物です。
『ゆっくりと思い出を楽しみながら』という気持ちで取り掛かるとよいでしょう。
また、「もったいない」「いつか使うかもしれない」という考えはなるべく頭から消しましょう。いさぎよく処分する勇気も必要になってきます。
中には、どうしても捨てられないもので出てくると思います。
そういったものは、一度段ボールに入れて封印します。そして1ヶ月程置き、段ボールを開けずに中身を覚えているか確認します。思い出せない場合、それはあなたにとって不要なものといえます。
不用品を整理し、残ったものの中で最後まで残しておきたいものを選びます。
この時に、棺に入れてほしいものを決めておく方もいるようです。ただ、今は燃えるものだけしか受け付けない自治体が多いので本・写真・服などだけにするよう、注意が必要です。
生前整理をしているとある程度は自分で出来ても、大きなタンスなどは重すぎて自分だけではどうしようも無いことに気づきます。
そんな時には、業者に依頼して手伝ってもらうと良いでしょう。
生前整理は生前整理業者がおすすめです。普通の不用品回収業者よりも、しっかり生前整理に慣れている業者を選ぶことが重要です。
業者を選び間違えるとトラブルに巻き込まれたりするので注意しましょう。
50代からの終活について、やるべきことや手順、ポイントについてお伝えしましたが、いかがでしたか?
50代から終活を始めることは、決して早すぎるということはありません。『終活』を意識し始め、自分のこれからの人生を考え始めたときが、あなたの『終活スタートライン』だといえるでしょう。
また、50代からの終活ですべきこととして、次の5つを挙げました。
これらのことは、自分の終焉にむけての準備ではありますが、これまでの人生を振り返り愛すべき過去を思い出すという楽しみも得られることでもあります。
また、身の回りの整理をするということは、「処分」ととらえるばかりでなく、これからの生活に向けた準備と捉えることもできます。
50代からの『終活』は、自分にとって大切なものを再確認できるよい機会ととらえ、できることから初めていきましょう。
記事を読んで、終活についてもっと知りたいという方は下記の記事も参考にしてみて下さい。
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