遺品整理時の着物はどうするべきか悩む1つの遺品です。着物は相当高額でないと買取が難しいため、どのように対処すればよいのか困ってしまうのです。

遺品整理での着物の扱いについて悩むひとが多いのは、購入時には高価なものが多い割に、現在の正確な価値が判断できないことと、また、着付けが出来る人や着物を着る場面も少なくなっているので、自分で着るという選択がしづらいことも理由です。

しかしながら故人の遺品整理は、着物を含め衣料品や日用雑貨のほか、家具や電化製品など多岐に渡っており、家や部屋の明け渡しなども絡んでくると期限が決まっているので、短期間で済ませなくてはならないことも多くあります。

今回は故人の思い出の遺品整理・着物の処分を、後悔なく終えるためにはどんなことから始め、どんなことに気を付ければいいのか、詳しくお伝えしていきます。

オコマリは、遺品整理を始め生前整理やゴミ屋敷清掃、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。遺品整理に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。

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遺品整理で着物はどうすればいい？

遺品整理の中でも着物を片付ける方法を大きく分けると、自分もしくは身の回りの親しい人に再利用してもらう、売却する、廃棄して処分するの3通りになります。

この遺品整理における着物の再利用と売却、処分の方法それぞれについて順に詳しくみていきましょう。

遺品整理で出た着物を再利用するには

遺品整理で出た着物をそのまま、または古布として再利用するには、おもに次のような二つの方法があります。

そのまま着物として再利用する

着物は着る人のサイズに合わせて仕立ててありますから、故人と体形の似た方なら、お譲りしてそのまま着ていただく、または自分で着るということもできます。

遺された着物が何着もあるような場合、まずは親戚や姉妹、友人などに声をかけて、一緒に遺品整理をし、着物を着てくれる方や欲しい方にお譲りしてから、残った着物について整理方法を検討するのが良いと思います。

布として手芸や洋裁に活用する

遺品整理で古い着物を良くチェックしてみると、長い年月タンスにしまってあったものには、案外虫食いやシミがあり、お譲りできないようなものも多く見つかります。

しかし、故人が特に気に入っていた柄や、自分にとっても思い出に残っている着物であれば、取っておきたいということもありますね。

そういう場合は、自分の洋服やバッグ、お部屋のクッションにリフォームしたり、パッチワークの材料として活用します。

手芸や洋裁は苦手という方なら、着物から柄を生かしたスーツやドレス、ワンピースなどに仕立て直してくれる工房もあります。また、自分で仕立てられるリメイク教室などもありますので、利用してみてはいかがでしたでしょうか。

遺品整理の着物を売却するには

遺品整理のあと着物を取っておく場所もなく、売却したい場合には遺品の買い取りを依頼したり、自分で売却する以下の3つの方法があります。

着物買い取り業者に買い取りを依頼する

遺品整理で高価な着物が見つかったり、何十着も数があるような場合は、着物専門の買い取り業者に査定をお願いしてみましょう。

遺品整理・着物などで検索すると多くの業者が見つかります。家まで来てみてもらえる訪問査定や、郵送や宅配などで着物を送り査定してもらえる業者もあり、査定金額に同意出来たらそのまま買い取りになります。

しかし、郵送や宅配査定で買い取り金額に納得がいかず返送を希望する場合は、送料がかかることが多く、何社にも査定を頼めば送料もかさみますから、あらかじめ業者の評判などを見極めてから1，2社に絞ってお願いするのがいいと思います。

リサイクルショップに持ち込む

着物の枚数が少ない場合には、自分で持ち込めるリサイクルショップが便利です。ほかの日用品や雑貨などの遺品整理と合わせて着物も査定してもらいましょう。

着物を扱っているリサイクルショップであれば、買い取りしてもらうことが可能ですが、着物の価値を見るというよりも中古の衣料としての買い取りなので、購入時には高価な着物だとしても高額の買い取りは期待できません。

また、遺品整理で出た着物を売ろうとする時に、注意しなければいけないのがサイズです。

高齢で亡くなった方は小柄な体形が多く、着物や帯もサイズが小さく仕立てられていますが、リサイクルショップでは一般的なサイズ（身長160センチ程度で合うサイズ）以外はなかなか売れないので、状態の良い着物であっても取ってくれないことが多いのです。

ネットオークションで売却する

遺品整理の着物でリサイクルショップでは価格が付かないようなものでも、シミなどがなく比較的きれいな着物なら、ネットオークションで意外な価格で売れることもあります。

日本の着物に興味がある外国の方や、若いひとでアンティーク柄の着物を好む人には、古い着物も人気ですから、帯締めや帯留め、バッグやショールなどの和装小物も着物と一緒に出品しておくと、より目を引く商品になります。

ネットオークションでの出品に慣れていて、遺品整理や着物の整理にも十分時間があるなら、本当に気に入って着てくれる人の手に渡り、多少はお金にもなるので、ネットオークションは良い方法といえます。

遺品整理を終えて着物も処分する

引き取り手が居なかったり、着物の買い取り業者の査定でも買い取りにならず、手元に残ったものの再利用や保管も難しいときは、最終的に廃棄処分することになります。

傷みや汚れなどがはげしいものは、普通ゴミとして収集日に出すとこともできますが、やはり遺品ですから専門業者に処分を依頼するのがいいでしょう。

遺品整理業者に着物の廃棄も依頼する

遺品整理業者には、着物の処分も家具や日用品、他の衣類などと合わせて、一括して処分を頼むことができます。その場合、買い取りということはなく、こちらから他の遺品と合わせた処分料を支払って廃棄してもらう、ということになります。

単なる廃棄物として処分されるというのも心苦しい場合は、僧侶に読経してもらったあとに適正に処分してくれる「お焚き上げ」を行っている遺品整理業者に着物の処分も依頼するのがよいでしょう。

「遺品整理時の着物を片付ける方法」まとめ

遺品整理で迷う着物の扱いや処分の方法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

出来るだけたくさん取って置きたい故人の思い出の品も、住宅事情などを考えるとなかなかそういうわけにもいきませんね。

遺品整理で、着物を含め取っておきたいけれど処分するしかない、というものは他にもいろいろ出てくるものですが、最終的な廃棄などの処分の前に、写真に撮っておくと、実物が無くとも思い出を残すことが出来ます。

それぞれの状況に合わせて、大切な遺品整理と着物の残し方、処分の方法を探してみてください。

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