オコマリブログ - 身近なお困りごとを解決します。
投稿日:2017年09月18日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
高齢化が進む昨今、両親が高齢になってきているという人は多いはずです。
また単身の高齢者も増えていることも問題視されており、高齢者向けの施設などの需要も高まりつつあります。
そんな高齢者が増えている中で、賃貸住宅において問題が起きています。それは高齢者が賃貸住宅に入居しづらいという問題です。
単身の高齢者であれば孤独死の危険性が高くなるため、なおさら入居が難しくなってしまいます。
しかし高齢者でも入居しやすい賃貸住宅として、高齢者向け優良賃貸住宅というものがあるのです。
この高齢者向け優良賃貸住宅とはどういった特徴があるのでしょうか。
この記事では、高齢者向け優良賃貸住宅について説明していきたいと思います。
高齢者向け優良賃貸住宅とは、団地などの集合住宅における部屋を改装し、バリアフリーにして高齢者向けに提供している住宅です。
また出入り口や通路に関しても、通りやすいように広く作られていることが義務化されています。
さらに緊急通報装置など、安心して過ごすことができる設備が整っているのが特徴です。
しかし単にバリアフリー化している団地というわけではありません。
高齢者向け優良賃貸住宅は事業者によって運営されており、都道府県に認定された住居である必要があります。
そのため所得によっては家賃を国や都道府県から補助してもらえるというメリットもあります。
ただし入居条件があり、60歳以上で高齢者向け優良賃貸住宅がある地域に在住、在勤していることが最低条件となります。
その他にも住宅次第では所得などの条件も加えられるため、高齢者向け優良賃貸住宅を選ぶ際にはしっかりと確認しておきましょう。
高齢者向け優良賃貸住宅は、高齢者向けに作られているものの、賃貸住宅を借りることに違いはありません。
そのため初期費用と家賃が必要となります。
高齢者向け優良賃貸住宅に居住するにはまず初期費用として、敷金などが数十万円必要となり、家賃が5万円〜10万円ほど必要となります。
もちろんこの費用は住宅の設備や立地によっても異なるため一概には言えません。
しかし前述したように所得によって家賃を補助してもらえることもあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
また高齢者向け優良賃貸住宅では介護保険が適用されるのかも気になるところですが、残念ながら介護保険の対象にはなりません。
高齢者向け優良賃貸住宅にはバリアフリーが施されているとはいえ、あくまでも住宅であり、介護などとはかかわりのない部分となります。そのため介護保険は適用されないのです。
しかし高齢者向け優良賃貸住宅に住みながら、外部の介護サービスなどを利用する場合には、介護保険が利用できる可能性もあります。
これは各サービス業者ごとに違いがあるため、利用前に確認しておきましょう。
高齢者向け優良賃貸住宅とはどのような住宅なのかを見ていきました。
ここで高齢者向け住宅について調べている人であれば、高齢者向け優良賃貸住宅と似ているサービス付き高齢者向け住宅の存在を思い浮かべる人もいるかもしれません。
このサービス付き高齢者向け住宅は、高齢者向け優良賃貸住宅とどのような違いがあるのでしょうか。
実は現在、高齢者向け優良賃貸住宅は廃止され、サービス付き高齢者向け住宅に含まれるようになっているのです。
サービス付き高齢者向け住宅にはほかに、高齢者円滑入居賃貸住宅や、高齢者専用賃貸住宅が含まれています。
まだ高齢者向け優良賃貸住宅と紹介しているところもありますが、基本的には同じ高齢者向け優良賃貸住宅とサービス付き高齢者向け住宅は同じものと思って構いません。
高齢者向け優良賃貸住宅について一通り紹介したところで、高齢者向け優良賃貸住宅のメリットとデメリットについて見てみます。
やはり入居前にはメリットばかりではなく、デメリットにも目を向けておきたいものです。
高齢者向け優良賃貸住宅のメリットは、冒頭でも書いたように、賃貸は借りにくい現状の中、高齢者でも入居しやすいという部分です。
また所得が少なくても、高齢者向け優良賃貸住宅に住む家賃を補助してもらえるため、より入居しやすいと言えるでしょう。
さらに住宅において段差などは高齢者に対しての大きな壁になります。少しの段差でも大けがにつながることがあるのです。
しかし高齢者向け優良賃貸住宅では、バリアフリーが義務化されているため、安心した生活を送れるというのもメリットでしょう。
メリットが多い高齢者向け優良賃貸住宅ですが、デメリットはどのようなものがあるでしょうか。
まずメリットでも挙げたように、家賃を補助してもらうことができます。しかし賃貸住宅であることに変わりはないため、高齢者向け優良賃貸住宅は、他の介護施設などと比較すると費用がかかってしまいます。
またあくまでも住宅であるため、施設のように介護などのサービスは充実しておらず、要介護度が上がってしまうと生活を続けることが難しくなり、高齢者向け優良賃貸住宅から他の施設などに移動しなくてはなりません。
また介護を外部サービスに依頼することで、より費用がかかってしまいます。
さらに高齢者向け優良賃貸住宅は非常に人気が高いものです。賃貸住宅に入居できない高齢者が集まるため、高齢者向け優良賃貸住宅への入居希望者が多くなり、なかなか入居できないこともあります。
地域によって入居希望者数に違いはあるでしょうが、なかなか入居できない可能性も考慮して、早めに行動するようにしましょう。
高齢者向け優良賃貸住宅への入居を考えている場合は、すぐに入居できるとは限らないため、早めに行動することが大切ですが、もう一つしておきたい大切なことがあります。
それは生前整理です。
高齢者向け優良賃貸住宅は賃貸なので、そこに移り住むことになります。つまり持ち物なども持って引っ越すことになるのです。
人によっても持ち物の量は違いますが、今まで使っていた物を全て高齢者向け優良賃貸住宅に持ち込むよりも、生前整理によって本当に必要な物に絞って持ち込んだ方が、すっきりとした生活が送れるはずです。
また高齢者向け優良賃貸住宅に住んでいる間に、介護が必要となる状態に陥る可能性もあります。
要介護度が高くなれば、それだけ生前整理は行いにくくなり、そのまま亡くなってしまうと多くの持ち物を残すことで、家族に負担をかけることになります。
そういったことを防ぐためにも生前整理は有効です。
しかし、「自分で生前整理をするのは大変・・・」という方もいるかと思います。そんな時には、生前整理業者に依頼するのが良いでしょう。
残すべきものとそうでないもののアドバイスも貰いながら、整理を進めていくことができます。
全国に生前整理業者は9,000社以上あると言われています。その中には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者がいます。
この記事を執筆しているオコマリでは、お客様に安心して生前整理を行ってもらうために、全国一律料金で追加料金一切ナシの定額パックプランを業界で初めて提供しています。
部屋の間取り別で料金が決まっているため、明瞭会計で安心です。
例えば、1K・1Rはたったの79,800円(税込)という価格設定となっており、現場の部屋の物量が少なければさらに減額させていただいております。
また、登録されている生前整理業者は、オコマリのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。
現地でのお見積りなしでも作業が可能ですので、急いでいる方にもオススメです。
問い合わせやお見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。
高齢者向け優良賃貸住宅とはどのような住宅なのかについて見ていきました。
高齢化が進んでいるにもかかわらず、高齢者は賃貸住宅を借りにくいという現状がありますが、高齢者向け優良賃貸住宅はその問題をうまく解決してくれる存在といえます。
しかしそれゆえに人気が高く、入居しづらいというデメリットもありました。ただ高齢者にとって高齢者向け優良賃貸住宅は非常に良い選択肢です。
入居を希望する場合には早めに行動をしておきましょう。また生前整理も同時に行ってみてください。
生前整理のことについて、わからないこと・不安なこと・他人には相談しづらいことなどおありかと思います。オコマリでは生前整理について、予算・スケジュール・安心できる業者なのか、など様々なご質問に生前整理に詳しいベテランのスタッフが親切丁寧にお答えし、お客様の不安を解消いたします。